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記事: オメガを抜いて2位!?なぜファッション好きはカルティエの腕時計を選ぶのか?

オメガを抜いて2位!?なぜファッション好きはカルティエの腕時計を選ぶのか?

 動画で『なぜファッション好きはカルティエの腕時計を選ぶのか?』

をご覧になる方はこちらから↓

 

カルティエの腕時計ってデザインがシンプルで分かりやすいし、とても美しいですよね。

そんなカルティエの腕時計って、実際のところどうなのか?

というのを分かってるようで分からないと思います。

例えば、カルティエって女性の為のブランドなんだろうけど、男の人が着用しても良いんだろうか?

とかですね。

本日の動画では、カルティエの腕時計について男性も女性にも分かりやすくお話しして参りますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

動画の下にいろんな商品が出てると思われますが、気になる商品がありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。

ベルモントルは自宅兼店舗としてやっております。

完全予約制にしておりますので、お越しになる際には前日までの予約でお願い致します。

それでは早速やって参りましょう。

 

 

カルティエの腕時計のポジションはどこ?

元々の会社の成り立ちは、ご存知の通り宝飾ジュエリーブランドであり、1900年代初めから腕時計を作り出したのですが、本格的に時計を作り出したのは1970年代に入ってからと言えるでしょう。

そう言った理由から、ブランドのイメージはまだまだ女性のための宝飾品ブランドの側面が強く、女性の腕時計ランキングは常にトップであるという状態です。

やっぱり男性はカルティエは違うのかぁ。

となりそうですが、実はそうではありません。

カルティエという会社は、宝飾品部門と腕時計部門に分かれてるのですが、すでに宝飾品部門よりも、腕時計部門の方が売り上げ比率が大きいのです。

また、数多くある腕時計ブランドの中でも、ロレックスに次いで2位となっております。

それまでは1位がロレックス、2位がオメガでしたが2021年にオメガを抜いて、現在はカルティエが2位となっております。

一見すると女性の支持によって、腕時計の売り上げが伸びているかのように考えられますが、もしそうであるのであればカルティエのレディースウォッチは常にランキングのトップでした。

ということは、もっと昔からカルティエが2位でなければおかしいという話になるのです。

要するに、日本では実感がわかないでしょうが世界的に見て、人気のあるメンズの腕時計ブランドにもカルティエが入ってるんですね。

ではそれを裏付ける証拠をご覧ください。

カルティエの腕時計が世界2位であることが記載されているウェブクロノスの記事

出典:ウェブクロノス

 

詳細については、概要欄に記事を入れておきますので、そちらからご覧ください。

 

腕時計を販売している私から見て、メンズウォッチを見た時にはまだまだロレックスが最強で、次にオメガで、あとはどんぐりの背比べって感じになってると思います。

ですが、この動画をご覧になってる方は、カルティエの腕時計が気になってる人かすでにカルティエの腕時計をお持ちの方だと思われますので、自分が気になってる、もしくは愛用しているブランドが2位であるということを再度認識し、自信を持ってその腕時計を着用すべきでしょう。

実際に中古市場のカルティエ(廃盤モデル)なども、5年前と比べたらありえないくらい高騰してますからね。

 

では次に、カルティエの腕時計の特徴を他のブランドと比較しながら見ていきましょう。

 

カルティエの腕時計の特徴 

伝統的な腕時計ブランドである『ロレックス』や『オメガ』と比較をしていきます。

まず、 ロレックスやオメガというブランドは、いかにして堅牢な腕時計を作るのか?というのがブランドの根底にあります。

例えば、ロレックスのサブリーナやオメガのシーマスターなどは、防水性は最強で、機能的で視認性が良い!

ダイバーズを例に挙げましたが、これらのブランドのイメージは固くてガッチリしてて重たいんだけど、壊れない。 

って感じですよね。

ではカルティエはと言いますと、スリムでコンパクト、視認性よりもデザイン性重視。って感じに作られています。

サントスやパシャなんかは、防水性はしっかりしてますが、その他のモデルは防水性は心許無いですし、どちらかというとアクセサリーのような美しい時計をサラリとつけれるブランド。ってイメージです。

もちろんですね、ロレックスやオメガにもコンパクトなモデルはありますし、カルティエにも巨大なモデルはあるので、大まかなイメージとしてってことですね。

これはどっちが良い、どっちが悪いのような白黒させるべきものではなくて、ブランドの成り立ちも違えば哲学も違うので、自分がどっちの腕時計を求めるのか?ということなんですね。

現行のロレックスとオメガは巨大だと感じますが、私はヴィンテージの今より小さくデザインされている各ブランドから誕生しているモデルは、どのブランドも大好きです。

 

話を戻しまして、そのデザイン性重視というのは、文字盤にも表れています。

カルティエといえば、この数字が使われている!ってイメージがあると思われますが、これをローマンインデックスっていうんですね。

ローマンインデックスの歴史を紐解いていくと、この数字は王族や貴族の間でしか使われてなかった数字です。

こちらがアラビア数字なのですが、アラビア数字と比較すればやはり視認性は劣るでしょう。

ですが、そんなこと気にせずローマンインデックスを使うのは、こっちの方がデザイン性が良いからだよね。って発想なんですね。

他にも文字盤に、インデックス部分に数字がないものも存在します。

これも視認性よりも、デザイン重視だよね。って発想からこのようになってるんですね。

実際にインデックスがない文字盤って、瞬時の時間の判読にはラグが発生します。

針が2本しかありませんし、数字が場合は案外じっくり見ないと分からないんですね。

でも、この文字盤が良いのはファッションとしてつける事が出来るからなんです。

時間はスマホで確認することが出来れば良い、って考える方も一定数いると思われますが、腕時計にファッション要素を取り入れたくなります。

 特に男性の方であれば、そんなことを出来る場所は腕時計くらいしかないので、そんな時にアクセ感覚として、インデックスなしのモデルを着用すれば、それだけでグッとオシャレさが向上します。

別にインデックスなしのカルティエじゃなくても、ロレックスでもオメガでも、IWCでもロンジンでも良いのですが、なんで数字がない時計をつけてるの?って聞かれた時に、別に時間はスマホがあれば分かるから、これはオシャレとしてつけてるだけ。

って言えたらなんかかっこよく見えるのは、私だけかもしれませんね。笑

話を戻しまして、モデルによって変わってきますが、カルティエの腕時計って大体どれをつけてもサラリとつけれるので、思ってる以上に嫌味にならないんですよね。

 

では次にカルティエの腕時計の全体の構造を解説して参ります。

 

カルティエの腕時計の構造

前述した通り、カルティエというブランドは宝飾品ブランドから始まっています。

そして、宝飾品を作るときに得た知識、経験、情報を生かしてそれを腕時計にも落とし込んでいるのですが、これがまた凄いんですね。

 カルティエの宝飾品の作り方について、簡単に解説するのですが例えばネックレスを作る際に、ネックレスを作るのは作るのですが、その完成系のイメージというのは、女性の胸元に来た時にどのように映るのか?

というのが最終的な感性系のイメージとして、デザインから設計から製造へと向かっていきます。

要するに、何を言いたいかというとその人が身につけてた時に、最も美しく輝くようにデザインされているということです。

ブランドの根底にそのような哲学があるために、これが腕時計になったとしても、人の腕に乗った時に一番輝くようにデザインされているのです。

最も分かりやすいのが、レディースモデルにあるパンテールです。

こちら動物のヒョウの滑らかなしなりを腕時計に落とし込んでいるのですが、着用感は滑らかで手首にしっとり馴染んでくれます。

デザインの美しさと、着用した時のストレスのなさが支持され、カルティエのレディースウォッチの中では、1位か2位に必ず入っています。

ちなみにあと1つはフランセーズですね。

昔はメンズにもパンテールがあったのですが、現在は廃盤になってしまっており現行モデルであれば、タンクアメリカンが男性の腕に馴染みがいいです。

昔からカルティエは、装着感を追求する姿勢は見られてたのですが、ここ最近のモデルはさらにそれが進んでいます。

例えば、こちらのフランセーズなのですが左側が旧型で、右側が2023年に誕生した現行モデルの新型です。

それまでも結構な一体感があったのですが、ブレスは隙間のない同じ幅のまま繋がる形状に変化し、リューズもケースの中にインされた繋がるようなデザインになりました。

これは2018年に誕生したサントスもそうであり、どちらも共通するのはベルトからの繋ぎがほとんどないということですね。

腕時計なんだけど、アクセのような。アクセのようだけど腕時計のような、ちょうど中間に位置するデザインになりつつあります。

 

 

 では次に男性から支持されてこなかった理由を解説します。

 

昔から女性は支持していたが、男性から支持されてこなかった理由

世界3大宝飾品ブランドは、ティファニー、カルティエ、ブルガリであり現代ではブルガリがヴァンクリに変わっています。

これらの会社は宝飾品を扱ってきた歴史がかなり長く、宝飾品を身につける女性からすれば誰もが知るブランドです。

ですので、そんなカルティエから腕時計が発売されたとしても、特にフィルターもかかることなく女性の方は自然と受け入れられたはずです。

女性が身につけるものの優先順位は、バッグ、ネックレス、ピアス、リングなどが来て次に時計かなぁといった印象ですね。

そもそも、これらのアクセはすでにカルティエの独壇場でもあるので、そこに腕時計も追加で出てくれば、選ばない理由はないはずですね。

実際に男性の私から見ても、カルティエのレディースウォッチってとても美しいと思いますしね。

問題はメンズウォッチです。

前述した通り、今でこそ2位まで来ていますがブランドの実力に対しては、結構な時間がかかったと言えるでしょう。

そもそも男性の場合は、ファッションアイテムを見たときに基本的には腕時計しかないので、腕時計についてのこだわりが深くなります。

 

女性の場合、腕時計は外装が90%の重要性を締めると思ってるのですが、男性の場合は外装50%、ムーブメント50%みたいな感じでムーブメントの重要性も大きく影響してきます。

このムーブメントの部分が、これまでカルティエが男性に支持されてこなかった理由なんですね。

オメガはかなり早い段階から自社で、ムーブメントを開発して実装させていたし、ロレックスも自動巻きを開発したことで、自社でムーブメントを作るブランドとして認識されてきました。

では、カルティエはどうだったかと言いますと、外装だけを自社で行い、ムーブメントは他社のを搭載させて腕時計を組み立てていました。

そんなカルティエにムーブメントを提供していたのは、今でも超有名なマニュファクチュールであるジャガールクルトが歴史的に一番古く、その次にフレデリック・ピゲ、その次にピアジェでありこれらの会社のムーブメントは基本的には高級モデルに搭載されました。

1970年代後半になると、普及モデル(代表モデルとしてはマストシリーズですね)も多く製造されることとなり、 そんなモデルにはETA社製の汎用ムーブが搭載されることになります。

そして本格的に自社で作り始めるのが、コレクション・プリヴェって言って、カルティエの超最強モデルのライン(これは分かりやすく説明するとカルティエの中のパテックフィリップって感じですね)を作り出したんですが、それが大体2009年ごろで、ここから自社でムーブメントを作り始めます。

この1970年代頃からの普及ラインについてと、1990年代から始まったCPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)の話をしたら30分くらい話さないといけないので、詳細はこちらの2つの動画からご覧ください↓

 

このように、外装が良くても内装が自社製ではない。という理由から正当に評価を受けてきませんでした。

ただし、これがここ何年かでカルティエ社自体の評価が上がったことで、他社のムーブメントを搭載したものも大きく評価されることになります。

そのことによって、中古市場のカルティエの腕時計は大高騰を記録してるんですね。

高騰している代表的なモデルについては、こちらの動画で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください↓

これが、ジャガールクルトやフレデリックピゲのムーブを搭載する高級モデルならまだ分かるのですが、 実はETAのムーブメントを搭載させた普及シリーズであるマストシリーズも大きく高騰をしています。

ETA社を聞いたことがない方も多いと思いますので、簡単に解説するとこれはスイスのムーブメントだけを専門に製造するメーカーのことです。

1969年に日本のSEIKOが初めてクオーツを生み出したのですが、その攻勢に立ち向かうためにスイスの時計ブランドは、超高級モデルを作った反面、安価な自動巻でも立ち向かおうとしました。

その時にETA社のムーブメントがいろんなブランドで採用されて(ほんとにほとんどのブランドで採用されてました)、ETA社の汎用ムーブメントが搭載してあるのはしょぼいみたいなイメージがあったんですね。

それもついこの間までですね。

でも今となっては、ETA社のムーブメントは安価で作られていたのに、壊れないし修理もしやすいということで評価が変わっています。

ちなみに現在ETA社。はオメガも入ってるスウォッチグループに種族しています。 

このように、外装が美しいデザインを作ることが出来るカルティエ社だったのですが、ムーブメントも自社で作れるようになったことで最強のブランドになってしまいました。

 

では次にどんな方にカルティエの腕時計が相性がいいのか?というのを解説します。

 

 

どんな方がカルティエとの相性がいいのか?

前述した通り、大きな括りとしてはカルティエの腕時計は他社と比較するとコンパクトにまとまっています。

それは、視認性を追求すると文字盤を見やすくしないといけないのですが、必然的に時計自体が巨大になってしまいます。

しかし、カルティエは視認性よりもデザイン性が重視されるので、コンパクトにまとめられる傾向にあるのです。

まずこの大まかな括りを前提にお話しすると、機能よりもデザインを優先に考える方、大きさよりも取り回しの良さを優先に考える方との相性が良いように思われます。

腕時計のことを勉強していくと、カジュアルな服装にはスポーツウォッチ。

フォーマルな服装にはドレスウォッチが望ましい、という話題に出くわすかと思われます。

これは確かにそうで、例えばキャンプに行くときにパテックフィリップとかカルティエとかを着用しているよりも、カシオのG-ショックとかSEIKOのプロスペックスの方が様になります。

ですが、例外はそれくらいであり基本的には自分の着用したい時計を着用していれば問題ないと考えています。

フォーマルなシーン、例えば結婚式などではドレスウォッチが理想的となるのですが、別にそこでダイバーズを着用していようと大きく外してるとは思えません。

カルティエの腕時計はドレスウォッチに分類されるモデルが多いので、そういった着用使用シーンが限られる・・・

と考えがちですが、別にカジュアルな格好にタンクを合わせても普通に合いますし、普段の生活範囲の中の行動であれば大体どのシーンでも合わせることが出来ます。

何度も繰り返しになりますが、サラリとつけることが出来るのでカルティエの腕時計があるだけで、とてもおしゃれになりますしね。

と言った感じで、カルティエの腕時計について色々とお話しして参りましたが、あと10年もすればロレックスかカルティエかみたいになってるんじゃなかろうかと考えております。

 

 

 

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