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記事: ロレックスの腕時計 ドレスウォッチのチェリーニ キングマイダス実際に着用してのレビュー

ロレックスの腕時計 ドレスウォッチのチェリーニ キングマイダス実際に着用してのレビュー

動画でロレックスの腕時計 ドレスウォッチのチェリーニ キングマイダス実際に着用してのレビューをご覧になる方はこちらから↓

この記事では、ロレックスのチェリーニ キングマイダスの実際の着用レビューという内容でお話しして参ります。

ベルモントルは自宅兼店舗としてやっておりますので、前日までの予約制で対応しております。

気になる商品がある方はお気軽にお申し付けくださいませ🙇

また今回のキングマイダスは、私の中での最高傑作に分類されるので擬音語や感情も表現されておりますが、ご了承ください。

それでは早速やって参りましょう!

 

ロレックス チェリーニ キングマイダス実機着用レビュー

ロレックス チェリーニ キングマイダス

ロレックスが好きな方でないと、あまり知られてないモデルだと思いますが、このモデルは1950年代から1970年代にかけて作られたものです。

現行のロレックスからは無くなってますが、チェリーニというドレスウォッチラインがこの前まであって、こちらもチェリーニの中に分類されていた『キングマイダス(Ref.4017)』というモデルになります。

パテックフィリップのノーチラスや、オーデマのロイヤルオークをデザインしたことで有名な時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏がデザインしたものであり、ROLEXの中では後にも先にもこれだけになります。

リューズが左側に配置されてることから、レフティとも呼ばれるこのモデルなのですが名前の由来は、ギリシア神話のミダス王で、触れたものを全て黄金に変える能力を持つ王にちなんでいます。

かつてはエルビス・プレスリーが愛用し、最近ではリアーナやザ・ウィークエンド(The Weeknd)が着用して話題となりました。

 

200gの18Kゴールドが使用され、発売当時は最も重い黄金の時計として認識され、製造数も少ないことからなかなか市場には出回らないモデルです。

 

実機着用レビュー

正直にレビューすると、現行ラインのロレックスと比較すると圧倒的に小さい。

そりゃあ、作られた年代が70年代だしドレスウォッチに分類されているのだから、むしろこのサイズ感が正解であろう・・・

しかし、だからと言って物足りないわけではなく18Kゴールドを使っていることで、ケースにはずっしりとした重みがあるのだが、それは重すぎることなく手首につけていても全くと言っていいほど、違和感のない時計である。

また、薄さがそれを助長している。

薄いことによって、手首へとすんなり馴染みさりげない手元のアクセントとなっている。

 

腕時計というのは、その外観は2度評価されることがある。

それは平置きの状態と腕に乗せた状態の時であろう。

まずは平置き状態を見てみよう。

平置きで置いていても、その台形から生み出される造形はもはや花瓶と言っていいほどの飾り栄えがある。

もはや時計という領域を超えて、工芸品と言えるだろう。

では本題の腕に乗せてみてのレビューである。

実際に着用して、感じたこと。

それは圧倒的腕時計というツールからの開放である。

腕時計というのは、基本的には左手につけ手首の甲にリューズが来るというデザインではあるが、この時計はリューズが逆方向についているために、その時点で腕時計の概念から大きく外れている。

ただし、この感覚というのは新鮮であり、あのリューズやリューズガードが手首を曲げた時の手首の甲に当たった時の違和感などは0である。

手首の甲側には、スパッと切られた平面部分が位置し、その平面が手首へのストレスを0としているのだぁ。

1度目の平置きの評価、2度目の実際に腕に乗せての評価、ともに100点満点と言えるだろう。

では、ここからは時計の全体デザインを見ていこう。

ケースは横方向のサテン仕上げが施してあり、反射を抑えたマットな質感になっている。

文字盤はというと、光沢のあるブラックの文字盤、インデックスはなし、12時位置にはROLEXの文字とロゴ、6位位置にはチェリーニの文字。

そしてケースから伸びるベルトも見てみるとまた様子が変わってくる。

ラグ幅は24mmであり、ラグ幅とほぼ同じ太さのベルトが取り付けられているのだが、尾錠幅はなんと12mmとラグ幅と比較すると半分にまで細められている。

また特筆すべきは、12時位置のベルトの剣先が鋭角にデザインされていることである。 

このケースに対して、このベルトのデザイン。

あえてこのベルトのデザインを、通常のストレートのベルトに交換する人はまぁいないであろう。

これまでのことを総評する。

全ての無駄を省き、ケースは台形、ケースの素材は18K、そこから伸びる変則的なベルトがただのシンプルな腕時計ではなく、計算され尽くされてデザインしてあることを証明している。

現行型のロレックスのように、とりあえず巨大な時計を作るという信念は全く感じられず、設計から製造まで時間をかけて作った腕時計。

そういった丁寧な作り込みを感じられる素晴らしいモデルと言えるだろう。

 

ここから通常モードに戻る。 

ロレックスらしくない形であり、機能性を追求してないモデルがロレックスから誕生していたというところが、このモデルをどうして手にしたくなった理由ですね。

一応ショップには出すつもりなのですが、もうこれは別に売れなくていっかって感じなので、レビューはしましたが売れた時はなんとも言えない感じになるかもしれないですね。

 

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