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Article: 新品か中古の腕時計に迷った時にどう考えるべきか?

新品か中古の腕時計に迷った時にどう考えるべきか?

こんにちは。

ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では『新品か中古の腕時計に迷った時にどう考えるべきか?』

ということについて解説して参ります。

この動画は映像よりも音声がメインですので、何かしらの作業をしながらご視聴ください。

 

それでは早速やって参りましょう。

 

新品か中古の腕時計に迷った時にどう考えるべきか?

ではまずですね、新品と中古の腕時計のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

 

まずは新品からですね。

 

 

新品の腕時計のメリット・デメリット

 

新品の腕時計の1番のメリットは、やはり自分がファーストユーザーであることでしょう。

その商品を初めて手にするのは、自分であり時計が1番美しく輝いている状態で手にすることが出来ます。

また、使用の際に傷がついていくのですがその傷も、愛着というか共に歩んで来た相棒感が強くなる1つの要因になっていきます。

 

2つ目のメリットはそのブランドのオーナーになれることです。

どんな店舗であれ基本的には、そこの一等地に店舗が構えてあり、店内に入るところから、新品を購入するという特別感を感じられることが出来ます。

店内に入れば丁寧で礼節のあるスタッフの方が、優しくその時計についての詳細を解説してくれます。

実際に腕に着用してみてたら、写真や動画で見ていたよりずっと輝きがあって美しい・・・・

やはり自分はこの時計を購入すべきだ!

そう思わせてくれます。

商品を購入すれば、保証のカードが一緒についていますし、そこに自分の名前が記載されることで、そのブランドのオーナーになった満足感を感じられます。

この体験の部分というのは、とても大きいと考えております。

人間ってのは、物体を購入した時よりも旅行などの体験をした時の方が、長く幸福度が続くと言われていますので、そういった体験というのはお金に変えられない価値があるというのを、再度認識しておく必要があるでしょう。

 

 

3つ目のメリットは資産性ですね。

私は腕時計に資産価値を含ませる考え方を持っていないのですが、例えばロレックスのスポーツモデルを新品で購入すれば、何年か使用した後に売却したとしてもトントン、もしくは少しは利益が出てしまうことも考えられます。

ただしこの考え方が当てはまるのは、基本的にはロレックスの一部のモデルだけですので、資産性が少しでも頭の片隅にあると、本来あるその腕時計の魅力から離れてしまいます。

資産というよこしまな気持ちが、本当に欲しい時計を迷わせるという事ですね。

よって資産性があることは確かにメリットの1つなのですが、時計は時計として認識した方がよろしいでしょう。

資産性についての私の考えはこちらの動画で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください↓

 

ではデメリットを見てみましょう。

 

新品の腕時計のデメリットは、やはり価格でしょう。

腕時計だけでなく、家も車も全ての商品に対して言えることですが、時計の場合はその価格には店頭で働く方の人件費、一等地に店舗を維持するための賃料、宣伝広告費が上乗せされています。

購入金額が高くなるので、その金額に見合うだけの機能や満足感がなければ、その場の雰囲気で購入してしまうと、後々の後悔に繋がってしまいます。 

新品のデメリットはこれくらいかなぁと思います。

では次に中古の腕時計のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

 

中古の腕時計のメリット・デメリット

中古の時計の1番のメリットはやはり価格でしょう。

中古なので、最低でも一度は人の手に渡っていますからその分、値段もグッと安くなります。

ブランドやモデルによって値下がり率が大きく変わってきますが、別に新品にこだわる必要はないし、中古で安く買えるのならそれで良いという合理的な方と中古は相性が良いです。

そして、購入金額が大きくないので次の時計までのスパンが短くなります。

例えば新品であれば100万円なのが、中古だと60万円とかになってくると40万円の差額があるので、40万円も払えば充分に最高の1本を手にすることが出来ます。

ちなみに、誤解が生じないようにお伝えさせて頂くと、高い時計が良いとは思っていません。

1万円の時計でも、ポールスミスの時計でも、フェンディの時計でも、自分がときめいて選んだ時計が正解だと考えておりますので。

 

 

話を戻しまして、2つ目のメリットは廃盤を手にすることが出来ることです。

腕時計では良くあることなのですが、廃盤になった旧モデルの方が人気が出ることがあります。

そして、そのモデルは新品ではもう販売されないので、購入を考えた時には中古の中からしか購入できません。

新品で販売されている現行モデルの中からだけで選ぼうとすると、だいぶ絞られます。

しかし、例えばオメガのスピードマスターであれば、旧モデル、2世代前のモデル、3世代・・・のような感じでさらに遡って選んでいく事が出来るので、かなりの幅を持たせることが出来ます。

また中古のランクについても、ピンキリありますので同じモデルでも値段が全然違うこともあります。

このことについては、後半に詳しく解説致します。

 

 

3つ目は唯一無二であることです。

これは人の価値観によって、大きく変わってくるところなので相性が良い人と悪い人が出てくるのですが、腕時計には新品では作る事のできない、中古特有のエイジングが加わっています。

もっと分かりやすくいうと、それを『劣化』と捉えるか『熟成』と捉えるかの違いです。

劣化というのは、その言葉の通り品質や性能が劣ることを言います。

ですので、腕時計に当てはめると文字盤が、新品の時の色から少し変化している場合に、それを劣化と捉えるのか、長年使用されてきたことによる熟成と捉えるかの違いということですね。

これは使用されてきた環境や、保管方法によって変わってくる為に同じモデルであったとしても、エイジングの入り方は個体個体で変わってきます。

その個体個体によって違うエイジング感が、唯一無二の時計であることを感じさせてくれるんですね。

 

 

ではデメリットを見てみましょう。

 

中古の時計を購入するときの1つ目のデメリットはなんといっても、保証の部分でしょう。

新品であれば、故障した時にはメーカーが対応してくれますが、中古の場合は出所によっては保証などもありませんし、時計の修理屋さんを知らない場合は、そのまま放置ということになってしまう可能性もあります。

中古で購入する時には、その時計の出所を知りその後のサポートもしっかりしてくれるお店かどうかが、大事な判断基準となります。

 

2つ目のデメリットもこれに付随するのですが、ネットで購入する時の失敗です。

例えば、同じ廃盤のモデルだとしてもお店では40万円、フリマサイトこれはヤフオクとかメルカリなのですが、そこでは20万円で販売されていたりします。

安さを追求してフリマサイトで購入すると、受け取った時は動いていたとしてもその後すぐに動くなった場合、もう取引は終了してしまってるので、どうしようもありません。

純粋に不要になったから、安値で販売されてある方もいれば、何かしらの理由があって、正規では販売できないからフリマに出している方もいます。

こうなってくると、最終的にはお店で購入するよりも高いお金が必要となり、『安物買いの銭失い』になってしまいます。

安いものには、安い理由があるという子ですね、

 

ネットで購入する時には、ある程度の知識と覚悟を持った状態でないとあまりおすすめはできません。

 

ここまで新品と中古の腕時計のメリットデメリットを解説してきましたが、ここからは表面的なところではなく、気持ちの面についてお話しして参ります。

 

 

新品か中古の腕時計を選ぶときの判断基準

まず大前提として、新品も中古も関係なく自分が1番欲しい腕時計を購入するようにしましょう。

2番手を購入してしまうと、購入した最初は満足感は高いのですがその後、時間の経過とともになんで俺この時計買ったんだろう・・・・

と後悔が生まれてしまいますからね。

どれだけ高くても自分が1番欲しかった時計を購入すれば、充実した日々を送ることが出来ますし、長期的に生活の質を向上させてくれます。

と外せない部分を押さえていることを前提に、ここからもうちょっと深い所までの私の考えをお話しします。

新品か中古か、という問題なのですが私の考えは新品でなければならない、何らかの理由がないのであれば中古でいいと思っています。

例えば、新しく出るあのモデルが発売されたその日に欲しい!とか、人が使ったものなんて扱いたくもない。とかって考えの方もいらっしゃると思いますので、そういった方は新品しか選択肢はないのですが、ほとんどの場合は『中古でも良い』という考えではないでしょうか。

 

私が中古を推す理由は、やはり第一に価格です。

 

先ほど中古のランクはピンキリです。

というのを話しましたが、そのことについてお話しします。

 

中古にはランクがあって、ここでは分かりやすく最低が1、最高を10とランキングを作って話しますね。

大体イメージは出来ると思いますが、中古の最高ランク10であればほぼ新品です。

一回開封して、店頭に並べておきました。

これでも中古になりますからね。

 

じゃあ値段はと言いますと、新品であれば100万円するところが開封されただけで、ほとんど使用されていない状態にも関わらず、売値は大体93万円くらいかなぁといった印象です。

そんな時に、一回開封されただけのものが7万円安く買えるのであれば、新品で買おうかどうか迷ってる方は、そちらの方が良い買い物を出来たなぁ、と満足感は高いと思いますね。

リアルタイムな話になるのですが、円安の進行もあって時計の価格もバンバン上がっていっていますすしね。

こう考えていくと、コンディションと価格は比例していますので、これくらいのコンディションでこの値段なら許容か!

とコンディションと値段を天秤にかけて、自分のベストを選ばれるのが1番良い方法かなぁと考えております。

 

ヴィンテージウォッチになると、少し角度が変わるのですが、例えば1970年代に作られたタンクルイカルティエのコンディションのランクが9とかだったら、ヴィンテージだけどめっちゃコンディションが良いって理由で、価格も高くなってしまうのですが、やはりそれもコンディションと値段の天秤なんですよね。

 

そして、製造から20年以上経過しているヴィンテージウォッチは、大体どこかにエイジングが入っているので、そこでコンディションは低く設定されます。

それは熟成された時計が美しいっていう基準が、あまりスタンダードではないからです。

でも、それを劣化と捉えずに熟成と捉えることが出来るのであれば、素晴らしい時計を安く購入することが出来るということなのです。

 

先ほどお話しした通り、新品は新品で購入することでしか得られない特別な体験が得られますし、何よりそのブランドのオーナーになれるというのは、大きなメリットです。

 

これらのメリットデメリットを理解しながら、自分の懐具合と相談をしていくことで、最適な腕時計を手にすることが出来るはずですね。

 

今日のこの動画が、

 

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