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記事: SNSでは誰も言わないのに、高級品の売上がなぜ伸び続けているのか!?

SNSでは誰も言わないのに、高級品の売上がなぜ伸び続けているのか!?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では「SNSでは誰も言わないのに、高級品の売上がなぜ伸び続けているのか?」という内容で解説して参ります。

少し周りを見渡してみると、SNSではコスパやタイパという言葉が溢れていて、高級車や高級腕時計を欲しいと口にすることが、どこか時代遅れのように扱われる空気があるように感じますよね。

「そんなものにお金を使うなんてアホか!」とか「もっと合理的な選択があるでしょう」という声が、当たり前のように飛び交っています。

もちろん25歳頃の妹尾さんも、その価値観を持っていましたので、YouTuberが高級時計を購入してるのを見ては、こんなもんに大金使うなんてアホ!って思ってましたからね。

ところが実態を見てみると、高級品の売上は落ちるどころか、むしろ伸び続けているんですよね。

要するにSNSの雰囲気と、市場の実態がまったく噛み合っていないわけですよ。

今日はこの矛盾の正体を紐解きながら、最終的には「良いものに惹かれる気持ちに、引け目を感じる必要はない」というところまでお話しして参ります。

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それでは話を進めて参ります。

 

 

バブル期の高級品、誰が買っていたのか!?

とは言っても、そもそも論として、バブルの頃の日本はそういった高級車や高級時計がめちゃくちゃ売れていたわけじゃないですか。ということは、本来であればみんな欲しいわけですよね。

なのになぜ、今はそういうものを持つことがダメだという風潮になっているのか。ここを考えてみましょう。

まず最初に、バブル期の日本で高級品がどのように売れていたのかを振り返ってみましょう。

1980年代後半から1990年代初頭にかけての日本は、地価と株価が異常なほど上昇し、経済全体が膨張していた時代です。

企業の業績は右肩上がりで、サラリーマンのボーナスも年々増え続けていました。

そうした経済的な熱狂の中で、高級品というものは特別な存在ではなくなっていきました。

ごく普通のサラリーマンがローンを組んでベンツを買い、ボーナスが出ればロレックスを買いに行く。

そういった光景が、日本全国で当たり前のように繰り広げられていた時代です。

そして、ここが大事なんですが、この時代の高級品消費を支えていたのは、富裕層ではありませんでした。

むしろ、中間層と呼ばれる方々が市場の主役でした。

また当時の高級品には、明確な「意味」がありました。

それは上昇志向の証であり、成功の象徴であり、周囲への見せ方でもありました。

「あの人はベンツに乗っている」

「ロレックスをしている」

ということが、その方の社会的な立ち位置を示す、わかりやすいシグナルとして機能していたんですよね。

要するに仕事の成功への憧れが、高級品の需要を底上げしていた側面があります。

見栄のような否定的なニュアンスに聞こえるかもしれませんが、これは決して悪いことではなく、当時の経済的な熱狂の中で生まれた、ごく自然な人間の行動だったといえます。

というか、やっぱり今のこのSNSの発達の仕方っていうのは、良い側面もあれば悪い側面もありますよね。

だいたい、なんでこういうのを欲しがるのかっていうと、根本的に自分をよく見せたいっていうのは前述した通りなんですけど、その奥にあるものっていうのは「モテたい」というところがあるわけでしょう?

それってただの純粋な欲求じゃないですか。

女性からアプローチしてくれるんであれば、別にいいんでしょうが性別上男性からアプローチしないといけませんからね。

でもそういうものを全体的に否定してしまうと、なんていうかな、日本人男性が全体的に草食化しちゃうと思うんですよ。

とは言っても、2022年くらいから雰囲気って変わってきてるじゃないですか。

さすがにもうちょっと待っていれば値段が下がるよね、なんて思っている人はいないでしょうし、今はインフレだということは皆様もご存知だと思うんですよね。

なので、そういうものを購入してもいいと思っている方も増えているでしょうし、女性の方も、そういうものを購入したり、あるいはそういうのも持っている男性の方に惹かれていくんじゃないかなと私は思っているんですけどね。

話を戻しまして、バブルの頃の日本は経済が上向きで、将来への期待感が高く、お金が世の中に溢れていたからこそ、そういった消費行動が広く生まれていたんですよね。

つまりバブル期の高級品市場は、「多くの方が背伸びをしながら買う」という構造によって支えられていました。

富裕層だけではなく、幅広い層が高級品に手を伸ばしていたからこそ、街中にベンツが溢れ、デパートの腕時計売り場に行列ができるという光景が生まれていたのです。

ただここで一つ、重要なことをお伝えしておきます。

この時代の消費を動かしていたのは、高級品そのものへの深い理解や共鳴ではなく、経済的な熱狂と社会的な文脈だったという点です。

良いものだから買う、この一本の背景に惹かれるから買う、ではなく、みんなが買っているから買う、成功の証として持ちたいから買う。

そういった動機が市場を支えていたわけです。

この点が、現代の構造と大きく異なるところなんですよね。

では次に今日の動画の本質である現代の高級品市場、雰囲気と実態がこれほどズレている理由という内容で解説して参ります。

 

 

現代の高級品市場、雰囲気と実態がこれほどズレている理由

では現代の高級品市場は、実際にどうなっているのでしょうか。

まず実態の話から始めます。

世界の主要なラグジュアリーブランドの売上を見てみると、コロナ禍による一時的な落ち込みを除けば、長期的には右肩上がりの成長が続いています。

ルイ・ヴィトンやエルメスといったファッション系のブランドも、ロレックスやパテック フィリップといった腕時計ブランドも、売上という観点では常に右肩上がりです。

むしろ、過去10年という単位で見れば、市場全体としては拡大しているといえます。

一方で、SNSを眺めていると、まったく違う景色が広がっています。

コスパ・タイパという言葉が飛び交い、ミニマリストが称賛され、高級車や高級腕時計を欲しがることが、どこか時代遅れかのように扱われる空気があります。

「そんなブランド品にお金を使うくらいなら投資に回すべき」「高い腕時計なんて時間がわかれば十分」といった声が、当たり前のように流れてきます。

この雰囲気と実態のズレは、なぜ生まれているのでしょうか。

一つの大きな理由は、SNSで発信している方の層と、実際に高級品を欲しいと思っている方の層が、必ずしも一致していないということです。

SNSで影響力を持つ方の多くは、コスパやタイパという価値観を共有しやすい層です。

一方で、高級品を購入したいと思っている方が、SNSでその気持ちを正直に口にすることは少ないんですよね。

「高級腕時計が欲しい」「ベンツに乗りたい」という欲求を素直に発信すると、「そんなものにお金を使うの?」「コスパが悪い」というリアクションが返ってきやすい空気があるからです。

だから欲しいと思っていても、その気持ちを表に出さずにいる方が多いというわけです。

このように発信される声と、実際の購買意欲の間に、大きなギャップが生まれているわけです。

おそらく、今日の話しているこの動画も前半部分をフェミニストに見つかったら怒られるでしょうし、定期的にSNS界隈に現れるリアルバリューに出ているマフィアみたいにキレ芸を生業にしている人に見つかったら、これまた怒られることでしょう。

要するに、現実社会ではインキャなんだけど、SNSでは声が大きい人たちによって、高級品を買うことは悪みたいな構図が作られていると言えます。

つまり現代の高級品市場において起きているのは、「買う方が減った」のではなく、「買いたいという気持ちが見えにくくなった」ということなのかもしれません。

バブル期のように高級品への欲求が社会全体に可視化される時代ではなくなった。

しかし静かな水面の下では、自分の内側の動機に従った購買意欲が着実に存在し続けているという構造になっているんですよね。

では次に、もうちょっと深ぼって「高級品はダサい」という空気は、なぜ生まれたのか?

を一緒に考えていきましょう。

 

 

「高級品はダサい」という空気は、なぜ生まれたのか?

では、そもそもなぜ「高級品はダサい」「コスパ・タイパが正義」という空気が、これほど広がったのでしょうか。

ここを紐解いておくことが、この動画の真の核心に触れることになると思っています。

一つ目の理由は、前述した通りSNSという場所の構造的な特性です。

SNSは基本的に、共感を集めやすい意見が広がりやすい仕組みになっています。

「高級腕時計を買いました」という投稿よりも、「コスパ最強のアイテムを見つけました」という投稿の方が、より多くの方から共感を得やすいです。

なぜなら、高級品を買える方よりも、コスパを重視せざるを得ない方の方が、人数として多いからです。

多数派の共感を集める投稿が広がりやすいというSNSの構造が、コスパ・タイパという価値観を必要以上に増幅させてきた側面があります。

二つ目の理由は、バブル崩壊以降の長い停滞の中で、日本社会全体の価値観が「身の丈に合った消費」へとシフトしてきたという背景です。

バブル崩壊後、失われた30年と呼ばれる長い経済停滞の中で、背伸びをして高級品を買うという行動は、少しずつ現実感を失っていきました。

無理をして高いものを買うよりも、賢く節約して合理的に生きる方が正しい、という価値観が社会に根付いていったとも言えます。

この流れは決して間違ったものではありませんが、その結果として「高級品に憧れること自体がダサい」という空気が生まれていったといえます。

三つ目の理由は、投資という概念の広がりです。

ここ数年で、NISAやインデックス投資といった言葉が急速に普及し、お金の使い方に対する意識が大きく変わってきました。

「消費よりも投資」という価値観が広まる中で、高級品への支出は「無駄遣い」として位置づけられやすくなっています。

高級腕時計を買うお金があるなら、その分を投資に回した方が合理的だという論法は、一見すると非常に説得力があるように聞こえますよね。

ただ、ここで一つ立ち止まって考えてみたいことがあります。

こうした空気は、本当に人間の本質的な欲求を反映しているのでしょうか。

コスパ・タイパという言葉が溢れ、高級品への憧れを口にしづらい空気があったとしても、美しいものに惹かれる、良いものを手に入れたいという気持ちは、人間として根本的に持っているものではないでしょうか。

SNSで発信されやすい価値観と、人間が本来持っている欲求は、必ずしも同じではないんですよね。

「高級品はダサい」という空気は、時代の構造が生み出したものです。

しかしそれは、高級品に惹かれる気持ちそのものが間違っているということを意味しているわけではありません。

次の見出しでは、いいものに惹かれるって自然なことなんですよ。って部分をふかぼって解説して参ります。

 

 

良いものに惹かれる気持ちは、人間として自然なことである

ここまで、バブル期と現代の構造の違い、そして「高級品はダサい」という空気がなぜ生まれたのかを紐解いてきました。

ここで改めて、一つの問いを立ててみたいと思います。

良いものに惹かれる気持ちというのは、本当に時代遅れなのでしょうか。

私はそうは思いません。

むしろ、美しいものや良いものに惹かれるという感覚は、人間が本来持っている、非常に自然な欲求だといえます。

歴史を紐解いてみると、人間はどの時代においても、自分が価値を感じるものに対してお金と時間を費やしてきました。

古代の王族が精巧な装飾品を身につけ、ルネサンス期の商人が優れた芸術作品を蒐集し、近代の実業家が最高の職人が作った道具を愛用してきた。

時代や文化を超えて、人間は常に「良いもの」を求め続けてきたんですよね。

これは見栄や虚栄心の話ではなく、人間という存在が本質的に持っている審美眼と、それに基づく選択の話です。

腕時計という文脈で言えば、職人が何年もかけて仕上げた複雑機構に惹かれる、半世紀前に作られたヴィンテージの文字盤の経年変化に美しさを感じる、あるいはそのブランドが歩んできた180年の歴史に共鳴する。

などなど、こうした感覚は、コスパやタイパという物差しでは測れないものです。

しかし、だからといって美しいものを手にしたいという、その感覚が間違っているわけではありません。

むしろ、数字では表せない価値を感じ取れるということは、豊かな感性を持っているということではないでしょうか。

ここで一つ、正直にお伝えしたいことがあります。

バブル期の高級品消費と、現代のそれとでは、動機の質が根本的に変わってきているということです。

バブル期は見栄や日本社会を覆う勢いが消費を動かしていました。

しかし現代において高級品を手に入れようとしている方の多くは、周囲にどう見られるかではなく、自分がその価値を本当に感じているかどうかという、内側の基準で動いています。

これは消費の動機として、むしろ健全な方向への変化だといえます。

だからこそ、良いものに惹かれる気持ちを、SNSの空気に合わせて押し込める必要はないんですよね。

コスパ・タイパという価値観は一つの合理的な考え方ですが、それがすべての人にとっての正解ではありません。

自分が本当に価値を感じるものに、自分の判断でお金を使う。

その選択に、引け目を感じる必要はまったくないと思っています。

良いものに惹かれる気持ちは、時代遅れでも、ダサくもありません。

それは人間として、ごく自然な感覚です。

ではいつも通り、最後に、ベルモントルとしての視点をお伝えして、今日の話を締めくくりたいと思います。

 

ベルモントルの視点、自分の価値基準で選んでほしい

今日の動画を通じてお伝えしたかったことは、一言で言えばこういうことです。

高級品に惹かれる気持ちは、時代がどう変わろうと、SNSがどんな空気を作り出そうと、人間として自然な感覚であり続けるということです。

バブル期のように見栄や日本最強っていう勢いが消費を動かしていた時代は終わりました。

しかしそれは、高級品への憧れそのものが終わったということではありません。

むしろ、より純粋な動機で、より深い理解のもとで、高級品と向き合う方が増えてきているということです。

ベルモントルに来てくださる方を見ていると、そのことを強く感じます。

その腕時計の歴史に興味を持った、あるブランドの哲学に共鳴した、あるいは長年憧れ続けてきた一本にようやく向き合う気持ちになった。

そういった、内側から湧き上がる動機を持った方が、静かに、確信を持っていらっしゃる方が多いです。

こうした方々に共通しているのは、自分なりの価値基準を持っているということです。

SNSで何が流行っているかではなく、自分が何に価値を感じるかという軸で動いている。

その軸は、他の誰かに説明する必要もなければ、正当化する必要もありません。

自分がその一本に惹かれている、それで十分なんですよね。

SNSでは誰も言わないかもしれませんが、良いものに惹かれる気持ちを持っている方は、視聴者様以外にたくさんいらっしゃいます。

そしてその気持ちに正直に向き合い、自分の価値基準で一本を選ぶという体験は、どんな時代においても価値を持ち続けるものだと思っています。

引け目を感じる必要はありません。

視聴者様がその腕時計に惹かれているなら、それはすでに十分な理由です。

本日は「SNSでは誰も言わないのに、高級品の売上がなぜ伸び続けているのか」というテーマで解説してまいりました。

 


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