広告費0円。それでも『本当に欲しい人』に届く理由。〜私が週2日しか店を開けない本当のワケ〜
こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊
本日の動画では、広告費0円。それでも『本当に欲しい人』に届く理由。〜私が週2日しか店を開けない本当のワケ〜という内容で解説して参ります。
「なぜ週に2日しか店を開けないんですか?」「もっと広告を出せば売れるのに」。
最近、そんな声をいただく機会が増えました。
確かに、今の時代はお金を払って認知を広げる方法はいくらでもあります。
でも、私はあえて「広告費0円」と「週休5日」というスタイルを貫いています。
それは選択と集中を考えた結果のスタイルです。
ヴィンテージウォッチという一期一会の個体と、そして今、この画面を見てくださっている皆さんと、最高に濃い状態で向き合うための「攻め」の決断なんですね。
今日は、効率を捨てた先にしか落ちていない、私なりの「本当の信頼関係の作り方」について、お話しして参ります。
ベルモントルは普段ですね、小さい時計を身につけていきましょう。ってのを発信しております。
大きいのより、小さい方がいいんだよねぇ・・・とか。
修理してある時計が安心だよねぇ。
って価値観をお持ちの方は是非とも最後まで動画をご覧くださいませ。
また、公式ラインではショップに掲載するより前に新着商品をご案内しておりますので、いち早く新着を知りたいという方は、概要欄からラインの登録をお願いします。
それでは話を進めて参ります。
『広告費0円』が、お客様への最大の還元になる理由
一般的なビジネスにおいて、広告は認知を広めるための重要な投資です。
この店が将来的に次のステップへ進む時や、より多くの方にヴィンテージウォッチの魅力を知ってもらう必要があるフェーズになれば、その時に最適な形で広告という手段を活用することもあるでしょう。
しかし、「今の私のスタイル」においては、あえて広告費を0円に抑えるという決断をしています。
なぜ、今の段階でそれらをお断りしているのか。
それは、現在の私の規模において、それが最も「選択と集中」に叶った形だからです。
冷静に考えてみてください。
もし今の私が、1回の広告に数十万円というコストをかけたとしたら、その経費はどこに反映されるでしょうか。
ビジネスである以上、それは商品の販売価格に転嫁するか、あるいは目に見えないメンテナンスの質を削って捻出するしかありません。
つまり、今の規模で無理に派手な広告を出せば出すほど、お客様が手にする時計の「純粋な価値」に対して、余計なコストという不純物が混ざってしまうのです。
私は今、お客様に「有名店で買った」というブランド料を払わせるのではなく、「この品質の時計を、この誠実な価格で手に入れられた」という実利ある満足感を提供したいと考えています。
広告に回すはずの資金を、1本でも多く在庫を持っておくことや、時計修理に必要な新しい工具の購入に回すことが出来ます。
「今は広告を出さない」という選択は、決して消極的な理由からではありません。
お客様からお預かりする代金を、100%時計そのものの価値と、それを守るための技術に注ぎ込む。
これこそが、今のフェーズにいる私が提示できる最大限のお客様への還元だと信じているからです。
では次に、週5日「店を閉める」ことで生まれる圧倒的な価値についてお話しして参ります。
週5日「店を閉める」ことで生まれる圧倒的な価値
一見すると、週に5日も店を閉めているのは、商売っ気がないように見えるかもしれません。
しかし、これも私にとっては「選択と集中」の結果なんですね。
フリーでオープンしているのは金曜日と日曜日だけです。
その他の日は予約制にしています。
では、その間、私は一体何をしているのか。
それは、こういった感じでYouTubeの動画を作ったり、腕時計の勉強をしたり・・・という準備時間です。
もし私が週7日、朝から晩まで店頭に立ち続けていたらどうなるでしょうか。
接客の合間に検品をしたり、いつ来るか分からないお客様のために、常に精神がすり減っている状態になります。
そんな「ながら作業」の連続では、ヴィンテージウォッチが持つ繊細な価値を守り抜くことは到底できませんよね。
私が店を閉めている5日間があるからこそ、私は単なる「時計を売る人」ではなく、一人の「専門家」であり「発信者」として機能できるのです。
そして、この閉めている時間があるからこそ、今ご覧いただいているYouTubeを通して、一本の時計の魅力を10分、20分かけてじっくりと解説することができます。
これは、店頭での立ち話では決して成し得ない、非常に濃密な「デジタル上の接客」でもあります。
「ただ店を開けて誰かが来るのを待つ」という見かけの効率を捨て、この「閉めている時間」にリソースを集中させること。
これこそが、結果としてお客様に提供できる価値を最大化する、私なりの一番「効率的な答え」だと確信しています。
では次に、1人店主が「機会損失」を恐れない本当の理由についてお話しして参ります。
1人店主が「機会損失」を恐れない本当の理由
ビジネスの世界では、店を閉めている時間を「機会損失」と呼び、いかにそのロスを減らすかが正義だと教えられます。
確かに、シャッターを下ろしている間に、運命の一本を探しているお客様が店の前を通るかもしれません。
そして、今の空間ではなく銀座などに移転した場合には出来るだけオープンの時間を長くしている方が、効率が良くなる可能性だって十分にあり得ます。
しかし、一人で運営している私にとって、物理的な機会損失よりも遥かに恐ろしいものがあります。
それは、「接客の質の低下」という、取り返しのつかない損失です。
ヴィンテージウォッチは、スペックや価格だけで比較して買うような、効率的な工業製品ではありません。
その時計が歩んできた背景、傷一つに宿る物語、そして将来にわたって使い続けるためのメンテナンスの注意点……。
これらをお客様一人ひとりに、しっかりお伝えするには、私自身のコンディションが万全でなければなりません。
もし無理に出勤日を増やし、疲れ切った顔や余裕のない心でお客様の前に立ってしまったらどうでしょうか。
「本当はこの時計の魅力をあと10分かけて伝えられたはずなのに、じっくりゆっくり見て欲しいのに、効率を優先して切り上げてしまった」。
そんな一瞬の妥協こそが、私にとっては最大の「機会損失」なんです。
予約してきてくれた目の前のお客様に「この店で買ってよかった」という納得感を提供すること。
ここが1番大切なんですよね。
私は、100人の「なんとなく見に来た方」に対応するために毎日店を開けるよりも、予約をしてまで会いに来てくださった1人の「真剣な方」のために、自分の持てるすべてのエネルギーを注ぎ込みたいです。
この「選択と集中」こそが、結果としてお客様に最高の体験をお届けし、長く愛される店を作る唯一の道だと信じています。
物理的なチャンスをあえて捨てることで、一つひとつのご縁の密度を極限まで高める。
一見非効率に見えるこのスタイルこそが、大切なヴィンテージウォッチを次世代に繋ぐ「専門店」としての、私の今の考えでありスタイルです。
ですが、これはあくまで今のこの環境と自分1人でやっているスタイルの完成形なので、将来はこの形は適材適所で変わっていくであろう・・・・というのは視聴者の皆様もご理解くださいませ。
では次に、「予約制」は視聴者様、お客様と真剣に向き合うためのスタイルということについてお話しします。
「予約制」は視聴者様、お客様と真剣に向き合うためのスタイル
「予約制」と聞くと、中には「少し敷居が高い」あるいは「気取っている」ように感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
まぁ、実際に予約制ならいっか・・・・って感じで流してる方もたくさんいらっしゃると思いますけどね。
しかし、私にとって予約制という仕組みは、お客様を遠ざけるための壁ではありません。
むしろ、今この動画を見てくださっている視聴者様という一人のお客様を、誰よりも大切にするための、究極の「選択と集中」を行なっているつもりです。
ヴィンテージウォッチという商品は、単に有名だから。
という理由だけで、買っていただくべきものではないと私は考えています。
その時計がどのような経緯を辿り、今なぜここにあるのか。
そして、これから長くお使いいただく上で、どのような点に愛着を持って接していただきたいか。
それをお伝えするには、どうしても静かな環境で、一対一でじっくりと向き合う時間が必要不可欠です。
もし、予約なしのフリーオープンだけに頼っていた場合を考えてみましょう。
せっかく真剣に時計を選んでいる最中に、他のお客様の入店で話が中断されてしまったり、周囲の喧騒が気になって判断が鈍ってしまったりすることもあるでしょう。
それは、私にとっても、何よりわざわざ足を運んでくださったお客様にとっても、非常に不幸なことです。
特に、YouTubeを通じて私の考えに共感し、わざわざ時間を作って来店してくださる視聴者様やお客様に対しては、最高のコンディションで、最高のおもてなしをしたいですよね。
その方が抱えている不安やこだわりを、誰にも邪魔されずにじっくりと伺いたい。
予約制というスタイルを取ることで、私はその一時間に自分の全神経を集中させることができます。
「予約をする」という一手間をかけていただくからこそ、私はその期待を上回る感動をお返しする責任があります。
Googleマップを見て、いきなり来る方よりも、予約をしてお越しになる方や公式LINEに登録して、新着情報を受け取ってくださる方を明確に優遇しています。
それが、予約をする行動とLINEに登録するという行動の対価だからです。
それらの行動を起こして方々には、人格者や民度の高い方の割合が圧倒的に高いので、特別扱いになって当然だと考えております。
一人の方との「関係の深さ」を追求すること。
それが、私がこの予約制というスタイルに込めた、真剣な想いです。
では次に、「小径腕時計」というニッチなこだわりが、最強の集客術になるについてお話しします。
「小径腕時計」というニッチなこだわりが、最強の集客術になる
ブランドはA〜Zまで年代は1920〜最新モデルまで「何でも揃う店」を目指す。
それは一見、正解のように見えますが、少数で運営する専門店においては、誰の記憶にも残らない「顔の無い」モブキャラになる可能性を秘めています。
私がこの店で、「小径腕時計」に特化しているのは、40mmはでかいって感じるのは前提にありますが、やはり小さい方が総合的に見て日本人のスタイルに似合うと考えているからです。
そして、それ自体が最強の集客術であり、私のブランドの根幹をなす「選択と集中」そのものなんですね。
ヴィンテージウォッチの世界において、34mmというサイズは、当時の職人たちが追求した黄金比であり、知性と品格の象徴でした。
近年はデカ厚時計が主流の時代もありましたが、私は一貫して、この「控えめな美学」を信じています。
日本人の手首に最も美しく馴染み、シャツの袖口からチラリと覗くその佇まいには、大人の余裕が漂います。
この魅力を全力で伝えると決めてから、私の店には流行に左右されない、本物の審美眼を持ったお客様が自然と集まってくださるようになりました。
「小さい時計はダサいのか?」
「今の時代に34mmはアリなのか?」
実は、そうした不安や悩みを抱えている愛好家の方は非常に多いです。
しかし、大手メディアや一般的な時計店では、こうしたニッチな悩みに対して、心から納得できる答えを提示してくれる場所がほとんどありません。
だからこそ、私がYouTubeやブログで「なぜ今、34mmが最も知的な選択なのか」を語ることで、広告を打たなくても、その答えを探している日本中の方々にダイレクトに届くのです。
ターゲットを極限まで絞り込むことは、多くのお客様を捨てることではありません。
むしろ、価値観を共有できる「同志」と出会うための最短距離を作ることです。
「ここに行けば、最高の小径腕時計に出会える」。
そう確信して予約をしてくださるお客様とは、最初から深い信頼関係を築くことが出来ます。
小径腕時計という小さな芸術を通して、こんな小さなチャンネルなのに私は誰よりも熱狂的なファンと繋がることができています。
これこそが、資本力に頼らない、私なりの最強の生存戦略です。
では次に、YouTubeは「24時間365日」働いてくれる私の分身です。ということについてお話しして参ります。
YouTubeは「24時間365日」働いてくれる私の分身
週に5日、実店舗のシャッターを下ろしている間、私は決して寝っ転がってる訳ではありません。
このYouTubeというプラットフォームこそが、私に代わって24時間365日、休むことなく働き続けてくれる「私の分身」であり、最強の営業マンなんです。
これもまた、私の掲げる「選択と集中」の重要な柱の一つです。
雑誌の広告や看板は、その場所を通りかかった人にしか届きません。
しかし、この動画はどうでしょうか。
私が土曜日に子供達と公園で遊んでる時、あるいは日曜日の接客を終えて休息をとっている時も、日本中、あるいは世界中の方々に、私が愛するヴィンテージウォッチの魅力を語りかけ続けてくれています。
さらに、YouTubeという分身が優れているのは、単に「店の存在」を知らせるだけでなく、私の時計に対する「思想」までも正確に届けてくれる点です。
インスタでも届けれないことはないんですが、やはりベースは写真を見せる媒体なのでしっかりと動画を見るという文化はありませんし、そういった視点で見ればYouTubeの方が圧倒的に私のやり方と合致します。
私の動画を何本も見てから来店されるお客様は、初対面であっても、すでに私という人間を深く理解してくださっています。
それはもう2年前くらい前に喋ってた内容だと思うけど、よくそこまで遡って見てくれてますね・・・・と言った感じで、逆に私が忘れてるような動画をご覧になった後にお越し頂くお客様もたくさんいらっしゃいます。
これは、従来の広告では決して成し得なかった「信頼の事前構築」です。
店舗で1日に対応できる人数には限りがありますが、YouTubeという分身を通せば、一度に数千人、数万人の方へ向けて、店頭と全く同じ熱量で接客をすることができます。
だからこそ、私は週に2日という限られた営業日であっても、極めて濃密で、一切のズレがない最高の商談を行うことができると自負しています。
効率を捨てた先にしか「信頼」は落ちていない
今の世の中、あらゆるビジネスが「効率化」や「スピード」「拡大」を競い合っています。
いかに少ない時間で多くの商品を売り、いかに効率よく認知を広げるか。
その競争に勝つことが正解だとされています。
しかし、私が扱うヴィンテージウォッチという、数十年の時を生き抜いてきた「魂の宿る時計」を扱う世界において、その理屈は通用しないと私は考えています。
なぜなら、効率を追い求めた瞬間に、真っ先に削られてしまうのが「信頼」という、目に見えない最も大切な財産だからです。
効率よく売るなら、広告を大量に出し、怪しいインフルエンサーに登場してもらい、この時計は今買えば来年には100万円の利益を出せる可能性がある!
とか言ってもらえば、多分登録者数も再生数も格段に上がると思います。
しかし、そう言った層を取り込んだとしても、そこには腕時計という物体は存在しても、その奥にある価格の上下だけしか見えないコミュニティが構成されます。
補足説明になりますが売れればそれでいい!
という価値観も間違いではありませんし、そっちの考えの方が経営者としては正しいことだってありますからね。
いつも言ってますが、100人いれば100通りの価値観がありますし、人の考えに対して私がどうこう言うつもりはありません。
私が選んだ「広告費0円」「週2日営業」「予約制」というスタイルは、世間から見れば極めて非効率で、遠回りに見えるかもしれません。
しかし、その「あえて捨てた効率」の先にこそ、他では得られない深い信頼が落ちているのだと、私は確信しています。
「この店主は、自分の利益のために私を急かさない」
「この店は、急速に有名になることよりもそのフェーズに合わせて成長してる」
そう感じていただけることこそが、私にとっての最大の喜びです。
私はこれからも、無駄だと言われることに時間を使い、非効率だと言われるこだわりを捨てずに、この「選択と集中」のスタイルを続けていきます。
効率を捨ててでも守りたいものがある。
そんな私の想いに共感してくださる皆さんと、これからもこの「時計」という素晴らしい文化を共有していければ、これほど嬉しいことはございません。
