角形腕時計が持つ美しさとデザイン性【腕時計の候補に】
こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊
本日は角形時計が持つ美しさとデザイン性【腕時計の候補に】という内容でお話しして参ります。
ではこちらの画像をご覧ください⬇️

こちらは弊社のYouTubeチャンネルのアナリティクスで、視聴者の年齢層を表しているグラフです。
45〜54歳が一番多くて、次に25〜34歳が多いんですよね。
ただし、グラフに特徴があるわけではなく全体的に満遍なく、視聴して頂いてるなぁ・・・ってのが分かると思います。
そして、最近思うことが『あなたは確実に若いよね!』
って方がいらっしゃるし、そんな方が高額な時計を購入されることです。
私が30歳ちょうど時、というか今もそうなんですが100万円オーバーの時計なんて買いたい!って気持ちにもならなかったし、若いのになんでそんなお金持ってるん!
って方が多いんですよね。
大体、30歳になった節目で・・・・って話を聞くんですが、それでも100万オーバーって凄いよ!って気持ちになります。
何が言いたいかっていうと、若い方の時計の選び方ってやっぱり柔軟だなぁ・・・って感じることと東京すげーなぁ。
ってことです。
あと、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、若者の〇〇離れとか、メディアに洗脳されていたのですが、実態はそうじゃないんだなぁ・・・って感じで嬉しくも感じます。
ではですね、ここからはそんな若い人が注目する角形時計の魅力を解説して参ります。
角形腕時計とラウンド型の大きな枠組みの違い解説
カルティエの角形が好きだから、タンクとかサントス、タンクの派生型のアメリカンとかフランセーズとかをいっぱい集めていると、気がついた時には私の会社って50%くらい角形やん・・・って感じるわけですよ。
自分が角形が好きだし、スタイリッシュにそして上品に袖口をまとめてくれるから角形が好きなのですが、そんな角形の時計って何が魅力なのでしょうか。
これらについて私なりの見解をお話しします。
腕時計の一般的なスタイルは、ロレックスやオメガのフォルムをイメージされるとわかりやすいですが、あのラウンド型です。
ラウンド型は我々に一番馴染みがありますし、実際の腕時計市場も90%がラウンド型と言えるでしょう。
また、ラウンド型は防水機能も追及することが出来るので、時計としては理想的なスタイルです。
現代ではスクエア型であっても、一定数の防水を確保出来ますが、ラウンド型と比較すればやはり深さの追及は出来ません。
まぁ現行型のサントスの100m防水もあれば、全然問題ないんですけどね。
と言った感じで、やはり機能面ではラウンド型に部があると言わざるを得ません。
そして、それはブランドにも表れているスタイルだとも言えるでしょう。
前述した通り、機能を追及するロレックスやオメガは耐磁性や防水性を追及するために、それを実現できるラウンドがメインのスタイルになりました。
オメガにもロレックスにも、角形の時計が作られてきた過去がありますが、やはり今はラウンドがメインですよね。
よって機能が先行して、そこからどうデザインを付け足していくのか。
という作り方になります。
まぁその順番でも充分にかっこいいですけどね。
その反面、世界3大時計ブランドやカルティエやピアジェ、ブルガリなどはデザインを先に決めてから時計を作り始めます。
例えば、ロレックスであれば
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防水性・耐久性・視認性・実用性が最優先です。
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例:オイスターケース、サブマリーナ、エクスプローラーなどですね。
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「海に潜れる時計を作りたい」「探検家のために作りたい」→ その結果、美しいバランスが生まれました。
◾ オメガであれば
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技術革新と精度に焦点。NASA公式時計、コーアクシャル脱進機などですね。
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シーマスター、スピードマスターなど、まず「使う場面」を設定し、そこに機能と形を落とし込んでいくスタイルですよね。
🔧つまり:まず“用途”があって、それに合わせたデザインを“整える”方向性というわけです。
その反辺後者というのは、例えば パテック・フィリップは
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伝統的な時計美学と、エレガンス重視ですよね。
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例:カラトラバは「完璧な円形」、ゴールデンエリプスは「神聖比」って言ってあれは一番時計が美しく見える黄金比でデザインされます。
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まずは美しい形を作り、そこにムーブメントをどう収めるかを考えます。
カルティエであれば
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完全にデザイン主導です。
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「ジュエラーが時計を作る」という視点でタンクやサントスなど、「線と構造」が美の中心ですよね。
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機構より**“つけた時の美しさ”**を重視。結果的に、ムーブメントは外部供給でも構わなかったわけです。
つまり:まず“美しい形”を作って、そこに技術を“詰めていく”スタイルですね。
これらの時計の特徴というのは、機能を持たせる必要がないので100%とまでは言えませんが、どうやって綺麗な時計を作るのか?どうやって素敵な時計を作るのか?
というスタンスになります。
言い方を変えるであれば、時計作りに制約がないって言った方がいいでしょうね。
だからこそ、時計の伝統的なスタイルに捉われることなく、自由で独創的なデザインを生み出すことが出来るんですね。
そういった背景があって、これらのブランドの時計は上品に手元に収まります。
どっちが良くて、どっちがダメだという話ではなく、それぞれに求めるものが違うために、機能を重視するならロレックス、オメガで、デザインを重視するなら後者のブランドってことですね。
ここまでで、大体ですがラウンドの時計はそんな特徴があって、スクエアの時計はこんな特徴があるのかぁ・・・・ってのがわかったと思います。
角形時計の魅力はどこにある?
前回ですね、2時流通市場でも圧倒的な成長を続けるカルティエの腕時計。
という動画を作ったんですが、この動画の中で2024年は角形の時計がめっちゃ伸びてますよ!
というのがデータで示されています。って話をしたんですよね。
まだ動画を見てない方は、こちらの動画もご覧ください⬇️
カルティエの腕時計が2時流通市場でめっちゃ売れてるから、カルティエの代表的な角形の時計が売れてる。
という理屈なのですが、ここまでだったらカルティエの腕時計が良いから、売れてるのか、角形の時計が良いから売れているのか?
というのは、どっちの理由によるものなのかは分かりません。
ただ、確実に言えることは『角形の時計が受け入れられている』ということです。
どんなにそのブランドが良くても、そのブランドの腕時計に魅力がないのであれば、売れることはありませんからね。
一昔前までは、ラウンド型こそが正義!って感じでしたが、それももうひと昔の話であって、今は規模こそまだまだ小さいですが、これからシェアを伸ばしていく前段階にあると考えています。
パテックのキュビタスも、オーデマのリマスターも、ルクルトのレベルソもめっちゃかっこいいですが、これらにはやはりラウンド型では実現できないデザイン性が感じられますよね。
角形時計の魅力ってやっぱりデザイン性だと思うんですよ。
真四角とか真四角とかレクタンギュラーがそれになるのですが、やはりエレガンスですね。
エレガンスが故に、フォーマルな装いにはタンクやレベルソなどの角形時計と相性がいいって言われますが、もうそんなルールもどうでも良くて、別にいつ着けても似合います。
半袖であろうが、カジュアルであろうが綺麗に体裁を整えてくれるのが、角形時計の魅力です。
冒頭で話した、メディアの洗脳と近しい部分があるかもしれませんが、時計にもこれはこう!こういう時にはこう!みたいな、昔ながらのしきたりがあります。
時計の大きさについてもそうでしょうねぇ。
男性が小さい時計をつけることがダサい・・・みたいに考える方も一定数いらっしゃるのですが、大きくてもいいし小さくてもいいし、時計なんて所詮自己満な訳ですから自分が良いと思ったものを着用していれば良いのです。
自分たちで都合が良いようにルールを作って来たのですが、逆にそれが時計を選ぶ選択肢を限りなく狭めています。
こう言ったのを見ていくと、やっぱり若い方のほうがそう言った先入観がないというか、良いものを良いと判断出来る空白が余ってるのかもしれませんね。
ここまで動画を見てくださってる方は、結構なファンの方だと思いますのでぶっちゃけて言いますと、スペースが小さくなる傾向にある角形の時計は視認性が悪いです。
視認性とかで言えば、圧倒的にラウンド型に部があります。
ですが、もう視認性とかそんなこともどうでも良くて、そもそも時間なんて腕時計で見ないしもっと言ってしまえば、時間があってるかどうかなんてのも気にならないです。
時間はスマホの性格だし、視認性も圧倒的に優秀ですからね。
これは皆様も同じ意見だと考えているのですが、じゃあなんで腕時計するかっていうとただ単に、それを眺めて楽しむためですね。
腕時計持ってる方なら、共感できる内容だと思いますが、私は通勤中は3分に一回くらい見てますね。
駅の階段を上がり切るまでに2回見るので、階段だと10秒に一回は見てると思います。
結局、腕時計ってここなんですよね。
『あ〜俺めっちゃ良い時計してるわぁ・・・』
心ホッコリみたいな・・・・
だから腕時計ってもはや現代においては、ツールじゃなくて精神安定剤みたいな感じなんでしょうねぇ。
それでこれを毎日つけてるわけですから、1日1日が楽しくなりますよ。
腕時計持ってない人からしたらまだわからないかもしれませんが、人生の質は確実に向上しますよね。
そう考えていったら、ラウンド型も素敵なのたくさんありますが、角形はこれまたラウンドにはないデザイン性があるので、角形もしっかり候補に入れて選んでいってほしいなぁって思いますね。