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Article: 30代で買う腕時計と50代で買う腕時計は何が違うのか?

30代で買う腕時計と50代で買う腕時計は何が違うのか?

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では「30代で買う腕時計と、50代で買う腕時計は何が違うのか?」という内容で解説して参ります。

ベルモントルには、20代・30代の若いお客様から、50代・60代のベテランのお客様まで、幅広い方がいらっしゃいます。

同じヴィンテージウォッチを前にしても、年代によって目の向け方がまったく違うんですよね。

若いお客様が真っ先に聞くことと、50代のお客様が真っ先に聞くことは、ほとんどの場合で異なります。

何を見ているのか、何に惹かれているのか、何を大切にしているのか。

その違いもある程度傾向があって、年齢を重ねることで腕時計との向き合い方は確実に変わっていくんだということを、日々実感しています。

今日はそういった店頭でのお話を軸に、腕時計選びがどう変わっていくのかを紐解いていきます。

ベルモントルは金曜と日曜がフリーオープンで、その他の日を予約制でご対応させて頂いております。

気になる商品がございましたら、そちらから予約をお願い致します。

弊社では、価格だけではなく背景や佇まいも含めて腕時計を選びたい方に向けて、公式LINEで一般公開前の新着商品や入荷予定品をご案内しています。

こうした商品選びに共感してくださる方は、概要欄から公式LINEのお友達登録をよろしくお願い致します。

それでは話を進めて参ります。

 

 

 30代が腕時計を購入する時、何を求めているのか?

まず、一般的に30代の方が腕時計を選ぶときの傾向から話を進めていきます。

世間的によく言われるのは、30代の腕時計選びは「外側の基準」で動きやすいという話です。

変えるかどうかは別として、ロレックスのサブマリーナ・デイトナ・APのロイヤルオークといった、誰もが知っているブランドの誰もが知っているモデルを選ぶことで、自分がどういう人間であるかを表現しようとしたいはずです。

他にも、リセール価値を気にしながら、損をしにくいものを選ぼうとしたいはずです。

こういった傾向は、腕時計メディアや市場のデータを見ても確かに出てきます。

これは当然のことで、仕事でも私生活でも「これから」の自分を作っていく時期ですから、腕時計がある種の「ステータス」として機能するんですよね。

これ自体は決して悪いことではなく、腕時計選びの入口としてはごく自然な段階といえます。

ところが、ベルモントルに来てくださる30代の方は、少し違うんですよね。

「ロレックスのヴィンテージデイトジャストが欲しい」「カルティエのサントスカレを探しています」。

このように最初から明確にヴィンテージウォッチを目的に来店される方が多いです。

まぁ、それらしか扱ってないので当たり前なのですが、モデル名だけでなく、「この色の文字盤が欲しい」「ガルベじゃなくてカレが良いんですよねぇ」という具体的なイメージを持ってくださっている方も少なくありません。

リセールの話よりも先に、その腕時計の背景や状態を聞いてくださります。

これは何を意味しているのかというと、YouTubeや情報収集を通じて、すでに腕時計の「外側の価値」だけでなく「内側の価値」に触れている方が、30代でも確実に増えているということなんですよね。

要するに、知名度や相場ではなく、その腕時計が持つ歴史・デザイン・物語に惹かれて選ぼうとしているということです。

これはかつての30代像とはかなり異なる、新しい世代の腕時計との向き合い方だといえます。

ただ同時に、ベルモントルに来てくださるような方は、30代の中でも特別に感度の高い層だということも正直にお伝えしておきたいんですよね。

世間全体で見れば、外側の基準で選ぶ30代の方がまだ圧倒的多数派です。

だからこそ、今この動画を見てくださっている方は、腕時計との向き合い方においてすでに一歩先にいる、といっても過言ではないんですよね。

では次に、50代が腕時計を購入する時、何が変わっているのか?という内容で解説して参ります。

 

50代が腕時計を購入する時、何が変わっているのか?

では、50代のお客様はどうかというと、店頭での会話の入り方がまったく違うんですよね。

50代のお客様の会話というか、傾向なのですがブランドに固執しない印象があります。

つまり、ブランドネームよりも、その腕時計そのものの内側に、最初から目が向いているんですよね。

なぜこういう変化が起きるのかって話ですが、一言で言えば、おそらく外側の基準がいつの間にか内側の基準に変わっているからなんですよね。

積極的に聞くことはありませんが、経営者の方も一定数いらっしゃるので、仕事でも私生活でも、50代になると「他の方からどう見られるか」よりも「自分がどう感じるか」という軸が少しずつ強くなっていきます。

腕時計でも同じことが起きていて、ブランドの知名度や人気モデルかどうかよりも、自分が本当に美しいと感じるかどうか、手に取ったときに何かが響くかどうか、という感覚で選ぶようになっていくんですよね。

もう一つ、50代のお客様に共通していることがあります。

それは、選ぶ時間の使い方が違うということです。

おそらく、弊社のYouTubeをかなりしっかりご覧になってると思うんですが、50代の方は一本をじっくりと手に取って、長い時間をかけてその腕時計と向き合うことが多いです。

大体の場合は、あ〜やっぱ実物見ると、映像とは全然違いますねぇ・・・

ってなります。

価格の話はほとんど最後にしか出てこないんですよね。

先に「この腕時計が好きかどうか」という問いに向き合って、それが決まってから初めて価格の話になる。

この順番の違いが、選び方の本質的な変化を表しているといえます。

また、50代になると「これでなければならない」という感覚で選ぶ方が増えてくるんですよね。

30代の「これが欲しい」という感覚とは少し違って、代替が効かないという確信が先にあるように感じます。

この一本でなければ意味がない!

ここがかなりのウエイトを占めているみたいです。

そういう選び方ができるようになった方は、腕時計との向き合い方が根本から変わったといえるんですよね。

では次に、なぜ年齢で選び方が変わるのか?という内容で解説して参ります。

 

 

なぜ年齢で選び方が変わるのか?

ここまで、30代と50代の選び方の違いを見てきました。

ではなぜ、これほど変化するのか。

その背景を掘り下げていきます。

一番大きな理由は、人生経験の積み重ねによって「本物を見分ける目」が育っていくからなんですよね。

これは腕時計に限った話ではありません。

ファッションでも、インテリアでも、食でも、最初は有名なもの・人気のものから入って、経験を重ねるうちに自分だけの軸が育っていく。

審美眼というのは、生まれ持ったものではなく、時間をかけて育てるものなんですよね。

もう一つの理由は、「失敗の経験」です。

腕時計に限らず、人は失敗を通じて本当に大切なものが何かを知っていきます。

流行で選んだら数年で飽きた、人気モデルだからと選んだけれど自分には合わなかった、リセールを意識して選んだら結局愛着が持てなかった。

などなどこういった経験が積み重なるほど、外側の基準ではなく内側の基準で選ぶことの大切さが分かってくるんですよね。

そして3つ目の理由として、時間に対する感覚の変化があります。

30代は「これから」の時間が長い分、選択肢を広く持ちたいという心理が働きます。

一方で50代になると、自分の時間の有限さをより意識するようになってくるので、妥協した一本より本当に納得した一本を選ぼうという気持ちが強くなるはずなんですよね。

腕時計選びに使える時間も、腕時計を着け続けられる時間も、有限だという感覚が、選び方を研ぎ澄ませていくんです。

ただ、ここで一つお伝えしておきたいことがあります。

これは単純に年齢が上がれば自動的に変わるというものではないんですよね。

50代でも外側の基準で選び続けている方はいますし、逆に30代でも内側の基準を持って選べている方はいます。

年齢はあくまで一つの目安であって、本質は「どれだけ腕時計と向き合ってきたか」「どれだけ自分の感覚を信頼できるようになったか」というところにあるんですよね。

弊社にお越し頂くお客様がただ単に、年齢を問わず研ぎ澄まされてると表現した方が分かりやすいでしょうね。

では次に、ヴィンテージウォッチが50代に選ばれる理由!という内容で解説します。

 

 

ヴィンテージウォッチが50代に選ばれる理由

ここまでの話を踏まえると、なぜ50代の方にヴィンテージウォッチを選ぶ方が多いのかが、自然と見えてくるんですよね。

審美眼が育った方が腕時計に求めるものと、ヴィンテージウォッチが持っている価値が、見事に重なるんです。

まず、ヴィンテージウォッチには「替えが効かない」という性質があります。

同じリファレンス番号でも、文字盤の焼け具合・ケースのコンディション・経年による表情の変化、これらはすべて一本一本が異なります。

世界中を探しても、まったく同じ個体は2つとして存在しません。

この「これでなければならない」という感覚と、ヴィンテージウォッチの一点物としての性質が、ぴったりと重なるんですよね。

次に、ヴィンテージウォッチには「時間が宿っている」という点があります。

半世紀を生き抜いてきた一本が持つ佇まいは、新品の完璧さとはまったく異なる種類の美しさです。

大切に使い込まれた革製品のように、時間の積み重ねそのものが価値になっています。

この感覚は、自分自身も時間を積み重ねてきた方にしか、なかなか分からないんですよね。

若い頃には「古いもの」に見えていたものが、ある年齢を超えると「時間が宿ったもの」として見えてくる。

この視点の変化こそが、審美眼の成熟を表しているといえます。

例えば、今見ればポケモンカードの旧裏ってめっちゃ古いじゃないですか。

でも36歳の人は分かると思いますが、古いなぁ・・・・って感情よりも、懐かしいなぁ・・・って感情が先に来ると思うんですよね。

でも世間的に見れば、36年前のものは余裕でヴィンテージに分類されます。

ということは、他の商品であってもちゃんと見つめ合えば、古いという感覚ではなく、懐かしい気持ちでそれを見ることが出来るはずなんですよね。

そして3つ目に、ヴィンテージウォッチには「物語がある」という点があります。

いつ作られたのか、どんな時代の背景があるのか、なんでこんなデザインなのか。どんな方が着けてきたのか。

このように、50代の方が腕時計に求めているのは、スペックや知名度ではなく、こうした語れる文脈なんですよね。

店頭でお客様とヴィンテージウォッチの話をしていると、物語が深い個体ほど、50代の方の目が輝く瞬間があります。

もちろん、30代の方がヴィンテージウォッチを選んではいけないということではありません。

むしろ、早い段階でこの視点に出会えた方は、腕時計選びで後悔が格段に少なくなるんですよね。

ただ、その価値が本当に腑に落ちるのは、ある程度の経験と時間の積み重ねがあってこそ、という側面は確かにあります。

ヴィンテージウォッチの良さは、説明を聞いて分かるものではなく、自分の審美眼が育った段階で初めて見えてくるものだからなんですよね。

では次に、だとすれば30代は、どう腕時計と向き合えばいいのか?という内容で解説します。

 

では30代は、どう腕時計と向き合えばいいのか?

最後に、この動画を見てくださっている30代の方へ向けて、お伝えしたいことがあります。

ここまでの話を聞いて、「じゃあ30代の自分はまだ本当の選び方ができていないのか」と感じた方もいるかもしれません。

ただ、そういう話ではないんですよね。

先ほどもお伝えしたように、ベルモントルに来てくださる30代の方は、すでにヴィンテージウォッチを目的に来店されています。

そういう具体的なイメージを持って来てくださる方が多いんですが、これは腕時計の外側の価値だけでなく、内側の価値にすでに気づいているということなんですよね。

やっぱりですね、世間的に見ればまだまだ新品至上主義という価値観が多数派ですよ。

そんな中であえてヴィンテージを選ぶということは、審美眼という観点では、一般的な30代像よりもずっと先にいる方たちだといえます。

あと、やっぱりあえてヴィンテージを選ぶ方々なので、おしゃれな方が多いですよね。

ただ一つだけ、私からの老害っぽいアドバイスをするのであれば、それはその感覚をもっと信頼してほしいということです。

ヴィンテージウォッチを選ぶとき、「これが欲しい」という自分の感覚と、「本当にこれで良いのか」「もっと他に良い個体があるのではないか」という迷いが、頭の中でぶつかることがあると思うんですよね。

特に初めてヴィンテージウォッチを選ぶときは、その葛藤が大きくなりがちです。

ただ、50代の方の選び方を見ていると、この葛藤が少ないんですよね。

内側の感覚が外側の情報よりも先に動いていて、「これでなければならない」という確信が、相場や人気よりも強い軸になっている気がします。

30代でヴィンテージウォッチに惹かれているということは、その感覚の入口にすでに立っているということです。

あとはその感覚を、経験を重ねながら少しずつ育てていく。

焦って正解を探すよりも、自分が何に美しさを感じるのかを、一本一本と向き合う中で確かめていく。

その積み重ねが、やがて「これでなければならない」という確信につながっていくんですよね。

年齢は関係ありません。

30代でも50代でも、腕時計の内側にある価値に気づき、その感覚を信頼して選べる方が、本当の意味で腕時計と豊かな関係を築いていける方なんですよね。

もし今、気になっている一本があるけれど迷っているという方がいれば、ぜひ一度ベルモントルにご相談ください。

その迷いの中にある感覚を、一緒に言語化しながら、あなたにとっての一本を探していけたらと思っています。

それでは、今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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