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記事: 信じられないくらい高騰し続けるカルティエ腕時計【廃盤モデル6選】

信じられないくらい高騰し続けるカルティエ腕時計【廃盤モデル6選】

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本日の記事では、信じられないくらい高騰し続けるカルティエ腕時計【廃盤モデル6選】と言う内容でお話しして参ります。

実際に自分で仕入れに行ったりすることで、リアルタイムでの値動きが分かるのですが、廃盤になった希少モデルはびっくりするくらいいきなり価格が高騰しています。

ロレックスの値上がりとは比べものにはなりませんが、そもそもカルティエがこんなふうになるとは思ってもなかったので、宝飾品ブランドの時計が大高騰すると言う現象はやはりカルティエの実力というか、魅力が知られてきているのだと思われます。

高騰しているモデルを解説しますが、私の予想も含めて今後はこういった流れになるのでは?

というのも最後にお話ししますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

 

1.フランセーズ アジア限定モデル

カルティエ タンクフランセーズ アジア限定モデルW51026Q3

女性の視聴者もいらっしゃるので、まずは最初に女性の方へのモデルからのご紹介です。

女性の人気モデルは、フランセーズかパンテールなのですが、フランセーズのアジア限定モデルのご紹介です。

2004年にアジア地域限定で販売されたモデルなのですが、その特徴はブラックの文字盤であることです。

フランセーズといえば、ホワイトやピンクなどのフェミニンな色の文字盤が多いのですが、ブラックの文字盤はスタイリッシュでとてもかっこいいですね。

というか、メンズでもブラック出してくれていたら売れてたと思うんですが、カルティエの時計って案外ブラックって少ないんですよね。

話を戻しまして、何本限定で作られたかは不明なのですが、ちょいちょい市場に出てくるので、5000本程度かなぁという私の予想ですね。

2ヶ月前に、これの箱ありがあったのでどうしても欲しかったのですが、別の時計を仕入れないといけなかったので泣く泣く諦めたモデルです。

次の仕入れは、おそらくさらに高くなると思われるので、悔しいですよねぇ。

販売価格は、2〜3年前は25万円程度だったのが、現在では大体50万円前後程度にまで高騰しています。

 

 

 

2.マストタンク ニューヨーク/ロンドン/パリ/ブティック限定モデル

カルティエのマストタンク ウッド文字盤

普段からおすすめしているマストタンクですが、その限定バージョンです。

こちらのマストタンクは、1976年にニューヨーク、ロンドン、パリにあるブティックで発売されたものであり、さらに3000本限定というモデルです。

今映ってるが、私が2年前にイギリスのクラリッジズというホテルにいった時の映像なのですが、このモデルを着用しています。

おそらく、控え目だけど美しい時計が好きな方は、誰もがこのモデルを好きになると思いますね。

文字盤は天然木が使用されており、その上からゴールドのインデックスで12,3,6,9時位置にだけアプライドのゴールドのインデックスが配置されています。

ケースの横にも、天然木が使用されているのですが、木が使ってある腕時計って多分この時計くらいだと思うんですよね。

私はそこに惹かれて、この時計を手にしたのですがイギリスに行った時にも 『その時計いいね!』って言われてたので、誰もが見ても美しい時計なんですよね。

といった感じで、この時計を購入したのは確か4年前くらいでその時は18万円くらいでした。

では、現在はどれくらいかと言いますと、なんと100万オーバーです。

現在は日本では販売してるところはないみたいですね。

 

 

 

3.サントスガルベ バーガンディ/グレーダイヤル 

カルティエの腕時計 サントスガルべ/バーガディとグレーダイヤル

バーガンディ(ワインレッド)とグレーダイヤルのサントスガルべですがどちらも大体220万円程度ですね。

去年からサントスガルベが強烈に値上がりしているのですが、11月頃には普通のモデルでも80万円程度になりそうな勢いを感じます。

 サントスガルベが最も多いのは、ステンレスとゴールドのコンビモデルであり、その次にオールステンレスモデル、その次に18Kイエローゴールドモデルです。

値段はコンビが一番リーズナブルで、オールステンはコンビの1.5倍くらい、18Kモデルはコンビの3倍くらいかなぁといった感じですね。

80万円はまだ新品価格より30万円安いので、価格の面では購入に値しますがオールステンのガルベであれば、大体100万なので価格優位性はありません。

ではなんでこんな現象が起こってるのかを考えてみましょう。

これは恐らく、新品だけしか購入してこなかった人々がインフレでヴィンテージや中古にも目を向けるようになったことが1つの理由だと思います。

新品はもちろん最先端技術が結集されてますし、めっちゃカッコいいんですがヴィンテージになるともう別ジャンルの時計かなぁ、って思うんですよね。

今のサイズ感はベースのサイズが大きいので、そこに引っかかりを感じる方は多いはずです。

もっとサラッと着けたいんだよねぇ・・・みたい感じですよね。

それに追加して、値段も新品と比べたら安いということは、やはり候補に入ってくるのも自然な流れと言えるでしょう。

このまま話は続くのですが、ほとんど同じモデルなので次のモデルに繋げる形で話を進めます。 

 

4.サントスオクタゴン バーガンディ/グレーダイヤル

カルティエの腕時計サントスオクタゴン/バーガンディとグレーダイヤル

サントスオクタゴンのバーガンディとグレーダイヤルですが、バーガンディの方は90万円くらい、グレーはそれより数が少ないので直近データがなかったのですがおそらく100万オーバーといったところでしょう。

サントスガルべかサントスオクタゴンであれば、まずはガルベからで次にオクタゴンかなぁって思うのですが、オクタゴンも凄い上昇を見せています。

ラグスポのど真ん中を行くデザインであり、ジラールペルゴのロレアートやロイヤルオークの小型版って感じですね。

ケース径が30mmですので、小さいと感じる方も多いでしょうがこちらのモデルは、実際に腕に乗せた時に10倍良く見える時計の代表です。

ゴツゴツしてるというか、どこから見てもエッジが立ってるので立体的な造形が非常に美しいんですよね。

そしてサイズも大きくないので、ジャケットなどのスーツスタイルにも相性が良いし、アクセサリー感覚でつけたい人に大人気のモデルです。

ここでやっと、バーガンディとグレーダイヤルの話なのですが、サントスガルベと共にこの2色の文字盤は製造された数がかなり少ないです。

まず1つに希少性というので、高騰しているのですが2つ目にデザインでしょう。

やっぱりバーガンディとグレーダイヤルだと、オクタゴンのデザインとマッチしててとてもかっこいいんですよね。

バーガンディは深いワインレッドがさりげなくアクセントになってくれますし、グレーは落ち着いた大人の印象を与えてくれます。

数が少ないからそう思わせるのか分かりませんが、このようなインデックスのない文字盤は何かしら私たちに特別感を感じさせます。

 

 

5.ステップドタンクシリーズ

カルティエの腕時計ステップドタンクXLサイズ

ステップドタンクとは、マストタンクが製造される前のほんの少しの時期だけ(おそらく1973〜76年くらい)製造されていたモデルです。

販売されていたのも、パリ、ロンドン、ニューヨークだけであり、日本で見かけることもあまりないモデルです。

ステップとは段差のことを意味し、ラグの部分をご覧頂ければ分かるように、段差が入っていますよね。

元々から数が少ないモデルではありましたが、3年前くらいまでは30万円程度で購入できていたものが現在では100万円前後になっています。

黒文字盤ならもっと高額になりますね。

まだこの時代ではLMやXLなどのサイズが明確に決まって無かったようで、大きいモデルはLMやXLと表現されることがあります。

LM(XL)サイズが結構巨大で、ケース径が27.5×37.5mmなのですが、よくぞこの年代でここまで大きいのを作ったなぁと感心しますね。

近しいデザインにゴンドーロというのがあるのですが、ステップドタンクはもっと角ばらせた印象がありますね。

ないものねだりになってしまうのですが、この年代らしい砲弾型のリューズが一際オシャレさを際立たせていると思います。

リューズだけで大きくデザインは変わらないとは思われますが、このサイズにしてこの長さのリューズがついてることで、カルティエらしいバランスのとれたデザインになっていると感じますね。

 

 

6.バスキュラントLMサイズ

カルティエの腕時計バスキュラントLMサイズ

最後はバスキュラントのLMサイズです。 

 1931年に初代が誕生し、2000年代に入って復刻版が誕生しました。

ですが、結構な短命で終わってしまい、製造数は多くはありません。

おそらく、作りが複雑だったので大量生産に向いていなかったのだと思いますね。

現在の価格は120万円前後になります。

3年前くらいまでは大体50万円前後で推移してたのが、今となっては120万円ですからこちらも大きく値段を上げています。

これはもう単純に需要と供給のバランスでしょうね。

現行ラインでは、製造されてないので購入するのであればヴィンテージしかありませんし、やはりかっこいいので誰もが欲しがるモデルでもあります。

あと、作りも素晴らしいですよね。

ムーブメントはフレデリックピゲ社製の薄型「Cal.060MC」を搭載しており、高品質で信頼性のあるムーブメントです。

文字盤もギョーシェ彫が施されており、非常に手の込んだ作りが人々から求められる理由でしょう。

デザインは、一般的な腕時計のように3時位置にリューズは存在せず、12時位置にリューズとカボションがついています。

リューズがないので、ベルトからの一体感が素晴らしくまさにスマートな印象を与えてくれる代表の時計と言えるでしょう。 

 

カルティエの腕時計が値上がりする理由と今後の予測 

といった感じで、6モデル紹介してまいりましたが一昔前とは違って、明らかにカルティエというブランドが世界的に評価されることで、ベースが上がっていると感じます。

昔から、カルティエのこのモデルは良いよね!ってのがあって、それらは伸びていたものが、全体的に評価されるように全体が底上げされてるような印象です。

ロレックスまでは行けてませんが、明らかにヴィンテージオメガの領域には肩を並べてると感じています。

一応補足としてお伝えしておきますが、ロレックスもオメガも素晴らしいです。

ただカルティエに勢いを感じるというニュアンスですね。

こう考えていくと、おそらく近いうちにサントスガルべのXLとサントス100が伸びてくるのかなぁ、とか考えています。

まだまだ話題の尽きない、カルティエのヴィンテージですが一期一会の出会いですので、その時に手にされることをお勧めします。

 

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