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記事: 新品の腕時計と中古の腕時計どっちを買うのが良いのか?

新品の腕時計と中古の腕時計どっちを買うのが良いのか?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では『新品の腕時計と中古の腕時計どっちを買うのがお得なのか?』と言うことについて解説して参ります。

来店頂くお客様から結構な確率で、新品と中古どっちが良いんですかねぇ?

というざっくりとした質問を頂くことがあります。

この質問の中には、まだ自分の頭の中でまとまってないものも多く含まれていると思いますので、ここでは多分こう言うことを比較したいのではないのか?

というのを私が想像して形にして参ります。

動画を見終わった頃には、じゃあ自分は新品だな!じゃあ自分は中古だな!的な判断がある程度は出来るようになってると思いますので是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

インスタも頑張っておりますので、そちらもフォローして頂けると嬉しいです👍

それでは早速やって参りましょう!

 

 

腕時計における新品と中古の価格の違い

新品時計の価格

まずは新品の時計のことについての解説です。

新品の腕時計は、もちろんですが購入時に定価を支払う必要があります。

定価というのは、ブランドやモデルによって異なりますが、最新技術を駆使した時計や人気ブランドのモデルは、数十万円から数百万円することもあります。

そんな新品時計の魅力は、何と言っても保証がついていることです。

メーカーの保証が付帯しており、修理やメンテナンスを受けやすい点が大きなポイントです。

また、最新モデルを手に入れたいという方には新品を選ぶことが最適です。

その他に、案外見られてない部分だと思うのですが、ブティックでの特別な空間も購入体験としては圧倒的に優れています。

自分がその時計ブランドのオーナーにこれからなるんだなぁ・・・・

そんな気持ちにさせてくれる演出を丁寧にやってくれますので、これは新品を購入しないことには得られない体験ですよね。

この購入体験というのは、そのブランドの哲学や価値観を理解するためのとても重要な要素だと考えております。

一方で、新品時計のデメリットとしては、その価格が高めであることです。

なんか知らないうちに、ここ3年くらいで腕時計の価格は100万円突破が普通になってきました。

ロレックスを基準に話してますので、他のブランドは100万円しないものをありますし、モデルによっても変わってきますが、昔と比べれば圧倒的に新品時計の価格は高くなっているのは、誰もが知っているところでしょう。

では次は中古の時計ですね。

 

中古時計の価格

中古時計は、基本的には新品よりも安価に手に入れることができます。

特に、時計が数年前に発売されたものであれば、新品の半額近い価格で購入できることもあります。

例外でロレックスの人気モデルなんかは、中古の方が全然高いものがありますがこれは例外です。

また、ロレックス以外にも人気のあるヴィンテージウォッチや希少モデルは、新品の価格を上回ることもありますが、これも例外で基本的には通常の新品よりは安価に購入できる場合が多いです。

ここで補足説明を致します。

さっきヴィンテージウォッチや希少モデルは新品を上回る!って話をしたんですが、中古とヴィンテージはまた違うんですよね。

ヴィンテージの明確な定義はないのですが、一般的には製造から30年以上経過しているものを言います。

30年というと基本的には、もう製造中止になっているので当たり前ですが新品では購入できないし、その製造された数の中で取り合いになるので、全部のモデルではありませんが、年が経つにつれて価格が高騰していく現象が起きるんですよね。

ものが市場からなくなるということは、希少性が高まるということなので、廃盤品というのは希少性の価値なんですね。

ですので、一応ここでは中古の定義は製造から30年未満のもの、ヴィンテージは30年以上経過しているものと考えてください。

要するに、現行型がまだブランドのホームページに掲載してあるものを中古品、ブランドのホームページから消えてしまったもので、30年以上経過しているものをヴィンテージと理解すると分かりやすいと思います。

話を戻しましてこれは、中古品が値下がりするのは、新品購入時の価格に価値の下落が反映されているからです。

じゃあ実際にそれらの例としてまずはを見てみましょう。

これもブランドによりけりなのですが、例えばこちらのグッチのダイブは定価が37万円ですが、中古市場では15万1000円で並んでいます。

これはまだブランドのホーページに掲載してあるので、中古という分類ですね。

もう新品で購入した時の半額以下で60%オフとなります。

では次はこちらのホイヤーのカレラ デイデイトを見てみましょう。

ユキザキさんとこは51万円で出ていますがこれは新品でした。

それ以外を見てみたら、大体平均は27万円かなぁ・・・・といったところですね。

これで47%のダウンなので、大体半額って感じですよね。

これもブランドのホームページにまだあるので、中古の分類ですね。

一部の例を挙げただけであり、全部が全部そうなってるわけではないことをわかっておいて欲しいのですが、こんなもんなんだぁ・・・・ってのを頭の中に入れておいてください。

こんな感じで、中古時計を選ぶ際の大きなメリットは、少ない予算でより高価な時計を手に入れることができるという点です。

例えば、定価で高額な時計を購入するのではなく、中古市場で状態が良いものを見つけることができれば、非常にお得です。

これら新品と中古の価格についての比較をまとめると、中古時計が圧倒的にお得である場合が多いですが、新品時計は保証がついており、顧客体験も楽しむことが出来るため、安心して長く使いたい方は、そのブランドを愛している方に向いています。

なんとなく、新品と中古の関係が理解できたと思うのですが、問題は中古とヴィンテージの比較だと思いますので、ここからはその話をして参ります。

 

ヴィンテージウォッチの価値と価格

前述した通り、ヴィンテージは製造から30年以上経過しているものを指すのですが、30年以上経過していれば全部が全部値上がりするわけではありません。

名機と呼ばれるものだけが評価されて価格が伸びていきます。

他にも、名機じゃなかったけど世間が評価することで、大きく価格を伸ばす個体も存在します。

例えば、IWCのマーク11と言うモデルがあるのですが、これは昔から名機と呼ばれており、微増ではありますが毎年価格が上がっています。

ロレックスのエクスプローラーの4桁とかもそうですよね。

ただし、その名機が高騰すると誰もが買える腕時計ではなくなってしまうので、大体そう言う時はその次の世代のモデルが高騰を始めます。

だから今回でいうと、マーク12とかがそれに当たりますよね。

これが伝統的な名機のお話です。

では次が世間が評価して名機になるパターンの解説です。

こちらカルティエのサントス カレってモデルなのですが1978年に製造されたもので、価格を大きく伸ばしてきたのはここ3年くらいなんですよね。

そもそもカルティエは、外装を得意としていたブランドだったのが、ここ最近はムーブメントも作り出したことで、腕時計を全部作れるマニュファクチュールに進化しています。

ただし、1978年はまだまだそんな実力はなく搭載ムーブメントは汎用ムーブメントで有名なETA社のものです。

時計好きの方からすれば、このETAが乗ってるってだけで名機から外れてしまいます。

と言いますのも、時計会社ならムーブメントを作れてなんぼだよね。

みたいな価値観があるからです。

よってそういった理由で、カルティエは長らく名機は存在しないブランドとして認知されていましたが、デザインの美しさや独創性はやっぱり他のブランドにないものがあるよね。

ってことで、サントス カレが評価され始めたことがきっかけで、当時普及ラインとして製造されていたモデルが大きく高騰するという現象が起きました。

それ以前も、特別なモデル(ですので、製造数が限りなく少ないモデルとか貴族に向けて作られた時計)は大きく高騰してましたが、そういった普及ラインを高騰したのは、世間がカルティエのサントス カレを名機と認めたからなんですね。

よって、カレは現在結構な値段になっていますし、その進化系のガルべも引っ張られる形で高騰しています。

そしてなぜこれらは高騰するかというと、前述した通りすでに製造が終了してるのに、求める人(これは需要ですね)が大きいことで、供給が間に合わずに高騰しているんですね。

中古(30年未満のもの)かヴィンテージ(30年以上経過したもの)は大分類では中古に分けられますが、一括りにすると勘違いしてしまいます。

私の考え方に合わせる必要はありませんが、中古は中古として、ヴィンテージはヴィンテージとして見た方がよりなんでこれがこんな値段なんだろう・・・・ってのが理解できると思いますね。

繰り返しになりますが、全部が全部めっちゃ高騰してる!ってわけではありませんし、基本的にはIWCのマーク11と12のようななだらかな上昇ですので、新品と相対的に見れば安いです。

では次に、結構大きな問題であるサイズについて解説して参ります。

 

サイズについて

腕時計の選び方において、サイズは非常に重要な要素です。

サイズ選びを間違えると、時計が腕に合わないだけでなく、デザインや見た目の印象も大きく変わってしまいます。

新品と中古でサイズ選びにどのような違いがあるのでしょうか。

まずは新品のサイズの傾向についてです。

新品時計はブランドによって違いますが、昨今の平均は大体40mmかなぁ・・・・といった感じです。

ただし、どのブランドも昨今のもうちょい小さい時計を出してよ!

のご要望にお応えして、36mmくらいからの展開も増えており36〜40mmの間かなぁって感じですね。

ですのでその間の中で自分にぴったりの腕時計を見つけられる方は問題ありません。

最新モデルは特にデザインが洗練されており、サイズも時代に合ったものが多いため、現在流行しているデザインの時計を手に入れるには新品を選ぶのが最適です。

時計のサイズは、デザインやファッションの一部として重要な要素なので、自分の腕に合った最適なサイズを選べる点で、新品の腕時計は有利です。

ですがもうちょい小さくてもいいんだけどなぁ・・・って方もまぁまぁいらっしゃいます。

そんな時にはヴィンテージが候補に入ってくると思います。

デカアツ時計がブームになるのが、1990年代後半でありここまで作られていた時計ってのは、ベースは34mmくらいかなぁ・・・って感じなんですよね。

ですので比較的小さい時計を探しやすいのが特徴です。

特にヴィンテージ時計や過去のモデルを探している場合、そのモデルが製造された当時のサイズ感がそのまま反映されていることが多いです。

例えば、現行のサントス ドゥ カルティエはMMサイズで35mm、LMサイズで40mmなのですが、その進化前のサントスカレやサントスガルベは29mmで小さいです。

これが好ましいと感じる方には、ヴィンテージ時計の方がフィットするはずですね。

 

新品を見ながらも、ヴィンテージには小さいサイズの時計が存在することを知っているだけで、自分の腕の太さや手首周りのサイズ、デザインの好みをより合わせることが出来るので幅を広げられると思いますね。

 

 

 

コンディションについて

腕時計を選ぶ際、最も注意すべき点の一つがコンディションです。

時計は長年使い続けるものですから、状態が良いものを選びたいものです。

新品中古のそれぞれのコンディションについて解説していきます。

まずは新品時計のコンディションですね。

 

新品時計のコンディション

新品時計の最大の魅力は、何と言ってもその完璧なコンディションです。

 

傷一つない状態で手に入るため、時計本体だけでなく、箱や保証書などの付属品も新しい状態で提供されます。

新品の時計は、特に購入直後から長期間使用することを前提としているため、メンテナンスを気にせず安心して使い始めることができます。

また、保証がついているため、万が一の故障や不具合があった場合でも安心です。

例えば、ムーブメントに不具合があった場合、無償で修理や交換を受けることができますので、この点は中古時計にはない大きなメリットと言えますよね。

そのほかで言えば、最も大きな新品時計の魅力のは、最新の技術が搭載されている点です。

近年の時計では、高い防水性能を持つモデルが多く登場しており、特にスポーツウォッチやダイバーズウォッチには高い防水性が求められます。

例えば、100mや200mの防水性能を持つ時計が一般的になり、これにより水泳やダイビングなどをせずとも、日常的には腕時計の防水については気にしなくて良くなりました。

新品の時計はその防水性能が製造元によって確認されており、メーカー保証がついているため、万が一防水性能に問題があった場合でも修理が可能です。

この点は、当たり前ですが中古時計では保証されないので、大きな利点となります。

次は中古時計のコンディションです。

 

中古時計のコンディション

中古時計の場合、そのコンディションは時計ごとに大きく異なります。

 

状態が良いものもあれば、傷や使用感が強いものもあります。

前提として中古時計を選ぶ際は、可能であれば実際にその時計を見て、状態をしっかり確認することが非常に重要です。

特にヴィンテージウォッチや古いモデルは、時間が経過しているため、同じモデルであったとしても個体差が大きく違います。

例えば、文字盤の焼け方も違えば、ケースの傷、針やインデックスの腐食具合も1つとして同じものは存在しません。

ただし、中古市場には状態が良好な時計も多くあります。

特に、メンテナンスがしっかりとされている時計や、オーバーホールが行われたものは、長期間安心して使用できます。

状態が良ければ、製造年に対してのコンディションの良さから同じ個体の良くない個体と比較して2倍や3倍の価格で取引されることも良く良くある話です。

ここまで聞いていると、それだったら価格をクリア出来るならヴィンテージの良好な状態の時計を購入するのが良いのでは?

と考えたくなりますよね。

もちろんその考え方は正しいのですが、使用シーンによってはお勧め出来ない方もいます。

まず前提として、ヴィンテージウォッチは耐磁性能、防水機能はありません。

当時としては防水もあるし、耐磁が搭載されていたモデルでも製造から30年経過すれば、ねじ込みリューズであったとしても噛み合わせの部分は絶対に少し擦れていますし、裏蓋のねじ込みの部分も擦れています。

これは30年の間でオーバーホールをやってきたことで、何回がバラして組み立てているからですね。

もちろん、オーバーホールの時にその部分のパッキンなどは交換しますが、それだけで防水が全回復するかというとそういうわけではないんですね。

ですので、普段の仕事が結構汗をかく方であればヴィンテージウォッチとは相性が悪いですよね。

その反面、週末にしか着けません。

って場合であれば、ヴィンテージウォッチでも全然問題ございません。

雨の日は絶対にダメですけどね。

それでは最後のパートでは、最最も重要なのは自分が何を求めるかについて解説して参ります。

 

 

自分は腕時計に何を求めるか?

腕時計は単なる時刻を確認する道具ではなく、ファッション、ステータス、歴史、そして思い出をも意味するものです。

というかどちらかというと、時刻を確認するよりもこっちの要素の方が大きいでしょう。

そのため、購入時には単に機能だけでなく、自分のライフスタイルや価値観に合った選択をすることが大切です。

前述した通り、新品には最新機能が搭載されていますし、そこでしか得られない体験があります。

何より、自分がファーストオーナーであるという快感は、何物にも変え難い魅力があるでしょう。

ヴィンテージや廃盤モデルは、唯一無二の価値があり、やはりヴィンテージならではの魅力があります。

人件費が安い頃に作られた時計なので、1つ1つ丁寧に作られていますし、職人技を感じられる部分もたくさんあります。

今ではここにその装飾をしたら採算が合わないよね。

というのもふんだんに使用されている部分もたくさんあります。

 

ここまで見ていくと、新品の時計と中古の時計に求めるものは方向性が大きく異なることが分かってきますよね。

どちらにも一長一短がありますので、自分が正しいと思った決断が正解であり、新品であれ中古であれ、周りがなんと言おうと自分が納得していればそれでいいのです。

こんな感じで、本日は新品と中古の時計はどっちがいいの?ということについて解説させて頂きました。

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