スーツと決まる!ビジネスシーンで着用できる腕時計おすすめ7選
こんにちは。
ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では、『スーツと決まる!ビジネスシーンで着用できる腕時計おすすめ7選』という内容でお話しして参ります。
スーツやジャケットスタイルでお仕事を頑張る方は、たくさんいらっしゃると思いますし、実際に袖口には何かしらのおしゃれなアイテムがあれば理想的だと考えられます。
スーツスタイルだからこそ、スーツも時計も際立つ時計を7本ご紹介しますので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。
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それでは早速やって参りましょう。
スーツと決まる!ビジネスシーンで着用できる腕時計おすすめ7選
1.パテックフィリップ ゴンドーロ Ref.5010
パテックフィリップからは、ゴンドーロRef.5010のご紹介です。
パテックフィリップのゴンドーロとは、レクタンギュラー型のシリーズのことをいうのですが、1920年代から誕生し形を変えながら現代まで続いている超人気シリーズです。
今回ご紹介するRef.5010は、ケースサイズが33 x 25.5 mmの大きすぎることもなく、小さすぎることもないジャストなサイズ感です。
画像からは結構な大きさに見えると思われますが、パテックフィリップ社製手巻きCal.215を搭載していますので、厚さは6.6mmと薄型に作ってあり、袖口を邪魔することなくスーツスタイルでも綺麗に収まってくれます。
ではデザインを見てみましょう。
ケースは、表面、側面ともに鏡面仕上げが施してあり、高級感があります。
文字盤を見てみましょう。
シルバーのサテン仕上げされた文字盤の上に、12時位置だけが鏡面仕上げされたアラビアインデックスであり、その他はセクターダイヤルのデザインです。
セクターダイヤルとは中央に丸のラインがあって、そこから分メモリ部分だけがバーのデザインのインデックスであり、シンプルですがかっこいいですね。
このセクターダイヤルは、1920〜40年代に流行ったデザインであり、クラシカルな印象を与えてくれていますね。
そして、6時位置にはスモセコがあるのですが、そのメモリと先ほど説明したインナーサークルが繋がっています。
そして、文字盤の縁にはミニッツレール(電車の線路のようなデザインのライン)が入ってるのですが、そのラインとセクターダイヤルのバーが繋がっています。
このデザインの統一性も素晴らしいですよね。
ケースは鏡面仕上げであることで、キラッと輝き文字盤はクラシカルなので、凄くオシャレです。
パテックの上品さが感じられる一本ですので、スーツを着用される方にこそ、手にして頂きたいですね。
では次のモデルにいきましょう。
2.ヴァシュロン・コンスタンタン ジュビリー Ref.92239
https://www.swisswatchexpo.com/watches/vacheron-and-constantin/historique-33mm-yellow-gold-mens-92239-22999/
ヴァシュロンコンスタンタンからは、ヒストリークコレクションで展開されていたRef.92239のご紹介です。
ヒストリークコレクションとは、ヴァシュロンが過去に製作したモデルを現代風にアレンジしたコレクションのことであり、90年代に作られた時計なのですが40年代らしいクラシカルな印象を与えてくれます。
では、デザインを見てみましょう。
まずケースがステップベゼル(ステップベゼルとは段差のあるベゼルのことですね)になっており、ラグはあえて横から取り付けられたのが分かるよう分離しており滑らかな曲線を描きながらベルトへつながります。
文字盤はマットなシルバーであり、その上からゴールドのアプライドインデックスで、12,3,6,9時位置には楔インデックス、他の部分はアラビアインデックスになっています。
6時位置の製造国を表すSWISSの表記の横をご覧頂きたいのですが、ここにσ(シグマ)のマークが入っています。
このシグマのマークは、文字盤やインデックスなどに貴金属を使用していることを表しているマークなのですが、今回のではインデックス、針、12時下のマルタ十字が18Kイエローゴールドの植字となっております。
これらのインデックスは、全てが綺麗に面取りされており鏡面仕上げが施してあるのですが、職人による繊細な手仕事を感じられると共に、腕に乗せた時に上品に輝いてくれます。
ムーブメントは、ジャガールクルト社製Cal.818をヴァシュロン社が装飾とチューニングを施した、Cal.1014を搭載しています。
ケース径は33mmであり、ドレスウォッチとして最適なサイズ感です。
厚さもほとんどありませんので、袖口を邪魔することなく上品な大人の男性を演出してくれることでしょう。
3.オーデマピゲ ロイヤルオーク クオーツ Ref.6005ST
https://mrwatchley.com/products/audemars-piguet-royal-oak-6005st-jumbo
1977〜80年代頃に作られていた、ロイヤルオークのクオーツモデルです。
現在は自動巻モデルのスタイルと同じになりましたが、最初の誕生はこのレクタンンギュラー型であり、また違った味わいのあるデザインだったんですね。
ケースサイズは、32mm x 41mmですのでまぁまぁの大きさになるのですが、それを相殺してくれるのがムーブメントです。
搭載ムーブメントは、クオーツCal.QZ2511であり、クオーツムーブメントですのでかなり薄型で作られており、サイズに対しての大きさを上手に薄さがカバーしています。
1980年代から少数で生産されたのですが、ロイヤルオークのデザインをそのまま受け継ぎつつ、他社ブランドでは真似することの出来ない、個性的なモデルになっているのが特徴です。
デザインを見てみましょう。
タペストリー模様のブラックダイヤルに、グレーゴールドのバトン針、グレーゴールドのアプライドインデックス、12時位置にAPロゴが配置されています。
APロゴの下には「Audemars Piguet」と書かれており、この古いフォントがロイヤル オークのヴィンテージ感をより深く演出しています。
薄型のケースと、平らなサファイアクリスタル、ケースから繋がる一体型のブレスレット。
そのブレスレットの繋ぎ目の、丸みを帯びたエッジが良いアクセントとなり、大きなサイズにもかかわらず、エレガントな外観を実現しています。
時計のさまざまな質感、この高級感のある外観はどこからくるかと言いますと仕上げ方法の陰影です。
角ばったパーツの全体に施されたポリッシュ仕上げと、サテン仕上げによって、この美しい外観がさらに強調されています。
袖口を邪魔することなく、シャツの下にしっかり隠れますので、スーツとの相性は最高です。
4.ロレックス チェリーニ Ref.4014
https://www.swisswatchexpo.com/watches/rolex-cellini-18k-white-gold-silver-dial-mens-vintage-watch-4014-1707x/
ロレックスといえば、エクスプローラーやサブマリーナなどのスポーツウォッチですが、このようにドレスウォッチのラインも存在します。
1970年代前半から製造されていたモデルですが、チェリーニの文字盤には、『ホワイト』『シルバー』『シャンパン』『ブラック』『ブルー』『レッド』が準備されていました。
ケースは18Kのホワイトとイエローゴールド製の2つがありますので、こちらのモデルも自分の好みに合わせて選べるのが魅力だと言えます。
デザインを見てみましょう。
まず現行のロレックスのように、巨大さや圧がないので、良い意味でロレックスらしさがなく、控え目なロレックスと表現できます。
ケースサイズは22.5x28.5mmであり、現代では小ぶりなサイズ感でありますがスーツスタイルにはこれくらいがジャストサイズだと言えるでしょう。
またこのレクタンギュラー型の魅力は、ケースサイズとラグ幅の距離が短いとスタイリッシュに見えるところでしょう。
ケースサイズは22.5mmであり、ラグ幅が20mmですのでケースとの差は2mmしかありませんので、レクタンギュラーの魅力を最大限に引き立ててくれています。
かなり洗練されていますね。
文字盤はシンプルな2針で、文字盤の色でデザインが変わりますが、今回はバーガンディの方を見てみましょう。
https://bulangandsons.com/products/rolex-cellini-ref-4014-burgundy-red-mirror-dial-18k-gold-w2720
バーガンディの方は、インデックスも存在しないシンプルなスタイルです。
インデックスがないと、かなりシンプルになりますが、さらにそれに拍車をかけているのがベゼルの仕上げです。
大体こういった時には、ベゼルはキラッと光るポリッシュ仕上げになりそうなのですが、おそらくあえて横方向のサテン仕上げが施してあります。
ロレックスとしては珍しい、手巻きドレスウォッチですので、スポーツを外してあえてこちらを選んで頂ければスーツにはバシッと決まるはずですね。
5.カルティエ ヴァンドーム Ref.81003
カルティエからは、シンプルなラウンドスタイルが美しいヴァンドームのご紹介です。
ヴァンドームが美しいところは、ラグまで含めてのデザインであるということです。
一般的なラウンドスタイルのモデルは、ケースからラグが伸びていますがヴァンドームは、ラグを独立させて別のパーツを使いベルトと繋いでいます。
そしてそのパーツも時計の中に含めてデザインされているので、腕に乗せた時にしなやかに馴染み、上品な袖口を演出してくれるのです。
このモデルはフランスのパリにある『ヴァンドーム広場』からとられています。
この場所なのですが、フランスの中でも一等地であり、ジュエリーブランドが店を連ねます。
1920年代のある晩に、馬車の繋具の形に目をとめたルイ・カルティエはそこから新しい腕時計を生み出す創造的なインスピレーションを受け、この時計をデザインしました。
ヴァンドーム広場は、パリ1区にある広場で、世界中の上流階級、ファッションデザイナー、セレブリティが集う場所です。
ヴァンドームというモデルは、そんな世界中からパリを訪れる顧客を相手に出来るくらいの品質を提供する、ということで1930年に『ヴァンドーム ルイ カルティエ』が誕生したのです。
ちなみに、マストヴァンドームというシリーズもありますが、ヴァンドームは素材に18Kのゴールドが使用され、マストヴァンドームは純銀(925/1000)の素材が使われていることに違いがあります。
ローマンインデックスに、カルティエの伝統的なブルースチールの針が取り付けられたシンプルな文字盤ではありますが、ビジネスシーンにおいては素材の美しさ、時計の薄さがあることでスーツスタイルにジャストとジャストに決まり、身につけている人をよりおしゃれに引き立ててくれることでしょう。
6.カルティエ サントスガルべ
カルティエからの2つ目のモデルのご紹介です。
現行で展開してあるのが、サントス ドゥ カルティエですが、サントスガルべはその進化前になります。
作られたのが、1978年から2005年頃と約30年間製造され続けて来たモデルであり、大ヒットしたモデルでもあります。
ケース径は29mmであり、現行のサントスのMMサイズが35mmですのでそれよりも6mmも小さいのですが、これくらいのサイズがスーツスタイルとは相性が良いでしょう。
コンビモデルが一番多くて、その次にオールステンレスモデルが多いのですが、スタイルがかっこいいので、どちらでもスーツにはバシッと決まります。
既に夏に入っていますが、こういった小型のスクエア型の腕時計を着用していれば、暑苦しくなく涼しげな印象を与えてくれます。
信じられないくらいのスピードで値段が上がっていってるのですが、元々は自動巻モデルが値段が上がり始めて、今ではそれに釣られてクオーツモデルも値上がりしています。
自動巻が去年が50〜60万で推移していたのに対して、現在は大体70〜80万円と強烈に値上がりしています。
クオーツは大体50〜60万円代ですね。
大きい時計こそ正義である、みたいな風潮がありますが小型のサントスがここまで値上がりし続けるのは、誰もが求めるモデルであるからに他なりません。
小型で洗練されたデザインですので、サラリとつけれることと、軽いことによって取り回しが良いことがこのモデルの魅力だと思います。
サントスガルべの詳細については、こちらの動画で詳しく解説しておりますので気になる方はこちらからご覧ください↓
次は少し外しの効いたモデルのご紹介です。
7.IWC メカニカル フリーガークロノグラフ REF.3706
IWCからは、IWCのメカニカル フリーガークロノグラフです。
スーツスタイルには、シンプルな2〜3針モデルが理想的ではあるものの、99%フォーマルに着こなしたい訳ではないという方も一定数いらっしゃると思いますので、最後に特別枠として入れました。
作られていた期間は1994年から2004年までの10年間であり、「フリーガー」とはドイツ語で「パイロット」を意味します。
ムーブメントを磁気から守るために、軟鉄製インナーケースが搭載されており、ミリタリーウォッチレベルのスペックを実装している最強の時計です。
ケースサイズは39mmで、普段私が紹介する時計の中では少し大きいですが、現代の腕時計として見ればちょうどいいサイズです。
ギリギリ40mmには届いてないので、スーツスタイルに合わせても違和感はありませんね。
ムーブメントはValjoux(バルジュー)社製Cal.7750をベースにIWC社でコンバートを加えたcal.7922になります。
そのため、ケース厚は15mmと厚くなりますがそもそもこのムーブメントはポルシェデザイン・オルフィナの腕時計で採用されていたトップガンモデルでも採用されたムーブメントです。
厚さがあるのは、激しい動作を必要とするパイロットウォッチであっても、ローターが外れないように堅牢に設計されているからです。
ムーブメントを見てみると、金メッキが施されIWC社の丁寧な手作業を感じることができます。
では、デザインを見てみましょう。
リューズは当時の防水ケースを示す、魚マークのリューズが入っています。
文字盤はマットなブラックダイアルに、インデックスは反対色の白のアラビアインデックスであり、視認性は抜群です。
針はホワイトのペンシルハンド(時針は先端カット)が備えられており、この針がIWC社のヴィンテージらしさを感じる部分でもあります。
めっちゃかっこいいのは、写真と動画から伝わっているのと思われますが、実際に着用した時の装着感というか一体感もまた素晴らしいですね。
たくましさや、男らしさを演出してくれる素晴らしい一本だと思われます。
といった感じでスーツに合う腕時計をご紹介して参りましたが、やはりスポーツウォッチよりもドレスウォッチの方が相性が良いです。
ただし、その着用シーンがどれくらいのフォーマル具合が必要かというのは、その人にしか分かりませんので、そのバランスを見ながら正統派から少し外したりしてもいいと考えています。
理想は理想であって、絶対ではありませんしバシッと決まっていれば、それもまたスーツに合っていると表現していいと思います。
本日の動画が、