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Article: クワイエットラグジュアリーとヴィンテージウォッチの相性が良い件について

クワイエットラグジュアリーとヴィンテージウォッチの相性が良い件について

こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では、『クワイエットラグジュアリーとヴィンテージウォッチの相性が良い件について』という内容で解説してまいります。

 

知ってる人は知ってるし、知らない人は知らないのがクワイエットラグジュアリーなのですが英語での表記は(Quiet Luxury)であり、これを直訳すると、控え目な贅沢、さりげない贅沢を意味するファッショントレンドです。

そうそう私は、控え目なファッションが好きなんだよねぇ。

そして、そんなファッションスタイルに合うのはどんな時計なんだろう・・・・?

その答えはヴィンテージウォッチですよ。

 

というのをお話していく動画となっておりますので、私は生粋の日本人で控え目なファッションが好きなんです!

という方こそ是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

ベルモントルは予約制でお客様をお迎えしておりますので、気になる商品ございましたらショップのカテゴリーバナーにある『来店予約』から予約をお願い致します。

それでは早速やってまいりましょう!

 

クワイエットラグジュアリーって何?

先ほどサラッとお話しましたが、そもそもクワイエットラグジュアリーってなんなのか?というのを簡単に解説します。

先ほどの言い方を変えると

“静かな贅沢”

ですね。

つまり、「目立たないけれど、本当に上質なものを選ぶライフスタイルやファッション」のことです。

もっとわかりやすく言うと…

  • ブランドロゴを見せびらかさない

  • 高品質な素材や仕立てにこだわる

  • 一見シンプルだけど、よく見ると上品で洗練されている

  • “分かる人だけが分かる”美学

という感じです。

では腕時計の場合で考えてみましょう。

時計の場合は、まさにカルティエのタンクやサントス、パテックのカラトラバ、ヴァシュロンのパトリモニー、ロレックスのチェリーニ、ピアジェの時計前半などがそれだと言えるでしょう。

ここに上げてない時計でも、他にもたくさんあるんですけどね。

時計の特徴としては、

遠くから見ると控えめだけど、よく見ると細部の仕上げが美しく、手作業を感じることが出来る。

といったところでしょうかね。

つまり、見せるためじゃなく“自分のため”に選ぶ時計と言った方が分かりやすいかもしれませんね。

ではなんでこんな価値観というか、考え方が浸透し始めているのでしょうか?

元々のスタートってのは、2023年のハリウッドスターの普段のファッションからだと言われています。

ハリウッドスター=富裕層なので、そういった富裕層の全体的なファッションに変化が生まれてきてるから、だんだんとそれが注目されてきて今に至るって感じなんですよね。

そのようになった背景というのは、コロナ禍によって私たちの価値観が大きく変わったことが影響にあるようです。

外出が制限され、人と会う機会が減ったことで、「人にどう見られるか」よりも「自分が本当に好きなもの」「自分のための心地よさ」を大切にするようになった人が増えました。

そういった内面的な充実感を求める人たちにとって、クワイエットラグジュアリーは非常に自然な選択となって行ったのでした。

また、SNSやメディアで「これ見よがしな贅沢」を見続けてきた反動もあります。

ブランドロゴを大きく見せつけるスタイルよりも、「一見シンプルだけど、よく見ると仕立てが美しい」「知る人ぞ知る素材を使っている」など、控えめで本物志向のスタイルに魅力を感じる人が増えています。

さらに、サステナブル(持続可能)なライフスタイルへの関心の高まりも大きな要因です。

ファストファッションのように大量生産、大量販売、大量消費してすぐ捨てるのではなく、ひとつのものを長く、大切に使うという価値観にシフトしています。

クワイエットラグジュアリーの服や時計は、まさにそうした考え方にフィットするものなんですね。

そして最後に、本物の富裕層や感度の高い人たちのスタイルが変化していることも見逃せません。

かつては誰が見てもすぐに分かる“ハイブランド”を身につけることがステータスでしたが、今ではあえてロゴを見せず、質の良さや着心地、造形美で勝負する、より成熟した選び方が好まれるようになっています。

こうした社会全体の価値観の変化が、今クワイエットラグジュアリーという概念を大きく後押ししているのです。

 

簡単とか言いながら、結構詳しく解説しましたがなんとなく心当たりがあると思うんですよ。

ではこちらの動画の前半部分をご覧ください⬇️

街で遭遇する、GUCCIのロゴ、ドーン!

これとジーパンだけならちゃんとバランスを取ろうとしてるので、まだイケてると思いますが、ここに18KYGの太いネックレス、同じく18KYGのロレックスのGMTマスター、指にはでかいリングを着用していれば、こんな感じになってしまいますよね。

もちろん、これはパロディであることは理解しております。

 

ではここからは、時代の流れに適合したクワイエットラグジュアリーと腕時計について、私なりの考えをお話します。

 

時代の流れに適合したクワイエットラグジュアリーと腕時計

では再度一緒にこちらの動画を見てみましょう。

前半にさっきのホリエモンが出るんですが、ホリエモンは関係ないので三崎さんのところからスタートします。

何回も見たい方は1分経過したところが三崎さんなので、そこからご覧ください。

ちなみに私は、こういった港区女子がマウントを取り合ってそうな雰囲気とか、実態が見えないけどなんとなく凄そうなインフルエンサーが出てくる動画は大好きです。

 

この動画の大事なところは、

1分02秒のところで女性の方が口を押さえて言ってる『かっこいいかも・・・・』の言わされてる感が私たちに伝わってしまっていることと、1:06秒で三崎さんが仰ってる『ギンギラギンの時計をつける時代じゃなくて、自分の生まれ年であったりとか、例えば大事な人の生まれ年とか、思い入れのある年の時計をプレゼントする。それが次の世代のおしゃれにつながる』というセリフです。

青汁劇場のヤラセが何回もバレてしまってるので、この人が言ってることは何が本当で何が嘘かわかりませんが、とりあえず嘘じゃないということを信じて話を進めます。

もしかしたらですが、この人もお金をもらってただ言わされてるだけかもしれないので、嘘か本当かとかの物差しではなく、人の趣味嗜好は変わっていくものだと受け止めましょう。

少なからず、私の中ではこの方はヴィンテージウォッチとは相反する関係だと考えているので、万が一ですがお金を渡しているのであれば私はもっとその世界観に繋がりそうな人にお願いするはずです。

私が賛同できるのは、王子青汁がおっしゃる通り『ギンギラギンの時計をつける時代じゃなくて』の部分までです。繰り返しになりますが、彼が本心で言ってるかは分かりませんが。

もちろん、その次の『生まれ年の・・・』という部分も大事なのですが、なんか最近これよく聞くし、今回はクワイエットラグジュアリーの話なので、その部分は割愛します。

 

ダイヤモンドの時計がダメだ!とかってのを言ってるわけでないし、そもそも自分の欲しいと思った時計、自分に似合う腕時計を選ぶことが一番大切なことです。

 

この前提を踏まえて話を進めるのですが、私は自分がどのようなスタイルなのか?

でここが変わってくると思っています。

例えば、普段からそういったフォーマルな格好が多くて、自分がキンキラの時計が好き、キンキラのアクセサリーが好きだというのであれば、そう言ったのを身につけてる方が1日の1日の質は向上しますよね。

正統派フォーマル、ですので今回で言うとインスタの三崎さんのスタイルであれば、ベゼルも文字盤もブレスにもダイヤモンドが入ってる時計をつけてても、違和感はないでしょう。

もちろん、女性の方であればこういったダイヤモンドがふんだんに使ってあるモデルは上品に映りますし、皆様に似合うと思います。

ただし男性の場合であれば、ほとんどの人が日々をここまでの正統派フォーマルで過ごす!ってわけでもないと思いますし、クワイエットラグジュアリーが注目されているのも、求められているのはそこではないからだと思います。

 

そこで出てくるのがヴィンテージウォッチなのですが、良い意味で光が抑えられています。

ダイヤモンドが入ってるモデルも結構あるんですよね。

特に世界3大時計ブランドとか、カルティエとかピアジェといった宝飾品ブランドの時計には、ダイヤモンドがセッティングされているモデルが多くあります。

ただし、そのダイヤモンドもインデックスの部分だけとか、こう・・・さりげなく入ってるんですよね。

もちろん、超ハイエンドモデルになったらもっとたくさんの場所でダイヤモンドが使われるんですが、それは特例だと考えて良いでしょう。

ダイヤモンドの話が中心になってしまったので、ここからはヴィンテージウォッチに話を戻します。

ヴィンテージウォッチの良いところは大きさにあります。

1950〜80年代までくらいの腕時計は、ベースが30〜36mm径で作られているので、18Kイエローゴールドで作られていたとしても、ケース自体の面積が小さいから、今の時計みたいに目立たないんですよね。

またゴールドであったとしても、製造から何十年と経過しているために、擦り傷が入ってゴールド特有の光沢感というのはかなり落とされています。

例えば、こちらは弊社で扱っているパテックフィリップのエリプスというモデルなのですが、写真から見たらブレスも18KYGなので、結構主張が激しく見えると思うんですよね。

なんですが、これやっぱり上品なんですよ。

そもそもパテックフィリップは、王侯貴族に献上するための腕時計を作ってきたブランドなので、そう言った人たちが納得するシンプルで洗練されたデザインを得意としています。

この時計も、パテックフィリップの職人が作り出していることが伝わってきますし、写真で見れば嫌味っぽく見えるかもしれませんが上品ですね。

これがブレスレットの部分に抜き(隙って言うんですかね)それがなくて、肌が見える部分がないのであれば、これまたちょっと見え方が変わってくるんでしょうが、この隙があるから、より上品さを引き立ててるんですよね。

こういったところが、クワイエットラグジュアリーとマッチするんですよ。

時計は職人さんが丁寧に作っているのは、自分、もしくはそのブランドの魅力を知っている人しか分からないんですが、それが良いものであるという前提は揺るがないですよね。

これは人に見せることが目的の人であれば、重要な価値観ではないと思います。

なぜなら、相手にその凄さを伝えないといけませんからね。

そういう意味では、これまでの三崎さんの言動から察するにヴィンテージウォッチは合ってないはずです。

インフルエンサーですし、世の中のことがあんまり分かってない人に、凄い人って思ってもらわないといけませんからね。

話を戻しまして、『良いものを持っていたとしても、それは自分もしくはそれがわかる人にしか理解出来ないもの。』

これを受け入れることが出来る方には、ヴィンテージウォッチってのはとても相性がいいはずですね。

 

主張は激しくありませんし、何よりサステナブルです。

そして、サステナブルの中心にいるものこそ『腕時計』だと言えるでしょう。

車であれ、スマホであれ、洋服であれ、100年以上使い続けることが出来る商品というのはなかなかありません。

環境に配慮している・・・というと、特に何かをやってるわけでもありませんし、ヴィンテージウォッチを持つだけで、多分環境への影響もそこまで関係がないんですよね。

でも、そういった気持ちを1人1人持って、1人1人が大切に使っていれば、少しは環境へ影響するかもしれませんよね。

 

環境のためにヴィンテージウォッチを買う人は、絶対にいないので、環境への配慮は所詮後付け論なのですが、ほんのちょっとだけヴィンテージウォッチを選ぶことの正当性を与えてくれますね。

要するに、購入した後にちょっと良いことをした自分を、褒めることが出来るんですよ。

逆説的ではありますが、こういう気持ちを持てる方じゃないと、クワイエットラグジュアリーとは、相性はよくないでしょうね。

もしかしたら、クワイエットラグジュアリーってそこの気持ちの部分も含んでいるんかもしれませんね。

 

というわけで、最後のまとめなのですが『リアルバリュー』ってなんなんですかねぇ。

まだ方向性が定ってないだけなのか、何をしたいのかを私が理解出来ないだけなのか分かりませんが、なんかヤバそうな雰囲気を感じます。

そして、私がまだ憧れているしお手本にしている時計屋さんも引っ張れられて、変な方向に進まないで欲しいなぁ・・・と心から願っています。

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