ヴァシュロン コンスタンタン 希少モデル 18KWGの【リール/LYRE】解説
こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊
本日の動画では、ヴァシュロン コンスタンタン 希少モデル 18KWGリールの魅力
という内容で解説して参ります。
世界3大時計ブランドの一角なのですが、機能を追求していない分、デザイン性とか美しさの方にかなり力を入れて作られている腕時計です。
ですので、機能というよりはそっちの美しさを求める方には、相性が良いブランドですので、是非とも今回のリールも候補に入れられてくださいませ。
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それでは早速やって参りましょう!
ヴァシュロンコンスタンタン リール 18KWGモデルの魅力
ヴァシュロンは、結構狙って仕入れるようにしています。

1つはWGであることと、アプライドインデックスであることですね。
今日はその辺のことについても、しっかりお話しします。
前回仕入れたヴァシュロンが、パトリモニーだったのですがこの時のパトリモニーもWGで、アプライドインデックスでした。
その時の時計はこちらで解説していますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください⬇️
ヴァシュロンですので、超高級時計を作ってきたのは当たり前なのですが、そのスタンダードなラインというのは、18Kのイエローゴールドでありインデックスもプリントで印字されています。
一般的に作られているスタイルというのは、この形なんですよね。
なのですが、そのスタンダードの上というか上位互換的なポジションの個体が存在します。
これがアプライドインデックスを使ってるモデルです。
また素材も基本的にはイエローゴールドが使われるんですが、私の感覚的な話になってしまうんですが10/1くらいでホワイトゴールドで作られる個体も存在します。
ですので、私が狙って仕入れてるヴァシュロンはホワイトゴールドであることと、アプライドインデックスが採用されている個体ということですね。
ではデザインの美しさについては、また後半の方で詳しくお話しするとして、次はこのリールというモデルについて何でこの名前になったのか?
その由来をお話しして参ります。
リール( LYRE)ってどんなモデルなの?
ヴァシュロン・コンスタンタンの「リール」は、古代ギリシャの弦楽器である(リラ/LYRE)をモチーフにしてデザインされたモデルです。
日本では「リール」と呼ばれていますが、フランス語での発音は「リュラとかリラ(Lyre)」と発音されます。
では何で、日本ではこのように全く違う発音になってるかというと、ヴァシュロンの日本代理店の人が、このモデルを『リール』と発音したとこでリールで決まったらしいです。

そして、こちらが実際のリールという楽器の写真なのですが、何となく意味が分かって頂けると思うんですよね。
私がこのモデルの凄く良いなぁ・・・・って思ってるところがラグがグッと摘まれてるようなデザインなのですが、このリールの楽器を見れば納得が行きます。
この楽器をモチーフにして作られているので、ラグの部分もそんな感じにデザインされているんですね。
このモデルは、ケースから流れるように伸びるラグの付け根に、リールの面影を感じさせる、風情あるデザインが上品さを一層引き立てていますよね。
ではここからは、いつものムーブメントについて解説して参ります。
リール(LYRE)に搭載されているムーブメントは?
このリールには、Cal.1014が採用されています。

ではこのムーブメントについての解説ですが、ベースムーブメントはジャガールクルトのCal.818であり、このムーブメントはジャガーでは基本的には採用されず、世界3大時計ブランドのためのムーブメントだと言われています。
ですので、パテックでもオーデマでもこのジャガーのムーブは採用されていたんですね。
ヴァシュロン社に納品された後ですが、ヴァシュロン社でチューニングを行いCal.1001になるのですが、ベースのジャガールクルト社製Cal.818も、それを改造して作ったCal.1001の設計自体も50年代に作られたものなので古さがありました。
ですので、それをまた精度と耐久性を高く設計し直して作られたのが、今回搭載されているcal.1014なんですね。
要するに、cal.1001の進化系になります。
ベースムーブメントが素晴らしい耐久性と精度を発揮するジャガーのが搭載されていますので、外観の美しさはもちろんのこと、ムーブメントも一級品のモデルでございます。
ジャガーと世界3大時計ブランドのムーブメントの関係についてはこちらの動画で詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください⬇️
デザインについて

白文字盤にシルバーのケース、バーインデックスとリーフハンド。
ケースサイズは33mmと、このようにドレスウォッチの王道を行くスタイルですが、細部まで見ていくととても奥深いモデルです。
ではここからは、このモデルの魅力を解説して参ります。
前述した通り、今回の時計は18KWGが使用されています。
貴金属の話のついでにお話しすると、今回の個体はシグママークが採用されています。
6時位置の製造国を表すSWISSの両端に『σ/σ』シグマのマークがあります。
この表記は、1973年頃から2000年頃までの時計に見られるもので、APRIOR(アプリオー)という団体に所属していたメーカーが使用していました。
1973年にスイス時計協会が作った品質基準なのですが、「時計のパーツ(インデックスや文字盤)にゴールドなどの貴金属が使われた際に、このマークを付けることで、スイス製の高級で高品質な時計であることを示す」ということでした。
そのため現代では、シグマダイアルは希少性が高く評価されています。

これから2枚の画像を出しますので、これらそれぞれを比較していただきたいのですがまずこちらは1枚目で、自然光に当てた時の写真です。
爽やかでおしゃれな時計だなぁ・・・って感じと思います。

そして2枚目がこちらですね。
こちらはインデックスの部分が浮き上がるように撮影した写真です。
いかがでしょう?
文字盤からかなりくっきりインデックスが浮かび上がっているんですが、インデックスも大きくはないので、控え目だけどもキラッと光っておしゃれですよね。
そして、付属品に関してですが今回のヴァシュロンも前回のフランセーズ同様に、箱、保証書、説明書、カバーの全てが揃った個体です。
良い時計ってのは分かってても、その先にある保証の心配がある方には、これらの付属品があることは後押ししてくれる材料になりますよね。
私はこういったささやかな美しさを感じれる時計が大好きです。
33mmといえば、現代でいえば小型の時計に分類されるでしょう。
ですが、キョダイマックスが良くて小型がダメだということではありません。
自分には自分の価値基準がありますし、自分が良いと思った腕時計でなければ長く愛用することは出来ませんよね。
このリールは、自分の審美眼に沿って仕入れてる時計なので、自信を持ってお勧めできる一本ですので、こんな時計好きなんだよなぁ。
って方は是非とも店頭でご覧くださいませ👍