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記事: ロレックスとカルティエの腕時計ベルトをオーダーで作ってみました!

ロレックスとカルティエの腕時計ベルトをオーダーで作ってみました!

こんにちは。

ベルモントルの妹尾です。

本日の動画は、ロレックスとカルティエの腕時計ベルトをオーダーで作ってみました!

という内容でお話しして参ります。

 

時計のベルトなのですが、素材にこだわりを持たないのであれば、Amazonとかで安くて2000円くらいから購入することが出来ます。

値段の割には、まぁまぁしっかり作ってありますしね。

ただ、弊社の場合はカルティエなどのドレスウォッチを扱ってるので、そういったベルトにも拘りを持って取り付けるようにしています。

この動画では、良い時計を持ってるもしくは、良い時計を購入しようと思ってるんだけど、ベルトのことも少し知っておこうかなぁ。

アマゾンのと何が違うんだろう。

というのを知りたい方には、ちょうど良い動画になってると思いますので是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

インスタも頑張っておりますので、そちらもフォローして頂けると嬉しいです。

 

それでは早速やって参りましょう。

 

 

腕時計のベルトをオーダーで作る理由

ヴィンテージウォッチを扱っていると、ベルトが現行型のサイズとマッチしない場合が結構出てきます。

今回2パターンご紹介していくのですが、まず初めにこちらのロレックスのオイスターパーペチュアルは、ラグ幅が19mmであるのに対して、尾錠幅は13.5mmです。

現代の感覚から言えば、ラグ幅19mmなら尾錠は16〜18mmくらいがベストでは?と考えがちなのですが、昔はそうではなかったんですね。

1980年代はラグスポブームの真っ只中で、その時はケース型は35mm前後、スクエア型なら30mm前後で尾錠やバックルに向かって段々と細くなるデザインがかっこいいとされていました。

されていました、というか私はこのスタイルも色褪せることなく、めっちゃかっこいいと思ってるんですけどね。

そんな時代に作られた時計なので、こちらのロレックスも最初はこんな感じのベルトが付いていたんですね。

素材はアリゲーターです。

ここで豆知識なのですが、ベルトの素材でアリゲーターやクロコダイルなどを聞くとただそのお店によって、言い方が違うだけ結局は『ワニ』だと考えてる方も多いと思います。

昔の私はそうでしたね。

なのですが、これは別物なんです。

ワニにも種類があって、そこにアリゲーター、クロコダイル、カイマンに分類され、大きな違いはベルトの模様の違いになります。

深く話しすぎると、ベルトの話から脱線してしまうのでここではワニにも種類があって、ベルトも明確に名前の使い分けをしてるんだねぇ、程度で大丈夫です。

話を戻しまして、そういったラグスポ時代に作られたベルトなので、このサイズを普通に探しても見つかりません。

よって、探しても見つからないのであれば作るしかない。

ということで、オーダーして作ることにしました。

今、ロレックスについているのは、アリゲーターではなくリザードです。

初めて作るベルトだったので、まずはお試しで、ということで、ワニ革よりも安い、リザードで作ってもらうことにしました。

リザードってのは、トカゲの革のことですね。

模様は違いますが、色味もサイズも全部同じに作ってもらうようにお願いして完成してますので、かなり良い感じで仕上がっていますね。

高級感がありますし、リザードなのでとても馴染みが良いです。

何より1番嬉しかったのが、純正の尾錠を取り付けることが出来たことです。

尾錠がなければなんでもいっか、って諦めがつくのですが尾錠があるとやっぱりこれをつけてお客様に渡したいと思います。

尾錠もちゃんとつけることが出来て、しっかり腕時計を生き返らせることが出来た自覚もあるので、とても満足しています。

 

では2本目に行きましょう。

 

カルティエ マストタンクXLサイズDバックル用のベルト

カルティエのバックルタイプのベルトなのですが、SMとLMサイズであればカシス社から出ているタイプTNKってので対応が出来るのですが、XLサイズのサイズはありません。

マストタンクのXLサイズは、ラグ幅が19mmあるのですがカシス社では17mmまでしかないんですね。

ただし、このXLサイズのアイボリー文字盤の方のベルトはまだまだ現役で使えるけど、ローマンの方はもう完全にアウトだったのでこちらもそれなら作ろう!

という流れになりました。

今回はバックルタイプで、元々ついてたベルトも劣化が激しくてそのまま渡せる状態じゃなかったので、詳細をしっかりと伝えて制作して貰いました。

2回目ということもあり、素材はアリゲーターでブラックとダークブラウンの2色でお願いし、自分自身がベルトの着脱をもっと簡単にしたい!という思いがあったのでクリッカータイプでお願いすることにしました。

クリッカータイプとは、親指でクリッカーを下げることが出来るので時計に詳しくない方でも、女性でも簡単に1人で交換できるタイプのものですね。

それで完成したのが、これらのベルトになります。

実際に着用しての感想なのですが、流石に馴染みが良いですね。

とは今の段階では言えませんね。

やはりアリゲーターの革ですので、結構硬いですしこの動画の中だけで腕に馴染ませることは出来ません。

動画には載せていませんが、バックル側を取り付けるのも硬くてなかなか苦戦しました。

ただ、これは革の特性なだけであってここから自分の腕に馴染ませていくのが、このアリゲーターの1番の魅力ですからね。

ベルトの表面は光沢がって、アリゲーターならではの模様が高級感をより一層引き立ててくれています✨

長く使えるし、耐久性のあるアリゲーターの革は普遍的なデザインで、一生物としても使えるタンクのスタイルに相性はぴったりだと思いますね。

マストタンクのXLサイズは2000年頃に出てきて、その時はもうデカ厚時計のブームが始まろうとしてたので、ベルトもある程度長く作られているんですがLMサイズがちょっと短いんですよね。

カシス社からはLMサイズ用も展開してあるのですが、出ているバックルタイプのベルトは6時位置のベルトが短くて、メンズにしては少し心許ないんですよね。

ホントに超ギリギリまで伸ばせば、17.5cmくらいまでの手首周りはいけるんですが、もうホントに超ギリギリです。

マストタンクのLMサイズは超人気モデルなので、6時位置のベルトを伸ばしたものを作って貰おうかと考え中です。

マストタンクのLMのバックルタイプのベルト、ちょっと短いんだよねぇ。

って思ってた方がいらっしゃったら、私も作る口実が出来そうなのでお気軽にコメント欄からお申し付けください😊

 

 

というわけで、今日はベルトをオーダーで作ってみたことについての話をさせて頂きましたが、ベルトはお客様が好きなものを選んで頂ければ問題ないと思っています。

ただし、今回のように市場にそれがないのであれば、ちゃんとそれを準備しておくこともお店側の役割だと思いますので、自己満ではありますがまた時計が完全体として生き返ってくれて嬉しくなりました。

そしてそれを手に取って頂いた方が、気に入って着用してくれているのを想像するのも楽しいものです。

 

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