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Article: 【保存版】新品派のあなたへ!賢く良いものを選ぶヴィンテージ腕時計

【保存版】新品派のあなたへ!賢く良いものを選ぶヴィンテージ腕時計

こんにちは、ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では、【保存版】新品派のあなたへ——1回あたりコスト(CPW)で選ぶ腕時計という内容で解説して参ります。

生活に関わるほぼ全ての商品が値上げが続き、それは腕時計も含まれるのですが「新品腕時計は高くなったなぁ・・・」と感じる方は多いのではないでしょうか。

価格は一括の大金に見えますが、実際の負担は一回あたりに直すと景色が変わります。

今日は使用回数というシンプルな物差しで、週と年を先に決めて現実の数字に落とし込みます。

理想より2割引きの保守をかけることで、甘い見積もりを避けられます。

さらに同じ予算でも中古に振れば、ワンランク上の満足を狙えます。

最後にCPWと幸福度の相関を確認して、今日から「高い」を「使える」に変える判断軸を持ち帰ってください。

 

 

なぜ“新品は高い”と感じるのか?——支払いを「1回あたり」に直す

ショーケースの値札は、一括の大金を突きつけてきます。

脳は“今この瞬間に出ていくお金”として受け止めるので、体感はどうしても「高い」となりますよね。

でも腕時計は、長く何度も使う耐久財です

支払いの評価軸を『1回あたり』に直すだけで、見える景色が変わります。

たとえば30万円の時計としましょう。

週3回着けて5年なら使用回数は約780回

単純に割れば1回あたり約385円です。

毎朝の“気分スイッチ”の価格として妥当かどうか——ここで判断すると、印象の曖昧さが消えます。

逆に、月1回しか着けないなら60回

同じ30万円でも1回あたり5,000円ですね

数字にすると「高い」の正体が使用頻度の不足だと分かります。

ここでやることは2つですね。

 

先に使い方を決める(週何回×何年かですね)。

②その回数で1回あたりのコストを出して、生活の満足度と照らし合わせる。

さらに現実的にするため、理想回数から**−20%**の保守をかけて試算します。

体調や季節、服装の変化で想定より稼働が落ちるのが普通だからですね。

新品が高く見えるのは、一括価格だけで語っているからです。

“1回いくらで気分が上がるのか”。

この問いに置き換えた瞬間、背伸びと無謀の境目がはっきりします。

そして本当に高いのは価格そのものではなく、使わないことだと気づきます。

次章では、この考え方を支えるCPWの式をシンプルに確認します。

 

 

CPWとは?(買値+整備費)÷使用回数の超シンプル式

CPWはCost Per Wear=1回あたりの使用コストです。

式はCPW=(買値+整備費)÷使用回数ですね。

これも分かりやすく解説します。

 

複雑な理屈はいりません。

買値は税込の支払い総額で、ブレス調整や駒足しがあればそれも含めます。

整備費はオーバーホールや消耗品の交換、革ベルトの更新など“将来ほぼ必要になる支出”の合計ですね。

5年でオーバーホール6万円なら、その6万円をそのまま式に入れてOKです。

使用回数は「週×年」で決めます。

たとえば週3回×5年であれば使用回数は約780回となります

理想は盛られがちなので、−20%の保守をかけて624回として計算すると現実的です。

数値例です。

買値30万円+整備費6万円=36万円

使用回数624回なら、CPWは36万円➗624回となり1回当たりの使用料は約577円となります

同じ条件で週1回なら208回なら 1回当たりの使用料は1,731円になります。

“高い/安い”の体感は頻度の差でここまで変わります。

ポイントは先に予定回数を決めることですね。

ライフスタイルに合わせて「通勤○回/週」「休日だけ」など使い方を言語化します。

その上でCPWを出すと、背伸びと無謀の線が見えます。

CPWは投資判断ではなく、満足度の物差しなんです。

「この一本は1回いくらで気分が上がるか」。

この問いに数字で答えられると、迷いが比較に変わります。

 

 

同じ予算で“ワンランク上”中古でグレードを上げる

新品の定価に届かないなら、同じ予算を中古に振って“質の段”を一段上げる発想が有効です。

ポイントは素材・仕上げ・装着体験のどれを引き上げるかを先に決めることです。

たとえば「ステンレスの新品」より「18Kゴールドのケース」や「ブレスが上質なバリエーション」に置き換えるだけで、見た目と触り心地の満足度は大きく伸びます。

小径や薄型など今の市場で相対的に狙われにくい仕様を選ぶのもコツです。

同じブランドでも29mm〜34mm級は価格が落ち着く傾向があり、デザイン密度はそのままに装いの収まりが良くなります。

今の腕時計市場の流れを見ていると、段々と小径サイズが好まれていると感じます。

ですがロレックスのデカい時計の存在もありますし、ロレックスが腕時計を引っ張っているという事実もありますので、デカい時計の人気は衰えることはなく、デカい時計も良いけど小径サイズの時計も良いよね。

っていう2つの価値観が形成されていくことが想定されます。

よって、今はみんなまだまだ小さい時計の魅力に気がついておらず、値段も高すぎる!ってわけではないので、デカい時計じゃなくて良いんだよねぇ。

って方は、狙い目ですよね。

サントスカレとかは、めっちゃ高くなってるんですけどね💦

 

中古腕時計の選びは写真では分かりにくい部位に注目します。

最も大事なのは、文字盤に大きなダメージはないかですね。

ガビガビになってしまった文字盤はそれが理由で安いです。

もちろん、それが中古やヴィンテージの魅力ですし、自分が許容出来ればそれで全く問題ありません。

ヴィンテージウォッチのコンディションが最も現れるのが文字盤ですので、コンディションが良い状態だと、同じものでも倍の価格の開きが出ることを理解しておくと良いでしょうね。

 

次にブレスですね。

ブレスの伸びは水平持ちで垂らして伸びを見るんですが、ブレスの部分はその構造で伸びてて仕方ないものもあるので、一概に伸びてなければそれで良いとは言えませんね。

伸びてて仕方ないのもありますからね。

 

他にも色々ありますが、ここが整っていれば、数値以上の“上質”が手に入ります。

この2点を実機で確認し、前章のCPW(買値+整備費)÷使用回数に当てはめてください。

同じ予算でも、着けるたびに感じる満足が上がればCPWは“体感的に”下がります。

つまり「高い一本を我慢して安い新品」ではなく、「質が上がる中古で日々の気分を上げる」。

それが値上げ時代の現実解なのです。

 

 

CPWと幸福度の相関——“使うほど得”の仕組み

腕時計は「買った瞬間の満足」よりも、「使い続けることで積み上がる満足」が本質です。

新品・中古を問わず、出番が多い一本ほど、あなたの毎日に小さな良い変化を何度も起こすからです。

まず、よく使うほど迷いが減ります

出かける前に「今日はどれにしよう」と考える時間が消え、手が自然に伸びる一本が決まる。

意思決定の負担が下がると、その日の集中力や気分が目に見えず底上げされます。

次に、回数を重ねるほど体になじみます

言い換えると、愛着が湧くとかスタメンになるって表現でしょうね。

重さ、厚み、操作の癖が手首と指先に記憶され、着け外しや巻き上げがノンストレスになる。

小さな快適さの反復は、満足度に直結します。

出番が増えると物語も増えます

その腕時計を着用している時に誰と会った、どんな景色を見た、どんな仕事を乗り越えた。などなどですね。

その記憶が一本に蓄積され、“自分のもの”という愛着が強くなります。

所有の喜びではなく伴走者としての誇りに変わる瞬間が来ます。

さらに、使うほど褒められる機会が増えます

毎度毎度話題に出てくるってことはありませんが、着用していれば気がつく人も一定数出てきます。

袖口からちらりと見えるとき、会話のきっかけになるとき、自己紹介をせずとも趣味や姿勢が伝わるとき。

社会的なフィードバックは、満足の大きな燃料です。

一方で、出番を阻むのは不安と摩擦です。

壊したらどうしよう、袖に引っかかる、時間合わせが面倒。

これらは“使用回数の天敵”になってしまいます。

 

だから最初に使い方の線引きを決める(雨天は避ける、磁気の強い場所は外すなど)ですね。

自分が心地良いと感じる

サイズと厚みを理解しておく

 

たったこれだけで摩擦は激減し、使う回数は自然と増えます。

 

ベルトの二刀流も効きます。

ブレスと革(色違い)を用意しておけば、服装の幅が広がり、平日と休日の両方で出番が作れます。

結果として“毎日少しずつ気分が上がる”場面が増え、体感価値はぐっと高まります。

大事なのは、数字で自分を縛らないことです

計算は背中を押すための道具であって、目的ではありません。

あなたの生活で“よく使える理由”を先に作ります。

その理由が増えるほど、時計はアクセサリーから生活の装置へと格上げされます。

幸福度は「値段が高い一本」を持つことではなく、「よく使える一本」と暮らすことで上がります

使うほど得になる。

それはお金の話ではなく、毎日の小さな肯定感が積み上がる仕組みの話なのです。


ここまでご視聴いただき、ありがとうございます。

最後まで動画を見てくださる方は、きっと**“丁寧に腕時計を選びたい”**方だと思っています。

もし今、どの時計がいいか迷っていて、せっかくならベルモントルで!と思っていただけたら、まずはご相談ください。

あなた様の手首と使い方に合う一本を、一緒に見つけていけたら嬉しいです

もちろん、見に来るだけでも大歓迎です。

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