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記事: 弊社が扱う時計についてのご連絡

弊社が扱う時計についてのご連絡

お世話になっております。

ベル・モントルの妹尾です😊

ここでは、弊社が考える時計についてお話しさせて頂こうと思います。

まず初めに、弊社ではカルティエをメインに扱っているのですが、他社のカルティエの時計よりも高いと思います。

お客様が気になるところは、なぜこんなに高いのか?

という部分だと思います。

まずはここからお話しさせていただきます。

 

弊社が扱う時計についての価値観

弊社では、お客様の層を明確に絞っています。

ものが溢れるようになった昨今では、老若男女全ての人に愛されるようなお店を実現するのは、まず不可能でありそういった曖昧な経営をやっていると誰からも相手にされないということは、これまでの経営上分かっています。

そして、安さこそがお客様を惹きつける重要事項でないことも理解しています。

そう言ったことから、弊社がお客様に提供できるものは、『品質が優れているけど高い時計』です。

安さよりも品質に比重を置いております。

 

弊社がお付き合いさせて頂きたいお客様について

上記でお話しさせて頂いた通り、安さよりも品質を重視しておりますのでどうしてもその分値段が高くなってしまいます。

そして、どのようなお客様に弊社の商品をお手にして頂きたいかと言いますと、

『大切に扱って頂けるジェントルマン・マダム』になります。

これまでにたくさんのアンティーク商品をお譲りさせて頂きましたが、お客様の皆様が共通していることは、その商品の安さではなく誰が販売しているか、や安心して取引が出来るか?ということでした。

例えば、安さを求めるのであれば同じ時計でも『メルカリやヤフオク』で購入された方が、圧倒的に安く手にすることが出来ます。

でもその商品は本当に大丈夫ですか?

そもそもその商品は偽物だった。

その時は動いていたけど、ちょっと使っただけで動かなくなった。

アフターサポートが充実してない。

などなど、たくさんの問題を抱えています。

 

商品に求められる安心感

このように、安さを追求すればするほど、その後に多くの手間が増えてしまうのも事実です。

そう言った不安がなく、安心して商品を購入出来るところから購入したいと考える方を弊社では『ジェントルマンとマダム』と表現しています。

 

弊社では

商品1つ1つにどのような修理を施したのか?

というのを記載するようにしております。

 

特に昨今ではヴィンテージウォッチが非常に人気ですが、ヴィンテージウォッチはたくさんの表からは見えない問題を抱えています。

 

①商品の再コーティング

例えば大きな問題の1つに金メッキの際コーティングがあります。

一見綺麗に見える時計であっても、素地が剥き出しになってしまっていたり、メッキが薄く少し使っただけで素地が出てきてしまうものもあります。

 こちらの画像をご覧ください↓

カルティエの腕時計 再塗装されたケースのサンプル

※カルティエの腕時計 再塗装されたケースのサンプル

 

本来であればリューズ部分(時刻を合わせるネジ)の色が正常なのですが、ケースを良くご覧ください。

ケース全体がシルバーよりの色になっており、特に四隅を見てみれば素地のシルバーが剥き出しになっています。

これは一度傷を取るために研磨し、その後に極薄のメッキを施したことによって使用して間も無く素地が出てきたパターンです。

おそらくこの時計はヤフオクなどで出品されていた時は、ぱっと見ではリューズ部分と同じような金色をしていたと思われます。

それは極薄であっても、一応18Kのメッキが乗っているからです。

しかし、メッキが薄すぎることによって金が薄くなった部分とシルバーの素地が見えてしまってる部分が混在する表面からは、判断出来なかった不完全な時計だったのです。

 

しっかりとメッキが乗ってる時計を見てみましょう。

カルティエの腕時計 しっかり金メッキが乗ってる状態の剥がれ方

基本的に、メッキがしっかり厚塗りしてあるとこのように素地の部分とメッキの部分は、段差ができるように剥がれます。

これが正常であり、厚塗りされた状態のメッキなのです。 

 

 

2つ目はムーブメントになります。

ムーブメントとは簡単にいうと、時計を動かす機械の部分でこれは機械式であればオーバーホールをすれば、正常に動作してくれますがクオーツといった回路で動くものはそうは行きません。

古いクオーツウォッチは製造から40年以上経過しているので、動作不良が起きやすく長く愛用することは困難です。

クオーツウォッチというのは、『時計』だと認識されてる方が多いと思いますし実際にその考えも正しいと思います。

しかし、クオーツウォッチは時計を動かしているのは、電子機器であり半分は『家電』と考えることが出来ます。

カルティエ社製 クオーツムーブメント Cal.157

 

例えば、エアコン、テレビ、洗濯機、これらを30年以上同じものを使っています。

という方は、なかなかいないのではないでしょうか?

なぜなら、家電は消耗品であるというのが一般的な考え方だからです。

しかし、クオーツウォッチというのはその認識があまり広まっておらず、永久に使えるものと考えられがちです。

もちろん、その部分が表に出ていなければ時計は正しい時刻を刻んでくれます。

しかし、ヴィンテージウォッチは正しい修理がされていないものは、いつ壊れるか分からない爆弾を抱えているようなものなんですね。

そしてその爆弾がたまたま自分のところで爆発した時には、アフターフォローをしっかりしてくれるところではない限り、時計を高く買ってしまっただけという泣き寝入りに近い状態になってしまうのです。

弊社では、そういった悲しい気持ちをお客様に抱いて欲しいと全く思っていません。

これら全てのことを、こちらで全部取り除き新しく生まれ変わらせて、お客様にお渡しするのが、弊社の使命だと考えております。

その結果、時計の値段が高くなってしまいますがそれを理解して頂けるお客様だけを、お相手出来ればそれで充分だと考えております。

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