女性のための腕時計講座【初級編】クオーツ/手巻き/自動巻きの違い/レディース腕時計/レディース腕時計
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この記事では、『女性のための腕時計講座【初級編】クオーツ/手巻き/自動巻きの違い』という内容で解説して参ります。
最近女性の方からYouTube見てます!
ってメッセージを頂くことが増えたのと、クオーツと手巻きと自動巻きって何が違うんですか?
という質問がいくつかありましたので、ここで再度それらの違いを分かりやすくシンプルに5分程度にまとめて解説させて頂きます。
それでは早速やってまいりましょう。
腕時計の駆動方式の違いについて解説
基本的に腕時計には3つの駆動方式があります。
それはクオーツ/手巻き/自動巻きです。
まず初めにクオーツの特徴についての解説です。
クオーツとは電池を入れて動く時計のことです。
一般的にレディースモデルを見て行った時に一番多い駆動方式は、クオーツになります。
時間を電池と水晶管の振動によって、制御しているために1ヶ月でのずれは大体30秒程度におさまります。
分かりやすくいうと、クオーツの時計は基本的には、ずれることはなく、感覚的には家の壁にかけてある、大きな時計と同じとイメージして頂くのが分かりやすいでしょう。
そのため、時刻を合わせる必要はなく朝の忙しい時間帯にも、腕時計を巻くだけで最初から腕時計の役割を果たしてくれる一番便利な駆動方式です。
デメリットは電池を交換しないといけない。
ということです。電池を交換するのは、古いモデルだと3年に1回。
新しいものだと6年に1回くらいのスパンになるのですが、自分では交換することは出来ないのでそれをお店に持って行って交換してもらうことになります。
ただし現代では、購入したお店に郵送で送れば電池を交換してまた郵送で送ってくれますので、そこまで不便に感じる部分ではないでしょう。
2つ目は手巻きの特徴についてです。
手巻きは先ほどのクオーツのように、電池が入っておらず機械パーツの組み合わせで時計が動いています。
その動き方はゼンマイを巻いて、解ける力を利用して動いてるのですが、オルゴールをイメージしていただくのが分かりやすいでしょうね✨
オルゴールもゼンマイが解けたら、音楽が終わりますよね。
それと同じ原理で時計が動いています。
オルゴールほどすぐには止まりませんが、古いものだと全部巻いてしまって40時間程度、新しいものだと全部巻いて60時間程度は動き続けてくれます。
電池で動いてるわけではありませんので、ゼンマイさえ巻いてしまえが、いつだって使うことができます。
しかし、機械パーツの組みあわさりなので、油を刺してあげないと精度が悪くなったり、動かなくなってしまいます。
毎日使用する場合であれば、3年間使用したタイミングで時計の修理に出さないといけません。
車の車検のようなものですね。
もちろんこちらも郵送で対応してくれます。
デメリットとしては、ゼンマイを巻く作業が面倒に感じてしまうことでしょう。
ゼンマイが解けきって時間が止まったら、最初から時刻を合わせないといけなくなるので、毎日ゼンマイを巻くことが苦にならない方には、おすすめの駆動方式です。
3つ目は自動巻きの特徴についてです。
先ほどの手巻きは自分でゼンマイを巻かないといけませんでしが、自動巻きはその名の通り自動でゼンマイを巻き上げてくれます。
時計の中に、ローターというパーツが入ってるのですが、その部分が腕の動きに合わせて回転してくれることで、勝手にゼンマイを巻いてくれるのです。
感覚的には、朝の支度から会社までの通勤の間である程度の腕の動作があるので、腕の動きが少ないデスクワークだったとしても、巻き上げは完了してくれます。
分かりやすく説明すると、毎日腕時計を身につけているだけで、自動でゼンマイが巻かれるから、特に時間を合わせる必要がないということですね。
こちらも毎日使用する場合は3年で修理に出さないといけません。
修理の金額も、クオーツや手巻き時計と比較してパーツが多い分、高額になります。
順番としては、安い順でクオーツ、次に手巻き、一番高いのが自動巻きになります。
自動巻のデメリットは、手巻きとクオーツと比較して少しだけ重くなる傾向にあることです。
ほんと少しだけなので、そこまで気にならないと思いますが、華奢な女性や腕が細くて少しの重さの変化にも敏感な方には、重さを感じるかもしれません。
また、手巻きも含めてそうなのですが自動巻きも機械パーツの組み合わせで完成しているので、電池での制御よりは精度は劣ります。
1日で20〜30秒程度のずれは発生するとイメージされてた方がよろしいでしょうね。
時計本体の価格も、クオーツの駆動方式の方が安いです。
精度が一番良いから一番高くなりそうなイメージを持たれるかもしれませんが、機械式腕時計というのは、職人さんがそれぞれのパーツを丁寧に組み立てないといけません。
その人件費がかかっているから、機械式時計の方が値段が高くなるんですね。