お客様と話したら多分カルティエというブランドが1番ちょうどいい
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この記事では、『お客様と話したら多分カルティエというブランドがちょうどいい』
という内容でお話ししてまいります。
この動画は、音声が中心になりますので何かの作業をしながら、ご覧くださいませ。
それでは早速やってまいりましょう。
昨日お越し頂いたお客様の話
昨日お店にお越しになったお客様とお話をしていたのですが、元々はオメガコレクターだったらしく結構な数をコレクションされていたそうです。
実際にお越しになってた日にも、オメガのスピードマスターを着用してあったのでオメガ愛が伝わってくる方でした。
そんな中で、弊社にお越し頂いた理由というのが、カルティエのフランセーズを見てみたいから。
という事でした。
フランセーズの18金ホワイトゴールドモデルをYouTubeの中で紹介していたので、その動画を見て一度実物を見てみたいとのことで、お越しになられたそうです。
50代くらいの男性のお客様なのですが、なんでオメガからカルティエに興味を持ったのか?
というのを伺ってみたのですが、妹尾さんの前の動画でもお話ししてあった通り、このままズ〜っとスポーツウォッチをつけているのも、なんか違う気がするし、何より1番大きのは趣味、嗜好が変わってきたと感じます、とのことでした。
私の前の動画もご覧くださってたようで、とても嬉しかったのですがその動画の内容を簡単に説明すると、私を含めおっさんになってきたらキレイめなもの、分かりやすく言うと、ドレスラインを取り入れると歳相応のかっこよさが出ますよ。
的な話をしています。
まだご覧になってない方は、1つの考え方として一度ご覧いただきたいと思ってますので、興味のある方は概要欄に入れておりますのでそちらからご覧下さい。
話を戻しまして、そういった背景があってだんだんとドレスに興味が湧いてきて、カルティエの時計が欲しい!
という流れになったそうです。
一般的には、デザインが好きだからとかって話を聞くことが多いのですが、実際にこのようにリアルな心情の変化を伺うと、こういった角度からもブランドのシフトチェンジが起きるのかぁ、と勉強になりました。
では次に新品と中古のカルティエの時計ってどうなの?
ということについてお話しします。
新品と中古のカルティエの時計ってどうなの?
ここからは、新品と中古のカルティエの時計について私なりの考えをお話しして参ります。
そこからそのお客様とさらに、色々と話し込みました。
元々は新品のサントス ドゥ カルティエのMMサイズをず〜と購入しようか検討していて、試着も何回もしたけど結局購入まではいかなかったそうです。
その大きな理由が値段です。
現行のオールステンレスサントスのMMサイズの値段は112万円で、LMなら122万円。
コンビになると、MMでも166万円になります。
ちなみに今日の動画のショートで、昨日5/21日にカルティエの時計が価格改訂されたことを話しているので、ご覧になられてください。
話を戻しまして、サントスは元々ここまで高くなかったのが去年から、何度も値上げされたことで、かなり値段を上げました。
サントスだけではなく、全部のモデルがそうなのですが。
だから、その連発の値上がり前の価格を知ってるから、今はもう新品にこだわらずに、中古も含めてみていくという流れになったそうです。
ここは1人1人の価値観と、価格の見え方によって変わってくるところかと思われます。
私は新品には新品の魅力があるし、中古には中古の魅力があって自分が求める方を選べばそれでいいと考えています。
例えば、新品であれば誰の手にも渡ってない自分だけの所有物である喜びが得られますし、何よりキレイです。
その反面中古だったら、最低でも1度は人の手に渡って来たものではあるものの、新品特有のブランドの上乗せ価格がないので、安価に手にすることが出来ます。
お越しになるお客様も、新品のこれと迷ってるんですよねぇ。って方もたくさんいらっしゃるのですが、私はいつも自分が身につけて、ときめいた方を選ばれた方がいいですよ。
ってことを伝えています。
値段はそのあとですね。
値段で妥協してしまうと、安いからって理由で2番手を手にすることになってしまうので、購入した最初の時期はいいのですが、時間が経ってくるとなんでこれを買ってしまったのだろう・・・と後悔が生まれてしまいますからね。
フランセーズのお客様は、そんな感じで現行のサントスと弊社のフランセーズを比較して、素材に惹かれてフランセーズを選んだとのとこでした。
フランセーズのLMサイズは、イエローゴールドとホワイトゴールドの展開があったのですが、イエローよりホワイトの方が少ないです。
そういった希少性の部分と、新品の110万円のステンレスモデルか、中古の108万円で18Kゴールドのものを天秤にかけた時に、18Kゴールドの方が素材が良いからフランセーズを選ばれたそうです。
こういったところも、中古の魅力かなぁって思っています。
今18Kモデルを購入しようとしたら、同じ重量であったとして倍くらい価格の開きが出てきます。
それは昔の金の価格と、今の金の価格は全然違うから仕方のないことです。
そういった作られた時代背景を理解した上で、新品だけでなく中古も候補に入れて選ばれると、より自分が納得できるお買い物につながるはずですね。
カルティエというブランドがちょうどいい理由
カルティエだけが特別にどんどん値段が上がっていってる訳ではなく、ほとんど全てのブランドも価格は上昇し続けています。
ではそんな時に、ちょうどいいブランドになり得るのはどこなのか?
ということについて解説します。
ちょうどいいという表現が曖昧なのですが、要するに値段も満足度も一定の条件を満たしてくれるブランドという定義で話しますね。
これを全部の時計ブランドで判断すると、大きくずれてしまうのでここではスポーツウォッチと、ドレスウォッチに分類してドレスウォッチの方でお話ししていきますね。
ドレスウォッチの歴史を紐解いていけば、世界3大時計ブランドがその中心にあり、その次にランゲやブレゲなどが入ってくるのですが、これらのブランドに共通して言えることは、めっちゃ高いです。
普通の人ではどう頑張っても、一生手にすることは出来ないくらいの値段なので、やはりこれらのブランドというのは値段のジャンルで、ちょうどいいとは言えません。
憧れのブランドは、憧れのブランドのままってことですね。
ブレゲであればまだ中古モデルであれば、安く手にすることが出来るモデルもありますが、作られた数が少ないのでなかなか市場に出てくることもないので、入手が困難です。
その反面、カルティエはと言いますと、ブランド力こそ世界5大時計ブランドに届きませんが、1970年代以降からはかなりの数生産していますし、現在にも残っている個体が多いです。
カルティエの一般的なイメージは安価なブランドではなく、ハイクラスのジュエリーブランドとして認識されているので、持つ人の満足度もかなり高いです。
値段は新品価格がどんどん上がっていってますが、それでも3大時計ブランドのように1番下の値段が700万円スタートと言ったびっくり価格でもないので、価格も頑張れば手にすることが出来るレベルと判断していいでしょう。
このようなことを総評していくと、やはり1番丁度良い腕時計ブランドはカルティエに行き着くのではないかなぁ、と思うんですよね。
スポーツウォッチの部門では、当たり前にロレックスってのは決まっていますが、ドレスウォッチは?って聞かれた時にほとんどの人がカルティエ。って答えられるブランドになるのも、そう遠くはないと考えています。