男性がカルティエの腕時計を着けるのはダサいのか?
こんにちは。
ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では、男性がカルティエの腕時計を着けるのはダサいのか?という内容で解説して参ります。
この動画をご覧になってるというのことは、おそらくカルティエの時計を手にしたいと思ってるんだけど、そもそもあれってレディースのブランドだし男の人がつけて大丈夫なんだろうか?
ここが一番心配されてる部分だと思われます。
まず最初に、そこはご安心ください。
カルティエめっちゃオシャレですから、大丈夫ですよ!というのを先にお伝えしておきます。
裏付けを色々とお話ししていきますので、動画を最後までご覧頂ければ
『なるほど!というか逆にカルティエが良いのね!』
って気持ちになると思いますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。
ベルモントルは、完全予約制の自宅兼店舗としてやっておりますので、お越しになる際には、事前にご連絡をお願い致します。
それでは早速やって参りましょう!
カルティエの腕時計を男性がつけたらダサいと思われる3つの理由
1つ目の理由は、出自が宝飾品ジュエリーブランドであるために『腕時計』の会社やブランドという認識が薄いからです。
歴史を遡れば、1904年にカルティエは世界で初めて男性用腕時計であるサントス・デュモンを誕生させているので、時計でも老舗ブランドだと言えます。
ですが、1970年代前半までは一部の富裕層に向けて商品を作る!という姿勢だったので、球数も少ないですし本格的に時計に参入したのは1970年代後半だと言えます。
ですので、正直に言えば客観的に見るとロレックスやオメガと比較すれば、腕時計のイメージが薄いのは仕方ないと思われますね。
ですが、実際に今では腕時計の販売本数はオメガを抜いて2位となっており、世界では男性でも身につけるというのが主流になっています。
よって、宝飾ジュエリーブランドのカルティエというイメージは、少し古く今となってはカルティエは腕時計のブランドというのが世界的なイメージになっています。
現在のカルティエ腕時計のポジションは、こちらの動画で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください↓
2つ目の理由は、カルティエのデザインが男性的ではないと感じる人が多いことです。
1つ目の理由につながってくるのですが、腕時計の歴史を見て行った時に腕時計といえばこれ!
という形をロレックスとオメガ作ってきました。
そのスタイルを大まかにまとめると、デカくて硬くて無骨でガッチリしてる。
って感じです。
代表的なモデルで言えば、ダイバーズとかクロノグラフとかがそれに当たります。
ロレックスにはデイトナやサブマリーナがありますし、オメガにはシーマスターやスピードマスターがあります。
その反面カルティエのデザインの設計は、軽くて薄くてスタイリッシュ。
って感じです。
どっちかっていうと、男らしさと言うよりは『洗練』とか『オシャレ』と言うワードの方に近いと考えています。
あとカルティエはデザインを1から作り上げていくので、どれも独創的なデザインです。
おそらく、ロレックスやオメガのようなあの伝統的な形状を作ろうと思えば作れるはずなのでしょうが、そのスタイルは『クレ』と言うモデルしか存在しません。
こういったところが、無骨さとかスポーティと言うイメージから外れますし、逆にこの部分が大人の男性のイメージというか、その人の品格を表す要素につながっているのだと思いますね。
3つ目の理由は、自社ムーブメントの歴史が浅いことです。
2つ目の理由に近いのですが、腕時計とはこれ!
というスタイルの中に、自社でムーブを作ってきた歴史があります。
そういった理由から、本当に良い時計には自社で作ったムーブが搭載されているという価値観が生まれましたし、実際にそれは半分はそうだと思います。
ムーブメントの設計製造は、外装を作るよりもはるかに難しくそれがブランドの技術力を証明していますからね。
また、他社ムーブメントを搭載しているより、自社ムーブの方が響きがいいですからね。
オメガはこのムーブメントで圧倒的に先行していたので、長らくロレックスが1位ですがその前はオメガが1位でした。
その反面、カルティエはと言いますと実際にちゃんと自社でムーブメントを作れるようになったのは、2000年代後半のことでありなかなか最近なんですね。
よって『本当に腕時計が好きだと言われる人』これは自社ムーブを載せている時計こそいい時計だ!と考える人の中ではカルティエは、2流のブランドということになるんですね。
ただし、それなら世界3大宝飾品ブランドである『ブルガリ』とか『ティファニー』などのブランドが2位に来ててもおかしくないはずです。
これらの会社も腕時計を出していますからね。
では、なぜカルティエが腕時計の部門で2位に来てるかと言うと、外装をしっかり作り上げつつもムーブメントをしっかり選んでいたからです。
カルティエはその時代の最先端を行くエボーシュ(このエボーシュと言うのはムーブメントを作れる会社のことですね)からムーブメントを提供してもらい、そのムーブを搭載させていました。
代表的なブランドでは、ジャガールクルト、フレデリックピゲ、ピアジェなど薄型ムーブを作ることが得意なブランドです。
このように、自社ではなくともムーブメントをしっかり選んで、腕時計を作り上げていたために、カルティエの腕時計は良い!と評価されているのです。
ちなみに、世界3大時計ブランドもジャガールクルトのムーブを採用していましたし、ロレックスも初期のデイトナにはバルジューと言う会社のムーブを載せてましたし、オメガの初期のスピードマスターにはレマニアと言う会社のムーブを載せていました。
どのブランドも、どこかの地点でエボーシュのを採用しており、その後、自社ムーブへと向かっていくという歴史があります。
カルティエはまだまだムーブメントの歴史は浅いですが、良いものを作るという精神は昔から続いていると言うことなんですね。
実際にカルティエの時計は男性が着用すると恥ずかしいのか?
そんなカルティエの腕時計ですが、恥ずかしいと考える方もいるかもしれません。
これは先ほど解説した、宝飾品ブランドのイメージが強い方がこういった思いになるのかもしれませんね。
あとは、腕時計とはコレ!のスタイルから外れてしまう方もそのように思ってしまうのかもしれません。
日本人だからなのかは分かりませんが、良いものを良いと判断する大きな基準は周りがどう評価しているのか?
と言うのに大きく影響されます。
ロレックスやオメガのこのモデルが、周りが良いって言ってるから、自分もそれでいっかって感じですね。
まぁ実際に私もどこかへ外食に行く時には、絶対Googleの口コミを見てある程度良かったらそこに行くって感じなので、周りの影響を0にすることは出来ませんが、身につけるものは自分が良いと思ったものを選ぶようにしています。
ロレックスやオメガの時計も、実際に素晴らしいのは分かっているのですが、自分の価値観とは少し違います。
私はデカくて重い時計ではなく、どちらかというとコンパクトにまとまってある方が好きなので、そう言うのを探していくとやはりカルティエになります。
ロレックスとオメガをディスってるわけでなはなく、私はロレックスもオメガもヴィンテージの小型のモデルは大好きです。
現行モデルでも、エクスプローラーやデイトジャストの36mm径は好きです。
全体の傾向的に時計が巨大だから、候補に入ってこないってだけですね。
ロレックスやオメガの時計を身につけていれば、誰もがつけているし無難だと思います。
そして、実際にそれを着用してて自分が満足しているのであれば、もうそれは正しいお買い物ということですよ。
ただ、ちょっと違うんだよなぁ・・・・
って思いがあるのであれば、その『無難』というのを捨てて『自分の好み』を優先させることが大切でしょうね。
腕時計って自己満のために身につける一方で、ファッションとしての側面もあります。
ですので、周りからどう思われているのか?
というのを気にする人もいるかもしれませんが、自分がそれをかっこいいと思って身につけている時計が一番かっこいいわけで、その時計に対してどう思ってるか。って話なんですよね。
まぁ確かに、この時計はダサいよね!って時計は残念ながら存在してしまうので、どんな時計つけてても大丈夫です。
とは言えませんが、カルティエの腕時計であればまずそう言ったダサいって印象にはならないので、そこは安心して着用されて良いはずです。
カルティエの腕時計と相性が良い人/悪い人の特徴
とは言ってもですね、誰もがカルティエの腕時計と相性が良いとは考えていません。
確実にスポーツモデルを選んだ方が良い方もいます。
カルティエの腕時計と相性が悪い方は、仕事中に着用したいと考えてるおり、普段の仕事が動きが多く汗をかく方ですね。
時計ですので、水気に弱いのですが、カルティエの腕時計はそう言った防水性に特化してるブランドではないので、そう言ったシーンで使おうと思ってる方にはおすすめ出来ません。
ですが、現行のサントスやパシャはしっかり防水仕様になっていますので、そのようなモデルを選べば問題なく着用することが出来ます。
元々が宝飾品ブランドですので、そう言った機能面を求める方は、カルティエの中から腕時計を選ぼうとすると、選択肢は狭まってしまうでロレックスやオメガの方が良いかもしれませんね。
また、時計に主張を求める方も相性は良くありません。
サントスやパシャ、バロンブルーはデカめのサイズも準備してくれているので、そこはカバー出来ていますが、やはりエクスプローラーとかサブマリーナとかと比較すれば、サイズはカバー出来ていても厚さはカルティエの方が薄いです。
そこをどう捉えるかで変わってきます。
大きくて薄いものを手にしたい方であれば、ちょうど良いでしょうが大きくて厚い時計を求めているのであればカルティエのラインナップからは探すのは難しいでしょうね。
その反面相性が良い方は、機能面よりデザイン性を優先させる方です。
先ほども解説した通り、カルティエのデザインというのは他社のデザインを模倣したりせず、自社で1からデザイナーが長年かけてデザインしていきます。
よって他社と比較して、おしゃれで洗練されたコンパクトな腕時計に仕上がっています。
例えば、こう言ったサンチュールやバロンブルーというリューズがケースインしたスタイルというのは、絶対にカルティエにしか出来ない発想です。
他にもたくさんあるんですが、特にこの2つがカルティエの真髄を感じさせますし、このデザイン性を追求する姿勢に好感が持てます。
オフィスで働いている方や、室内で仕事をされる方であれば、そこまで汗をかくことはないので、カルティエの時計は扱いやすいと思われますね。
でかいモデルもあるのですが、全体的にコンパクトにまとまってますので、時計で主張をしたい!
って気持ちではなく、ファッションの1つとして腕時計を捉えている方には相性が良いです。
どんな時計を選んだら良いか分からない時は品格としての腕時計を選ぼう
腕時計に興味がない頃の私は、腕時計に大金叩いてるやつはバカだと思っていました。
20代半ばまでくらいでしょうね。
多分この中にもちょっとだけいるのかもしれませんが、これは1発目を手にするかどうかなんだと思っています。
タバコみたいなもんでしょうね。
ハマる人はハマるし、ダメな人はダメって感じでしょう。
世界中の人全員が腕時計をしてるわけではないし、別に今ではスマホで時間を確認出来るので絶対に必要ではないですからね。
はまらなかった方は、つけなくてもいいしアップルウォッチで充分かっこいいと思います。
じゃあなんでそう思ってた私が、腕時計にハマって時計を販売してるかというと、やっぱりかっこいいから・・・
あと、こっちの方が影響してるのですが『楽に人並みのオシャレをしたいから』ですね。
これにつきますね。
若い頃って、肌も綺麗だし腹も出てないしカジュアルなファッションでも、かっこいいっていうか、自分で自分を見てもまぁこんなものか。
って思てたんですよ。
でも、確か30歳くらいになってからほんと超久々、鏡をじっくり見た時に俺ってこんなに毛穴開いてたっけ?
みたいな気持ちになって、そこら辺からちゃんとしないといけないなぁって思い始めました。
どうですかねぇ?私は今もまじまじと鏡を見ることはないのですが、なんか昔の自分のままの気持ちでいませんか?
私は今34なのですが、外見は30くらいのままだと思ってますし、心の奥ではそうであって欲しいと願ってるから、鏡を見てないのだと思います。
時計と全然関係ないやんけ!って思われるかもしれませんが、大有りです。
私は洋服に大金は使わないんですが、5000〜7000円程度のものを選ぶようにしていますし、それはどこかでおっさんを隠そうとしたいんだからだと思います。
でも洋服だけだとちょっと自信がないし、その他でおっさんがおっさんらしくいれないかなぁ・・・・って思った時に出てくるアイテムが腕時計です。
似合う洋服の選択肢というのは、歳をとれば狭まってきます。
しかし腕時計であれば、洋服ほどの狭まりではなく選択肢はたくさんありますし、おっさんだから似合うという『おっさんを逆手に取る』ことが出来るのです。
例えば、18KYGなどは若い人はギラギラ成金イキリボーイみたいになってしまうんですが、30代後半くらいからその人の人間としての落ち着きも出てくるし、それ以降というのはより似合うようになっていくんですよね。
そして、なんとなくイメージして頂ければわかると思いますが、理想とするかっこいいおっさんって、綺麗めな格好してるんですよね。
ここで自分がどんな人と見られたいのか?
というのが出てきます。
老害の成れの果てみたいなおっさんなのか、山田五郎さんのような穏やかでゆとりがありそうなおっさんなのか。
の違いですね。
そんな時に、それらを洋服だけで表現出来れば良いのですが、私だけかもしれませんが20代の頃のように、洋服に情熱を注げなくなってるんですよね。
ただそこを疎かにも出来ないので、まぁまぁのものを選ぶのですがそれに追加して腕時計をしてるだけで、歳相応のおっさんになれてると感じています。
そして、自分がそう思えてるのであれば大きくは外れてないと思いますね。
いろんなブランドから腕時計は出ていますので、自分の好きなブランドを着用すればいいのですが、どんな時計を選んだら良いのか分からない。
そういう迷いがある方にとっては、カルティエの腕時計というのはスポーツウォッチではありませんし、上品に綺麗にまとまってくれるので品格を出すのには最適なブランドだと言えるでしょう。
実際に周りの人たち、例えば中学とか高校の友人がカルティエの腕時計を着用してる、ってあんまりないですよね?
ですので、そういった腕時計をしてる!ってだけで、周りよりかはちゃんとした人に見られているはずです。
こう言ったことから、カルティエの腕時計はダサさの対角にあるブランドであり、逆にある程度人生経験を積んでる人には、似合っていくブランドだと考えております。
といった感じで、カルティエの腕時計についてダサくないですよ。
ってのを解説してきましたが、 世間の空気感というのはカルティエ=実用性がない。という認識になってると思います。
まぁ確かにオメガとロレックスと比べたら、実用性は劣っているでしょう。
ただですね、じゃあそれなら腕時計の販売本数2位まで来ますか?
って話なんですよね。
2位になるのには2位になる理由があるんですよ。
これは私の予想なのですが、ロレックスやオメガのガチっとした時計も求められるのと同時に、別にそこまで機能面って必要ないよね。
って人が増えてるんだと思います。
そりゃあ、あるに越したことはありませんがそこを外して、美しい時計を作ってくれるんなら私はそっちを選んでしまいますね。
これは私の趣味嗜好がそうだからカルティエがマッチしてるのですが、ロレックスであれオメガでそう言った方向の時計が出てくれば、私はそっちも良いと感じるでしょうね。
そんな感じで、世界中の人々がカルティエの真の実力に気がついた結果なのか、嗜好が変わったのか?オメガが自然と衰退してしまったのか?その真意は不明ですが、求められるから2位にまで来ているというのは変わらない事実でしょう。
カルティエの時計、ちょっと不安だなぁって思ってるのは案外あなた様だけであって、周りはもうとっくに良い時計だと気がついてるかもしれませんね。