50代の男性には小径腕時計が自然に見える理由
こんにちは、ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では「50代の男性に、小径腕時計が自然に見える理由」という内容で解説して参ります。
腕時計のサイズについてお客様とお話ししていると、「昔は40mm以上が好きだったけれど、最近は小さい腕時計が好きです」という話を聞くことがあります。
特に50代くらいになると、30mm台前半から36mmほどの腕時計を実際に腕に載せてみて、「これくらいでいいですよね」って流れになりやすいです。
あと、もう年齢的にも落ち着いてくる頃じゃないですか。
20代、30代の頃と比べて、服装も変わりますし、自分自身の雰囲気も変わります。
さらに、腕時計に求めるものも、「大きくて存在感があること」から、「一日中自然に着けられること」や「服装に馴染むこと」へ変わっていきます。
そしてもう一つ、小径腕時計には軽さや薄さという実用面での魅力もあります。
今回は、なぜ50代の男性に小径腕時計が自然に見えやすくなるのか。
年齢、服装、具体的なモデル、そして実際の選び方を色々と解説して参ります。
そして、意外と見落とされがちなその後の10年20年後も想定して、こう言った考えで選んだらどうでしょうか。って話をしておりますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。
それでは話を進めて参ります。
50代になると小径腕時計を受け止める「雰囲気」が変わる
まず最初に考えたいのが、腕時計ではなく、着ける側の変化です。
同じ34mmの腕時計でも、20代の頃に着けた時と50代になって着けた時では、当たり前ですが馴染み方が違います。
もちろん、50代になれば誰でも小径腕時計が似合うという意味ではありません。
ただ、年齢を重ねることで、顔つきや体格、髪型、服装、立ち振る舞いなど、その方自身の雰囲気は少しずつ変わっていきます。
若い頃には腕時計そのものに分かりやすい存在感を求めていた方もいると思います。
ケースが大きい。とか
厚みがある。とか
腕元を見ればすぐに腕時計が目に入る。などなど。
そうした分かりやすさが、そのまま格好良さにつながっていた時期もあります。
ところが50代くらいになると、腕時計だけで存在感を作る必要が少しずつなくなってきます。
例えば、30mm台前半の金無垢ドレスウォッチを20代の男性が着けると、場合によっては腕時計だけが少し大人っぽく見えることがあります。
なんというか、若々しさと大人向けのドレスウォッチだと方向性が逆を向いてるので、やはりチグハグ感が出てしまうんですよね。
ところが同じ腕時計を50代の男性が着けると、その小ささが弱さではなく、控えめな上品さとして見えます。
当たり前ですが、腕時計が変わったわけではありません。
着ける側が、その腕時計の持つ雰囲気を、自然に受け止められるようになっているんですよね。
それは全体の雰囲気もそうですし、何より気持ちの面ですよね。
気持ちも落ち着くことで、そう言った落ち着いて腕時計であっても受け入れることが出来るようになるんだと思います。
私は36歳で50歳の方の気持ちは分からないんですが、20代前半の私と今の私を比べたらこの10年でも落ち着いたなぁ・・・って気分なので、そんな感じだろうなぁと考えております。
若い頃には「少し地味」「小さすぎる」「もっと迫力が欲しい」と感じていたものが、50代になると「これくらいがちょうどいい」に変わることがあります。
特に、今の50代の方々はデカアツ時代の全盛期に居合わせていらした方々と思いますので、この動画をきっかけにまた選び方を変えるのもいいのかもしませんよね。
私は、小径腕時計に存在感がないというよりも、50代になると、腕時計にすべての存在感を任せなくても成立するようになるのだと思っています。
では次に、 50代の服装には小径腕時計が自然に収まりやすい!という内容で解説して参ります。
50代の服装には小径腕時計が自然に収まりやすい
次に考えたいのが、腕時計と服装の関係です。
腕時計のサイズを考える時、どうしても手首だけを見てしまいます。
「自分の手首には34mmは小さい」
「40mmくらいないと物足りない」
こういった判断をされる方も多いと思います。
ただ、実際に腕時計を着けて生活している時、腕時計だけが単独で存在しているわけではありませんよね。
シャツやジャケット、ニット、靴、鞄など、服装全体の一部として腕時計があります。
50代になると、20代の頃と比べて、服装も少し変化している方が多いと思います。
シャツやジャケットを着る機会が増えたり、派手な服よりも素材や形のきれいな服を選ぶようになったりするんじゃないかなぁと。
1年前くらいにおっさんがパーカーを着るとダサくなる、ダサくならない。
みたいな論争がありましたが、年齢を重ねれば重ねるだけ合わせのが難しくなって、結果周りから見たら似合ってないって事になっちゃうんだと考えております。
服装に関しては、視聴者様が好きにすることが正解なのですが、世間的には落ち着きを求められる年代と思います。
そう言った中で、大きな腕時計を腕元の主役として見せるよりも、小径で薄い腕時計が自然に袖口へ収まっている方がきれいに見えることがあります。
特に長袖の場合、小径腕時計の良さは分かりやすいです。
袖口から腕時計全体が常に見えているわけではなく、動いた時に少しだけ見える。
このくらいの見え方が、50代の落ち着いた服装にはよく合います。
そして、もう一つ無視できないのが重量ですよね。
いわゆるデカアツ腕時計は、ケース径が大きいだけではなく、厚みのあるケースを採用しているモデルも多いため、腕時計全体の重量も増えやすくなります。
そこにステンレスブレスレットまで組み合わされれば、一日着けた時の重量感は当然大きくなります。
20代や30代の頃であれば、その重さも含めて「腕時計を着けている感じ」が好きだった方もいると思います。
腕元にずっしりした感覚があり、それ自体が満足感につながることもあります。
しかし50代になってくると、「朝から晩まで着けていて苦にならないかどうか?」とか「疲れないか?」を以前より気にする方も出てきます。
そうすると、軽く、薄く、袖口にも引っかかりにくい小径腕時計が非常に使いやすくなります。
これは小径の方が優れているという話ではありません。
大型の腕時計には大型ならではの存在感がありますし、パネライや大型のダイバーズなど、その大きさまで含めてデザインが成立している腕時計もあります。
ただ、日常で長時間使うことを考えた時、「大きさ」より「疲れにくさ」を重視するようになると、選択肢が変わることはあります。
というわけで、次はそんな小径腕時計ならどんなのがいいのか?ってのを詳細に解説していきますね。
50代になると、こんな小径腕時計が急に似合ってくる
では実際に、50代になるとどのような小径腕時計が自然に似合うのかって話ですが、まず分かりやすいのが、ヴィンテージの金無垢ドレスウォッチです。
昔のドレスウォッチには、30mm台前半から半ばくらいのケースが数多くあります。
現代の感覚だけで数字を見ると「小さい」と感じるかもしれませんが、18Kイエローゴールドのように素材そのものに存在感がある場合だと、ケースを大きくしなくても腕元にはしっかり存在感が出ます。
むしろ小径だからこそ金色が強くなりすぎず、50代の男性が着けると自然な華やかさになります。
この自然な「華やかさ」が大事なんですよね。
そして、それを実現してくれるのがヴィンテージのカルティエの腕時計全般だと思います。
タンクのような角形腕時計は、ケース径という数字だけではサイズ感を判断しにくい腕時計です。
男性が小さなタンクを着けると、若い頃には少し繊細に感じることがあるかもしれません。
もちろん、若い方が着用しても凄くオシャレで綺麗なんですが50代になると、その細さや薄さがその方の品格をより深めてくれます。
同じくサントス カレのようなヴィンテージカルティエも、現代の大型スポーツウォッチと比べればかなり控えめなサイズです。
それでも角形ケースやブレスレット、ビスのデザインなどにしっかり個性があるので、小さくても存在感を失いません。
ロレックスなら、昔のデイトジャストも候補になります。
現行の大型モデルに慣れていると、古い36mmのデイトジャストは最初少し小さく見えるかもしれません。
しかし実際に着けると、36mmというサイズが非常にバランス良く感じられることがあります。
特にフルーテッドベゼルやジュビリーブレスレットを組み合わせたモデルであれば、ケース自体は大きくなくても光の反射があるため、腕元では十分に華やかです。
さらに1960年代から1980年代頃の薄型ドレスウォッチも面白いです。
この年代には、現在ではあまり見かけなくなった小さく薄いケースや、独特なケース形状が数多くあります。
50代になってからこうした腕時計を着けると、「古い腕時計を着けている」というより、その方の服装に自然な個性としてより深みのある人を演出できます。
小さくても、ケースの形、素材、文字盤、ブレスレットなど、どこかにきちんと特徴があります。
だから大きさで目立たせる必要がないんですよね。
50代だからこそ、腕時計の大きさではなく、造形や素材の魅力を楽しむ。
こうした選び方も非常に面白いと思います。
では次に、小径腕時計は、50代になってから長く付き合いやすい!という内容で解説します。
小径腕時計は50代になってから長く付き合いやすい
50代で腕時計を選ぶ時に、もう一つ考えたいのが、「今似合うか?」だけではなく、この先どれくらい長く付き合えるかということです。
50歳で一本の腕時計を購入したとして、それを10年使えば60歳、20年使えば70歳になります。
高級腕時計であれば、それくらい長く所有することは決して珍しいことではありません。
そう考えると、50代の腕時計選びは、今の自分だけに合わせるのではなく、60代、70代になった自分が着けている姿まで少し想像してみてもいいと思います。
その点で、小径腕時計というのは非常に相性が良い存在です。
腕時計のサイズには、その時代ごとの流行があります。
2000年代には大きく厚い腕時計が非常に人気になりましたし、その後は少しずつサイズの選択肢が広がり、現在では小径に戻りつつあります。
ただ、30mm台前半から36mmほどのクラシックな腕時計というのは、そうしたサイズトレンドとは少し違うところにあります。
例えば何十年も前に作られたドレスウォッチを現在着けても、「当時流行したサイズだから着けている」という感覚にはなりにくいですよね。
むしろ、その腕時計が元々持っているデザインとして、それがただ単純に美しいから自然に受け入れることができます。
ここが、50代から長く使う一本を考える時には大きな魅力になると思います。
デカアツに限らず、今の流行に合わせて選んだ腕時計は、10年後に自分の好みが変わった時、少し距離を感じることがあります。
一方で、小径のシンプルな腕時計は、最初から強い流行性を持たないモデルも多いため、60代、70代になっても選んだ理由が変わりにくいんですよね。
そして50代というのは、これから腕時計を「増やしていく」という考え方だけではなく、「この一本をこれから長く使っていきたい」と考える方も増えてくる年代だと思います。
そうなった時に重要なのは、今一番目立つ腕時計を選ぶことではなく、10年後、20年後にも自分が自然に手に取っている姿を想像できるかどうかです。
例えば70歳になった自分が、30年以上前に作られた小さな金無垢腕時計を着けている。
あるいは、昔から変わらない形の角形腕時計を普段から使っている。
などなどですね。
そして、そういう姿は決して不自然ではありませんよね。
むしろ長く所有してきた時間そのものが、その腕時計の魅力に加わっていくと思います。
ですので50代で小径腕時計を選ぶというのは、単に「今、小さい腕時計が似合う」という話だけではありません。
これから60代、70代へと年齢を重ねていく中でも、無理なく付き合い続けられる一本を選ぶという意味でも、小径腕時計は非常に面白い選択肢になると思いますね。
腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。
その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。
店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。
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