腕時計を買う前に決めるべきなのは「予算」だけではない理由
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こんにちは、ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では「腕時計を買う前に決めるべきなのは『予算』だけではない理由」という内容で解説して参ります。
腕時計を買おうと思った時に、まず最初に決めることって予算だと思うんですよね。
「100万円くらいまでにしよう」とか、「今回は200万円まで」とかですね。
もちろんこれは大事です。
予算を決めずに探していたら、見ているうちにどんどん金額が上がってしまいますからね。
ただ、ネットでも店頭でも色んな腕時計を見ていると、予算だけ決めて探し始めると、逆に選べなくなってしまうことがあるんですよ。
100万円以内で探していたはずなのに、ロレックスも気になってきて、そうだと思ったらカルティエもいいし、ヴィンテージも奥深いし、もう少し出せばマイナーブランドの金無垢も見えてくるし、と言った感じで
「あれ、俺って結局、何が欲しかったんだろう?」
となってしまいます。
これって腕時計を選ぶ時には結構あると思うんですよね。
では予算以外に、何を決めておけばいいのでしょうか。
というわけで今回は、腕時計を購入する前に決めておいた方がいいことについて、ベルモントルの妹尾さんと一緒に見ていきましょう。
それでは話を進めて参ります。
予算だけで探すと「その金額で一番良さそうな腕時計」を探し始める
まず最初に、予算を決めること自体はもちろん必要です。
例えば予算が150万円なのであれば、500万円の腕時計ばかり見ても現実的ではありませんからね。
なので、
「今回はこのくらいまで」
という上限は最初に持っておいた方がいいと思います。
ただ問題は、その予算だけを基準に腕時計を探し始めてしまうことなんですよ。
例えば、
「150万円以内で一番いい腕時計は何ですか?」
という探し方をするとします。
すると次第に、
「150万円なら、このブランドの方が格上なんじゃないか?」とか
「こっちの方がリセールがいいんじゃないか?」とか
「あと20万円出せば、もう一つ上のブランドが買えるな」などなど
という話になってきます。
もちろん、こういった比較も悪くありません。
ただ、これを続けていくと、最初に自分が欲しかった腕時計から離れていくことがあるんですね。
例えば本当は、小さくて薄い革ベルトの腕時計が欲しかったとします。
ところが150万円という予算の中で比較を続けているうちに、
「同じ150万円なら、こっちのスポーツモデルの方が売りやすそうだな」
とか、
「このブランドの方が有名だから安心かな」
となっていくんですよ。
そして気が付いたら、最初に欲しかったものとは全然違う腕時計同士を比較している状況になっていることが多いです。
その結果ロレックスに着地してました・・・・えへ。
これは結構起きると思います。

つまり、予算を決めることと、その予算の中で一番得に見えるものを探すことは別なんですよね。
100万円出すなら一番得な腕時計。とか
200万円出すなら一番ブランド力がある腕時計。
などという考え方だけになってしまうと、腕時計ではなく金額を中心に選ぶことになります。
だから私は、予算と同時に、
「今回、自分は何を買いたいのか?」
という軸を決めておいた方がいいと思っています。
要するにお金と自分の気持ちを分割しないといけないんですよ。
では具体的に何を決めればいいのかって話なのですが、次に購入前に一つだけでも決めておきたい「譲れない条件」について解説して参ります。
購入前に「ここだけは譲らない」という条件を決めておく
腕時計を選ぶ時に、私は予算を含めた全部の条件を決める必要はないと思っています。
ケース径は何ミリ。とか
製造年は何年。とか
ムーブメントはこれ。とか
文字盤はこの色。とか
予算はいくら。とか
と最初から全部決めてしまうと、今度は条件に合う腕時計がなくなってしまいますからね。
ただ、1つか2つくらい、
「今回はここだけは譲りたくない」
というものを決めておくと、選び方が楽になります。
例えば、
「今回は角型が欲しい」
でもいいと思います。
「次は金無垢が欲しい」
でもいいし
「薄い腕時計が欲しい」とか
「手巻きが欲しい」とか
「ヴィンテージカルティエが欲しい」とか
「ブレスレットの腕時計が欲しい」とか
こういうものですね。

何でもいいんですが、自分が今回の腕時計に求めているものを一つ決めておくことが大事です。
そうすると、腕時計を比較する時の軸ができます。
例えば角型だけは譲らないと決めているのであれば、丸型の腕時計がどれだけ人気でも、どれだけリセールが良くても、今回は外していいわけです。
これって結構大事だと思うんですよ。
とは言っても、そんなことわかってても腕時計を見ていると、途中から他のモデルが魅力的に見えてきます。
特に高額な腕時計になるほど、
「こっちの方が有名だから」とか
「こっちの方が売りやすそうだから」とか
「こっちの方が資産価値がありそうだから」とか
と、最初には考えていなかった条件がどんどん増えてきます。
その時に、
「でも今回は何を買いたかったんだっけ?」
と立ち返る場所がある!
これが譲れない条件です。
なので、
予算内に入る腕時計の中から欲しいものを探すというよりも、
自分が欲しい条件を満たしている腕時計の中から、予算に合うものを探す。
私はこの順番の方が、結果的に納得しやすいと思います。
そしてここでもう一つ大事なのが、
「何が欲しいか」だけでは腕時計選びは終わらないということなんですね。
次に、反対側にある「何ならなくてもいいのか」という話をしていきます。
欲しい条件より「なくてもいい条件」を決める方が難しい
腕時計を探していると、どうしても条件って増えていくんですよ。
金無垢がいい。とか
状態も良い方がいい。とか
付属品も揃っていてほしい。とか
人気ブランドがいい。とか
中古価格も強い方がいい。とか
できれば希少な仕様がいい。などなど
ここまで全部入ってくると、当然価格も上がっていきます。
そこで必要になるのが、
「自分は何なら諦められるのか?」
という考え方です。
例えばヴィンテージウォッチで、
「文字盤の状態だけは妥協したくない」
と思っているのであれば、箱や保証書はなくてもいいかもしれません。
逆に、
「付属品まで揃った個体を持ちたい」
のであれば、多少の使用傷は受け入れるという選び方もあります。
日常で安心して使えることを重視するなら、極端な薄さは必要ないかもしれません。
デザインが気に入っているのであれば、リセールはそこまで重要ではないという方もいるでしょう。
こうやって、
欲しいものと、なくてもいいものを分ける
んですね。

これができると、予算を無理に上げなくても選べる腕時計が増えてきます。
逆に全部欲しいとなると、
「あと30万円出せば状態がいい」とか
「あと50万円出せば付属品も付く」とか
「もう少し出せば金無垢になる」などなどそんな形で、どんどん予算が上がっていきます。
そして最終的に、最初の予算から大きく離れてしまうわけですよ。
もちろん、本当に欲しい腕時計が見つかって予算を上げるのであれば、それは一つの選択だと思います。
ただ、
条件を捨てられないから予算が上がっているのか、本当にその腕時計が欲しくて予算を上げているのか。
ここは分けて考えた方がいいと思うんですよね。
腕時計って、全部が完璧な一本を探し始めると本当に終わらないんですよ。
だから購入する前に、
「これは欲しい」
と同時に、
「これはなくてもいい」
まで決めておく。
私はこの二つが揃って初めて、自分の判断基準ができてくると思います。
では最後に、そこまで決めたうえで予算をどう考えるのかという話をしていきます。
予算は「選ぶ基準」ではなく「現実的に調整するための基準」
ここまで話してきましたが、もちろん最終的には予算が必要です。
腕時計は高額な商品ですから、
「欲しいものを買えばいい」
だけでは現実的ではありません。
ただ私は、予算には二つの役割があると思っています。
一つは、
これ以上は使わないという上限を決めること。
これは絶対に必要だと思います。
もう一つは、
自分が欲しい条件の中で、どこまで実現できるのかを調整すること。
です。
例えば予算150万円で、
金無垢。
人気ブランド。
状態が非常に良い。
付属品完備。
希少モデル。
という条件を全部満たすのが難しかったとします。
そこで、
「じゃあ予算を300万円にしよう」
とすぐに考えるのではなく、
「この中で本当に必要なのは何だろう?」
と一度考えてみる。
金無垢が一番重要なのであれば、ブランドを変えるという選択肢があるかもしれません。
ブランドが一番重要なのであれば、ステンレスを選ぶ方法もあります。
モデルそのものが好きなのであれば、付属品なしの個体でもいいかもしれません。
こういう調整をするために予算を使うんですね。
なので腕時計を買う前に考える順番としては、
まず、
「自分は今回、何を求めているのか?」
を考える。
次に、
「その中で、何だけは譲りたくないのか?」
を決める。
そして、
「逆に、何ならなくてもいいのか?」
を決める。
その上で、
「ではこの条件なら、自分の予算でどこまで選べるのか?」
を見る。
私はこの方が、腕時計を選びやすいと思います。

例えば同じ200万円を使うとしても、
「200万円以内で一番評価されている腕時計を買う」
のと、
「自分が一番欲しかった条件を200万円の中で最大限満たした腕時計を買う」
のでは、買った後の満足感は結構違うと思うんですよね。
前者は市場を基準にした選び方です。
後者は自分を基準にした選び方です。

もちろん市場の評価を見ることも大切です。
リセールも、ブランド力も、中古市場も、高額な腕時計を選ぶ時には無視できないと思います。
ただ、それらを全部見た結果、
最初に欲しかった腕時計から離れてしまったら、少しもったいないですよね。
なので今回の、
「腕時計を買う前に決めるべきなのは『予算』だけではない」
という話の答えは、
予算と同時に、「何を譲らないのか」と「何なら諦められるのか」を決めておくこと。
これだと思います。
結局、腕時計を選ぶ時に一番難しいのって、良い腕時計を見つけることではないんですよ。
良い腕時計なんて、世の中にたくさんありますからね。
むしろ難しいのは、
その中から、自分は何を選ばないのかを決めること
だと思います。
そこが決まってくると、予算の中でもかなり選びやすくなってくるんじゃないでしょうか。
腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。
その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。
店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。
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