コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: なぜヴィンテージウォッチは誰にでも勧めてはいけないのか?

なぜヴィンテージウォッチは誰にでも勧めてはいけないのか?

こんにちは。ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では、「なぜヴィンテージウォッチは誰にでも勧めてはいけないのか?」という事について解説して参ります。

ヴィンテージウォッチって、自分が気に入ると、つい誰かに勧めたくなることがあると思います。

友人や家族に「これいいよ」と伝えたくなる、その気持ちはすごく自然なものです。

ただ、ここで一つだけ大事なことがあります。

ヴィンテージウォッチは、誰にでも同じように勧めていいものではないということです。

新品の時計とは違い、ヴィンテージには個体差や癖があり、その魅力を楽しめるかどうかは人によって大きく分かれます。

今回は、「ヴィンテージウォッチは人に勧めてもいいのか?」という内容について、実際の現場の感覚をもとに、正直にお話ししていきます。

ベルモントルでは、価格だけではなく背景や佇まいも含めて腕時計やリングを選びたい方に向けて、公式LINEで一般公開前の新着商品や入荷予定品をご案内しています。

こうした商品選びに共感してくださる方は、概要欄から公式LINEのお友達登録をよろしくお願い致します。

それでは話を進めて参ります。

 

 

 

ヴィンテージウォッチは誰にでも勧めていいものではありません

ヴィンテージウォッチのコミュニティとかがあると、周りもヴィンテージの理解が進んでるし基本的には良いよねぇ・・・・ってなりますがみんながみんなそうではありません。

なぜかというと、ヴィンテージウォッチは「良いもの=誰にでも合うもの」ではないからです。

例えば新品の時計であれば、ある程度品質が均一で、動作も安定していますし、保証もついています。

極端な話、見た目が気に入れば大きな失敗にはなりにくいです。

一方でヴィンテージウォッチは、同じモデルであっても状態は一本一本違います。ケースの痩せ方や文字盤の変化、針の状態、そして内部のコンディションまで含めて、その個体ごとに違いがあります。

さらに、買う場所によっては、購入後にメンテナンスが必要になる可能性もありますし、日差や使用感にも個体差があります。

つまり、「完璧な状態」を前提に選ぶものではありません。

ここが大きな違いです。

ヴィンテージウォッチは、スペックや条件だけで判断するものではなく、その個体の背景や状態を理解した上で選ぶものです。

だからこそ、「これ良いからおすすめだよ!」と、誰にでも同じ温度感で勧めてしまうと、相手との間にズレが生まれます。

自分にとっては魅力だったポイントが、相手にとってはデメリットに見えることもあります。

例えば、小さな傷や経年変化を「味」と感じるか、「気になる部分」と感じるかは人によって全く違います。

つまり、ヴィンテージウォッチは「良いものだから勧める」のではなく、「その人に合うかどうかを見極めた上で初めて勧められるもの」なんです。

この前提を持っているかどうかで、勧め方も大きく変わってきますし、結果として相手の満足度も変わってきます。

私たちはヴィンテージウォッチの良さを理解していますけども、実際のところ、これというのは新品と比較すれば少数派なんですよね。

なのでまず最初に大事なのは、「ヴィンテージは誰にでも同じように勧められるものではない」ということを理解しておくことです。

では次に、なぜヴィンテージは「説明が必要な時計」なのか?という事について解説します。

 

 

なぜヴィンテージは「説明が必要な時計」なのか?

ヴィンテージウォッチの大きな特徴の一つは、「見ただけでは価値が伝わりにくい」という点です。

新品の時計であれば、ブランド名や見た目、価格帯である程度の判断ができますし、「高そう」「良さそう」という印象も直感的に伝わりやすいです。

しかしヴィンテージウォッチは違います。

例えば、パッと見ただけではシンプルな時計に見えても、実は製造された年代や当時の背景、ケースの作りや文字盤の仕様など、細かい要素に価値が詰まっていることが多いです。

ただ、それらは説明されない限り、ほとんどの人には伝わりません。

つまりヴィンテージウォッチは、「見るもの」ではなく「理解するもの」に近い存在です。

ですので、どちらかと言えば文化とか歴史といった感性の部分も、かなり影響しているんですよね。

ここが、勧める上で非常に難しいポイントになります。

自分の中では、その時計の良さや価値がしっかり見えている状態だとしても、それを相手に同じように伝えられるかというと、実はかなり難しいです。

例えば、「この文字盤の色味がいい」と思っていても、その背景にある経年変化や個体差の魅力を共有しないと、相手にはただの色の違いにしか見えないかもしれません。

わかりやすいところで言えば、女性の方パティナが形成された文字盤を勧めても、あまり理解を得られることはありません。

もちろん、このパティナ綺麗だねぇ、って反応してくれる女性もいますが、基本的には何これ?

汚くない!?

こういう感じですね。

また、「サイズが小さくて上品」と感じていても、普段大きい時計を着けている人にとっては「物足りない」と感じる可能性もあります。

つまり、ヴィンテージウォッチの魅力は、そのままの状態では伝わらず、「言葉」を通して初めて共有されるものです。

あとは時間も必要ですよね。

ヴィンテージウォッチに精通していない方に、いきなりその魅力や良さを説明しても、その日のうちにすべてを理解してもらうのはなかなか難しいと思われます。

やはり、少しずつ時間をかけて理解が進んでいくのではないか、というのが私の見立てですね。

だからこそ、勧める側にはある程度の理解と説明力が求められますし、同時に受け取る側にも「聞く姿勢」や「理解しようとする意識」が必要になります。

このどちらかが欠けてしまうと、同じ時計を見ても、全く違う評価になってしまいます。

ここがヴィンテージの難しさであり、面白さでもあります。

なので、ヴィンテージウォッチを人に勧めるというのは、単に物を紹介するというよりも、その背景や価値観を一緒に伝える行為に近いです。

この前提を持っておかないと、「良いと思って勧めたのに、あまり響かなかった」ということが起きやすくなります。

ヴィンテージは「説明が必要な時計」である。

この理解があるかどうかで、勧め方も大きく変わってくると思います。


では次に、新品の時計とは何が違うのか?という事について解説します。



新品の時計とは何が違うのか?

ここもかなり重要なポイントです。

ヴィンテージウォッチを人に勧めるうえで、新品との違いを自分の中で整理できていないと、相手にも伝わりません。

そしてこの違いは、単に「中古か新品か」という話ではありません。

もっと根本的な、“価値の捉え方”の違いです。

新品の時計は、基本的には「完成された状態のもの」を買う商品です。

傷がないこと、精度が安定していること、保証があること。

こういった安心感も含めて価値になっています。

言い換えると、「減点されないこと」が大事な世界です。

一方でヴィンテージウォッチは、最初から完璧ではありません。

多少の傷や経年変化があることは前提ですし、精度も現代の時計ほど安定していない場合があります。

ただ、その代わりに、その時計が辿ってきた時間や、当時の作り、今では作られないデザインなどが価値になります。

つまり、「減点がないこと」ではなく、「どこに魅力を見出すか」が重要になってきます。

ここは前述した通り、感性の部分なんですよね。

腕時計なんだけど、ヴィンテージウォッチは機能50%、趣50%って感じじゃないですね。

ここを理解していないと、「新品の基準」でヴィンテージを見てしまいます。

そうすると、どうしても粗が目についてしまい、「なんでこんな状態でこの価格なの?」という感覚になってしまいます。

逆に、この違いを理解している人は、同じポイントを「味」や「個性」として捉えることができます。

例えば、少し焼けた文字盤を「劣化」と見るか、「美しい変化」と見るか。

ここが分かれるポイントです。

なので、ヴィンテージウォッチを勧めるというのは、単に時計を紹介するのではなく、

「新品とは違う価値の見方がある」ということを伝える行為でもあります。

この前提を共有できていない状態で勧めてしまうと、どうしてもズレが生まれます。

だからこそまずは、「新品とは全く違う軸で選ぶ時計なんだ」ということを、自分自身がしっかり理解しておく必要があります。

この事については、こちらの『完璧』を求める方には向かないヴィンテージウォッチの動画の中で解説していますので、気になる方はご覧下さい⬇️

では次に、ヴィンテージを勧める前に自分が理解しておくべきこと!という内容で解説します。

 

 

ヴィンテージを勧める前に自分が理解しておくべきこと

ここはあまり語られないポイントですが、実はかなり大事な部分です。

ヴィンテージウォッチを人に勧めるとき、多くの場合は「相手がどう感じるか」に意識が向きがちです。

ただ、それ以上に重要なのは、自分がどこまで理解しているか?です。

なぜなら、ヴィンテージは「曖昧さ」を含んだ商品だからです。

例えば、同じモデルでも状態は一つひとつ違いますし、「どこまでを良しとするか」という判断も人によって変わります。

視聴者様が良いと思っているものであっても、進める人が良いと思うかっていうとそうではありません。

つまり、明確な正解がある世界ではありません。

このときに、自分の中に基準がないまま勧めてしまうと、相手に対して一貫した説明ができなくなります。

「ここは味です」と言ったり、「ここは気にしなくて大丈夫です」と言ったりしても、その理由が自分の中で整理されていないと、どうしても言葉に説得力が出ません。

そして、その違和感は相手にも伝わります。

逆に、自分の中で基準がしっかりしていると、多少のデメリットがあっても、それを含めて説明することができます。

例えば、「この文字盤はクラックが入っていますが、当時はラッカー塗料を使っていて、それが金属文字盤に塗られているから伸縮性の違いによって、光に当たった時にクラックが見えるけど、これはヴィンテージだから生まれる味なんだよ」といったように、自分の見方として伝えられます。

ここで大事なのは、「良いか悪いか」を断定することではなく、「自分はどう見ているか」を言葉にできることです。

人によっては、クラックを劣化と捉える人もいますからね。

ただし、これはどちらが正解とかじゃなくて、正解は1人1人違うという事です。

ヴィンテージウォッチは、スペックや数値だけで語れるものではありません。

だからこそ、勧める側がどれだけその時計を理解し、自分なりの視点を持っているかが、そのまま伝わります。

そしてそれが、その時計の魅力として相手に届くかどうかを左右します。

つまり、ヴィンテージを人に勧めるというのは、「良いものを紹介する」というよりも、「自分の見方を共有する」という行為に近いです。

そのためにはまず、自分の中にある基準や価値観を整理しておくことが必要です。

ここが曖昧なままだと、どれだけ良い時計でも、相手には伝わりにくくなってしまいます。

 では次に、逆にヴィンテージを楽しめる人の共通点という内容で解説します。

 

 

逆にヴィンテージを楽しめる人の共通点

ここまで「誰にでも勧められるものではない」という話をしてきましたが、逆にヴィンテージウォッチをしっかり楽しめる人には、いくつか共通点があります。

まず一つは、完璧を求めていないことです。

これはネガティブな意味ではなくて、「多少の不完全さも含めて受け入れられるかどうか」ということです。

ヴィンテージウォッチは、どうしても新品のような状態ではありません。

小さな傷や経年変化、個体差がある中で、それをマイナスとして見るのではなく、「その時計が歩んできた時間」として受け取れる人は、ヴィンテージを楽しめます。

前回も話しましたが、おじいちゃんをイメージして欲しいんですよね。

それでこの話を友人や親族にもこの例え話をして欲しいんですが、おじいちゃんに100mを走らせて、なんでそんなにおっせえの?って会話は存在しないじゃないですか。

それは世間の共通認識として、年を取ったら筋力も身体能力も落ちるというのは、知っているからです。

ただし、おじいちゃんには我々より長く生きてる事による、我々が知らない知識経験情報を持ってらっしゃるんですよね。

これをヴィンテージウォッチに置き換えるのであれば、精度は身体能力で、知識経験情報はエイジングとかパティナと言い直すことが出来ます。

このように説明してあげることで、相手の方は一気にヴィンテージウォッチの理解が深まると思います。

なんならこの動画を共有して頂くってのでも全然良いですよね。

 

次に、背景やストーリーに興味を持てることです。

例えば、その時計がどの時代に作られたのか、どんなデザインの流れの中で生まれたのか、どんなブランドの考え方が反映されているのか。

こういった要素に面白さを感じられる人は、単なる「物」としてではなく、その時計をより深く楽しむことができます。

さらに、自分で選ぶことに意味を感じる人も、ヴィンテージに向いています。

新品の時計は、ある程度「正解」が用意されています。

人気モデルや評価が高いものを選べば、大きく外すことは少ないです。

分かりやすいところで言えば、ロレックスでしょうね。

一方でヴィンテージは、同じモデルでも状態や雰囲気が違う中で、「どの一本を選ぶか」という判断が求められます。

このときに、人の評価ではなく、自分の感覚で選ぶことを楽しめる人は、ヴィンテージウォッチとの相性が良いです。

つまりヴィンテージを楽しめる方というのは、

「正解を求める人」ではなく、「自分の納得を大事にできる人」だと思います。

だからこそ、ヴィンテージウォッチは万人向けではありませんが、合う人にとっては非常に満足度の高い存在になります。

この違いを理解したうえで勧めることができると、相手にとってもより良い選択につながると思いますね。

 では次に、本当に勧めるべきなのは時計ではなく考え方!という内容で解説します。

 

 

本当に勧めるべきなのは時計ではなく考え方

今回の話で、ここが今回の一番大事なポイントです。

ヴィンテージウォッチを人に勧めるとき、多くの場合は「この時計いいよ」といった感じで、物そのものを伝えようとします。

ただ、実際にはそれだけではうまくいきません。

なぜかというと、ヴィンテージウォッチの価値は、時計単体では完結しないからです。

例えば、同じ一本を見ても、ある人にとっては魅力的に映り、別の人にとってはただの古い時計に見えることがあります。

この違いは、時計のスペックや状態の問題ではなく、「どういう視点で見ているか」によって生まれています。

言い方を変えると、目で見えているものではなく、心でどう感じるのかが大きく影響を与えています。

つまり、ヴィンテージウォッチを勧めるというのは、「物を渡す」というよりも、「見方を共有する」ことに近いです。

例えば、経年変化をどう捉えるか。

それを「劣化」と見るのか、「時間が作った表情」と見るのかで、同じ時計の価値は大きく変わります。

この見方が共有できていない状態で時計だけを勧めても、相手にはその魅力が伝わりにくくなります。

逆に、「こういう視点で見ると面白いよ」と先に伝えることで、初めてその時計の良さが理解されやすくなります。

なので、本当に勧めるべきなのは時計そのものではなく、その時計をどう捉えるかという考え方です。

そして、その考え方に共感してくれた人に対して初めて、「こういう時計があるよ」と具体的な提案をします。

この順番が大事だと思います。

ですので、腕時計をお子さんに受け継がせると考えてらっしゃる方も、その日が来た時にサプライズで!とかって渡し方をすれば意思が伝わってないので、多分質屋に持って行かれてしまいます。

お渡しする際には、これはいつ買ったもので、どれだけの価値があって、こういう風に見えてるけど、これが正解なんだよ。

ってのを、1回じゃなくて定期的に伝えておかないといけません。

連休中に帰ってきた時に、その都度伝える必要があります。

 

ヴィンテージウォッチは、スペックや価格だけで選ぶものではありません。

だからこそ、最初に共有するべきなのは「何を大事にして選ぶのか?」という部分です。

そこが合っていれば、自然と選ぶ腕時計も合ってきますし、結果として満足度も高くなります。

結論として、ヴィンテージウォッチを人に勧めるのであれば、「これいいよ」ではなく、
「こういう見方をすると面白いよ」この順番で伝えることが大切だと思います。

 

ベルモントルでは、今回お話ししたように「価値観から腕時計を選ぶ」ということを大切にしています。

ただ並んでいる中から選ぶのではなく、実際に手に取って、着けてみて、その一本が自分に合っているのかをゆっくり考えていただく場所です。

初めての方でも、知識がなくても問題ございません。

むしろ、「どういうふうに選べばいいのか分からない」という状態の方こそ、実際に見ていただくことで感じられることがあると思います。

現在は、金曜と日曜をフリーオープンで営業しています。

ご都合の良いタイミングで、気軽にお立ち寄りください。

また、しっかりと見比べたい方や、ご相談されたい方はご予約も承っております。

動画で感じていただいたことを、実際の空間で確かめていただけたら嬉しいです。



その他の記事

BELLE MONTREが最近入荷した新着腕時計 4本の着用レビュー

こんにちは。ベルモントルの妹尾です。 本日の動画では、BELLE MONTREが最近入荷した新着腕時計 4本の着用レビュー!という内容で解説して参ります。 同じ「ドレス寄りの時計」でも、着けてみると印象はだいぶかなり変わります。 面で見せるもの、線で見せるもの、色で印象を作るもの。 いろんな見せ方があるんですが、全てに共通しているのは、整えてくれるってことですね。 それはご自身の身だしなみと...

もっと見る

BELLE MONTLE 委託販売手数料

  委託販売の手数料 販売価格 手数料率 手数料額の目安 〜150万円 22% 〜33万円 150万〜300万円 18% 27〜54万円 300万〜500万円 15% 45〜75万円 500万〜1000万円 12% 60〜120万円 1000万円〜 10% 100万円〜     ※委託販売の商品について 150万円以上の商品の場合、お客様にて保管をお願いし...

もっと見る