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記事: 腕時計の素材『金無垢』『ステンレス』どっちが良い?

腕時計の素材『金無垢』『ステンレス』どっちが良い?

こんにちは。

ベルモントルの妹尾です。

 

本日の動画では、腕時計の素材『金無垢』『ステンレス』どっちが良い?

ということについて私なりの見解をお話しさせて頂きます。

これから腕時計を購入しようと思ってるけど、どんな素材が良いのだろう?と迷ってる方や、すでに腕時計を持ってる方はですよねぇ〜って内容だと思いますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

インスタも頑張っておりますので、フォローして頂けると嬉しいです。

それでは早速やって参りましょう。

 

 

腕時計の素材『金無垢』『ステンレス』どっちが良い?

まず大前提として、自分が気に入った時計であれば、素材のことも理解して手にしてるはずですので、別に自分がその時計を気に入っていればもうそれで全く問題はございません。

この前提を踏まえた上で、お話をして参りましょう。

 

ステンレスのメリット・デメリット

まずはステンレス素材のメリット、デメリットです。

まず1つ目のメリットは硬いことでしょう。

元々が硬い素材ですので、ちょっとぶつけたくらいでは傷は入りませんし、腕時計が一般庶民に普及するきっかけになったのも、ステンレスの硬さがあってのことですからね。

元々は王侯貴族だけが所有するものだったものを、ロレックスを始めとしたブランドが、ステンレスを採用することで様々なシーンで使える時計が誕生したという歴史があります。

硬いというメリットは、実際にはメリット2つ分くらいの威力があるでしょう。

固ければ寿命も大きく伸びますし、日常でも時計のことにそこまで気にせず使用する事が出来ます。

また2つ目は、素材の持つシルバーの色もメリットでしょう。

日本人の感覚からすれば、イエローゴールドってちょっと嫌らしさを感じてしまう方が多いと思います。

それよりも、シルバーの方が落ち着きがあるし、万人受けするのもステンレス素材の魅力でしょう。

3つ目のメリットは値段ですね。

ステンレスは金属素材の中でも、安価な方に分類されるので時計自体の値段も安くなります。

安く時計を作れるということは、それだけ一般層が手に出来るということになりますので、ステンレス素材が果たしてきた役割というのは大きいと言えるでしょう。

 

ではここからはデメリットを見てみましょう。

まず1つ目に肌に触れる際に角が立つことです。

硬い素材ですので、人間の無意識的な部分が影響しているのでしょうが、私はステンレスには角が立ってると感じます。

馴染みというか、装着感というか、その辺に鉄感を感じさせます。

腕に装着しますので、そこまで感覚は鋭くはないはずですが、これがスプーンなどになってくると、触れた感じなどはステンレスとゴールドではやはりゴールドの方が、口当たりが滑らかです。

ただし、これは金とか銀の素材を着用した時の比較ですので、初めてステンレスを購入する方や、ステンレスしか持ってない方は比較のしようがないので気になる部分ではないでしょう。

 

2つ目はサビですね。

鉄にクロム・ニッケルを混ぜることで錆びにくい素材に進化しているステンレスですが、鉄が入っている以上は錆びないということはありません。

現代に作られている時計ケースの素材は、またさらに最強になっているので、そう簡単に錆びることはありませんが、やはりケースと裏蓋などの水気が残りやすい部分を長年放置していると、サビの原因になってしまいます。

ただし、この部分もほとんどの人は定期的に修理には出すと思いますので、現代においてはサビが時計に大きなデメリットを与えるという考えは持たなくて良いでしょう。

 

3つ目はありふれているということです。

腕時計の素材と聞かれて、まず最初に思い浮かべるのはステンレスでしょう。

それはステンレスが、スタンダードな素材として認識されているからです。

ありふれているというのは、先ほどのメリットのとこで紹介した通り価格が安いからに繋がるのですが、その分特別感もないデメリットに繋がっています。

ただし、この部分も別にほとんどの人はひけらかす為にその時計を買ったわけではなく、ただ純粋にその時計が欲しくて、その時計がステンレスだった!ってだけだと思いますので、強烈なデメリットとは言えないでしょう。

 

 

ではここからは、金無垢メリット・デメリットを見ていきましょう。

 

 

 

金無垢のメリット・デメリット

基本的には、ステンレスの逆になるのですが、まずはメリットを見ていきましょう。

まず1つ目に金無垢素材は、肌への馴染みが良いということです。

金無垢を持ってる方は、ご存知だと思われますが腕にしっとりと馴染む。

これが1番適切な表現かなぁって思いますね。

そもそもなんでゴールドの素材は、純金ではないかと言いますと金や銀単体では柔すぎて、維持出来ないからです。

形は維持出来るのですが、時計としての役割を果たせないんですね。

ですので、そこに銅や銀などを混ぜて硬さを与えられています。

よって、そもそもが柔らかい素材ですので、人間の肌への馴染みも良く人間が使用する装飾品には古来から、金無垢が使われてきた歴史があります。

イメージとしては、ステンレスはツール用としての素材、金は宝飾品としての素材って感じですかね。

 

2つ目のメリットは高級であるということです。

やはりステンレスと比較すれば、素材自体の価格が違いますし、人々がなぜ古来からゴールドを愛用してきたかというと、素材の美しさが素晴らしいから。

の一言に尽きるでしょう。

磨き方によって、ステンレスも鏡面仕上げが出来ますしきらきらの輝きが生まれますが、やはりゴールドが持っている滑らかな光り方とか、重厚感とは違ったものです。

高級であるということは、それを身につけている人の気分も向上させてくれますし、着用していることで特別感を感じることが出来ます。

こちらのフランセーズをご購入されたお客様に、なんでこの時計を購入されたのですか?

と聞いたところ、新品のステンレスで100万出すのであれば中古の18Kホワイトゴールドが使ってあるものに100万払った方が高級感があるからです。

とおっしゃってました。

やはりそれだけ、素材の持つ魅力というのは時計選びに影響を与えるのだと思いますね。

 

3つ目のメリットは錆びないということです。

ステンレス素材は、錆びるのですが金無垢はどれだけの時間が経とうとも、まず錆びることはありません。

錆びることもなければ、形を変えることもないので素材だけで見れば、永遠の美しさを保有し、それこそ一生物の時計としてふさわしいでしょう。 

 

ではここからは、金無垢のデメリットを見てみましょう。 

まず1つ目が高いということです。

同じ形で同じサイズだったとしても、4倍くらいの値段の開きが出てきます。

ですので、誰もがそう簡単に手にすることが出来る素材ではないです。

欲しいと思っても、そのお金を貯めるまでには結構な時間がかかるでしょうし、その間にステンレスの方でいいものが見つかればそっちでもいっか。って感じになっちゃう方も多いのが実際のところでしょう。

ただし、これは先ほどのフランセーズのところで話した通り、中古やヴィンテージも含めてみていくと、金無垢が使ってあっても新品ステンレスより安いものがたくさんあります。

現行レートでいけば、金は高すぎますが1960〜2010年代までに作られていた金無垢レートであれば、そこまで高すぎるという印象ではありません。

 

2つ目は柔いことです。

メリットが弱点になっていますが、純金に別の素材を混ぜたとしてもステンレスと比較すれば柔いです。

ステンレスと同じ力で、何かにぶつけた時にはステンレスはノーダメージだけど、金無垢は傷が入る場合もあり得ます。

ステンレスと比べれば、やはり多少は扱いに気を使わないといけません。

ただし、普段の仕事が結構動く方であればなかなか金無垢を選ぶことは出来ないのでしょうが、日常の仕事からプライベートまでそこまで激しい動きがない方には、ぶつかるシーンもあまりないと思われますので、これもそこまで気にするほどでもないかなぁと思いますね。

 

 

3つ目は成金っぽいイメージになることです。

これはデメリットに入れていいのか、ちょっと微妙な部分ではありますが、まだ金無垢の時計を持たれてない方は、金無垢の落ち着いた印象というのが伝わりにくいです。

どっちかっていうと、金無垢の良さって他者よりも、持っている方の方が理解しています。

だから、世間的には持ってない人がほとんどなので、その魅力というか美しさをあまり理解されてないから、成金っぽく見えてしまうということですね。

あと年齢にもよりますよね。

40代以降であれば、だんだんとそういったのが似合ってくるんですが、それより前だと時計の全体的なデザインもちゃんと見て選ばないと、つけられている感が出てしまうものもあります。

ただし、これもホワイトゴールドであればまずそういった成金感は出ませんし、そもそも成金かどうかってのは人のイメージであって、自分が似合ってるとか、かっこいいと思えるのであれば、別にそんなことどうだっていいのです。

また、新品の18Kイエローゴールドであればキンキラキンに光っていますが、中古とかヴィンテージになると、金焼けしてオレンジとかピンクとはまた違いますが、そんな感じで日本人の肌に馴染む色に変わっていきます。

ここを劣化と捉えるか、熟成と捉えるかは人の価値観でしょうが、選び方次第で金無垢でも充分に落ち着いたものを選ぶことができます。

 

私の考える素材の選び方 

こんな感じで、色々お話しして参りましたが最終的な私の結論は、その時計がどのシーンで使うことを想定し設計されているかで、良い素材かそうでないかが決まる!

と考えております。

例えば、この世にロレックスのサブマリーナのステンレスか金無垢と、タンクのステンレスか金無垢の4種類しかない!

という状況であれば、アクティブに活動する方はステンレスのサブマリーナが1番良いと伝えますし、お医者さんとかの動きがない方には、金無垢のタンクが良いと伝えます。

しかし、この世には星の数ほどの腕時計が存在し、そのデザインや素材もたくさんあります。

どっちが良いというのは、私が決めることではなく、腕時計を持つ方のライフスタイルが正解を持っているのだと思いますね。

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