ショート1ジャガールクルト、ヴァシュロンコンスタンタン、オーデマピゲ、パテックフィリップの共通ムーブメント
雲上ブランドが採用していたジャガーのムーブメントは何が凄いのか?
世界3大時計ブランドの代表モデルには、オーデマピゲはロイヤルオーク、パテックフィリップはノーチラス、ヴァシュロンコンスタンタンはトリプルツーが存在する。
そして、これらの初期モデルに共通していることはジャガールクルト社製Cal.920を搭載していたことである。
では実際の画像を見てみよう。
これは3大時計ブランドが実際にCal.920をチューニングして搭載させていたムーブメントナンバーである。
右上がパテックフィリップCal.28-255
下段に進み左がオーデマピゲCal.2121
右がヴァシュロンコンスタンタンCal.1120
である。
世界3大時計ブランドがゴリゴリに装飾を入れてるために、ぱっと見ではなかなかその共通部分は見えにくいのだが、9時から12時位置までのパーツを比較するのが一番わかりやすい。
また輪列も同じ配置になっているのが分かるだろう。
そして、これらのムーブメントが本質的に共通していることは、ローターの縁に21Kゴールドが備えられていることである。
すでにご存知の通り、これはより比重の重い貴金属である『金』を外側に置くことで、巻き上げ効率を向上させるのが目的なのだぁ。
Cal.920は、標準サイズのローターを搭載したムーブメントとしては世界で最も薄い自動巻きムーブであり、いかにジャガーが凄いマニュファクチュールなのかが分かるだろう。