カルティエの2大巨頭腕時計モデル『サントス』と『タンク』どっちを選ぶべきか? 3分ショート
カルティエの2大巨頭『サントス』と『タンク』どっちを選ぶべきか?
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カルティエの腕時計には、たくさんのモデルが存在しますがその中でも特に人気があり有名なのが、『タンク』と『サントス』です。
どちらも素晴らしいデザインですが、この2つの角形時計の特徴や魅力を理解することで、より自分に合ったモデルを選択出来るようになると思います。
まずはタンクの解説です。
基本的にはムーブメントはクオーツか手巻きが搭載されており、ベルトは革ベルトです。
カルティエといえば『タンク』がまず1番最初に連想されますが、時計を知らない人が見ても、その形からそれがカルティエの時計であることが分かります。
ドイツに支配されていたフランスですが、当時の先端装甲車の戦車が活躍したことで、独立を勝ち取ることが出来ました。
その平和の象徴として、カルティエのレクタンギュラー型のモデルにタンクと名前が付けられたのでした。
誕生したのは1910年代後半になります。
シンプルで洗練された印象からドレスウォッチに分類されますが、カジュアルなファッションにも合わせやすい、万能なデザインだと言えいます。
この形状から、連想されるイメージは『エレガント』『ドレッシー』『フォーマル』と言ったところでしょうか。
サントスと比較すると、力強さはなく感覚的には『落ち着き』や『大人な男性』と言ったところでしょう。
では次にサントスの解説です。
サントスには、サントスデュモンも存在するのですが、今回は一般的に連想されるスポーツモデルのサントスであるサントスカレでの比較をします。
歴代全てのモデルはクオーツか自動巻で手巻きは存在しません。
デュモンは手巻きオンリーですね。
サントスは、歴史上初めての男性用腕時計であり、それまでの懐中時計にベルトをつけただけのものから、ベルトをつなげるための『ラグ』を時計のケースに接続したことが、それまでの腕時計との大きな違いだったのです。
誕生したのは1906年であり、これはサントスデュモンの形をしていました。
その後1978年に、もっと現代的なサントスを作り出そう!
ということで、当時カルティエのCEOだったアランドミニク・ペランさんという方がラグスポのデザインを踏襲させた『サントスカレ』を誕生させて、現行のサントス ドゥ カルティエにつながっています。
タンクが1910年代後半なので、実はサントスの方が先に誕生してるんですね。
サントスの特徴としては、スクエアの形状をしておりぱっと見のイメージとしては、『男らしい』『無骨』『スポーティ』といったところでしょう。
ではそれぞれを着用レビューです。
タンクの方は、時計自体がかなり軽いし薄いのでほとんど着用感がありません。
手首にフィットするというか、ほとんど体の一部みたいな感じで、タンクをつけるだけでここまでオシャレになるのであれば、付けた方が良いと思いますね。
別に腕時計ってないならないで良いと思うんですよね。
でも、私が着用してる理由はおっさんになって、若さで全てをカバー出来なくなったことことも影響してるので、ちゃんとした大人を演出したいんだけど、なんか良い時計ないかなぁ・・・って考えてある方にはピッタリですね。
サントスの方ですが、タンクと比較すると自動巻が載ってるし、ブレスもステンレスなのでちょっと重たいですが、そこまで気になるほどではありません。
また、手首をガチッとホールドしてくれて、カクカクとした工業的なデザインが男心をくすぐります。
サントスからは力強さを感じるものの、そこはやはりカルティエなので主張も激しくなく、オシャレな印象も与えてくれます。
特徴的なビスのデザイン、立体的な造形を生み出すケースとベゼル。
これは他のブランドでは作り出す事が出来ませんので、サントス独自の魅力ですよね。
というわけで、2本の時計の魅力を解説してきましたが、これらを理解して自分だったらどっちが合うかなぁ・・・・って考えながら選ばれるとより良いお買い物が出来ると思いますね。