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記事: ロレックスのデイトジャストとカルティエのタンク、ジャケットに合わせるならどっち?

ロレックスのデイトジャストとカルティエのタンク、ジャケットに合わせるならどっち?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では「デイトジャストとタンク、ジャケットに合わせるならどっち?」という内容で解説して参ります。

ジャケットに腕時計を合わせるとなった時、候補に入りやすいのがロレックスのデイトジャストと、カルティエのタンクです。

どちらも長い歴史を持つ定番ですし、スーツにもジャケットにも合わせやすい腕時計です。

ただ、実際に着けて比べてみると、この2本は同じように上品な腕時計でありながら、見え方がかなり違います。

デイトジャストはロレックスらしい王道の丸型です。

一方のタンクは角形ケースで、腕時計というより服装の中に一つのデザインを加えるような感覚があります。

ですので今回は、どちらが格上なのかという比較ではありません。

ジャケットを着た時に、デイトジャストとタンクでは何が違って見えるのか。

仕事で使うのか、休日に使うのか。

腕時計を少し見せたいのか、それとも服装の中に自然に馴染ませたいのか。

この辺りまで含めてベルモントルの妹尾と一緒に比較してみましょう。

それでは話を進めて参ります。

 

 

ジャケットを着ると、腕時計の「存在感」の出方が変わる

まず最初に、ジャケットを着た時の腕時計の見え方について考えてみます。

半袖の場合、腕時計はかなり分かりやすく見えますよね。

腕時計の大部分がそのまま露出するので、腕時計単体のデザインがかなり強く出ます。

ところがジャケットを着ると、腕時計が見える範囲が一気に狭くなります。

腕を下ろしていればほとんど袖の中に入っていますし、手を動かした時や、椅子に座って腕を置いた時に少しだけ見える感じです。

この時に重要になってくるのが、腕時計単体で格好いいかどうかだけではなく、袖口から見えた時にどう見えるかなんですよね。

例えば大きくて厚い腕時計の場合、半袖なら非常に存在感があります。

ところがジャケットを着ると、ケースが袖口に引っかかったり、シャツの袖口から大きく飛び出して見えたりすることがあります。

逆に少し小さくて薄い腕時計は、単体では控えめに見えても、ジャケットの袖口に入った瞬間に非常に自然に見えます。

つまりジャケットを着ると、腕時計を見る基準が少し変わるということです。

「何mmあるのか」だけではなく、

「袖口にどう収まるのか」とか

「服装全体の中でどれくらい主張するのか」

という部分が大きくなってきます。

そして、この条件で見るとデイトジャストとタンクはちょうど良い比較になります。

デイトジャストは、ジャケットを着ても腕時計としての存在感を残します。

丸いケースがあり、メタルブレスレットがあり、モデルによってフルーテッドベゼルやエンジンターンドベゼルが選べるので、光らせ方を調整できます。

袖口から一部分だけ見えても、「腕時計を着けている」ということが比較的分かりやすいです。

一方でタンクは、もう少し服装側へ寄ります。

角形ケースがシャツやジャケットの直線とつながりやすく、革ベルトであればブレスレットのような金属の面積もありません。

腕時計が単独で目立つというより、袖口の中にそのまま入っていくような見え方になります。

ですので同じジャケットに合わせやすい腕時計でも、役割が少し違うんですね。

デイトジャストは、ジャケットの中でも腕元に一つアクセントを残しやくて、タンクはジャケットそのものの雰囲気を邪魔せず、その中に馴染みやすいって感じです。

この違いを最初に知っておくと、どちらを選ぶかかなり分かりやすくなると思いますね。

ジャケットに合う腕時計というと、つい「ドレスウォッチだからタンク」という答えを出したくなります。

ただ、実際の服装はそこまで単純ではありません。

王道のフォーマルから、セミフォーマル、少しカジュアルに崩したジャケットスタイルなどなど、人によって服装にもグラデーションがあります。

仕事でネイビーのジャケットを着る方もいれば、休日にデニムとジャケットを合わせる方もいます。

セットアップのような少しカジュアルなジャケットを着る方もいます。

ですので重要なのは、ジャケットという服そのものではなく、その服装の中で腕時計をどのくらい見せたいのかということです。

ここがデイトジャストとタンクを比べる上で、最初の大きな違いになります。

では次に、デイトジャストは、ジャケットに「適度な存在感」を残せる!という内容で解説して参ります。

 

 

デイトジャストは、ジャケットに「適度な存在感」を残せる

ではまず、デイトジャストから見ていきます。

デイトジャストの良いところは、非常に分かりやすい腕時計でありながら、スポーツモデルほど強く見えないところです。

例えばサブマリーナーやGMTマスターのようなスポーツモデルの場合、ベゼルにもかなり存在感がありますし、全体として主張します。

一方、デイトジャストは丸形ケースに日付表示、そしてブレスレットという実用腕時計らしい構成ではありますが、全体としてはもう少し落ち着いています。

特に36mm前後のデイトジャストは、ジャケットとの相性がかなりいいです。

大きすぎないので袖口へ収まりやすいし、それでいて、袖から少し見えた時にはブレスレットやベゼルが光を拾うので、腕時計の存在感も残ります。

この「完全には隠れない」というところが、デイトジャストの特徴だと思います。

例えばネイビーのジャケットに白いシャツに、ステンレスのデイトジャストを合わせるのは、王道のカッコいい組み合わせです。

きちんとして見えますが、ドレスウォッチほどかしこまりません。

一方で休日にニットやTシャツの上からジャケットを羽織った場合でも、それほど違和感がありません。

つまりデイトジャストは、ジャケットを着る場面だけに合わせる必要がないんですね。

平日はジャケット。

休日はシャツやニット。

夏になればポロシャツやTシャツ。

一本でかなり広い範囲を使えます。

この使いやすさは、デイトジャストの大きな魅力です。

そしてジャケットに合わせた時に効いてくるのが、ブレスレットです。

革ベルトと違って、袖口から少し見えただけでも金属の質感があります。

ですので腕時計のケース全体が見えていなくても、ブレスレットが少し見えるだけで腕元にアクセントができます。

ここはタンクとはかなり違います。

特にフルーテッドベゼルなら光の反射が強くなりますし、エンジンターンドベゼルなら少しスポーティーな表情が加わります。

同じデイトジャストでも、文字盤やベゼル、ブレスレットによってジャケットに合わせた時の雰囲気を調整できます。

つまりデイトジャストは、ジャケットに合わせても「ロレックスを着けている」という腕時計側の存在感を適度に残せるんですよね。

ただ、ここが大事なんですが、それが強すぎないんですよね。

 

もちろんモデルや素材によって印象は変わりますが、デイトジャストというモデル自体が、スポーツとドレスの中間にいるような腕時計です。

だから仕事でも使えるし、休日でも使えます。

ジャケットにも合わせられるし、半袖にも合わせられます。

「ジャケット専用の一本」ではなく、「普段から使っている一本を、そのままジャケットにも合わせられる」という感覚に近いです。

 

服装の中に完全に溶け込ませるというより、ジャケットの中でも、腕元には少し腕時計らしい存在感を残したい!

そういう方には、デイトジャストの方が相性が良いと思いますね。

 

 

タンクは、ジャケットの中に「腕時計を馴染ませる」

一方のカルティエ タンクは、デイトジャストとはかなり違う見え方をします。

一番分かりやすいのが、ケースの形です。

デイトジャストは丸形です。

タンクは角形です。

これだけでも、ジャケットに合わせた時の印象が大きく変わります。

ジャケットやシャツというのは、基本的に直線が多い服です。

そういった直線の多い服装の中へ角形のタンクを入れると、腕時計だけが別の物として見えにくいんですね。

ケースの形そのものが、服装の線と自然につながり整合性が取れます。

さらに革ベルトのタンクであれば、腕元の金属面積がかなり少なくなります。

例えばイエローゴールドのタンクルイであっても、ケース自体が小さくて革ベルトであれば、金無垢の腕時計を着けているからといって腕全体が金色になるわけではありません。

それは袖口からケースが少し見えるくらいなんですが、それだけでも十分です。

むしろこのチョロリ感が、服装全体の一部として見えるようになります。

デイトジャストが「腕時計として存在する」のに対して、タンクは「服装の中に入っていく」という違いがあります。

そしてタンクというと、前述した通りスーツやフォーマルな服装に合わせる腕時計というイメージを持っている方もいると思います。

ただ、実際にはもう少し幅広く使えます。

例えば

Tシャツにジャケットにも合うし、ニットにジャケットでも、デニムにジャケットでも合います。

ご存知の方も多いと思いますが、アンディウォーホルもカジュアルファッションに合わせてありましたからね。

だから、タンクってフォーマルなイメージが先行してるだけで、カジュアルにも全然合わせることが出来るんですよ。

むしろ全身を完全にクラシックにするより、少しカジュアルな服装の中にタンクを一つ入れた方が、腕時計だけがかしこまりすぎず自然に見える場合があります。

さらにタンクは革ベルトを交換することで、かなり雰囲気を変えられます。

黒ならドレス寄りになります。

ダークブラウンなら少し柔らかくなります。

ダークブルーなら抜け感を出せます。

明るいブラウンなら休日にも合わせやすくなります。

ジャケットの色や革靴、バッグに合わせてベルトを選ぶこともできます。

ここはブレスレット中心のデイトジャストとは違った楽しみ方です。

ですのでタンクは、「ジャケットに合う腕時計」というより、ジャケットを含めた服装全体を楽しみたい方に向いている腕時計と言った方が近いと思います。

デイトジャストのような分かりやすい存在感とは違います。

ただ、目立たないという意味でもありません。

腕時計を知っている方が見れば、一瞬でタンクだと分かる特徴があります。

主張は強くないけれど、個性はある。

ここがジャケットとタンクを合わせた時の魅力だと思います。

では次に、ジャケットに合わせるなら何を基準に選ぶ?という内容で解説して参ります。

 

 

ジャケットに合わせるなら何を基準に選ぶ?

では最後に、デイトジャストとタンクのどちらを選ぶのかを考えてみます。

ここまで比較してきましたが、どちらもジャケットにはかなり合わせやすい腕時計です。

ですので「ジャケットに合うのはどっち?」という質問に対しての答えは、視聴者様が良いと思った方が正解ということになります。

なんならもう2つとも購入して、気分によって合わせても良いですよね。

むしろ考えたいのは、ジャケットを着た時に腕時計をどう見せたいかです。

デイトジャストは、丸形ケースとブレスレットなので、腕時計として非常に分かりやすいですし、ジャケットを着た時だけ急にフォーマルになりすぎることもありません。

一本で幅広い服装に対応したいなら、デイトジャストの万能性はかなり魅力があります。

反対に、ジャケットや革靴、バッグまで含めた全体の雰囲気を壊さず、最後に腕時計を加えたいならタンクが合いやすいです。

もう一つ重要なのが、実際に試着する時の見方です。

いつもお話ししていますが、デイトジャストもタンクも、手首だけを見て判断しない方がいいと思います。

特に今回のようにジャケットに合わせることが目的なら、ジャケットを着た状態で腕に載せて、少し離れた鏡から見てください。

手首だけを顔の近くまで持ってきて見ると、せっかくジャケットに合わせてるのに近くの雰囲気しか見えなくなってしまうので、正常な判断が出来ないんですよね。

 

今回の比較で私がお伝えしたいのは、

「ジャケットならデイトジャスト」

「ジャケットならタンク」

と決めることではありません。

腕時計を少し見せたいのか。

それとも服装に馴染ませたいのか。

この基準で比べてみることです。

どちらも長く使える定番ですが、同じ服装に合わせても見せ方はかなり違います。

 

 

腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。

その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。

店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。

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