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Article: パテックフィリップ/オーデマピゲ/ヴァシュロンコンスタンタンからなる世界3大腕時計ブランドの価値はどこにあるのか?

パテックフィリップ/オーデマピゲ/ヴァシュロンコンスタンタンからなる世界3大腕時計ブランドの価値はどこにあるのか?

動画で『パテックフィリップ/オーデマピゲ/ヴァシュロンコンスタンタンからなる世界3大腕時計ブランドの価値はどこにあるのか?』

をご覧になる方はこちらから⬇️

 

 

■ 三大ブランドが特別な理由

こんにちは。ベルモントルの妹尾です。
今回は、世界三大時計ブランドと呼ばれる パテック・フィリップオーデマ・ピゲヴァシュロン・コンスタンタンが、なぜ特別な存在として扱われるのかをお話しします。

これらのブランドは「高級時計の王者」とも言われますが、その理由は単純に価格が高いからではありません。大きく分けると、歴史の長さ・技術力・革新性・希少価値の4つに集約されます。

 

 

まず一つ目は、途切れることのない歴史です。

三大ブランドはすべて150年以上の歴史を持ち、時計づくりの伝統を守り続けてきました。

特にヴァシュロン・コンスタンタンは1755年創業で、現存する時計ブランドの中で最古とされています。

どの時代においても独自のスタイルを確立し、クォーツショックや世界大戦など、時計産業が大きな転換期を迎えた時代も乗り越えてきたブランドです。

こうした「物語」があるからこそ、三大ブランドは単なる工業製品ではなく、文化的価値を持つ存在として認識されています。

 

二つ目は、圧倒的な技術力と職人技です。

三大ブランドはすべて自社でムーブメントを製造する「マニュファクチュール体制」を維持しており、ムーブメント開発から仕上げまで一貫して行っています。

熟練した職人たちが手作業で仕上げる工程は数百時間に及ぶこともあり、細部まで徹底した美しさを追求しています。

特にパテック・フィリップは「ジュネーブ・シール」や「パテック・フィリップ・シール」に代表される厳しい品質基準で知られ、妥協のない製品づくりを続けています。

 

 

三つ目は、革新を恐れないブランド哲学です。

たとえばオーデマ・ピゲは1972年、世界初の高級ステンレススポーツウォッチ「ロイヤルオーク」を発表し、時計業界に革命を起こしました。

パテック・フィリップは永久カレンダーやミニッツリピーターといった複雑機構で世界をリードし、ヴァシュロン・コンスタンタンは超複雑時計「レ・キャビノティエ」などで独自性を発揮しています。

伝統を大切にしながらも、新しい価値を生み出す姿勢が、三大ブランドを唯一無二の存在へと押し上げているのです。

 

 

そして最後に、圧倒的な希少価値です。

三大ブランドはあえて生産数を抑えており、例えばパテック・フィリップは年間およそ6〜7万本、オーデマ・ピゲは約5万本、ヴァシュロン・コンスタンタンはそれ以下とされています。

ロレックスが年間100万本以上生産しているのと比較すると、その希少性は際立っています。

生産数が少ないため、需要に対して供給が圧倒的に足りず、結果として市場価値が下がりにくいのです。

 

このように、三大ブランドが特別とされる理由は、**「歴史」「技術力」「革新性」「希少価値」**の4つです。

ただ高級であるだけでなく、文化的価値と資産価値を兼ね備えた存在なのです。

 

 

■ パテック・フィリップの魅力


ここからは、世界三大ブランドの中でも特に知名度が高い パテック・フィリップの魅力についてお話しします。

パテック・フィリップは1839年創業。180年以上の歴史を持つスイスの老舗ブランドで、「世界最高峰の時計ブランド」と称される存在です。

彼らの最大の特徴は、妥協を一切許さない品質基準と、時計業界を牽引してきた革新性にあります。

 

まず一つ目は、圧倒的な品質と職人技です。

パテック・フィリップは2009年から「パテック・フィリップ・シール」という独自の品質基準を設けています。

これは従来の「ジュネーブ・シール」よりもさらに厳しい基準で、ケースからムーブメント、針、さらにはストラップの仕上げまで、時計全体の完成度を徹底的に管理するものです。

熟練した職人による手仕上げが中心で、1本の時計に数百時間以上をかけることも珍しくありません。

 

 

二つ目は、複雑機構の第一人者であることです。

パテック・フィリップは「永久カレンダー」「ミニッツリピーター」「スプリットセコンドクロノグラフ」など、数々の複雑機構で世界をリードしてきました。

特に1989年に発表された「カリバー89」は33種類もの複雑機能を搭載し、当時“世界一複雑な時計”として話題になりました。

こうした革新性は、単なる高級品ではない“技術的芸術品”としての価値を生み出しています。

 

 

三つ目は、資産価値の高さです。

パテック・フィリップは生産本数を非常に少なく抑えており、年間わずか6〜7万本程度。

ロレックスの約100万本以上と比べると、その希少性は圧倒的です。さらに、人気モデルは正規店で入手困難なため、二次市場では定価の1.5倍から2倍で取引されることも珍しくありません。

オークションでも驚異的な価格がつくことが多く、世界最高額はなんと約35億円。これは時計が“投資対象”としても認知されている証拠です。

 

最後に、「あなたが所有するのは一時的、次の世代へ受け継ぐもの」この言葉がすべてを物語っています。

ただ時計を売るのではなく、家族の歴史や価値観までを後世に残すという哲学が、多くの愛好家を魅了してやまないのです。

 

■ オーデマ・ピゲの革新性


ここからは、世界三大ブランドのひとつ オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet) がなぜ“革新”の象徴と呼ばれるのか、その理由を解説します。

オーデマ・ピゲは1875年、スイスのル・ブラッシュで創業しました。

家族経営を守り続ける数少ない独立系ブランドで、150年近い歴史の中で常に時計業界に新しい潮流を生み出してきた存在です。

 

■ スポーツラグジュアリーの先駆者「ロイヤルオーク」

オーデマ・ピゲを語る上で欠かせないのが、1972年に発表された 「ロイヤルオーク」 です。

当時の高級時計といえば、薄型の金無垢ドレスウォッチが主流でした。

そんな中、ステンレススチール製で、しかもラグジュアリーを謳ったロイヤルオークは、業界に大きな衝撃を与えます。

デザインを手がけたのは、天才デザイナー ジェラルド・ジェンタ。八角形ベゼルにビスを見せる大胆なデザインと、ケースとブレスレットが一体化した構造は、まさに“革新”そのものです。

当時は「高級時計にステンレスはあり得ない」と言われていましたが、結果としてこのロイヤルオークが新たなカテゴリー、**「スポーツラグジュアリー」**を生み出しました。

 

 

■ 技術革新への挑戦

オーデマ・ピゲの革新性は、デザインだけにとどまりません。

例えば、1986年には世界初の自動巻きトゥールビヨン搭載モデルを発表。わずか5.3mmという超薄型ケースに収めることで、他ブランドを圧倒する技術力を証明しました。

また、近年では「ロイヤルオーク・コンセプト」シリーズや、ハイテク素材を駆使したモデルも展開します。

伝統を守りながらも、常に“次の時代の高級時計”を模索する姿勢は、他のブランドとは一線を画しています。

革新を続ける現在のオーデマピゲについては、下記の動画で詳しく解説しています⬇️

 

■ 市場価値とブランド戦略

オーデマ・ピゲは、年間生産本数をわずか約5万本に抑えています。

これはロレックスやオメガと比べても極めて少なく、結果として希少性と資産価値の高さを維持しています。

特にロイヤルオークは、正規店での入手が極めて困難で、二次市場では定価の2倍近いプレミアム価格で取引されることもあります。

これは単に人気があるだけでなく、ブランドとして供給をコントロールし、希少性を戦略的に演出しているからです。

 

 

 

 

■ 王侯貴族に愛されたブランド/ヴァシュロンコンスタンタン

ヴァシュロンは「最も長い歴史を持つ時計ブランド」として知られており、創業はなんと1755年です。

およそ270年近い歴史を持ち、一度も途絶えることなく時計製造を続けてきた点が、他のブランドとは一線を画しています。

特に19世紀には、フランスのナポレオン一族やロシア皇帝など、当時の権力者たちがこぞってヴァシュロンを所有していました。

これは、ヴァシュロンが“ただの時計”ではなく、身につけることで地位と権威を示す象徴として選ばれてきた証拠です。

 

■ 芸術性と職人技の融合

ヴァシュロン・コンスタンタンの魅力は、技術力だけでなく、その芸術性にもあります。

特に「ギョーシェ彫り」や「エナメル装飾」など、熟練職人による細やかな手仕事は、まさに工芸品の域。さらに、複雑機構にも積極的に挑戦し、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーターなどの超複雑時計をいち早く手がけてきました。

たとえば、2015年に発表された創業260周年記念モデル 「リファレンス 57260」 は、57種類もの複雑機構を搭載した世界最高峰の時計として知られています。

こうした革新性と芸術性の両立が、ヴァシュロンを“究極の高級時計”として際立たせているのです。

 

■ デザインコードと美学

ヴァシュロンは一貫して「控えめな優雅さ」を大切にしてきました。

代表モデルの 「オーヴァーシーズ」「パトリモニー」 は、派手さではなく上品な造形美を追求します。

洗練されたラインと薄型ケース、そして完璧な仕上げは、時代を超えて多くのコレクターを魅了しています。

さらに、マルタ十字をモチーフとしたロゴは、精度と高い品質を象徴するものです。

これは、ヴァシュロンが時計製造において一切の妥協を許さない姿勢を体現しています。

 

 

■ コレクターズブランドとしての価値

ヴァシュロンは生産本数を極めて少なく抑えており、年間わずか約3万本程度です。

これはロレックスの約100万本と比べると非常に限られており、結果として市場価値が安定しやすい特徴があります。

加えて、過去のアーカイブが非常に豊富で、ヴィンテージ市場でも高い人気を誇ります。

特に、1950〜70年代の薄型ドレスウォッチや手巻きモデルは、コレクター間で根強い需要があり、今後さらに注目度が高まる可能性があります。

■ 歴史そのものを手にする特別感

ヴァシュロン・コンスタンタンを所有することは、単なる時計を手にすることではなく、270年にわたる時計史の一部を手に入れることでもあります。

その背景には、王侯貴族に愛されたブランドとしての栄光、職人技が生み出す工芸的価値、そして長い年月をかけて磨き上げられたデザイン哲学が存在します。

まさに“歴史を身につける時計”といえるでしょう。

 

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