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Article: カルティエの歴代最高モデル!マストタンク飛びアラビアインデックスとブレゲインデックスの魅力解説

カルティエの歴代最高モデル!マストタンク飛びアラビアインデックスとブレゲインデックスの魅力解説

こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では『カルティエの歴代最高モデル!マストタンク飛びアラビアインデックスとブレゲインデックスの魅力解説!』

という内容で解説して参ります。

 

大体いつもマストタンクを推してますから、私のチャンネルをご覧になってる方は既にご存知のモデルだと思います。

初めて私のチャンネルを訪れてくれた方はですね、今日はマストタンクの詳細については言及はしませんので、動画を見終わったら多分ですね、マストタンクめっちゃかっこいいやん・・・・

ってなってると思われますので、この動画が終わったらこちらの【初めてのカルティエ『マストタンク』腕時計購入前のチェックガイド】をご覧ください。

 

ベルモントルは予約制でお客様をお迎えしておりますので、気になる商品がございましたらショップの一番上にある来店予約から予約をお願い致します。

スマホだと左上の3本の横線を押して頂いたら、そこにありますね。

それでは早速やって参りましょう!

 

 

1本目のマストタンク【飛びアラビアインデックス】

超簡単にマストタンクのベース説明をしますね。

大きな特徴はケースに純銀(これはシルバー925)が使用されており、シルバーのものはロジウムメッキで、イエローのものはYGメッキが施してあります

ですので、現代の一般的なステンレスではなく元々の素材自体で、すでに高級素材である銀が使用されている素晴らしいモデルなんですよね。

年が経つにつれて、銀の価格も上がっていったことによって、もう銀を時計のケースに採用できなくなったのですが、これこそがヴィンテージウォッチの真骨頂だと言えるでしょう。

というわけで、飛びアラビアのモデル解説ですが弊社で扱うのは、今回で2本目になります。

こちら飛びアラビアインデックスって呼ばれるマストタンクなのですが、偶数のところだけが数字で、他の部分がバーになってますよね。

こんな感じで、インデックスが飛んでることから飛びアラビアと呼ばれています。

そして、こちらの飛びアラビアですがインデックスがゴールドで配色されていることと、立体的なアプライドインデックスが採用されています。

また文字盤ですが、ダブルCの装飾が連続で描かれており白文字盤なのですが、よ〜く見たら模様が入っててとても手の込んだ作りになっているんですよね。

今ではカルティエからはこんなデザインのものって出てこないじゃないですか。

作られた年代が大体1990年代なのですが、ヴィンテージならではポップな雰囲気を感じることが出来るんですよね。

そんなオシャレなデザインの文字盤なので、めっちゃ人気があるのがこの飛びアラビアなんですよ。

なのですが、なぜこうなってるか分からないんですがレディースのSMサイズは、結構製造されてたのに、メンズのLMサイズはめっちゃ少ないんですよね。

実際にこの時計は、出てきたら仕入れる・・・くらいの気持ちで毎日色々見て回ってるのですが、これが出てこないんですよねぇ。

履歴を遡ったら、去年の5月に仕入れてたので大体1年くらいは仕入れが出来なかったモデルなんです。

私の考察なのですが、元々がレディース専用で作ってたんだけど、結構評判良いからメンズも作ってみるか!

って感じで、作ってみたけどあんまりダメだった。

こんな感じなのかなぁ・・・・と考えています。

腕時計あるあるなのですが、当時は評判が悪いのに10年とか20年後に再評価されて、価格が一気に高騰するモデルって結構あるんですよね。

だから、このモデルもその1本かなぁと。

 

そして、この時計の良い所は保証書、ギャランティの全てが揃っていることなんですよね。

不要な人から見れば不要なのですが、やっぱり売り手としてはこう言ったのが付属してると嬉しい気持ちになります。

なぜなら、こう言ったのを保管する所有者は、基本的には時計も綺麗に丁寧に扱うからです。

所有者が変わるタイミングで、これらの付属品は無くなっていくことが多いんですよね。

でも全部揃ってるってことは、多分1オーナーだったんじゃないかなぁって思います。

こうった付属品からも、その時計がどんな背景を持ってここにあるのかを想像出来るので、ヴィンテージウォッチってやっぱり楽しいですよね。

駆動方式はクオーツムーブメントです。

2針なので秒針がないスタイルなのですが、こういったところはカルティエらしくおしゃれですよね。

ただし、このデザインは視認性は良いんですよね。

というのも、数字が飛んでいますので針がどこにあるのかが分かるし、偶数のところだけに数字があると分かっていれば、結構瞬時に判読することが可能です。

文字盤のホワイト、ケースとインデックスのゴールド、時針、分針のブルーというとても綺麗に写る配色でありデザインも最高なので、誰が着用しても似合うと思いますね。

 

 

 

2本目のマストタンク【ブレゲインデックスモデル】

はい、では2本目ですがこっちも最高にかっこよくないですか?

こちらもクオーツムーブメントが載せてあります。

これは去年の1月に仕入れの履歴があったので、1年以上扱ってないのですが仕入れに行った時には、2回くらい見ました。

どちらも仕入れ値が想定以上だったので、流れてしまったのですが、先ほど紹介した飛びアラビアよりかは、まだ見かけるかなぁ・・・って印象ですね。

ブレゲインデックスってのは、ブレゲ数字が採用されていることからこのように名付けられています。

腕時計ブランドのブレゲがあるじゃないですか、あの会社が最初に採用したことと、いろんなモデルに採用していたことでブレゲ数字って名前になってるんですが、これが普通のアラビアとはまた違った魅力があるわけですよ。

普通のアラビアは、私生活の中でよく見る普通の数字のスタイルですよね。

ブレゲインデックスは、そのアラビア数字をもっとメリハリをつけて、太いところと細いところがあって、スマートっていうか腕時計全体をおしゃれな雰囲気にしてくれる効果があります。

これは男性も好きですが、女性も大好きなスタイルですよね。

こうやって見てみると、先ほど紹介した飛びアラビアもちょいブレゲになっていますよね。

文字盤は平面ではなく、内側が上がって外側が下がる立体的な文字盤になっています。

この一手間が良いところで、ヴィンテージの魅力なんですよね。

1960年代までのカルティエって、基本的には富裕層に向けての会社だったんですよ。

1970年ごろになると、アメリカも日本も中間層がお金を稼げるようになってきたので、富裕層ラインは残しつつも、もっと安価なモデルを出して中間層を取り込んでいく戦略を取ります。

それがこのマストタンクなのですが、本来であれば安価なモデル(これを普及ライン)と私は表現しているのですが、イメージされるとわかる通り普及ラインにはそこまでお金をかけることなく製造するのが一般的です。

でも、この頃のカルティエってジュエリーから本気で時計市場も抑えるつもりで時計を作り出した頃なので、普及ラインでありながらも、手抜きされてないです。

本来であれば、文字盤のこの段差って別になくても成り立つはずなんですよね。

プレスでガッチャンコして作ってるはずですが、これは1つ工程が増えるじゃないですか。

当時のカルティエが時計にめっちゃ気合い入れてるからってのもあるんですが、まだまだ1980年代は人件費が安かったから出来る技でもあるわけです。

こういった今じゃ出来ないことを、時代を遡ったら実現できているというのが、ヴィンテージの魅力なわけですよ。

今回のこの個体なのですが、実物を見た瞬間『絶対仕入れる!』と決めました!

先ほどの飛びアラビアも全体的なコンディションは良かったのですが、こっちはマジで綺麗です。

傷も何もない状態ですので、おそらくデッドストックだったんじゃないかなぁと思いますね。

製造されてから40年とか経過していると、個体差って天と地の差が出ているんですよね。

マストタンクは数が大量に作られたので、母数が多い分まだ綺麗な個体が出てくることも結構あるんですが、使う古された個体も結構目にします。

分かりやすい部分では、メッキが禿げてたりなどですね。

ですがこれはもう、完璧な状態だったので、年代に対してここまで綺麗ならきっと欲しい人はいるだろう・・・・ということでどうしても仕入れたかった個体なんですよ。

 

ではここからは、実際に腕に着用して見てのレビューをしていきます。

 

 

実機着用レビュー

どちらもLMサイズであり、ケース径は23mmです。

現行ラインのタンクマストはケース径25.5mmですので1回り小さいですね。

ですが当時はこれでメンズラインだったんですね。

現代的な感覚で言うと、男性サイズと女性サイズの中間のボーイズサイズって感じですね。

ですので、この大きさって女性の方が着用しても全然似合います。

私はこの大きさで満足できます。

そもそも、腕時計は出かければ良いって考えがありませんし、普段がジャケットスタイルが多いので、どっちかっていうとこんなドレスウォッチの方が好きなんですよね。

私の手首周りが16.5cmで日本人男性の平均的なサイズなんですよね。

なので、おそらくほとんどの人はこれくらいのサイズ感で十分じゃないかなぁと考えております。

飛びアラビアインデックスの方ですが、立体的に浮かび上がるアプライドインデックスが採用されてるので、時計の奥行きというか陰影を楽しめるところが良いです。

前述した通り、このモデルは市場ではほとんど流通する時計じゃないので、やっぱり際立ってしまうと思いますね。

これから夏場になりますが、半袖に合わせても充分かっこいいので、基本的には本格的な夏以外を避けて使用することが可能です。

夏場に使用できない理由は、マストタンクは非防水の時計なんですよね。

ですので汗にも弱いです。

夏場の使い方としては、朝の通勤の時には外しておいて会社に到着してから着用ってのが理想的でしょうね。


ではブレゲインデックスの方ですが、こっちはもう深く解説するまでもないと思いますが、飛びアラビアと比較すればもっとシンプルにまとめてあるので、シンプルでおしゃれなデザインって感じです。

伝統的な腕時計のスタイルだけど、よくよく見たらブレゲインデックスで、おしゃれな腕時計をしてますねぇ〜・・・・って流れを作りたい方にはぴったりの時計でしょうね。

どちらとも売値は新品のタンクマストより高いです。

ですが、これまでの説明を聞いて頂ければ分かる通り、素材やその作り込まれ方を見ていくと、価格以上の品質ってのをご理解されたと思います。

よって私は、自信を持ってこれらの商品をお勧めすることが出来るのです。

もちろん、他の商品も自信を持ってお勧めできるんですけどね。

 

こういうおしゃれなヴィンテージウォッチ探してたんだよねぇ・・・って方は是非とも店頭で実機をご覧くださいませ😊

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