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記事: カルティエの腕時計【サントスカレ/ガルベで国際永久保証書を使っても6万7380円請求された】話

カルティエの腕時計【サントスカレ/ガルベで国際永久保証書を使っても6万7380円請求された】話

こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊

本日は、カルティエの腕時計【サントスガルベで国際永久保証書を使っても6万7380円請求された】話という内容で解説して参ります。

 

普段からですね、国際永久保証書があったらその名の通り、カルティエ社が永久に保証してくれますよ。

って話をしてるのですが、今回はその保証書を使ったにも関わらず67000円の請求をされた話になります。

永久保証なのに、なんでこんなことになったのか?

この動画を最後までご覧頂ければ納得出来ると思いますし、市場にある程度流通しているあれらはそういった背景があったのね!

と、また見え方が変わってくると思われますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 

12/20日(金曜日)の20時から腕時計について、YouTubeライブを行いますので、暇な方は遊びに来てください。

前回もライブの時に話してますが、今回からは私はサングラスをかけてやります。

 

それでは早速やってまいりましょう!

 

 

カルティエの腕時計【サントスガルベで国際永久保証書を使っても6万7380円請求された】話

サントスガルベは私を含め、視聴者様は全員好きなモデルだと思われますが、今回は国際永久保証書付きの個体が出てきたので、頑張って仕入れました!

そして、いつものように国際永久保証書と一緒にカルティエ社に腕時計を出して、いつものようにせいぜい請求は1万くらいかなぁ・・・って思ってたのですが、前述した通り6万7380円でした。

こちらがそれになりますね。

見積書1
見積書2





 

 

見積書3

 

 

見積書4

とまぁ、こんな感じの見積もりが来ました。

そこで私はどう思ったかと言いますと、まぁ確かにリューズはゆるゆるだったし8800円なら許容の範囲だから仕方ないとして、文字盤は別に交換しなくていいから、そのまま使った方が理想的だろう・・・

とですね。

私の基本的な考えは、残せるところは出来るだけ残して、残せない部分はそれは仕方ないから交換すべきだろうという考えです。

そんな感じで、カルティエ社に向けて

『とりあえず、文字盤の交換はしなくても大丈夫です。それでまた新しい見積もりをお願いできませんか?』

的なニュアンスで聞きました。

そしたら、このような返事が返ってきました。

ここからがめっちゃ大事なところなので、しっかり聞いててくださいね。

その時のメールをそのまま添付します。

カルティエのアトリエからのメールの返事

 

 このような返事が来ました!

えっ!

文字盤の交換って必須だったっけ?って思いました。

メールの中にお修理はせずに未返却でお間違いないでしょうか?

と記載がありますが、そんな交換までする必要はなさそうに見えてたので、交換になるんならやめようかなぁ・・・

って思いもあったので、一旦中断して返却してもらってちょっと考えようってのの表れですね。

 

どうしようかなぁ・・・って思うわけですよ。

 

クラックあるけど、別にそんな、というかほとんどわからないしね。

交換までする必要ある!?・・・・

そこで色々考えた結果、返却してもらうことにします!

 

それで返却してもらって、私がいつもお願いしている工房に診てもらおうと考えました。

ですが、商品が返ってきた時に思ったんですね。

これって、カルティエがこう言ってるってことは、これはいつかは交換せんといけないじゃん。

国際永久保証書付きで売り出すんなら、もうここで交換しとくべきじゃん!

ってなったんですよ。

国際永久保証書が付いてるのを買う理由って、その個体がオーバーホールを無料で受けれることに意味があるんですよね。

だからここで、私の方で(だから私がいつもお願いしている公房ってことですね)でやったとしても、結局次やる時は国際永久保証書があったとて、またそこで文字盤の交換を迫られるので・・・・

ってなってくると、じゃあ何のための国際永久保証書なん!?

ってなっちゃうじゃないですか。

そりゃあ自分の気持ちとしては、出来るだけ原型を留めることに勤めたいのはありますが、それよりも優先されるべきは『国際永久保証書が使える状態であること』です。

だから、この後にやっぱり文字盤の交換も含めてオーバーホールをお願いします!と伝えて、今これが手元にあるってことですね。

 

ここでなんとなく分かったんですよ!

文字盤が交換してあるカルティエの腕時計ってちょくちょく見るようになったけど、それって買い手が希望してる場合もあるんだろうけど、カルティエ社が強制でやってるからこうなってたんだぁ。

ってのがですね。

前述した通り、私の根本的な考え方は残せるものは残してやっていきたい!というスタイルです。

ただし、今回の件のようにそうしないといけない。という状況や、もうこれはくたってるよね。 

 って状態になってるのであれば、そこは仕方ないと捉えています。

そして、そこまでいってしまうと、正直なところどっちでもいいよね!

って感じなんですよね。

 

その時のオリジナルのが・・・・

って考えを持ってらっしゃる方が多いと思いますが、そりゃそれが理想なんだけれども、でも現状でそうなっているってことは、今回の件みたいに、そういうふうにせざるを得なかった。

とも捉えることが出来るんですよね。

まぁ、出来る限り最善を尽くしたけどもってことですね。

この文字盤の交換を別のどっか分からないとこがやってたら、それはまた話が変わってくるんですが、別にそういったわけでもないし、カルティエがやってくれてるんだったら、別にそれはそれでいいんじゃないって思いますね。

 

あと、我々男性は特にこのような思いを持つ方が多いのですが、女性の方はどっちかっていうと綺麗になってる方が使いやすい!って方が多いですからね。

ですので、こういった話をするときにいつも思うのが、こうでなければならないし、異論は認めない!

みたいな一方通行的な考えではなく、その人その人の価値観を大事にしていきたいですよね。

 

そんな感じで、今回は弊社の方でこれらを全部支払って、完了させております。

 現物を見ても、相変わらずめっちゃかっこいいですし、現行型とまでは言えませんが、ほぼ新品に生まれ変わっていますので、このヴィンテージなんだけどもコンディションがめっちゃ良い個体とか、オーバーホールのことを考えなくてそれこそ一生使って行きたい!

と願っている方にとっては、この国際永久保証書は外すことの出来ない無敵のカードですよね。

後ですね、サントスガルベのオーバーホールについても補足説明をさせて頂きます。

見積もりの中でもありましたが、これは構造上、上と下からネジで合体させるケースになっています。

これを長ーい間放置してしまうと、ネジの部分が錆びてネジがそもそも回らないし、無理やり回したらマイナスドライバーが折れるくらいに固着しています。

そうなると、ネジを破壊しながらのオーバーホールとなるために、表面上ではしっかり精度が出ていても、他の部分が大きく劣化しています。

今回はサントスカレのネジについて出てきたので、ここを話しましたが全ての時計において言えることです。

オーバーホールはその時には費用がかかりますし、3年以上使ってても精度はバシッと出てるんで問題ないように思われますが、そこをきちんと行わないと別の劣化が進み、次のオーバーホールの時に大きく費用が嵩んでしまうという考えを持っておいた方が良いでしょう。

 

最後に告知なのですが、今週末の12/21日(土曜日)に渋谷でポップアップストアを開きます。

もちろん、このサントスカレも持って行きますし、他にもネットショップのオーバーホール中と記載のある商品以外は全部持って行きますので、カルティエの時計気になってるんだよねぇ・・・・

って方がいらっしゃいましたら、お気軽にお申し付けください。

 

住所はこちらになりますね。

 

東京都渋谷区桜丘町 17-9  第二昭和ビル4F

時間は11時から18時までを予定しております。

 

Googleマップで検索する時には第二昭和ビル4Fだけでは表示されませんので、東京都から始まる住所をコピペして検索されてください。

 

詳細なアクセスの動画については、概要欄に入れておりますのでそちらからご覧くださいませ。




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