50歳の記念に選ぶ女性用腕時計【予算別】ヴィンテージ カルティエのタンク8選
こんにちは。
ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では、『50歳の記念に選ぶ女性用腕時計【予算別】ヴィンテージ カルティエウォッチ8選』という内容でお話しして参ります。
女性に人気No.1のカルティエの腕時計ですが、その中でも特に人気なのがタンクのシリーズです。
あの長方形のスタイルであれば、誰が見てもカルティエだと一目で分かりますし、何よりどんなシーンでも着用できることが魅力だと言えるでしょう。
今回紹介するのは、マストタンクとタンクルイがメインであり価格のレンジは40万円〜100万円の間でご紹介させて頂きます。
動画の下にいろんな商品が並んでると思われますが、気になる商品がございましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
ベルモントルは完全予約制の自宅兼店舗としてやっておりますので、お越しになる際には事前にご連絡をお願い致します。
それでは早速やって参りましょう。
ヴィンテージのカルティエのタンクの魅力
そもそもヴィンテージとは、大体20〜50年前に作られたもののことを表します。
アンティークは100年以上前に作られたものを表していますので、その深さの違いということになりますね。
そんなヴィンテージのカルティエの腕時計のタンクの中で、最も私がおすすめしているのが『マストタンク』というモデルです。
1970年代後半に誕生したモデルなのですが、非常に高級感がありつつも手頃な値段で購入することが出来た為に、大ヒットしたモデルです。
マストタンクは、2004年に生産終了を迎えることになったのですが、その豊富なサイズ感や文字盤のデザインから、今でも求める人が多いのもこのマストタンクの特徴ですね。
こちらの写真は、右からSM→MM→LMサイズになります。
サイズについては、のちのパートで詳しく解説しますね。
廃盤になっていながらも、なぜ今でも求められているかというと、素材が純銀で作ってあるからです。
現代の一般的な腕時計の素材は、ステンレスで作られているのですが、このマストタンクは価格を落とした普及ラインとして作られているにも関わらず、純銀が使われています。
現代となっては、純銀の価格も高騰してしまっており、同じように純銀で時計を作ったら物凄く高くなってしまいます。
しかし、マストタンクはヴィンテージであるというだけで、高品質なのに安く手にすることが出来るという、コスパ最強のモデルというわけなのです。
ここ最近はマストタンクの魅力に気がついてる人が増えて、相場も大きく上昇してしまったのですが、それでもまだお手頃価格です。
今後はまだまだ上昇していくと思われますね。
良いものが何かを知ってる人が、求める時計って感じでしょうね。
だからこそ、私は普段からマストタンクをお勧めしています。
では、その純銀で作られているのを表すマークを見てみましょう。
この925という数字が裏蓋の方にありますが、これは銀の純度が925/1000であることを表しています。
925/1000の割合で銀が含まれていますよ。
という意味ですね。
ステンレスとの大きな違いは肌触りです。
ステンレスはやはり金属特有の『鉄感』があり、角が立ったような触り心地になりますが、金無垢や純銀は素材自体が柔らかくしっとりとした感覚です。
ただし、ステンレス素材もしっかり表面仕上げをされているので、分かる人には分かるくらいの違いでしょうね。
ちなみに、マストタンクは現代ではタンクマストという名前に変わって、進化しているのですがその詳細について気になる方はこちらの動画から御覧下さい↓
話を戻しまして、他にも複数のタンクのバリエーションが存在するのですが、次に有名なのがタンクルイというモデルです。
マストタンクのポジションは普及版って感じだったのですが、タンクルイは富裕層に向けた高級ラインって感じですね。
タンクルイについては、タンクルイの紹介のところで詳細を解説致しますね。
ではここからは、素敵なマストタンクシリーズをご紹介して参ります。
1.マストタンクSMサイズ インデックスなしのブラウン文字盤
まず初めに紹介するのが、ブラウン文字盤のマストタンクです。
ケース径は20mmのSMサイズであり、一番小さいモデルです。
ここまで小さい腕時計は、現代でもミニのラインとして存在するのですがまぁまぁお高めなモデルばかりなので、手頃な価格でこのサイズ感を探すのであれば、マストタンクがお勧めです。
ケースのサイズを言われてもちょっとイメージが湧きにくいと思われますので、実際に着用した写真を御覧下さい。
小さくまとまってくれてるので、とても可愛らしいと思います。
モデルさんは身長が160cmの手首周りが15cmなのですが、良い感じにまとまってるいますよね。
ここは自分がどれくらいのサイズが好きなのか?という好みが大きく影響してくるところですが、女性であればほとんどの方が似合うのではないかなぁと考えています。
では実際の時計を見てみましょう。
文字盤の色はブラウンなのですが、よ〜くみてみたらゴールドのラインが入っててマーブル模様になっています。
深みがあっていいですねぇ。
光の当たり方によって、さまざまな表情を見せるのがカルティエの腕時計の特徴なのですが、濃いブラウンからマーブルまで楽しませてくれます。
こちらの時計なのですが、駆動方式は手巻きになります。
手巻きで作ってありますので、ゼンマイを巻く感覚を楽しみたい。
大人な女性を演出したい方には、手巻きはお勧めですね。
こちらのブラウン文字盤は42万6000円になります。
では2本目のご紹介です。
2.マストタンクSMサイズ 白文字版に飛びローマンインデックス
2つ目にご紹介するのは、シンプルな白文字盤に黒のローマンインデックスが美しいモデルです。
ちなみに、インデックスとは数字の部分のところを表しています。
サイズはSMサイズであり、こちらも先ほどと同じサイズ感です。
ブラウン文字盤のところで、大まかなサイズのイメージは出来てると思いますので、そこは省略しますね。
このモデルの良いところは、文字盤に奥行きがあるところです。
外側は浮き上がっており、内側のは下に下がった段差になっています。
その下がった方なのですが、よくよく見たらダブルCのデザインが入っており、時計に繊細さが感じられます。
そして、ブルーの針が取り付けらているのですが、このブルーがいい差し色になってて、ただシンプルな時計ってわけでもないんですよね。
しっかり美しく仕上げられているなぁ、と感心してしまいます。
これをこの小さいな文字盤の中で作り上げているわけですから、腕時計であろうとやっぱりジュエラーとしての真髄を感じますよね。
こちらのモデルはクオーツ(クオーツというのは電池で動作する方法ですね)で動作するので、電池が切れない限りは時間を合わせることもなく常に動き続けてくれます。
こちらのホワイト文字盤のモデルは44万円になります。
では3本目をご紹介します。
3.マストタンクSMサイズ アイボリー文字盤
3本目はマストタンクSMサイズアイボリー文字盤でございます。
カルティエといえばコレ!
といった感じで、最も有名で分かりやすい文字盤ですよね。
アイボリー色の文字盤の上に、ブラックでローマンインデックスがプリントされており、シンプルでありながらも100年以上前から変わらない、普遍的なデザインです。
どんなシーンでも合わせることが出来ますし、ちょっと外に出かける時にも服装はそこそこに、この時計をつけるだけも充分におしゃれに演出してくれます。
今のカルティエのラインからは、アイボリー文字盤がなくなってしまっているので、ヴィンテージならではの魅力と言えるでしょうね。
このお品は保証書/箱/ギャランティの全てが付属しており、新宿の伊勢丹で修理された経歴が残っています。
おそらく、伊勢丹新宿店で購入されたものだと思いますね。
時計だけではなく、付属品も大切に残される方にこそ手にして頂きたいですね。
こちらのアイボリー文字盤のSMサイズは44万円になります。
では4本目のご紹介です。
4. マストタンクMMサイズ 薄紫石畳文字盤
ではここからは、1つサイズがアップしてMMサイズでございます。
ケース径は少しだけ大きくなって21.5mmとなりますが、数字だけではまた分かりにくいと思われますので、実際に画像を御覧下さい。
SMサイズと比べたらちょっとだけ大きくなっています。
マストタンクは1978年に誕生したのですが、その時にはSMとLMサイズしかなく2000年ごろにMMとXLサイズが追加されました。
2004年にマストタンクが生産終了となるので、実際には4年間くらいしか製造されておらずMMとXLサイズは少ないのが特徴です。
そしてこちらの薄紫のマストタンクは、2003年のクリスマス限定で発売されたモデルであり、希少性が高いのが特徴です。
多分探しても、あまり見つからないと思われますね。
白に近い紫と、それよりも濃い紫が交互に配列されている石畳のデザインなのですが、キラキラしててとても高級感があります。
こちらの時計も保証書が付いていますので、大切に扱われてきたのが分かる素敵な時計です。
こちらの薄紫のモデルは46万円になります。
では5本目の紹介です。
5. マストタンクLMサイズ オパランインデックス文字盤
先ほど紹介したMMサイズから、またサイズが1つアップしてケース径が23mmになります。
こちらも数字では分かりにくいと思われますので、画像で大きさを確認してみましょう。
ケース径は23mmでここから、当時言われていたメンズサイズになります。
LMサイズと聞くと結構大きいようなイメージに感じられますが、実際のところはそこまで大きくありません。
現行で販売してあるタンクマストのSMサイズが22mmですので、1mmしか変わらずイメージしてるよりも大きさはありません。
現代でのサイズ感に合わせれば、レディースでも範囲に入るサイズです。
そしてこちらの、オパラン文字盤は非常に人気があります。
ローマンインデックスが普通のモデルと比較して、大きめにデザインされているのですが、このデザインがクラシック感を演出しています。
光沢のあるシルバーの文字盤の上から、ブラックのローマンインデックスがプリントされているのですが、落ち着きがあって大人の女性の印象を与えてくれそうです。
文字盤のデザインは、マストタンクの中でもトップ3に入ってくる人気だと思われますね。
時計には厚さもありませんので、袖口に綺麗に収まってくれます。
小さい時計よりかは、中くらいのサイズの時計が欲しい。と考えてる方にお勧めしたい一本です。
このオパラン文字盤のモデルは52万円になります。
では6本目のご紹介です。
6. マストタンクLMサイズ 黒文字盤
こちらもLMサイズのマストタンクで、珍しい黒文字盤です。
マストタンクはメンズもレディースも黒文字盤は作られていたのですが、他の文字盤と比べて作られた数が少なく、あまり市場に出てこない印象です。
ブラックの文字盤も女性に非常に人気がありまして、実際に着用して頂くと分かる通り、パキッと締まりが出ますしとてもスタイリッシュな印象を与えてくれます。
ただし、そこはカルティエですので洗練されているのが奥深いところです。
ゴールドのケースに、ブラックの文字盤なのでカラーの組み合わせは抜群ですね。
とても高級感があり、男性でも女性もどちらもマッチしてくれるデザインだと言えるでしょう。
この時計であれば、奥様がご購入されたとしても、旦那様も普通に使えちゃうと思いますね。
こちらの黒文字盤は46万円になります。
では7本目のご紹介です。
7.マストタンクXLサイズ アイボリー文字盤
次に紹介するのが、マストタンクのXLサイズです。
LMサイズのさらに1つ上のサイズで、ケース径は25mmです。
これは現行で販売してあるタンクマストのメンズに分類されるLMサイズと同じで、メンズライクなサイズ感と言えるでしょう。
ただし、今となってはアップルウォッチはこのサイズより大きいですし、このサイズを女性がつけていたとしても、全く違和感はありません。
ではこれまで通り、実際にモデルさんに着用して頂いた画像を見ていきましょう。
左側が別の文字盤なのですがXLサイズで、右側がLMサイズです。
1つのサイズ違いなので、ちょっと大きさが分かりにくいので、4つのサイズを並べてみてみましょう。
右から順にSMから始まり一番左がXLサイズです。
SMやMMと比較すれば、だいぶ大きめなのが分かりますね。
モデルさんに着用してもらったところ、これはこれですんなり腕に馴染んでくれるし、女性でもこのくらいのサイズ感を求める人は多いと思いますよ。
とのことでした。
今回ご紹介するのも、アイボリー文字盤でありSMサイズで紹介アイボリー文字盤との違いは、デイト表示があるかないかです。
ケースと文字盤が大きくなっている分、表示できるスペースが広くなったために、3時位置に日付を表すデイト表記が追加されています。
時間と一緒に、日付も一緒に確認出来るのが良いなぁって方には、こちらのXLサイズの方が相性がいいかもしれませんね。
先ほども説明した通り、MMサイズとXLサイズは生産数が少なく特にこのアイボリー文字盤の方はあまり出てくることはありませんので、希少性は高いと言えるでしょうね。
このXLサイズのアイボリー文字盤は59万円になります。
では最後の8本目のご紹介です。
8.タンク ルイ カルティエ
最後にご紹介するのは、タンクルイカルティエでございます。
こちらはカルティエの全てのモデルの中でも、頂点に位置されるモデルです。
素材は18Kゴールドしか使用されるステンレスが使われることはありません。
外観はほとんど同じに見えますが、マストタンクは文字盤にmust de cartierと記載があり、タンクルイにはその記載がなくcartierとだけ記載されています。
また、ここはよく見ないと分からない部分ではありますが、リューズが砲弾型になっておりマストタンクよりもとんがっています。
これは1910年代に誕生したタンクの原型をそのまま残しているために、このようなスタイルになっており、こういった部分でもカルティエの腕時計が普遍の美しさを有することが分かりますよね。
文字盤は透き通るようなオフホワイトで、ブルーの針が上品に差し色としてアクセントを与えてくれています。
そこに18Kゴールドのケースが相まって、とてもお上品で高級感がありカルティエの中でも、最上級を手にしたいと思ってる方にお勧めですね。
こちらのタンクルイカルティエは、100万円になります。
というわけで、8本の時計をご紹介致しましたが節目に購入する腕時計として、カルティエを選ぶというのは正しい選択です。
特に今回ご紹介させて頂きました8本は、自分が使っても楽しめますしお子様にお譲りしても丁寧に扱っていれば、その価値は保たれたままです。
これまでの自分の頑張りや、今後の人生もう一度頑張っていこう!
そういった労いの気持ちを込めて、人生の折り返し地点で自分へのご褒美として、認めてあげてもいいのではないでしょうか。