【2024年版】50代男性おすすめ一生物の上品な中古ドレスウォッチ腕時計10選
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本日の記事では、【2024年版】50代男性おすすめ一生物の上品な中古ドレスウォッチ腕時計10選という内容でお話しして参ります。
50代になれば、『落ち着き』や『貫禄』が滲み出てくる頃ですが、そんなあなた様を格上げしてくれる腕時計を、売り手目線で10本ご紹介させて頂きますので是非とも最後までお付き合いください。
50代男性おすすめ一生物の上品な中古腕時計10選
1.ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.1024
次はロレックスのオイスターパーペチュアルRef.1024です。
ロレックスの3大発明は『オイスターケース』『パーペチュアル』『デイトジャスト機構』です。
今回のモデルは、デイトジャスト機構が入ってないためにケースサイズも34mmです。
現代の腕時計を取り巻く空気感は、メンズなら36mmで小さい方に分類されますが、小さい時計をしている方は、世の中の空気に流されることなく自分に芯があって好印象です。
ロレックスが欲しいんだけど、ギラギラしたのはちょっと苦手なんだよなぁ。
って方にこそ、34mm径やもっと小さいサイズのものを手にして頂きたいと考えております。
今回お勧めしているのが、下地がステンレスに18Kイエローゴールドメッキが施されたモデルなのですが、34mm径なので主張は抑えられているにも関わらず、自分が腕に着用している時の満足感は凄く高いです。
ケース径が大きくない分、ゴールドが見える面積も小さいので、上品に手元を輝かせてくれます。
こちらのモデルの特筆すべき点ですが、文字盤の色が『グレージュ色』であることです。
グレージュ色とは、グレーとベージュの間の色のことであり、ロレックスの文字盤の中でも非常に珍しくおしゃれな色合いと思います。
実際に腕に着用しての感じなのですが、文字盤の色が美しいですしケースのイエローゴールドと相性が良くて、とてもおしゃれに見えます。
こういったロレックスの腕時計をつけてる方は、なかなかいないと思われますのでロレックスだけど人と被りたくないものを着用したいと思ってる方にこそ、是非とも手にして頂きたい一本です。
2.カルティエ タンク アビス
1998〜2008年までCPCPの中で展開されたタンクアビスです。
カルティエのCPCPについて、日本ではほんの一部の人しかその凄さを気づいてないので、いかに凄いコレクションなのかを解説します。
CPCPとは『コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ』の略で、簡単に説明すると、歴代のカルティエコレクションを再度復活させたコレクション。
と言う意味になります。
ではCPCPで作られたコレクションは何が凄いのかと言いますと、外装のデザイン、中のムーブメント共に他社からの技術供与を受けて作った最高級コレクションであるために、カルティエの中でのトップに君臨するポジションであると言うことです。
カルティエの中の一般的なラインが、トヨタだとすればCPCPはレクサスに分類して良いでしょう。
別の表現をすれば、3大時計ブランドに対抗出来るカルティエのコレクションと言っても良いかもしれません。
CPCPは10年間続いたので、その間に複数のモデルが誕生しましたが今回お勧めしたいのが、アビスになります。
カルティエの最初の防水時計は、パシャとイメージされる方も多いことでしょうが実はその前に『アビス』と言うタンクスタイルのモデルが誕生し、それが初代防水時計なんですね。
そして、それをCPCP内で復刻されたのですが、これが非常にかっこいいです。
ケースのデザインは、当時防水性を向上させるためにセットされた4箇所のビスがベゼルに施され、その部分が段差となり立体的な造形を生み出しています。
搭載ムーブメントは、同じリシュモングループに所属していたことで技術提供を受けた、ピアジェ社のキャリバーをベースにして作られたCal.437MCを搭載しています。
元々、CPCPコレクションの腕時計は100万円前後で購入できていましたが、現在ではその素晴らしさにみんなが気がついたために、300万円前後にまで上がっています。
ちなみに、この価格はまた5年経ったら500万円くらいになるのかなぁと言った感じですね。
3.オメガ シーマスター600 Ref.135.012
オメガのシーマスターは現在でも続く、超ロングヒットモデルですが今回のおすすめは1964〜69年まで生産されたシーマスター600シリーズです。
現行モデルには、シーマスタープラネットオーシャン600が存在し、それは600m防水であることを意味していますが、今回私がお勧めするシーマスター600の600は600番台キャリバーを搭載したモデルという意味になります。
デイト表記が『ある』ものと『ない』ものがあり、どちらもシンプルで美しいのが特徴です。
ケース径は2パターン準備してあり1つは32.5mm、もう1つは34.5mmなので自分の好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
シーマスター600は、いろんなデザインが存在するのですがその中でも特に50代でこれを着用してたら、かっこいいなぁって思うのがRef.135.012です。
こちらの文字盤をご覧ください。
黒文字盤は引き締まった印象を与えてくれますし、反対色のクリーム色の夜光がより視認性を向上させています。
特筆すべき点は、オメガのロゴと文字盤の縦と横に引かれた赤いラインです。
黒文字盤に赤が入ることで、おしゃれになりますし十字のクロスラインが洗練された印象を際立たせています。
この年代の時計は、ムーブメントを見ることが出来ないのですが、青銅メッキの色合いは美しくオメガの細部までのこだわりを感じられます。
ちなみに、ムーブメントに青銅メッキを施す理由なのですがサビなどからパーツを守り、耐久性を向上させるために施される処理になります。
4.SEIKO ロードマーベル ファーストモデル
1958年にSEIKO社から誕生したのがロードマーベルです。
このモデルは、セイコー社が世界の腕時計と同等に戦えることを証明するために生み出された、初の高級時計モデルです。
そう言った背景があるモデルといえば、グランドセイコーをイメージされる方が多いと思われますが、実はその前に今回のロードマーベルとあと1つ別モデルのクラウンというのがあり、それらの良いとこどりをして合体させたのがグランドセイコーというモデルなのです。
要するに、ロードマーベルはグランドセイコーの始祖に値するモデルなんですね。
そう言った理由から、ロードマーベルはコレクターの間では非常に人気があり、初代グランド セイコーよりも、希少なことからこのモデルを好んでいる人が多いのも事実です。
作られていたのは、長野県の諏訪工場で生産されており、製造工程に一切の妥協はなく、ロードマーベルは非常に品質高く作られていました。
特筆すべき点は、Seiko Lord Marvelのロゴが、手彫りで施されていることです。
今では機械でこれらの作業をするのが一般的ですが、当時は職人が1つ1つこれらの作業をしていたことを考えると、いかに日本人の手先が繊細であるかがありますね。
文字盤を見てみましょう。
文字盤はホワイトで、バーインデックスに多面カットされたドーフィン針が備わっています。
素材は一般的には金メッキが多く作られ、ステンレス、18Kゴールドの2つも準備されていましたが、 これらの2つは希少です。
ケースも34mmが作られた後に36mmがすぐに展開されたので、これらの中から自分の好みを選ぶ楽しみもあります。
何よりSEIKOの時計の魅力は、6時位置の製造国を表す表記が『JAPAN』であることであり、この表記が『モノ作り大国』である日本の、メイドインジャパンを着用している喜びであることでしょう。
5.ジャガールクルト レクタンギュラー
次はジャガールクルトのレクタンギュラーモデルです。
素材は18Kゴールドで、ケース径は24mmです。
レクタンギュラーは日本語で言う『長方形』という意味になりますが、このスタイルは一般的にはカルティエのタンクがイメージされると思います。
ですが歴史を遡っていくと、ジャガールクルトとカルティエは密接な関係があり似たようなモデルは複数存在します。
ジャガールクルト社は、カルティエにも大量のムーブメントを提供していましたしね。
今回のレクタンギュラーモデルもぱっと見では、かなり似ているように見えますがよくよく見てみると違いがあります。
まずケースなのですが、立体的に見えるよう段差がつけられステップベゼルになっています。
文字盤はと言いますと、三角形をいくつも使用し、その頂点同士が組み合うように配列させた文様が描かれています。
これが非常に美しく、日本の伝統的な文様である『鱗』に似ています。
鱗紋様は、魚や蛇の鱗に似ているためにこの名があるといわれています。
ジャガールクルト社のムーブメントは、精度が高く世界3大時計ブランドでも採用されていた歴史があります。
そんなブランドの背景を理解しつつも、おしゃれな文字盤にレクタンギュラー型のケースが採用されたジャガールクルトの腕時計を着けていれば、一目置かれる存在になると思いますね。
6.パテックフィリップ Ref.2481J
パテックフィリップの1960年代に作られたモデルでRef.2481Jです。
パテックは、今でこそ大きなサイズもありますが60年代であればまだまだ小さいサイズが主流でした。
しかし、今回のモデルはケース径が37mmあり当時としては大型に分類されます。
このモデルをお勧めしたい理由は、デザインが素晴らしいからです。
ケースのベゼルをご覧頂きたいのですが、本来であればフラットか少し盛り上がるのが一般的なのですが、こちらのモデルは窪んでいます。
そして、風防はまた盛り上がることによって、独特なスタイルになっています。
また、ラグも特徴的で2段でデザインされたラグが、窪んだケースから伸びることによって、正面、側面のどちらから見ても芸術性の高さが伺えます。
文字盤を見てみましょう。
発売当初はホワイトだったものが、経年に伴い大体はどの個体も淡いアイボリーに変色しています。
針は多面カットが施されたドーフィン針、インデックスはバレットタイプ、視認性の良いセンターセコンドの秒針が備えられており、時計の美しさで言えばやはり3大時計ブランドの中のトップと言えるほどです。
搭載ムーブメントはCal.27SCであり、こちらは最も厳しい検査基準をもつ[Geneve Seal / ジュネーブシール]認定を取得しています。
よって、精度は高く、インカブロックを搭載していることで、耐震性にも優れた完成度の高い手巻きキャリバーと言えます。
7.ヴァシュロン・コンスタンタン Ref.2093
次にご紹介するのは、ヴァシュロン・コンスタンタンのRef.2093です。
1970年代に誕生したモデルで、トノースタイル(樽型)として分類されていますが 、実際にはCラインのスタイルかなぁと個人的には考えています。
Cラインをあまりご存知でない方も多いと思われますので簡単に解説します。
70年代に大ヒットしたスタイルで、 ケースの縦方向の延長線上にラグまで合体したスタイルをCラインと言います。
ですので、このCラインのスタイルが採用されている時計ってのは、ラグはケースと一体となっており繋ぎ目がない分、ケースの滑らかな曲線の美しさを感じられるのです。
ケース径は33mmで、大きすぎることなくさりげなく手元にアクセントを与えてくれるちょうどいいサイズです。
ではデザインを見てみましょう。
こちらのモデルは、18Kのイエローゴールドバージョンとホワイトゴールドバージョンが存在します。
どちらも美しいので、自分の好みで選んで頂きたいのですが、どちらかというと市場に多いのは、イエローゴールドの方かなぁと言った印象です。
針はシンプルな細型のバーハンドで、インデックスもバーインデックスですがこちらのインデックスは、よくよく見ると中央に黒の石が取り付けられています。
そのことによって、実際に腕に着床した際の視認性はよくケースの重厚感も加わり、シンプルながらに高級感を感じさせてくれるデザインなのです。
搭載ムーブメントを見てみましょう。
こちらもジャガールクルト社製Cal.818を、ヴァシュロン社が独自にチューニングしたCal.K1014が搭載されています。
ジャガールクルトのCal.818なのですが、元々の開発段階から薄型の高級モデルに搭載されることを前提に設計されていたために、このムーブメントを搭載するモデルは、すべて薄型になっています。
もちろん、このヴァシュロンもかなり薄いです。
8.オーデマ・ピゲ Ref.5043BC
オーデマピゲのラウンドウォッチ Ref.5043BCの紹介です。
1960年代にデザインされているモデルなのですが、時計の文字盤からはバウハウスやアールデコの芸術感を感じられることができます。
どちらも簡単に説明すると、機能性を優先させたシンプルなデザインということですね。
シンプルなバーインデックスのプリントに、多面カットされたバーハンドが取り付けられています。
ぱっと見だと、3、6、9時位置のバーインデックスだけ太くデザインされているので、長く見えるのですが他のインデックスと長さは変わりません。
視認性を向上させるために、これらの部分だけ太くプリントされています。
凄くおしゃれなデザインですよね。
ケースから伸びるラグの部分をご覧頂きたいのですが、真っ直ぐに伸びるストレートラグになっていることで、文字盤のインデックスと統一性が生まれ、芸術的な仕上がりになっています。
ケース径は32mmで、素材は18Kのホワイトゴールドです。
こちらのモデルの特筆すべき点は、ベゼルの部分がフラットに作られていることです。
パテックフィリップが生み出した、『カラトラバ』スタイルというのですが、ベゼルがフラットになっていることで、32mmよりも大きく感じさせる視認性の効果があります。
一見すると、何の変哲もないシンプルな時計に見えてしまうのですが、細部まできちんと見ていくと、しっかりとオーデマピゲの意匠が取り入れられた素晴らしい一本ですので、こういった表面からでは見えないおしゃれな時計こそ50代の方に相性がいいのかなぁって思いますね。
9.IWC 18Kラウンドウォッチ
現代のIWCと70年代までのIWCは少し違うのですが、ここでご紹介するのが60年代に製造された18Kのラウンドウォッチです。
IWCというブランドが、なぜ今日でも評価されているかと言いますと、自社製のキャリバーを作ることが出来た会社だというのが1つにあります。
そんなIWCを代表するムーブメントの1つに手巻きCal.89があるのですが、このムーブメントは腕時計の歴史的な名作であるマーク11に搭載されていました。
マーク11とは、実際にイギリス軍のパイロットが戦時中に仕様していた腕時計であり、耐久性と耐磁性の先駆けになったモデルです。
Cal.89は、そういった過酷な環境でも使われることを想定して設計されているので、それぞれのパーツは太く厚みがあって堅牢に作られています。
また衝撃にも対応出来るように、インカブロックも搭載されたことで当時非常に優秀なムーブメントと評価されたのです。
そして今回のこちらのモデルなのですが、そんなCal.89が搭載されています。
IWCの70年代までのモデルというのは、どちらかというとステンレスモデルが人気があります。
なぜなら、先ほど解説したCal.89のイメージと硬いステンレスの方が相性がいいからでしょう。
しかし、ここであえて18Kモデルを紹介させて頂くのはそういった素晴らしいムーブメントを搭載しているのに、ドレスウォッチであるということで今の段階ではまだ評価されてないからです。
評価されてから手にするのは、それは簡単なことではありますがその前にいかに素晴らしいものなのかを理解し、それを説明出来る状態にいらっしゃる50代男性はかっこいいなぁ。と客観的に思えるのでこちらのモデルをご紹介させていただきました。
デザインを見て頂きたいのですが、ラグが特殊な形をしていますよね。
私はこれをクワガタと呼んでいるのですが、この太いラグにはIWCらしい力強さを感じることが出来ます。
またケースのデザインも、2段階のステップ形式になっておりリューズもその中に含めていることで、洗練されたデザインになっています。
10.チューダー オイスタープリンス Ref.7966
当時はドレスウォッチとして分類されていたモデルではありませんが、現代の基準から見れば、スポーツ要素も感じられますが、クラシック要素も含んでるのでドレスとして分類できると判断しこちらのモデルを採用しました。
1960年代に製造されたチューダーRef.7966ですが、モデル名はオイスタープリンス・デイトです。
デイト表記ありモデルとなしモデルがあるのですが、ありモデルの方が珍しいです。
ロレックスでいうところの、パーペチュアル的なポジションのプリンスなのですが(プリンスというのが自動巻を表しています)、その名の通りオイスターケースが採用され、自動巻のムーブメントを搭載するモデルとして当時発売されました。
ケース径は34mmであり、現代では小さいサイズとして分類されていますが、当時はこれでメンズのサイズです。
ロレックスのパーツを使って時計が作られているので、スタイルはロレックスにそっくりなのですが、チューダーの魅力はロレックスほどの主張がないことだと思われます。
文字盤を見てみましょう。
楔インデックスを基調にまとめられており、12、6、9時位置のインデックスは太くなっていることで、視認性が向上しています。
12時位置にある薔薇のロゴは、チューダー家にちなんだもので、デカバラと小バラがありますが、小バラも可愛らしいデザインでプリンスというモデル名と馴染んでいると思います。
まとめ
50代男性の方に似合う中古のドレスウォッチをご紹介しましたが、そのブランドの特徴やそのモデルの魅力などがわかってて、それを聞かれた時に話せる状態というのが魅力的な50代に見えるのかなぁ。と個人的に思っています。