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記事: 150万円の腕時計1本か、それとも50万円の腕時計3本どっちがいい?

150万円の腕時計1本か、それとも50万円の腕時計3本どっちがいい?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日は「150万円の腕時計1本か、それとも50万円の腕時計3本か、どっちがいい?」という内容でお話しして参ります。

同じ150万円という予算があったとき、その使い方には、大きく分けて2つの選択肢があります。

思い切って1本に集中させるか、それとも3本に分けて、場面ごとに使い分けられるようにするか。

どちらも一見すると理にかなっているようで、実際にはまったく違う価値観に基づいた選び方なんですよね。

「結局どちらがお得なんですか?」というご質問を、率直に投げかけられることもあります。

ですが、この問いには、単純な損得だけでは片付けられない、いくつかの視点が隠れているんです。

今回は、この身近でありながら、なかなか答えの出しにくい問いについて、一緒に考えていきましょう。

先にお伝えしておくと、私は150万円1本派ですが、今回はどちらか一方が正解という結論には至りません。

それぞれの選択が、どのような価値観に基づいているのかを見ていくことで、ご自身にとっての答えが見えてくるはずなんですよね。

それでは話を進めて参ります。


 

まずは私の考えから

ではこちらの画像をご覧ください。

これらはインフレの状況下において、自分が欲しいと思っている腕時計が値上がりしていくであろう・・・・という想定のグラフになっております。

このグラフから私が伝えたいことは、まず150万円という予算をすべて注ぎ込んだときに、すべてのモデルがそうなるわけではないですけれども、最終的な到達点は倍になるという過程で制作しています。

要するに、今日、1本の150万円の腕時計を買おうが、3本の50万円の腕時計を買おうが、3年後には同じように倍の300万円になっているという仮定ですね。

50万円の時計でも、それが3年後に倍になって、それが3本あれば3 x 100で300万円になりますからね。

繰り返しになりますが、仮定の話をしております。

というわけで、この視点で見ればどちらを選んだとしても、正解というふうになりますよね。

ここからが私の考えなんですけども、その3年後に300万円の腕時計を購入できる財力があるかどうか、ここが一番重要だと考えております。

要するに、その300万円という絶対的な金額を、3年後に払えるのかどうか?というところがすごく重要なんですよね。

一旦その絶対的な金額が300万円を超えてしまった場合、おそらく自分が何かしらで大きく稼いでない限りは、もうその「腕時計」は今後手にすることはできないと思うんですよね。

その半面、50万円の時計であれば、3年後は100万円になっています。

じゃあ、その3年後に100万円の腕時計を購入できるかっていうと、絶対的な金額としては、100万円だったらまだ払える!っていう可能性が高いじゃないですか。

よってこういった、今だったらまだ手が届く金額のギリギリラインである150万円という金額であれば、今日の私は私は150万円の1本を選ぶということですね。

ただし、これは自分が欲しいと思っている腕時計があって、それを絶対に手元に置いておきたい。

というのと、常に上昇するという前提のもとでのお話となりますので、全部が全部こうなるとは限りませんよね。

これは私の考え方の1つとして捉えて頂ければ幸いです。

では次に、価格帯によって、そもそも"狙えるもの"が変わってくる!という内容で解説して参ります。

 

 

価格帯によって、そもそも"狙えるもの"が変わってくる

150万円と50万円、この2つの数字を比較する前に、まず確認しておきたい前提があります。

それは、同じ150万円という予算であっても、1本に注ぐか、50万円ずつ3本に分けるかで、実際に手に入る腕時計の"顔ぶれ"がまったく変わってくる、という当たり前の話です。

ではこちらの画像をご覧ください⬇️

150万円を1本に注ぐ場合、その予算の中でコンディションが良く、資産性も見込める一本を、じっくりと狙いにいくことができます。

現行モデルであれば選べる幅は絞られますが、ヴィンテージや中古市場まで視野を広げれば、より上位に位置づけられるブランドやモデルにも、手が届くようになるんです。

その反面、50万円を3本にすると50万円という金額は決して小さくありませんが、150万円を1本に注いだ場合と比べると、1本あたりの"格"は、どうしても一段控えめになりやすいんですよね。

つまりここにあるのは、優劣ではなく、単純なトレードオフなんです。

1本に注げば、"1本あたりの格"を最大化できる代わりに、選べるのはその一本だけになります。

3本に分ければ、"1本あたりの格"は抑えめになる代わりに、複数のブランドやジャンルを同時に手にすることができます。

このトレードオフを、もう少し具体的にイメージしてみましょう。

たとえば同じブランドの中でも、150万円という予算があれば、状態の良い人気モデルや、希少性の高い個体にまで手が届くことがあります。

ですが50万円という予算では、比較的入手しやすいモデルや、あまりコンディションの良くない個体になりやすいんですよね。

もちろんこれは、50万円で妥協しなければならない、という意味ではありません。

50万円という予算は、そもそも絶対的な金額としては充分です。

この考え方については、またのちのパートで詳しく解説します。

つまり150万円を1本に注ぐという選択は、"同じ土俵の中で頂点を目指す"という方向性であり、50万円を3本に分けるという選択は、"複数の土俵にまたがって、それぞれの入り口に立つ"という方向性なんです。

この違いを踏まえた上で次に、それぞれの選び方が実際にどんな価値をもたらすのか?

まずは1本に絞って選ぶ方法から見ていきましょう。



"1本"の強み ― 圧倒的な作り込みと資産性の集中

150万円という予算を1本に集中させる選び方には、明確な強みがあります。

腕時計は、価格帯が上がるにつれて、ブランドの中での上位機種、ケースの面取りやブレスレットの仕上げ、ムーブメントの作り込みといった細部の精度が、より一段と高い水準になっていく傾向があります。

50万円の予算を3つに分けた場合、それぞれのモデルで得られる作り込みの水準は、150万円を1本に投じた場合と比べると、どうしても一段階手前の水準にとどまりやすくなります。

つまり1本に集中させるということは、その価格帯だからこそ到達できる、"作り込みの天井"に手を伸ばすということでもあるんですよね。

もうひとつの強みが、資産性という側面が、1本にまとまった形で表れるという点です。

分散させた3本それぞれの資産性を積み上げるよりも、1本に集中させた方が、モデル自体の希少性や人気度による資産性の伸びしろを、より大きく享受できる可能性があります。

これは、以前お話しした「腕時計という趣味にお金を使うことは無駄なのか?」というテーマとも重なりますが、資産性という要素は、あくまで結果としてついてくるものであり、それだけを目的にすべきではありません。

ですが、同じ予算を投じるのであれば、その特性を活かせる選び方、言い方を変えるのであれば、そう進化しやすい個体を選んでおくことに越したことはないでしょう。

では次に、"3本"の強み ― 場面ごとの使い分けと、日々の新鮮さ!という内容で解説して参ります。



"3本"の強み!場面ごとの使い分けと日々の新鮮さ

では150万円3本はダメなのかというとそうではありません。

そもそも論として、50万円という絶対的な金額は大きいです。

ですので、もうその時点で充分に素晴らしい個体を手に出来る金額であると言えます。

そして、3本を選ぶ考え方で1番伝いたいのが、既にそれは進化してる可能性があるということです。

例えば、マストタンクを考えてみましょう。

ではこちらの画像をご覧ください⬇️

限定モデルなどを除外して考えますが、4年前くらいまでであれば、まだまだ20万円程度で売られていましたよね。

ですが今となっては1番安くても50万円が相場です。

何を言いたいかと言いますと、150万円の個体と比較すればそりゃあ劣りますが、上へ上へ、とか、もっともっと、そういった感情を持たずに良い物を手にしたい。

そういった気持ちの場合であれば、50万円の時計でも充分にそれを実現してくれます。

ご存知の通り、インフレ化においては、全てのものの金額は上がっていきます。

だから、金額が高いものが良いもの。

という考え方は、半分正解で半分間違いです。

なぜなら、おそらくマストタンクは来年は今日より3割くらいは上がってるでしょうから。

そうだとすれば、何もしてないのに65万円になっています。

ではこちらの画像をご覧ください⬇️

ここで最初のパートで話した私の考えに戻りますが、その50万円の腕時計をしっかりと握っていれば、それが人気モデルの場合であれば、今日は50万円の方で紹介してるけど3年後には150万円の方のモデルとして紹介してあるかもしれないってことです。

他にも、50万円を3本に分けるという選び方にも、1本集中とは違った、確かな強みがあります。

この3つを、たった1本で完璧にこなそうとすると、どうしても条件が絞り込まれすぎてしまい、選択肢そのものが狭まってしまうんですよね。

3本に分けるという選び方は、まさにこの課題への直接的な解決策になります。

ビジネスシーンにはドレスウォッチ、休日にはスポーツウォッチ、というように、それぞれの場面に最適化された一本を用意できるんです。

これにより、どの場面においても、"なんとなく合わせている"のではなく、"この場面のために選んだ"という納得感を持って、腕時計と向き合えるようになります。

さらに、3本それぞれに異なるブランドや年代を選ぶことで、一つのブランドだけでは得られない、幅広い視点や知識も自然と身についていきます。

たとえば1本はスイスの名門ブランド、もう1本はヴィンテージ、残る1本は現行の実用モデルというように組み合わせれば、それぞれの時代背景や製法の違いを、日常的に比較しながら楽しむことができますよね。

1本を深く知ることも大切ですが、複数の個性を並べて比較することでしか見えてこない発見も、確かに存在するんです。

つまり3本に分けるという選び方は、場面への対応力だけでなく、腕時計そのものへの理解を立体的に深めていく、学びの側面も併せ持っているといえるでしょう。

では次に、結局どちらが"得"なのか、選ぶ基準は金額ではなく目的!という内容で解説して参ります。

 


結局どちらが"得"なのか、選ぶ基準は金額ではなく目的

ここまで、1本に集中させる強みと、3本に分ける強みを、それぞれお話ししてきました。

結論からお伝えすると、どちらが"得"かという問いに、絶対的な正解はありません。

1本を選ぶことも、3本に分けることも、どちらも同じ150万円という価値を持つお金の使い方であり、優劣で語れるものではありません。

大切なのは、金額の使い方そのものではなく、その選択が、自分の目的や生活スタイルと、どれだけ噛み合っているかという点だといえるでしょう。

作り込みの精度や、ブランドとしての格を、じっくりと味わいたい。

一本を選び抜くという体験に、深い納得感を求めたい。

こうした目的をお持ちの方には、1本に集中させる選び方が、より満足度の高い結果につながるはずです。

一方で、日々の生活の中に多様な選択肢を持ちたい。

一つのブランドに縛られず、幅広い視点で腕時計と向き合っていきたい。

このような目的をお持ちの方には、3本に分ける選び方の方が、より豊かな時間を提供してくれるでしょう。

繰り返しになりますが、今日の150万円の個体と比較すれば劣りますが、50万円の腕時計を選んだとしても3年後には150万になってる可能性だって充分にありますからね。

つまり「1本か3本か」という問いは、実は「自分は腕時計に何を求めているのか?」という、より本質的な問いへの入り口なんですよね。

金額という同じ土俵で比較しようとするのではなく、ご自身が大切にしたい価値観に立ち返ることこそが、この問いに対する、もっとも納得のいく答えの見つけ方なのではないでしょうか。

もし、それでも決めきれないという方がいらっしゃれば、無理に一つの答えを出す必要はありません。

まずは1本、心から納得できる一本を選び、その一本と長く向き合っていく中で、自分にとって何が心地よいのかを、じっくりと見極めていく。

その過程の中で、「やはりもう1本欲しい」と感じる瞬間が訪れれば、そのときに3本という選択肢へ、自然と歩みを進めていけばいいんですよね。

腕時計選びに、決まった正解や急ぐべき期限はありません。

その時々の自分の価値観と向き合いながら、少しずつ選び方を育てていくことこそが、長く腕時計という趣味と付き合っていく上で、もっとも大切な姿勢なのかもしれません。



ベルモントルの視点

150万円の腕時計1本か、50万円の腕時計3本か。

私なら150万円を1本にします。

1本には、次市場に出てきた時にもう手が届かない金額になってる可能性が限りなく高くなってることを理解しているからです。

しかし、これはそれをどうしても手元においておきたい場合に限ります。

その反面、3本には、場面ごとの対応力と、日々の生活に彩りを与えてくれる新鮮さ、そして幅広い視点から腕時計を学べる楽しさがあります。

大切なのは、金額の使い方そのものを比較することではなく、視聴者様が腕時計に何を求めているのかという、本質的な問いに向き合うことなんですよね。

腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。

その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。

店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。

ベルモントルでは、そうした背景や佇まいも含めて腕時計を選びたい方に向けて、公式LINEで一般公開前の新着商品や入荷予定品をご案内しています。

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