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記事: カルティエの腕時計『サントスオクタゴン』の魅力解説

カルティエの腕時計『サントスオクタゴン』の魅力解説

こんにちは。

ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では、サントスオクタゴンの魅力解説という内容で解説して参ります。

最初に話しておくと、最初は正直このモデル微妙だなぁ・・・

って思ってたんですよね。

 

やっぱり、同年代にあったサントスガルベと比較してしまいますし、なんかぱっと見の印象がそそられなかったんですよね。

ですが、これがいつもの腕時計あるあるで着用してみたらめっちゃ良い・・・ってなってしまうんですよ。

というわけで、このオクタゴンの何が良いのかをしっかりと解説して参りますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

それでは早速やって参りましょう!

 

サントスオクタゴンとは!?

その名の通り、オクタゴンとは8角形の意味なのですがベゼルが8角形になっていることから、このモデル名が与えられています。

1980年代に誕生したモデルなのですが、その前にサントスガルべが誕生しておりその派生型ということになります。

よってサントスの特徴を受け継いでおり、ガチガチにエッジが立っています。

サントスシリーズのもう一つの特徴であるベゼルにあるビス(ネジ)も、オクタゴンモデルに引き継がれています。

このビスのデザインは本当にかっこいいですよね。

この頃はラグスポって言って、ラグジュアリーなスポーツウォッチが人気だったのですが、その特徴にはステンレスで作られてて小型でスポーティなデザインで作られています。

サントスオクタゴンは、その全てを満たしているんですね。

一般的に多く出回っているのが、イエローゴールドとのコンビモデルでオールステンレスモデルはコンビと比べて1/10くらいかなぁと言った印象ですね。

ちなみにサントスガルべも同様に、基本はコンビモデルでオールステンもありまうが結構少ないです。

それぞれ、なかなか見かけることはありません。

サントスオクタゴンはコンビもオールステンもどっちもかっこいいんですが、今回はオールステンレスモデルで話を進めて参ります。

 

私がこのデザインで引っかかってたのが、ケースのサイドですね。

ロイヤルオークみたいに、ベゼルの端がそのままケースのゴール地点になってくれていればもっと、角張った時計になってたのに・・・・

と思っていました。

ケースの作りを解説すると、ベゼルの下に土台のケースがあるのですが、この土台のケースは丸くなってて、その丸の中に8角形のベゼルが収まるってデザインです。

この土台のケースの丸みが入ることで、せっかくのサントスの特徴である角張った印象が打ち消してしまってる気がしてたんですよ。

多分なのですが、視聴者の皆様はある程度私のチャンネルで紹介してるので、そこまで違和感はないと思われますが、腕時計を買おう!って思った時にまず最初にオクタゴンを!

ってはならないと思いますね。

特に実機を見てないわけですからね。

サントスガルべとオクタゴン2つを並べて、動画と写真を見て選べって言われたら、大半の人がガルべを選ぶはずです。

ただしですよ、ここからが本題なのですがオクタゴンというモデルの本当の実力が分かったのが、仕入れ先で実際に着用してからなんですね。

 

腕に乗せてみると、意外にしっくり来る・・・

ここが始まりですね。

 

同じラグスポ時代に誕生してるので、ロイヤルオークとデザインが似てるんですが、方向性が違うんですよ。

私の個人的な感想なので、適当に聞き流してください。

ロイヤルオークはガチっとした感じで、男らしさを際立たせるデザインです。

その反面オクタゴンは、ケースサイズが29mmであり迫力がなく、どっちかっていうと、メンズ版アクセみたいな感じでオシャレな要素を大きく含んでいます。

そんなオクタゴンのデザインが良いところは、ブレスからケースに繋がる部分の境目にあります。

こちらのラグをご覧ください↓

 

ラグの写真

 

 腕時計界の中でも、結構細めのラグが採用されていますよね。

これは人によって、デザインの好みは違うでしょうが私はバスキュラントみたいに、ケースからほとんど幅が変わらずにベルトに繋がっているデザインに魅力を感じます。

 

オクタゴンもこれと同様とまでは行きませんが、ラウンド型のケースでありながらもそれを実現させようとしてるのが伝わってくるんですよね。

このブレスから上手く繋がっているケースまでの全体像こそが、サントスオクタゴンの真骨頂と言えるのです。

まずブレスをご覧頂きたいのですが、同年代に作られていたサントスガルべはバックルに向かうにつれて、ベルトが細くなっていきます。

しかし、サントスオクタゴンはバックルまでは同じ太さで連なっているのですが、このバックルがかっこいいわけですよ。

バックルは強烈にエッジが立っており、この年代だけの造形です。

ちなみに、これまでサントスガルべとお話ししてきましたが、視聴者様からコメントで教えて頂いたのですが、正式な名称はサントス カレらしいです。

サントスガルべとの違いは、ガルべの方がベゼルやブレスが少し角が抑えられていると教えて頂いて実際に見てみたら、確かにエッジの立ち方は違います。

そしてこのオクタゴンは、このカレの方のデザインが採用されているのですが、エッジが立ったまま同じ太さのバックルがデフォルトであり、ケースにたどり着いた時に、これまたラグのエッジとベゼルのエッジが際立つようにデザインされています。

ここがブレスとケースを一緒に見た時の、オクタゴンの全体像の美しさに繋がっているんですね。

そして、自動巻が搭載されてるのですがこのケースの部分だけが、絶妙な立体感があります。

時計自体は大きくはないんですよ、でもこのブレスの工業感とそこから厚みのあるケースが繋がることで、なんともちょうどいいサイズに仕上がっています。

全体を評価するのであれば、ブレスが50%ケースが50%で100%の腕時計が完成していると言えるでしょう。

今回のは、写真と動画でしか伝えられていないので、この時計の本当の魅力は半分程度しか伝えることが出来てないと思うんですが、これが実際に腕に着けてみた時にはだいぶ評価は変わるはずですね。

このデザインはカルティエにしか出来ないなぁ・・・・と感心させられるのと同時に、キョダイマックスの腕時計だけが良い時計ではない!というのを改めて実感させられるモデルだと言えるでしょう。

ファッションの中に上手に、おしゃれな腕時計を取り入れたいと考えている方には、絶対に相性が良いので凄くおすすめさせていただきます。

こんなん着用してたら、もう毎日の何気ない日々が少しだけ楽しくなりますよ。 

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