機械式腕時計は面倒と思っている女性、ここで損してます
こんにちは、ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では「機械式腕時計は面倒と思っている女性、ここで損してます」という内容で解説して参ります。
最近ですね、自分で意思決定が出来る自立した女性の方にお越し頂くことが増えてきたんですが、結構な割合で機械式の時計を手に取られます。
しかし、まだまだですね時計を選ぶときに、「機械式ってちょっと面倒そう」と感じて、クォーツを選ばれている方は多いと思います。
実際に、止まらないですし、時間も正確ですし、日常使いとしてはかなり優秀です。
ただ、その一方で、「なんとなくしっくりこない」と感じている方が一定数いるのも事実です。
この違和感、実は“クォーツか機械式か”というスペックの話ではなく、「どういう基準で選んでいるか」という部分に原因があることが多いです。
今回は、なぜ機械式が面倒に感じるのか、その正体を整理しながら、本当に自分に合った時計の選び方についてお話ししていきます。
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それでは話を進めて参ります。
なぜ「機械式=面倒」と感じてしまうのか?
まず前提として、女性の方であっても機械式が好きですって方はたくさんいることは知っていますし、そう言った深い洞察力をお持ちの女性の方はとても尊敬しております。
ですが、こう言った話をすると一定数、「女性は機械式に興味がないと決めつけられてるようで悲しくなりました。」
みたいな、悲劇のヒロインみたいなコメントがくるんですが、大枠としてそういう傾向がありますよね。ってニュアンスで話しているだけです。
カルティエでさえ、レディースはほとんどクオーツを採用しているわけなので、大枠としてはそう認識されているというだけです。
なのでカルティエさんなんかより格下の私の話なんかで、悲しまないでくださいね。
では本題に移りまして「機械式は面倒」という感覚自体は間違っていません。
ゼンマイを巻く必要がありますし、毎日一度は時間を合わせる必要もあります。
クォーツのように放っておいても正確に動き続けるものではないので、比較すると手間がかかるのは事実です。
ただ、この『面倒』という印象は、多くの場合「比較の仕方」によって生まれています。
つまり、「クォーツ=手間がかからない」という基準を先に持ってしまうと、それ以外はすべて面倒に見えてしまうんですね。
もう少し言うと、時計を『便利な道具』として見ていると、機械式はどうしても不利に映ります。
ただ、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのですが、日常の中で私たちが選んでいるものって、本当に全部『効率』だけで選んでいるでしょうか。
たとえば、バッグや靴、アクセサリーなども、もっと安くて機能的なものはいくらでもあります。
それでも、あえて少し手間がかかるものや、扱いに気を使うものを選ぶことがありますよね。
それは、その物に『意味』や『納得感』を感じているからだと思います。
機械式時計も同じで、単なる時間を知る道具として見ると確かに面倒です。
ただ、「身につけるもの」として見たときに、その評価軸が少し変わってきます。
そしてもう一つ大きいのが、「知らないことによる距離感」です。
機械式ってなんとなく難しそう、壊れやすそう、扱いが大変そう、というイメージが先に来てしまうと、必要以上にハードルが上がってしまいます。
結果として、「よく分からないし、無難にクォーツでいいか」という選び方になりやすいです。
ただ、この段階で一度止まってしまうと、本来感じられるはずの魅力に触れる前に選択が終わってしまいます。
なので、「面倒だからやめておく」という判断自体が悪いわけではありませんが、その『面倒』がどこから来ているのかを一度整理しておくことは、かなり大事だと思います。
ここを理解しておくと、単にスペックで選ぶのではなく、「自分にとって何が心地いいのか」という視点で時計を見られるようになります。
では次にですね、クォーツの『楽さ』に隠れている落とし穴について解説して参ります。
クォーツの『楽さ』に隠れている落とし穴
クォーツ時計の一番の魅力は、やはり「何もしなくていいこと」です。
時間も正確で、止まることもほとんどなく、日常の中でストレスなく使えます。
これは間違いなく大きなメリットです。
ただ、この「楽さ」があるからこそ、選び方が少し雑になりやすいという側面もあります。
どういうことかというと、クォーツは性能面での差が分かりにくい分、「なんとなく見た目が好き」「有名だから安心」といった理由で選びやすいんですね。
特にカルティエが1番それに当てはまると思うんですが。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、その選び方だと、後から「なんか違う」と感じやすくなります。
なぜなら、「自分の基準で選んだ!」という感覚が弱いからです。
機械式の場合は、多少の手間がある分、「それでもこれを選ぶ理由」が必要になります。
つまり、選ぶときに自然と考えるんですね。
サイズはこれでいいのか。
このデザインは長く使えるのか。
ゼンマイを巻く必要があるけどそれでもこれが欲しいか。
本当に自分に合っているのか。
こういったプロセスを経て選ばれることが多いです。
一方でクォーツは、極端な話、「とりあえず困らないし、デザインも良い感じだからこれでいいか」となりやすいはずです。
この「とりあえず」で選んだものは、最初は問題なく使えます。
ただ、時間が経つと少しずつ違和感が出てきます。
なんとなく出番が減る。
気づいたらつけなくなる。
でも理由ははっきりしない。
この状態が一番もったいないです。
もちろん、悩みに悩んだ結果、その時計がクオーツでした!ってのであれば全然問題はございません。
基本的には機械式よりも、クオーツの方が安く販売されるんですが、価格の問題ではなく、「納得して選んだかどうか」の差が、後から効いてきます。
もう一つ見落としがちなのが、「手間がない=愛着が生まれにくい」という点です。
何もしなくても動き続けるものは、どうしても「消費するもの」として扱いやすくなります。
一方で、少しだけ手をかけるものは、自然と意識が向きます。
巻く。
合わせる。
身につける。
この小さな積み重ねが、その物との距離を少しずつ近づけていきます。
繰り返しになりますが、クォーツが悪いという話ではありません。
ただ、「楽だから」という理由だけで選んでしまうと、結果的に満足度が上がりにくいという構造はあると思います。
男性の方に機械式好きが多いのは、こういった理由からなんですね。
なので一度、
「なぜこれを選んだのか」
ここを自分の中で説明できるかどうかを、基準にしてみるといいと思います。
それがあるだけで、同じクォーツでも選び方が変わりますし、機械式に対する見え方も少し変わってきます。
では次に、ほとんどの方がとても心配されているであろう、機械式は本当に手間なのか?ヴィンテージのリアル!という事について解説します。
機械式は本当に手間なのか?ヴィンテージのリアル!
ここは正直にお伝えします。
ヴィンテージの機械式時計は、手間はかかります。
毎日巻く必要がありますし、数日放置すると止まります。
精度についても、現行のクォーツのような正確さはありません。
なので、「とにかく何もしたくない」「放っておいても正確に動いてほしい」という方には、正直あまり向いていません。
ここは無理におすすめするものではないです。
ただ、その上でお話ししたいのは、それでも選ばれている理由があるという点です。
たとえば毎朝、時計を巻く。
この行為自体は数十秒で終わります。
ただ、その数十秒の中で、「今日はこれをつける」という意識が生まれます。
私の場合は、時計を耳の横に当てて歯車が動いてる音を聞きます。
それで、今日もこいつは動いてくれている!と。なんだか小動物に餌をあげてるような感覚になります。
(私の持ってる時計は小さいですからね)
時間を合わせるときも同じです。
ほんの少しのズレを整えるだけですが、その動作によって、時計との距離が近くなります。
ヴィンテージの時計は、完全な道具として使うものというより、日常の中で少しだけ意識を向ける対象に近い存在です。
普段からヴィンテージウォッチは育ててあげましょう。
って話をしてるんですが、育ててあげる気持ちがあれば、そう言ったちょっとした誤差とか不足している部分は可愛く見えてくるんですよね。
というか、時間なんてスマホで見れば良いですし、腕時計の時間なんて大体あってれば良いんですよね。
でも私の場合・・・みたいな感じでいつもここはコメント来るので、保険をかけておきますが、商談とか工場の中などの精密機器を取り出し出来ないシーンがあることも理解しております。
ここも大枠として捉えて頂けると幸いです。
だからこそ、合う人と合わない人がはっきり分かれます。
便利さだけを求めると、確かに不便です。
ですが、「時間を正確に把握するもの」という基準から少し離れて、「身につけるものとしてどう感じるか」という視点で見たときに、この手間がむしろプラスに感じられる方もいます。
そして、この感覚を一度知ると、
「面倒だからやめておく」ではなく、「この手間なら受け入れられるかどうか」という判断に変わります。
ほとんどの方は朝の習慣になってしまってるはずなので、歯を磨くより圧倒的に簡単で手間に感じませんが、視聴者様が思ってるほどに手間じゃないと思いますよ。
ヴィンテージの機械式時計は、誰にでも合うものではありません。
ただ、合う人にとっては、単なる道具ではなく、長く付き合いたくなる存在になります。
なので大切なのは、良いか悪いかではなく、自分の生活に合うかどうか!で考えることだと思いますね。
機械式を選ぶ女性が増えている理由
ここまでお話ししてきたように、ヴィンテージの機械式時計は、正直に言えば手間はかかります。
それでも最近、あえて機械式を選ぶ女性は確実に増えています。
ここには、はっきりとした理由があります。
それは、「何を選ぶか」ではなく、「どうやって選ぶか」が変わってきているからです。
以前は、分かりやすいブランドや、失敗しない選択が重視されていました。
たとえば、
有名だから安心。
周りも持っているから間違いない。
扱いやすいからとりあえずこれでいい。
こういった選び方です。
ただ今は、そこに違和感を持つ方が増えています。
「それ、本当に自分に合っているのか」
「長く使いたいと思えるのか」
「私ではなく誰でもいいものじゃないか」
こういった視点で見られるようになってきています。
その中で、機械式という存在が選択肢に入ってきます。
なぜかというと、機械式は「分かりやすさ」ではなく、「納得して選ぶもの」だからです。
手間がある分、なんとなくでは選びません。
そして結果として、満足度が高くなりやすいです。
もう一つ大きいのが、“主張しすぎない美しさ”への感度が上がっていることです。
大きくて目立つものよりも、さりげなくて自然なもの。
分かりやすい豪華さよりも、静かに整っているもの。
こういった価値観と、小さいヴィンテージの機械式時計はかなり相性がいいです。
誰にでも分かる良さではなく、自分が納得できる良さ。
この方向に選び方が変わってきたときに、機械式という選択が自然に入ってきます。
なので、「女性が機械式を選ぶようになった」というよりは、「選び方が変わった結果として、機械式を選ぶ人が増えた」という方が、実態に近いと思います。
この流れは一時的なものではなく、今後も続いていく可能性が高いです。
だからこそ、今の段階で一度、「自分はどういう基準で選んでいるのか?」を見直してみると、時計の見え方がかなり変わってくると思います。
まとめると、ヴィンテージの機械式時計は確かに手間がかかります。
毎日巻く必要がありますし、クォーツのような気楽さはありません。
ただ、その手間があるからこそ、自分で選ぶ意識が生まれ、結果として長く付き合える一本になりやすいです。
大切なのは、クォーツか機械式かではなく、「なぜそれを選ぶのか」という基準です。
なんとなく便利だからで選ぶのではなく、自分にとってしっくりくるか、長く使いたいと思えるか。
その視点で見たときに、機械式という選択肢が自然に入ってくる方も多いと思います。