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Article: タンク アメリカンRef.8172984 MMサイズ 18Kイエローゴールドモデルを解説する

タンク アメリカンRef.8172984 MMサイズ 18Kイエローゴールドモデルを解説する

こんにちは。

ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では、カルティエのタンク アメリカンRef.8172984 MMサイズ 18Kイエローゴールドモデルを見ていこう。

という内容で解説して参ります。

最初にカルティエのアメリカンのポジションを解説して、後半ではこのモデルの魅力を解説しますので、アメリカンの概要を知りたい方は前半から、このモデルの魅力を知りたい方は後半からって感じでお願いします。

このモデルは、私の感覚的に男性なら誰もが似合うモデルだと思いますので、意外と良いじゃん!

って気持ちになって頂けるはずですので、是非とも最後までお付き合いくださいませ。

 インスタも頑張っておりますので、そちらもフォローして頂けると嬉しいです!

それでは早速やって参りましょう!

 

カルティエ タンクアメリカンを簡単に理解する

カルティエの中でのアメリカンのポジションは、タンクルイの下になります。

ではこちらの図をご覧ください↓

タンクルイカルティエからの派生モデル

一番上にあるのが、タンクルイカルティエで、左下がフランセーズ、その隣がアメリカン、一番右がアングレーズとなっております。

これらはカルティエ一族のアルフレッドカルティエの3人息子が、それぞれの支店を任されたことから、これらの国名が与えられています。

長男のルイはパリ支店、次男のピエールはニューヨーク支店、三男のジャックはロンドン支店を任されることとなったのですが、そう言った背景から国名モデルが誕生しているのです。

ちなみにアングレーズなのですが、2011年に製造がスタートして2017年頃に生産終了となってしまいました。

これは私が思うに、これだけが高かったからだと思われます。

今でこそ、フランセーズ、アメリカンもほぼ100万になっていますが、2011年当時で90万近くで販売されていたので、これだけが突出して高かったんですね。

だからそれが受け入れられなかった原因だと思います。

ただし、ご覧頂ければ分かるとおり、デザインはリューズインでスタイルは良いですし、ムーブも自社製Cal.1904MCが入ってるんですよね。

ですので、その分値段が高くなってしまったんでしょうが、今後はまた見直されると思いますね。

では話を戻しまして、アメリカンはカルティエの根幹を支えるモデルだと言えます。

かと言って、実は歴史は長くありません。

1989年にアメリカンが正式に誕生するのですが、誕生して35年程度しかありません。

それでもカルティエを代表するモデルになっているのは、アメリカンの前にサントレというモデルが存在しているからです。

ではこちらの画像をご覧ください↓

タンク サントレのデッサン画とタンクサントレの側面図

 

こちら1935年にムディバニ王女に向けてのデッサン画なのですが、ほぼアメリカンなのが分かりますよね。

そして、このサントレなのですが1921年には原型が作られていますので、いかに古いモデルなのかが分かるんですね。

このように、アメリカンというのはその元のデザインにサントレというモデルがあり、その進化系なんですね。

ただし、ケースデザインや文字盤のデザインを見れば、進化系に分類して良いのでしょうが、サントレというモデルが限定で復刻されたりと、厳密に言えば別モデルとして扱ってあるのかもしれません。

ではサントレとアメリカンの違いを見てみましょう。

こちらの画像をご覧ください↓

カルティエのサントレとアメリカンの違い

 

左側が1960年代のサントレで、右側が現行のアメリカンです。

サントレもその長い歴史の中で、いろんなデザインが誕生したのですがサントレも最も大きな特徴は、インデックスが太いことです。

隣のアメリカンと比較すれば、結構太めなのが分かって頂けるのではないでしょうか。

モデルチェンジをする際に、何かしらの変化を加えないといけないので、インデックスを細くしただけだと思うんですが、表面から見える違いというのはこの辺くらいかなぁって感じですね。

大きな違いは厚さですね。 

サントレは手首にしっくり馴染むように、薄型で仕上げてあるのですが薄型を実現させるために、手巻きムーブメントが採用されます。

しかしアメリカンは、サイズによっても搭載ムーブは変わりますが、メンズモデルには自動巻が搭載されます。

やはり1989年に誕生しているということもあり、この頃のデカ厚時計の流れを汲んでの自動巻ということなんでしょうね。

このように両モデルとも、表面は弧を描いているのですがサントレの方は裏蓋側も弧を描いているので、サントレの方が技術的にかなり難しいことをやっています。

ケースに弧を描かせるということは、その中も少し弧を描かないといけないので、それらを実現するのは容易ではありませんからね。

かと言って、アメリカンの方が劣るかというとそういう訳でもなく、厚さがあったとしても腕に乗せた時の違和感というのはほとんどありません。

感覚的には、サントスガルべのクオーツと自動巻の違いくらいだと思いますね。

サントスガルべの比較については、こちらで詳しく解説しておりますので気になる方はご覧ください↓

 

ではここからはですね、これらの話も踏まえて今回のアメリカンを見てみましょう。

 

タンク アメリカンRef.8172984 MMサイズの魅力解説

このようにサントレの流れを汲んで誕生しているのが、アメリカンなのですが今回のモデルを加えて3つを見てみましょう。

真ん中が今回ご紹介するモデルですね。

サントレとアメリカンの違い2

こうやって見てみると、インデックスが太いので、デザインはサントレによってるが分かると思います。 

 かと言って、搭載ムーブは自動巻であり全体のフォルムはアメリカンかなぁといった感じですね。

サントレとアメリカンの、ちょうど中間的な存在がこのモデルなんだと思います。

カルティエ タンクアメリカン着用シーン

 

腕に乗せてみての感想ですが、本当に最高にちょうどいいサイズ感です。

私の手首周りが16.5cm程度で、日本人の平均的なサイズらしいのですが、手首の甲を全部覆い隠すことなく上下で8mm程度肌が見える感じです。

カルティエ タンクアメリカンの着用シーン 手首周り

 

LMサイズももちろんかっこいいのですが、 私がアメリカンの気に入っているサイズがMMサイズです。

LMだと少し大きく感じてしまうことと、手首を全部隠してしまいますし、幅も太くなるんですよね。

アメリカンの最大の魅力は、タンクを細長く引き延ばした縦長のデザインなのですが、その造形が一番反映されているのが、MMかなぁと考えています。

これは私の手首周りが16.5cmだからそう思うだけであって、もっと大きい方はLMがぴったりだと感じる方もいらっしゃるでしょうから、私の個人的な感想として捉えてください。

そして、素材ですね。

ケースは18Kイエローゴールドで、バックルもゴールドなのですがこちらはステンレスの18Kメッキになります。

イエローゴールドってどうなんかなぁ・・・・

って感じる方は、一定数いらっしゃると思います。

ですが、これはそんな次元じゃなく圧倒的に上品で美しいですね。

いやらしいかなぁ・・・とか思っちゃいがちですが、もう腕に乗せればそんな考え吹っ飛んでしまうはずですね。

まずサイズが大きくないので、大きな主張はないんですよ。

だから18Kイエローゴールドであったとしても、これは目立つなぁ・・・って気持ちにはなりません。

そしてここが一番大きいかなぁって感じたのは、自分自身に『力強さ』と『自信』を与えてくれますね。

繰り返しになりますが、誰が着用しても馴染んでくれるんですよね。

サイズがちょうど良いので、時計が主役ではなくオシャレアイテムとしての時計のポジションを与えくれます。

そんな感じで、凄くオシャレなアイテムを着用していることで、かなり自分に自信が付きます。

18Kイエローゴールドを、いやらしくせずに上手に袖口に収めることが出来ている!

という自信ですね。

 

どんなシーンでも着用出来るモデルではありませんが、明らかに『上品に武装』出来るのがこのアメリカンの魅力かなぁと思いますね。 

18Kのイエローゴールドモデルを持ってないんだけど、ちょっと気になってるんだよねぇ。

って方にこそ、初めての1本にふさわしいモデルです。

 

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