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Article: 汗ばむ季節に腕時計のベルトは革ベルト!金属ブレスどっちが正解?

汗ばむ季節に腕時計のベルトは革ベルト!金属ブレスどっちが正解?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

今日は「汗ばむ季節に腕時計のベルトは革ベルト!金属ブレスどっちが正解?」というテーマでお話ししていきたいと思います。

夏になると、腕時計のベルトについて悩まれる方、実は男女問わず多いのではないかと思います。

汗をかきやすい季節に、革ベルトのままでいいのか、それとも金属ブレスレットに変えるべきなのか。

今日はこの疑問について、素材ごとの違いはもちろん、ヴィンテージ腕時計ならではの注意点や、革ベルトを大切に使うためのお手入れ方法まで、しっかりお話しして参ります。

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それでは話を進めて参ります。

 

 

夏に気になる腕時計ベルトの悩み

暑くなると、腕時計のベルトについて気になり始める方、いらっしゃるのではないかと思います。

汗をかきやすくなる季節、革ベルトをつけたままでいいものかどうか、疑問に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

例えば、通勤中の満員電車で汗ばんだ手首に、革ベルトがべたっと張り付くような感覚を経験したことがある方も多いはずです。

あるいは、夏のアウトドアシーンで腕時計を身につけていて、汗や湿気で革が傷んでしまうのではないかと不安になった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

実際、革ベルトは汗や湿気の影響を受けやすい素材ですし、逆に金属ブレスレットは、夏でも扱いやすい一方で、また違った注意点もあったりします。

このベルト選びの悩みは、腕時計にあまり詳しくない方はもちろん、長年腕時計を愛用されている方にとっても、意外と共通するテーマなんですよね。

というのも、「なんとなく革ベルトのままにしている」「なんとなく金属ブレスレットを選んでいる」という方も多く、素材ごとの特性を踏まえた上で選んでいる方は、実はそれほど多くないのではないかと思います。

特にヴィンテージ腕時計を愛用されている方にとっては、この悩みはさらに切実なものになります。

現行モデルであればベルト交換用のパーツが比較的手に入りやすいのですが、ヴィンテージ腕時計の場合、オリジナルの革ベルトが劣化してしまうと、同じ雰囲気のものを見つけること自体が難しくなってしまうケースもあるんですよね。

と言うわけで、まず最初にそれぞれのベルトの解説をして、その特性をご理解頂きたいと思います。

 

 

ベルトの素材ごとの違いを比較する

まず、代表的なベルト素材について、それぞれの特性を整理していきたいと思います。

まず革ベルトについてですね。

革ベルトの最大の魅力は、身につけるほどに馴染んでいく風合いと、上品な佇まいなんですよね。

スーツスタイルや、きちんとした場面との相性が良く、腕元に落ち着いた印象を添えてくれる素材です。

ただ、汗や湿気に弱いという性質があり、夏場は特に注意が必要な素材でもあります。

汗が革に染み込むと、変色やシミの原因になったり、革自体が硬くなって傷みやすくなったりするんですよね。

また、湿気がこもった状態が続くと、劣化のスピードを早めてしまいます。

よって一度傷んでしまった革は、元の風合いに戻すことが難しく、同じ雰囲気のものを探し直すこと自体が、難しくなってしまうケースもあるんですよね。

劣化するのには、理由がありましてそれに耐えれるかどうか?そしてそういう素材かどうかが重要になります。

要するに、汗で劣化すると言うのは昔から分かってることなので、それを踏まえたベルトを身につけていればいいと言うことになります。

ではここで、弊社が作っているベルトについてお話しさせてください。

弊社のベルトの作成は京都の職人さんにお願いしておりまして、1本1本手作業で作ってもらっています。

腕時計のベルト専門ではなく、革製品全般を扱ってらっしゃいますし、他の商品も作ってあるので、革の事についてはプロなのですがその職人さんと話し合って、弊社のベルトの裏材は、耐久性が高い栃木レザーのブラックを使用しています。

と言うことは、まず裏材に関していえば黒なので変色やシミの心配をする必要はありません。

これは私が2年間使って来ての感想ですが、今のところ劣化は感じられません。

もちろん、人によって使用方法が変わるので、みんなに当てはまるかというとそうではありませんが、オールシーズンこのベルトを使ってもしっかりと今も使用できると感じております。

では、表面はどうかと言いますとこちらはいろんなパターンがあります。

大枠で分けると、クロムなめしとタンニンなめしがあるのですが、弊社はどちらも扱っています。

ざっくりとした説明になるのですが、クロムなめしは買ったその日から着用出来る色味を出したり、光沢を出した状態で製造する方法です。

タンニンなめしとは、元の状態から汗や皮脂を吸収して、ベルトがエイジングするようになめされてる手法です。

エイジングが前提にあるので、元々の色は明るいですが、使用するにつれてしっかりと深い色に変わっていきます。

これらのベルトの詳細については、こちらの革ベルトが育っていく過程に腕時計との関係が現れる話【完成系】の中で詳細に解説していますので気になる方はご覧ください⬇️

ここで弊社がお勧めするのは、このタンニン鞣しの方のベルトを夏場に着用するのがいいんじゃないかっていうことですね。

ベルトの動画で話してるんですが、実際のところ、エイジングを進めていくという作業は自分でやる必要があるんですけども、毎度毎度オイルを塗っていったりする作業は、結構手間のかかる作業で、エイジングが進むまでに少し時間がかかります。

なんですが、これが夏場であれば、自然とそれを「夏」という季節がやってくれるんですね。

前述した通り、夏場であれば汗はかきやすいですし、そういった人から出てくる物質によって、皮にしなりが出て手首に馴染みやすくなるわけですよ。

よって、夏場にタンニン鞣しで作られている革を着用させて、秋口に入る頃にはしっかりともうエイジングが進んでいるね、という状態で着用していただくと、特にストレスなく腕時計の本体とベルトを一緒に楽しんでいただけるんじゃないかなぁ、というふうに思っております。

他の革製品って、ちょっとニュアンスが違うじゃないですか。

例えば財布とか、あるいはブーツ。

男性でも女性でも、一度はブーツを履いたことがあると思うんですよね。

私の年代だと、レッドウィングがすごく流行ったんですよ。

そういった革靴にはオイルを塗って、どんどんどんどんエイジングさせて、長く使っていきましょう、そうやって使っていけばひび割れも起きにくいよね、という感じだったじゃないですか。

でも、これが腕時計の「ベルトになってくると、やっぱりちょっとニュアンスが変わってきて、「劣化=ダメ」みたいな感じになっちゃうんですね。

ですが、これは私の想像なんですけども、おそらくその革の性質を理解していない。

だからクロムなめしとタンニンなめしの性質が分かっていないから、そういうふうな認識になっちゃってるんじゃないかなというふうに思いますね。

では次に、金属ブレスレットについてですね。

 

一方で金属ブレスレットは、汗や水濡れに強く、夏場でも気にせず使いやすい素材なんですよね。

汚れがついても水洗いしやすく、お手入れのハードルも革ベルトに比べて低いといえます。

サントスカレのゴドロンブレスや、デイトジャストのオイスターブレスのように、金属ブレスレット自体がブランドを象徴するデザインになっているモデルも多く、見た目の華やかさという面でも夏らしい爽やかさを演出してくれます。

また、金属ブレスレットは経年による劣化が革ベルトに比べて緩やかなので、ヴィンテージ腕時計であっても、当時の状態のまま使い続けられているケースが多いんですよね。

ただ、金属特有の重みがあったり、肌に直接触れることで金属アレルギーが気になる方がいらっしゃったりと、革ベルトとは違った注意点もあります。

こうして比較してみると、汗をかきやすい夏という季節に限って言えば、金属ブレスレットの方が扱いやすい、という面があるのは事実なんですよね。

ただ、これはあくまで「お手入れのしやすさ」の話であって、革ベルトもびっちりと閉めないで、いつもより1穴分緩めにつけるだけでもだいぶ快適に着用することが出来ます。

大切なのは、それぞれの素材の特性を理解した上で、自分の生活シーンに合った選び方をしていただくことなんですよね。

では次にもうちょっと深ぼって、革ベルトはどれくらい使えるのか?と言う内容で解説して参ります。

 

 

革ベルトはどれくらい使えるのか?

ではここからは、多くの方が気になる「革ベルトは実際どれくらい使えるのか?」という点についてお話しして参ります。

一般的に、革ベルトの寿命は、使用頻度や環境にもよりますが、何より素材によって大きく変わります。

イメージして頂ければなんとなくわかると思いますが、Amazonで販売してある中国製の革ベルトは、品質が良くありません。

ですので、前述した通り基本は素材がベースにあります。

その素材が基本的にちゃんとしていると言うのをベースにすれば、大体2年から3年程度が一つの目安と言われているんですよね。

ただ、これはあくまで平均的な目安であって、夏場の汗や湿気にどれだけさらされるかによって、この期間は大きく変わってきます。

汗をかきやすい季節に、拭き取りなどのお手入れをせずに使い続けた場合、革の劣化スピードは一気に早まってしまうんですよね。

具体的には、革の内側にある繊維が汗の水分と塩分を吸収することで、革本来の弾力が失われていきます。

弾力が失われた革は、ひび割れやすくなり、見た目にも劣化がはっきりと分かるようになってしまうんですよね。

一方で、こまめにお手入れをしながら使用した場合、同じ革ベルトでも5年以上、状態によってはそれ以上使い続けられるケースもあります。

とまぁ、こまめに拭き取ってあげればいいですよぉ。

みたいな理想論を語りましたが、実際のところいちいちそんなことをする方はかなり少数派だと思いますし、私もやる時もあればやらない時もあるって感じです。

ですが、そういった使い方も想定しての革ベルトだと思いますので、そんな使い方をしても自分のベルトは普通に問題なく、亀裂も劣化もなく使うことが出来ていますね。

そして、どれくらい使えるのか?の基準から少し離れますが、ヴィンテージウォッチにおいては、その替えが準備できるか?と言うのも大事になります。

ヴィンテージ腕時計の場合、同じ質感・同じ色味の革ベルトを新たに見つけること自体が、非常に難しいケースが多いんです。

と言うのも、現行のモデルってラグから尾錠にかけてほとんどサイズが変わらないんですが、例えば20mmのラグ幅なら18とかですよね。

ですが、ヴィンテージのってラグが20でも尾錠幅は16だったりってのがデフォルトだったんですよね。

そうなってくると、そもそもがもうそのサイズが販売してないし、販売がないから尾錠はもう諦めて別のにしちゃうか。

みたいな感じになっちゃうじゃないですか。

でもそれはもったいないことで、それであれば弊社に依頼頂いてオーダーでちゃんとしたものを作成するのが、原型に近い形で使っていくことが出来ますよね。

革ベルトはある程度は使い捨て!って部分もあるでしょうし、それはそれで全く問題がないんですが、安物買の銭失いみたいな買い方だと、結局のところ着用感の低下に繋がりますし、それはその腕時計を着用して出かけたいと言う気持ちの低下にもつながってしまいますよね。

 

 

金属ブレスレットが夏に向いている理由

ここまでお話ししてきた内容を踏まえると、夏場においては、金属ブレスレットの方が扱いやすい、という結論に近づいてくるかと思います。

ここで改めて、金属ブレスレットが夏に向いている理由を解説します。

まず一つ目は、汗や水濡れに対する耐久性の高さです。

汗をかいてしまっても、革ベルトのようにシミや変色を心配する必要がなく、気になれば水で洗い流すこともできるんですよね。

二つ目は、通気性の良さです。

金属ブレスレットは、コマとコマの間に隙間があるため、革ベルトに比べて肌への密着度が低く、蒸れにくい構造になっています。

夏場、長時間腕時計をつけていても、べたつきを感じにくいというのは、実用面で大きなメリットになるんですよね。

三つ目は、見た目の清涼感です。

ゴールドであれシルバーであれ、金属の光沢は、夏の服装、特に半袖シャツやポロシャツのような軽やかなスタイルとの相性が良く、腕元に爽やかな印象を与えてくれます。

例えば、弊社で取り扱ってるサントスカレ Ref.2960は、ゴドロンブレスレットを採用したモデルなのですが、オールステンレスの質感が、夏の装いに自然と馴染むんですよね。

バーガンディの文字盤との組み合わせが、シンプルな服装の中でも上品な差し色として機能してくれます。

同様に、デイトジャストのジュビリーブレスレットも、実用性と華やかさを兼ね備えたデザインとして、夏場に選ばれることが多いモデルなんですよね。

こうして見ていくと、金属ブレスレットは、単に「汗に強い」という機能面だけでなく、夏という季節そのものと相性の良いデザイン性も持ち合わせている、ということが分かるかと思います。

もちろん、革ベルトにしかない魅力もあるので、一概に「夏は金属一択」というわけではありませんが、選択肢として金属ブレスレットを検討する価値は十分にあると思いますね。

 

 

ベルモントルの視点

ここまで、夏場のベルト選びについて、素材の違いから具体的なお手入れ方法まで、丁寧にお話ししてきました。

弊社がヴィンテージ腕時計をご紹介する際、ベルトという部分も含めて、その一本が持つ背景や特性を正しくお伝えすることを大切にしています。

金属ブレスレットであっても、革ベルトであっても、それぞれに合った付き合い方を知っていただくことで、より長くその腕時計の魅力を楽しんでいただけると考えているんですよね。

インフレの時代だからこそ、安さで選ぶのではなく、こうした細やかな価値の積み重ねに納得した上で、腕時計を選んでいただきたいと思っています。

夏のベルト選びに迷われた際は、ぜひ店頭やLINEでのご相談の中で、詳しくお伝えできればと思っています。

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