いつかは仕入れたい!マネーが足りずに仕入れを流した腕時計候補8選
こんにちは。
ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では、仕入れをしたかったけれど私のマネーパワーが足りず泣く泣く見送っていった商品達のご紹介になります。
私のその商品に対しての想いとか、どんな時計だったのかなど、リアルな自分の気持ちを伝えていく、未練たらたらの動画となっております。
私が良い!と思えた腕時計であればおそらく皆様もきっと納得して頂ける時計だと思いますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。
動画の下にいろんな商品が出てるのですが、気になる商品がありましたらお気軽にお申し付けください。
ベルモントルは、自宅兼店舗として、前日までの完全予約制でやっております。
お越しになる際には、事前にご連絡をお願い致します。
それでは早速やって参りましょう!
いつかは仕入れたい!マネーが足りずに仕入れを流した腕時計候補8選
パテックフィリップ Cライン Ref. 3579/1A
まず最初にご紹介するのは、パテックフィリップ Cライン Ref. 3579/1A でございます。
この縦方向にケースが伸びている形状をCラインって言うんですが、これって現行の時計ではどのブランドからも作られていません。
1970〜80年代に作られたモデルなのですが、オメガの2代目コンステなどが有名でしょうかね?
ヴィンテージじゃないと手にすることが出来ないので、どんなものかのイメージがつきにくいと思われますが、めっちゃかっこいいです。
パテックのCラインは、ケースが立体的になってるのですが文字盤が沈んでるので、芸術的な立体感があります。
それでケース径が33mmなんですが、これが良いんですよ!
これが36mm以上とかになってくると、また雰囲気が変わってくるんですよね。 カルティエにクレってモデルが昔あったのですが、それのLMは40mmあるんですが結構巨大です。
巨大すぎると、造形の美しさが損なわれてしまうので、36mmまでくらいが私の好みですね。
ですので、クレもMMサイズの36mmが好きです。
ちなみにクレは俺らの自動巻の実力を見せてやるぜ!
って感じで誕生したモデルなのでSMサイズでも自動巻が乗ってる男性であれば、どのサイズからでも選べる素晴らしいモデルなのです。
話を戻しまして、パテックフィリップのこのモデルは誰がつけても上品になると思いますね。
文字盤はサンレイで、12,3,6,9時位置だけ太いバーのインデックス。
普通のシンプルな文字盤ですが、ケースが特徴的なので遊び心があって良いですね。
オメガ 2代目コンステレーション
次に紹介するモデルはオメガ2代目コンステレーションです。
同じCラインの形状なのですが、元々はこっちが先輩ですね。
時計デザイナーのジェラルド・ジェンタって人がオメガの2代目コンステのデザインを任されて、そこでCラインが誕生して、他のブランドが真似していったって感じです。
ただし、それも良いところでそれぞれの会社でブランドのカラーを出すことで、同じスタイルでも造形が異なっています。
先ほどのパテックと比べたら、オメガの方がフラットに仕上がっていますよね。
先に誕生してるので、文字盤を沈ませるという発想は出てこなかったのでしょうが、こっちはこっちでまた別のカッコ良さがありますよね!
全部シルバーの統一がかっこいいなぁ、ってのがあるんですがこのコンステって文字盤がメッシュになってて、のっぺり感がないんですよね。
そして、針とバーインデックスの先端に塗られている夜光が焼けて、良い感じのオレンジになってるところも、シルバーだけの時計に少し差し色が入ってて良いなぁって思ったんですよ。
確かこの時は、カルティエのマストタンクの手巻きとクオーツも一緒にあって、そっちを優先させてこのコンステは買えなかったのですが、私のショップがもっと有名になってカルティエ以外も扱えるようになった時に仕入れたいと思っています。
カルティエ パンテールLMサイズ
次に紹介するのは、カルティエ パンテールLMサイズでございます。
パンテールってレディースのモデルでしょ?
って思われるかもしれませんが、実は昔はケース径28mmのLMサイズのメンズラインも存在しています。
パンテールの元々のデザイン思考が、薄型に仕上げる!ってことなのでLMサイズであってもクオーツムーブが乗ってます。
カルティエならジャガールクルトとかフレデリックピゲから、手巻きムーブを提供してもらって、乗せても良さそうですが採算が合わなかったんでしょうね。
先ほどのクレとは、対角にあるクオーツだけのラインでした。
パンテールって女性の人気モデルの中でも、1位か2位にくるんですよね。
ちなみにもう片方はフランセーズです。
パンテールの特徴は、しなやかでまろみのあるデザインであることと、装着感の良さなのですが、女性が候補に挙げるのも納得の仕上がりです。
何より、装着感は最高です。
薄型に仕上げてありますし、ケースはそうなんですがベルトも滑らかにフィットしてくれます。
ペロンって感じで、腕につけれますね。
今回ステンレスモデルを出していますが、ステンレスモデルもそうですし、コンビの2ロウ、3ロウもあるのですがそれらもめっちゃ高騰しています。
やっぱり着けやすいことが理由なんだと思いますね。
コンビは仕入れでも結構高くなってしまうので、まずはステンレスモデルから仕入れてみたいなぁって考えています。
ベニュワールアロンジェ Ref.W1532336
ベニュワールアロンジェ Ref.W1532336でございます。
手首の甲を全部隠すタイプなので、この長さはどうなんかなぁって思ってました。
ですが、やはりそこはカルティエなので、絶妙に良いサイズ感で作ってくれてますね。
ケース径は47mm x 21mmと、ケース径が21mmしかないので、この47mmの長さがあっても主張は激しくありません。
手首の甲の占有面積は、タンクアメリカンのMMサイズくらいかなぁといったところです。
文字盤にギョーシェ装飾が施してあって、サンレイよりも落ち着いた光り方をします。
このアロンジェがいいところは、湾曲してるところですね。
こちらの画像をご覧頂きたいのですが、ぐ〜っと湾曲をキメテますよね。
パンテールのフィット感も良かったのですが、こっちはこっちでケース自体が湾曲してるので、ケース単体のフィット感が最高です。
それでベルトの幅を測ってないのですが、おそらく14mmくらいです。
メンズでこれくらいの幅のベルトはまずないので、この細いベルトでこの長いケースでしょ。
まぁこんなのを着けてたら、そりゃあオシャレになりますわね。って話です。
さらにですね、こちら裏蓋の画像をご覧ください。
左側が私が撮影した写真で、右側が同じモデルのをフィリップスからもらってきた写真なのですが、フィリップスの方のCartierのロゴの下をご覧頂きたいのですが、MECANIQUEと刻印が入ってますよね。
実はこれは手巻きが搭載してあるんですね。
湾曲ケースに手巻きを乗せてるので、高騰テクニックをさりげなく見せつけられているのですが、本当に素晴らしいモデルだと実感しました。
これはもう仕入れ値が高すぎるので、仕入れの対象にすら入りませんでしたが、やっぱりいつかは扱いたいですよね👍
タンクシノワ プラチナケース Ref.2685G
タンクシノワ プラチナケース Ref.2685Gでございます。
シノワってのが中国様式って意味なのですが、ケースの上段と下段に横方向の太いフレームが入ってますよね。
タンクのスタイルにここが入ることで、シノワになるんですね。
ケースサイズは、38mm x 28.2mmと大きくはないのですが、ガッチリした印象を与えてくれて、厚さも8mmと厚すぎることはなく男らしくもあり上品な仕上がりです。
プラチナ製のタンク シノワーズは、カルティエの中のCPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)の中で作られたモデルの1つです。
CPCPってなんですか?って方も多いと思われるので簡単に解説すると1998年から2008年までの間で、カルティエの中からレクサスみたいなのが作られました。
今のレクサスでもいいんですが、感覚的には3000万円するLFAくらいの気合いの入れようで作ってあるんですね。
よってカルティエだけど、パテックに匹敵するくらいの威力があるのがCPCPなんです。
CPCPについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの動画で詳しく解説しておりますので、こちらの動画もご覧ください↓
話を戻しまして、文字盤はギョーシェ彫が施してありシルバーに輝くのですが、中央に花のマークがあるんですよね。
これは薔薇が描かれているそうです。
そして針がカルティエの伝統的なブルースチールであり、ブレゲ針なわけですよ。
製造が面倒なのか分かりませんが、ブレゲ針って超高級モデルにしかついてないイメージです。
このシノワは原型を出来るだけ再現して作ってあるので、その部分も忠実に再現してあるのが好印象ですね。
シノワはコレクションの中でも非常に希少なモデルで、生産数も少なく、少量しか生産されていません。
非常に限られた数で、プラチナとローズゴールドの 2 つの素材で発売されました。
プラチナってだけで、もう18Kゴールドの2倍くらいになってしまうんですよね。
だから、このモデルもそもそも仕入れの候補に入りませんでしたが、やっぱりかっこいいのでこんなのを扱いたいなぁって思いますよね。
ロレックス オイスター パーペチュアル Ref.1018
次はロレックスのオイスターパーペチュアルのRef.1018でございます。
自動巻のノンデイトの36mm径って、ロレックスの中には案外ないんですよね。
エアキングのRef.5500のスタイルも大好きなのですが、ロレックスはこういったシンプルモデルって写真とか映像を見るよりとても美しいです。
シンプルさの中に奥深さがあるというか、やっぱり飽きが来ないことがいいところだと思います。
34mm径も好きなのですが、36mmのデイトなしなのでめっちゃ視認性がいいですし、腕への馴染みも最高です。
このモデルを仕入れたかったのが、インデックスなんですよね。
12時位置はロレックスのロゴで、3,6,9時位置だけロングバーで、その他がショートバーなのですが、このショートバーがめっちゃいいです。
そして、インデックスの外側には焼けたトリチウムがあるのですが、ここがオメガのコンステ同様にオレンジになってていい差し色になってるんですよ。
これくらいのモデルだったら、多分仕入れることが出来そうなので次こそは頑張って仕入れますね👍
タンク ルイ カルティエ Ref.17002
タンク ルイ カルティエ Ref.17002でございます。
XLサイズに分類されていて、自動巻が乗ってるモデルなのですがXLサイズ自体が珍しいです。
自動巻を載せてるかどうかってのは、裏蓋側を見れば分かります。
ではこちらの写真をご覧ください↓
1970年代に作られているモデルなのですが、同じ形状にサンチュールのXLサイズがありまして、そちらも裏蓋がボコッと出ています。
サントスガルべの初期の自動巻もこんな感じになってますよね。
ただ、こうはなっているもののやっぱりカルティエの時計なので、分厚いなぁってことは全然なくて着用してみたら、スマートに馴染むので凄いですよね。
そしてさらに、これが18Kホワイトゴールドのモデルなのですが、こっちの方がかなり少ないんですよね。
だからこれを見た時に、どうしても仕入れたいなぁ・・・
って一瞬思ったのですが、まぁそもそも仕入れ自体が高いから無理か。って感じで諦めたものです。
本体だけでベルトがなかったので、なかなか着用のイメージが湧きにいくと思われますが、一般的なタンクルイカルティエの少し大きいのをイメージして頂くと分かりやすいと思いますね。
カルティエ エリプス ダイヤモンドベゼル
最後はレディースのカルティエ エリプス ダイヤモンドベゼルでございます。
こんな感じで、レディースウォッチも結構見てるんですが、自分はつけないにしてもやっぱり綺麗だなぁって思いますよね。
ケース径42mmあるキョダイマックスの腕時計よりも、このような小さい中に意匠を詰め込んでる時計の方が私は好きなんですよね。
普通のギョーシェじゃないんですよね。
波波ギョーシェの装飾なのですが、外側は波が荒く内側の波はかなり細かいです。
この内側の波をどうやって作ってるんだろうか?と不思議に思ってしまいます。
無茶苦茶繊細ですからね。
ベゼルにもダイヤぎっしり詰め込まれてますが、この文字盤ならスムースでもいい感じになりそうですよね。
といった感じで8本の時計を紹介して参りましたが、この中からならロレックスが一番悔しかったですね。
これは自分のマネーパワーでは無理だ!ってのは別に諦めがつくじゃないですか。
でもこの時計は頑張れば仕入れられるなぁ・・・
って時計の場合だったら、仕入れが出来なかった時に余計にもっと頑張ってたら・・・って気持ちになります。
欲しかった商品が売り切れた時に、その商品がそれまで以上に良く見える現象でしょうね、笑
だから、こういった画像を見てるとオールウェイズ3丁目の夕日を見た時のようなしみじみとした気持ちになりますね。
まぁ、自分の実力が伴ってないからこうなるわけで、ちゃんとお金を準備して仕入れれるように頑張って参ります。