手首周り15cmの方は必見!腕時計のメタルブレスを短くした話
こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊
本日の動画では手首周り15cmの方は必見!腕時計のメタルブレスを短くした話。
という内容でお話しして参ります。
小さい時計を専門に扱っていると、手首周りが細いお客様とお話しする機会も多く、おそらく他店様と比較して多いと実感しております。
例えば、革ベルトは基本的にはベルトの穴と尾錠で調節するので手首周りが細くてもまだ大丈夫なのですが、それでも最大に閉まる穴よりも、もう一個奥の穴に入れた方がバシッと馴染みますよねぇ。
ってシーンにも出くわします。
そんな時には、一番奥の穴よりもう一段奥に同じピッチで穴を開けて、お渡しって感じになるんですよね。
ただし、メタルブレスになると調節可能なブレスであればOKなんですが、平均的な男性に向けて作られている調節出来ないベルトになると、時計が良いのにベルトの部分がなぁ・・・って感じで微妙な気持ちになってしまうと思われます。
というわけで、今回のお話はそんなメタルブレスを短くした話について説明していきますので、メタルブレスを短くしたいんだよねぇ・・・・・・って思いがある方。
もしくは、将来的にお世話になるかもしれない!って方は気がついたらチャンネルがどっかにいってしまう前に、チャンネル登録だけでもよろしくお願い致します。
それでは解説して参ります。
腕時計のメタルブレスを短くした話
まず前提として、現行で販売されている腕時計のメタルブレスは、基本的には全部コマによって長さを調節出来ます。

しかし昔のベルト(社外品とかですね)とかは、バックルの穴の位置でしか調整できないようになっるものも結構あります。
するとその穴の調整出来る範囲から外れてしまう方は、そのブレスが使えないってことになってしまうんですよね。
ヴィンテージのメタルブレスは、今にはないデザインのものがたくさんあるのでそういった魅力を理解されてる方こそ、大切に使っていきたいという思いがあるものの、それが使えないってのはもどかしさを感じるものですよね。
というわけで、今回はそんな腕時計のメタルブレスを短くすることについて、実際にお客様と交わしたやりとりを挙げながら、進めて参ります。
今回実際にベルトの調整をしたのは、こちらのハミルトンのクロノグラフですね。
前述した通り社外品メタルブレスで、革ベルトでも全然かっこいいです!
ケース径は36mmですので、クロノグラフで小型を選びたいって方は全然選択肢に入ってくると思います。
このチャンネルの趣旨とは違いますので、こっちでは出していませんが、詳細は別のチャンネルのヴィンテージウォッチライフで解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください⬇️
ご購入頂いたお客様からベルトのご要望がありました。
こちら実際のやり取りですね。

こんな感じで、中央の5本の細いプレートが前後のピンを巻き込んで、ブレスとしての役割を果たしています。
よ〜く見たら、つなぎ目があるのが分かりますよね。
ここを広げてコマを外してベルトを短くするという作業ですね。
話を戻しますね。
それで完成して納品されたのがこちらになります。
12時側と6時側のコマを指定通りに調節しております。
売り手側のスタンスとしては、やはり少しでも破損のリスクがある時には推奨は出来ないとしか言えないのですが、こんな感じで、本来はコマを外すことを前提に作られてないベルトであっても、リスクを許容して頂ける場合であればブレスを短くすることが出来ます。
全てのベルトがこんな構造ではありませんので、出来るものもあればできないものも存在します。
これがロレックスのジュビリーとかになってくると、また話が変わってくるんでしょうが、こういった社外品ブレスであれば万が一のことがあっても、まぁ仕方ないかぁ・・・くらいで終わらせることも出来ると思われますので、1つの選択肢として頭の片隅にでも置いておいてください。