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トリニティウォッチ

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この記事では、カルティエの代表的なリングやネックレスになっている『トリニティ』から展開されているトリニティ ウォッチについて解説して参ります。

女性の方であれば、確実に憧れるのがカルティエというブランドですが、トリニティはデザイン性も素晴らしく可愛らしいモデルで、1つは持っておきたいアイテムですよね。

トリニティってどんなふうに誕生したの?

どんな魅力があるの?

そういったことを詳しく解説して参りますので、是非とも最後までお付き合いください。

 

カルティエの代表モデル『トリニティ』の誕生秘話

カルティエ トリニティ ウォッチのルーツは、ルイ・カルティエが1924年にデザインしたトリニティ リングに遡ります。

創業者の孫に当たるルイ・カルティエは友人であり、デザイナー、劇作家、詩人、画家であるジャン・コクトーのためにこの時計をデザインしたという逸話があります。

コクトーは土星の輪について大きな興味を持っており、それをジュエリーにするようルイに依頼したのでした。

フランスの画家 ジャン・コクトーJean_Cocteau

※ジャン・コクトー

 

友人のイマジネーションを出発点として、ルイはイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドという異なる貴金属の3つのリングを使い、連動するリングを形作りました。

カルティエ トリニティリングのデッサン画

それらにもちゃんと意味が含まれており、

 

『ピンクゴールドは愛』

『ホワイトゴールドは友情』

『イエローゴールドは忠誠』

 

を表しています。

それらの意味を知らされたジャン・コクトーはトリニティを大変気に入り生涯、指にはめることになったのでした。

このような唯一無二のコンセプトもさることながら、カルティエのトリニティがより際立ち世間から受け入れられたのは、その流線型のデザインにあります。

例えばグレース・ケリーやゲイリー・クーパーといったハリウッド女優がその美しさから、このリングを着用している姿が目撃されています。

カルティエ トリニティリングを愛用したハリウッドスター

このように、カルティエのトリニティは王族やセレブリティとのつながりを背景に、ブレスレット、イヤリング、ネックレスそして最終的にはタイムピースなど、コレクション全体を生み出しました。

 

腕時計にもトリニティを採用

他のジュエリーコレクションと同様、カルティエのトリニティは時計にも採用されることになりました。

女性の手首専用にデザインされており、トリニティはレディースモデルしか存在しません。

そんな初めてのトリニティウォッチですが、発売当初のケース径は27mmでありこれ以外のサイズ展開はありません。

オリジナルのデザインはイエローゴールド、ローズゴールド、ホワイトゴールドのバンドが絡み合ったもので、時計も原型と同じように作られましたが、のちにケースはゴールド一色のもの、一部にダイヤモンドがあしらってあるデザインも展開されています。

ベルトは上品なレザーか、メタルブレスレットから選択でき、すべてスイス製クォーツムーブメントを搭載しています。

カルティエ 様々なトリニティウォッチ一覧

では、左から順番にそれぞれのモデルを見ていきましょう。

まずスタンダードモデルですが、トリニティの原理でもあるピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールドの素材でケースが作られています。

その右側が、全てがホワイトゴールドのケースになります。

その右側が、ゴールドのベルトが取り付けられたもので、非常に高級感がありますね。

では中央の時計なのですが、こちらはホワイトゴールドの部分にダイヤモンドがあしらわれており、より高級なラインの作品になります。

そして、その右側にあるピンクの文字盤のものですが、こちらはマザーオブパールを文字盤に使用したもので、見る角度によって輝きを変え神秘的な美しさを表現してくれます。

その右側にあるモデルは、一見するとスタンダードモデルに見えますがこちらはダイヤルの部分はダイヤモンドがあしらわれています。

また文字盤は通常の文字盤とは違い、ギョーシェ彫という宝飾が加えられた高級ラインにだけ施される技法が使われています。

リューズの部分も、ダイヤモンドとダイヤモンドが使われている箇所の多い、高級感のある時計です。

最後に紹介するのは、なかなか市場に出てくることはなく、おそらくかなり少数でしか作られていないモデルですが、文字盤にダイヤモンドとカルティエのダブルCのイニシャルが交互に配置されている最上級モデルになります。

カルティエがデザインしてきた、どのモデルにも当てはまることですが、トリニティは100年近く前にデザインされたものですが、今の私たちが見ても古さを感じさせず、現代的なデザインであることに変わりはありません。

 

まとめ

トリニティが誕生したことによって、カルティエというブランドはまた1ランク上がり今の私達がイメージするブランドになったのだと思います。

様々なものに対して流行がありますが、カルティエのデザイナーが生み出した作品というのは、そのような流行に流されず普遍的な美しさを保っていると思われます。

そして、トリニティというモデルも今後もその美しさで、世の人々を虜にしていくことでしょう。