【40代男性おすすめ】シンプルで美しい一生使える高級腕時計7選
こんにちは。
ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では、【40代男性おすすめ】シンプルで美しい一生使える高級時計7選という内容でお話しして参ります。
40代になれば、ある程度のポジションを務めるようになり、一定数の部下をまとめる方が多いと思われます。
そんな上司という立場であれば、一定の『尊敬』や『威厳』を間接的に獲得していきたいところでございます。
それを間接的に表現できるのは、腕時計だと思われますのでこの辺で良い時計を1本は手にしても良いことでしょう。
上司と部下との橋渡しや、今後の出世などこれからの人生をより良く、充実したものにするために良い時計選びの参考にして頂けると幸いです。
それでは早速やって参りましょう。
1.パテックフィリップ ゴンドーロ Ref.3553
パテックフィリップからは、ゴンドーロRef.3553のご紹介です。
横方向に波目模様の装飾が施してあるのですが、こちらの装飾はどこかで見たことがあると思われますが、私はSEIKOの白樺っぽいなぁ。
と感じました。
ケース、文字盤ともに18KYGバージョンと18KWGバージョンで展開されていました。
また、ベルト部分も革ベルトタイプとケースとブレスの一体型モデルの2パターンの展開がありました。
ケースは、パテック フィリップが出資して所有していたケースメーカーである『アトリエ レユニス』によって製造されています。
何の木を題材にしているのか分かりませんが、少なくともデザインは樹皮仕上げの装飾であり、SEIKOの白樺とは違いケースとケースの側面にも同じ装飾が施してあります。
通常の平面の文字盤ではないので、奥行きがあり樹皮仕上げの装飾からは、自然の美しさや力強さを感じることができます。
こちらのモデルは1968年に発表されて、1980年代前半まで製造されていたのですが、職人の手間と苦労が細部の装飾から感じられる芸術作品となっております。
ケースサイズは、26.5mm x 33mmですので、大きすぎず主張も激しくないジャストなサイズ感でしょう。
2.オーデマピゲ Ref.4023
https://amsterdamvintagewatches.com/shop/audemars-piguet-4023/
オーデマピゲからは、ブレスレットとの一体型が美しいRef.4023のご紹介です。
ケース、ブレスレットともに18KWGであり、ブレスは編み込みのディテールで繊細に作られているのが分かります。
そして、その繊細なディテールのままケースのベゼルが同じ装飾が施してあるので、ブレスとケースの繋ぎ目がほとんど分からず時計に高級感を与えています。
文字盤を見てみましょう。
文字盤はブラックではなく、アンサスライト色(ブラックに近いダークグレーのような色合い)で、12時位置にAPのロゴ、6時位置に『AUDEMARS PIGUET』の文字、針も極細シルバーのソード針が取り付けられており、かなりシンプルな文字盤です。
ただし、デザイン的にはこれが正解でしょう。
先ほど説明したブレスレットとベゼル部分にしっかりとした装飾が施してあるので、文字盤もごちゃついていたら主張の激しい時計になってしまいます。
世界3大時計ブランドに共通して言えるのが、引き算の美学の美しさであり、美しさがありながらも、洗練された高級感が感じられます。
全くいやらしさがありませんので、40代でこのような時計を着用していれば落ち着いた出来る男の印象を与えてくれそうですよね。
3.ヴァシュロン・コンスタンタン ディスコヴォランテ
https://goldammer.me/collections/all/products/vacheron-constantin-18k-disco-volante-1970s-1
ヴァシュロン・コンスタンタンからはディスコヴォランテのご紹介です。
1970年代に展開されていたモデルであり、ディスコヴォランテとは、日本語の『円盤』という意味で、その名の通り円盤型の形をしています。
ケース径は35mmであり、現代では少し小ぶりになりますがスマートな印象を与えてくれるサイズ感です。
一見すると通常のラウンド型に見えますが、それと違うところはラグですね。
ラウンド型はラグがあるのですが、ディスコヴォランテのスタイルはラグがケースの下に隠れるように配置されています。
またデザインを優先して作られているためか、ムーブメント部分だけが少しだけ厚みがありますが、縁の部分はかなり薄く作られています。
そのため、ベゼルの部分はラウンド型以上に幅があることと、ほとんど平面にデザインされているので、カラトラバのようなスタイルにも見えます。
ムーブメントは、ジャガールクルト社製Cal.818をベースにヴァシュロン社が、調整と装飾を施したCal.K1001が搭載されています。
このモデルでご覧頂きたいのが、裏蓋の内側を見たときにケースメーカーの刻印が入っているところです。
裏蓋に『鍵』のマークの刻印があるのですが、これは1930年代から1990年まで時計のケースを専門にしていた「ジョルジュ・クロワジエ/ジャンピエールエコフェイ」によって製造されたことを示しています。
さっきのパテックのところでも、ケース専属のブランドがあったって話をしたのですが、これは特に珍しいことではなく、スイスの時計作りは分業体制だったので、他社でもこのようにケースに刻印が入っていることは良くあります。
今紹介してきた2つの会社とは別会社ではありますが、ケースを専門に製造していたフランソワ=ボーゲルという会社について解説しておりますので、ケースを作るメーカーと時計を作るブランドってこういう関係性だったんだぁ。
みたいな大まかな概要を知りたい方はこちらの動画もご覧下さい↓
シンプルなスタイルではありますが、独特なクラシック感があり普通のラウンドではなく、人とは違ったデザインを探している方に着用して頂きたいですね。
4.カルティエ バスキュラントLMサイズ
カルティエからはバスキュラントの紹介です。
カルティエの中でもあまり有名なモデルではありませんので、知らない方が多いと思われますが、バスキュラントとは『回転する』という意味になります。
もっと分かりやすく言うと、ジャガールクルトのレベルソみたいなモデルってことですね。
レベルソは横方向に回転するのですが、バスキュラントは縦方向で回転します。
反対の面は通常のプレートになっており、こちらも時計のガラス面を保護する目的で回転するようにデザインされています。
このモデルをオススメできる理由なのですが、おしゃれでかっこいいからです。
もちろんどの時計もかっこいいですが、バスキュラントが他の時計と違うのはリューズがないところです。
リューズはケースの12時位置に隠れるようにして搭載してあるのですが、ケース径25.5mmでありながらラグ幅20mmですので、ケースサイズからほとんど変わることなくベルトにつながります。
そして、そこにはリューズがない訳ですから物凄くスマートな印象を与えてくれるんですね。
リューズの上には、カルティエの伝統的なブルーのカボションも取り付けられているので、この部分が良いアクセントになっておりよりオシャレですよね。
文字盤を見てもLMサイズは、繊細なギョーシェ彫が施されてますので、時計の構造としても作り込みの面でも最高ランクと言えるでしょう。
5.ロレックス デイトジャスト Ref. 16013 ボイラーゲージ
ロレックスからは、デイトジャストRef.16013ボイラーゲージのご紹介です。
デイトジャストはロレックスの代表モデルですので、皆様ご存知だと思われますがそれの特別な文字盤ですね。
名前の通りボイラーのゲージに似ていることから、その名前がつけられています。
ぱっと見はデイトジャストっぽくありませんが、大まかなデザインを見てみると、ジュビリーブレスレット、フルーテッドベゼル、バーインデックスという、1960年代に展開されたデイトジャストの基本的なデザインです。
ケースはオイスターケースであり、仕上げはラグの部分はヘアライン仕上げ、側面は鏡面仕上げが施してあり、表面から見たときの印象は落ち着いています。
文字盤の種類、ケースの種類も複数ありまして一般的に出回っているのが、18Kイエローゴールドとステンレスのコンビモデル(ロレゾールですね)。
そこから、オールステンレスモデル、全てが18Kイエローゴールドモデル、インデックスだけがイエローゴールドモデル、ブルー文字盤などなど複数で展開されていました。
なんといってもこのモデルの特徴は、インデックスですね。
ブレゲ数字ではなくアラビア数字なのですが、アラビアらしさがあまり感じられない。
数字の角の部分が取られて、全体的に丸みのあるデザインのインデックスです。
また、ロレックスのデザインではあまり見かけることのない、インナーサークル(ミニッツレール)が走っています。
インデックス、デザインともにロレックスからは外れているけれども、ケースのスタイルはロレックスだし、やはりデイトジャストですので、少し外しが効いた時計を身につけたいと思ってる方にはめちゃくちゃオススメですね。
実際にこちらのボイラーゲージは、現在ではなかなか見つかることのない激レアモデルになりつつあります。
6.ジャガールクルト ビッグレベルソ シャドー
ジャガールクルトからは、ブランドの代表モデルであるレベルソのシャドーのご紹介です。
ケースサイズは、26.0 x 36.6 mmのレクタンギュラー型なので、少し幅がありますが高さがない分、そこまでの大きさを感じさせずジャストなサイズ感です。
シャドーは、文字盤がブラックとグレーの2トーンで構成されるモデルのことであり、上品さがありながらもどこか怪しげな雰囲気を持っています。
文字盤側のケース、反転ケース共に艶なしのサテン仕上げが施してあるので、キラッと光る部分はなく、かなり落ち着いた印象を与えてくれるデザインです。
特筆すべきは、インデックスと針です。
インデックスは、ジャガールクルトの伝統的な正統派アラビアインデックスであり、針も太めのソード針が備えられています。
しかし、普通のレベルソのと大きな違いは、針、インデックス共に夜光塗料を塗布してあることです。
カルティエやジャガーなどのブランドは、ツールウォッチブランドではありませんので、そういった夜光を使うモデルというのはあまりありません。
製造年が1990年代であり、既に30年は経過しているので、夜光は良い感じに焼けており、ヴィンテージ特有の味わいが生まれています。
このトリチウムなどの夜光は、ある程度の塗布が必要だったために、ふっくらと厚みがあります。
ですので、インデックスは立体的になってるんですね。
そして、その枠内に収めるためにホワイトレターがあるのですが、下地が黒文字盤ですので、鮮明なレターとなり夜光塗料をより際立たせてくれています。
このレターというのは、インデックスの周りに縁がありますよね。
ここのことを言ってるんですよ。
限定モデルではないのですが、短期間しか製造されなかったモデルであり、現在はジャガーが好きな人しか知らないレベルソって感じになっていますね。
でも、そう言ったモデルを着用していればすごくオシャレだと思いますね。
7.ブライトリング ナビタイマー Ref. 806 1959 Re- Edition
最後にご紹介するのは、ブライトリング ナビタイマーRef.806 リエディションでございます。
昨今はインフレの影響で、新品時計の価格が急騰したのでヴィンテージウォッチを探される方が増えましたが、デザインの美しさからも求める方は増えています。
それはブランド側も理解しており例えば、ロンジンやSEIKOなどはヘリテージコレクションが存在しますが、それぞれ元となるデザインを現代風に新しくアレンジして作られています。
ブライトリング社も復刻はさせるものの、そのやり方は先ほどの2社とは違い、オリジナルをそのまま忠実に再現して復刻しています。
このブライトリングのナビタイマーRef.806もそれに当てはまります。
(まぁ、ただですねムーブメントまでは忠実に再現できてないんですけどね。ただ、公式ではマニュファクチュールブライトリングB09という風に書いてあるので、自分のところで作ってますよ!ってのが聞こえてくるのでいいとしましょう)
ナビタイマーは大人気のモデルなので、その後も何世代にも渡って製造されていましたし、男性であれば誰もが一度は憧れた時計だと思います。
もちろん、私もですね。
その中でも一番人気なのが、こちらのファーストモデルであり、ファーストの大きな特徴は球ベゼルが備えられていることです。
このベゼルの縁に球が連続してついてますよね。
これを球ベゼルって言うんですよ。
パイロットからの『ベゼルが回しにくいから改良してくれ!』という要望で次のモデルからは、縦方向に溝が掘られたギザベゼルのパンダダイヤルに変更されるのですが、全体のデザインはファーストが黒で統一されているので、人気なのも頷けます。
セカンド以降もかっこいいんですけどね!
ただブランド側もそれを理解しているから、このファーストモデルを復刻させたのでしょう。
こちらの復刻モデルは、1959年に初代が誕生したことにちなんで、1959本の限定で2019年に販売されましたが、当時のモデルよりもこちらの方が探しやすいと思われますね。
私は時計に資産性を混ぜる考えはないのですが、オリジナルは常に値段が上がっているので、この復刻版も限定モデルということもあり相場は上がっていくと思われます。
オリジナルじゃなきゃダメ!
って考えではない人には、全てを新しく作り変えてくれている復刻版のナビタイマーを選んで頂くのも賢い選択でしょう。
といった感じで、7個のモデルをご紹介して参りましたが、40代であれば家族もいらっしゃるでしょうし、そう簡単には時計の購入はできないと思われます。
とは言ってもですね、40年間激キツのハードモード人生を歩んできてあることも事実です。
自分を認めてあげる何かしらの言い訳が必要なのであれば、それは、人生の折り返し地点まで来たのだから、ここで自分の好きなものを買って、残りの人生、もっと頑張れる活力していこう。
といったところでしょうかね。
スマホが誕生したことによって、時間の確認はスマホで充分になりました。
では腕時計は、何のためにあるかというと、それはちょっとした休憩の時計に眺めてため息ついたり、リューズはほとんど解けてないのにリューズを巻いて遊んだりして、癒しをもらうためなのです。