こんにちは。
ベルモントルの妹尾です😊
本日の動画では「昔10万円だった腕時計が、なぜ今100万円になるのか?」ということについて解説して参ります。
ヴィンテージの腕時計を見ていると、「昔はそんなに高くなかったのに、なぜこんなに値段が上がっているのだろう」と感じることがよくありますよね。
特にここ3年くらいは、常に新品も中古も右肩上がりです。
実際、今では高額で取引されている腕時計でも、当時は比較的手の届きやすい価格で販売されていたものがたくさんあります。
では、なぜ時間が経つと腕時計の価格はここまで変わるのでしょうか。
そこには単なる人気だけではなく、数が減っていくことや、コレクターの存在、そして腕時計という文化そのものの広がりなど、いくつかの理由が関係しています。
昔は普通の腕時計だったものが、なぜ今は高額になっているのか
まず一つ目は、「昔は普通の腕時計だったものが、なぜ今は高額になっているのか」という点です。
ヴィンテージの腕時計を見ていると、今では数十万円、場合によっては100万円を超えるような価格で取引されているものも少なくありません。
しかし、その多くは発売された当時、決して特別に高額な腕時計だったわけではありません。
むしろ当時の感覚では「少し良い腕時計」くらいの位置づけだったものも多いのです。
ではなぜ、そのような腕時計の価格がここまで上がるのでしょうか。
大きな理由の一つは、時代の変化によってその腕時計の見方が変わるからです。
当時は日常的に使う道具として作られていた腕時計でも、数十年経った今では、そのデザインや作り、歴史的な背景などが改めて評価されることがあります。
例えば1970年代や1980年代の腕時計は、その時代のデザインや技術をそのまま残しています。
当時は特別に意識されていなかった特徴が、今の視点で見ると魅力として感じられることもあります。
つまり、腕時計の価値というのは発売された瞬間に決まるものではなく、時間が経つ中で評価が変わっていくことがあります。
例えば、ロレックス デイトナのポールニューマンモデルというのがあるのですが、これも当時は全然人気がなかったのですが、時間が経過して爆発的な人気となりました。
他にも、普段私のチャンネルでよく出てくるサントスカレですが、少し前まではカレの進化系のサントス100と同じくらいの価格でしたが、今となってはサントスカレが100万円前後、サントス100は60万円前後と40万円の開きが発生しています。
このように、当時不人気のモデルであっても時間が経つと化けるモデルというのは、結構あるものです。
昔は普通の腕時計として販売されていたものが、数十年後にはコレクションとして見られるようになる。
この視点の変化が、価格を大きく押し上げる理由の一つなのかもしれません。
では次に、腕時計の価格はどのように決まるのか?を話していきます。
腕時計の価格はどのように決まるのか
腕時計の価格というのは、単純に「作るのにいくらかかったか」だけで決まるものではありません。
もちろん素材や製造コストも関係しますが、それだけで市場の価格が決まるわけではないのです。
特にヴィンテージの腕時計になると、価格は市場の中で自然と形成されていきます。
つまり、どれだけ欲しいと思う人がいるか、そしてどれだけ数が残っているか、この二つのバランスによって価格が決まっていきます。
例えば人気のあるブランドやモデルは、欲しい人が世界中にいます。
一方で、生産された数は限られていますし、さらに長い年月の中で壊れてしまったり、失われてしまったりする個体もあります。
そうなると、状態の良い腕時計は自然とさらに少なくなっていきます。
その結果、欲しい人の数に対して腕時計の数が少なくなると、価格は少しずつ上がっていきます。
これは腕時計に限った話ではなく、絵画やアンティーク、サナエトークンなどでも同じような現象が起きています。
特にサナエトークンは、少ないトークンをみんなが短い期間に欲しがったために、急騰しましたが、高市首相が私は関係ないと言った途端、暴落しました。
要するに、みんなが必要なくなったから、どんだけ安くしても売れなくなったという需要と供給のバランスを見事を表現していますよね。
話を戻しまして、つまり腕時計の価格は、ブランドの名前だけで決まるのではなく、「欲しい人の数」と「残っている数」の関係によって形作られていくものだと言えると思います。
こうした市場のバランスが、昔10万円だった腕時計が、今では100万円になるような現象を生み出しているのかもしれません。
では次に、「なぜヴィンテージの腕時計は年々減っていくのか」について解説します。
なぜヴィンテージの腕時計は年々減っていくのか
全ての物事に言えますが、腕時計というのは長く使える道具ではありますが、永久に残るものではありません。
日常で使われる中で壊れてしまったり、部品がなくなって修理ができなくなったり、あるいは単純に処分されてしまったりすることもあります。
特に昔の腕時計は、今のように「将来資産になるかもしれない」と考えて保管されていたわけではありません。
当時はあくまで日常で使う道具でしたので、使えなくなれば捨てられてしまうことも珍しくありませんでしたし、それゆえに保証書などがないのが一般的です。
逆に、70〜80年代の腕時計に保証書が付いてるのであれば、その持ち主は相当その腕時計を大切にしていたことが安易に想像出来ます。
つまり時間が経てば経つほど、残っている腕時計の数は自然と減っていきます。
そして数が少なくなると、それだけ価値を感じる人も増えていきます。
『数に限りがあるものを所有している!』という優越感と表現するば分かりやすいですよね。
このように、ヴィンテージの腕時計は新しく生産されることがありませんので、基本的には減っていく一方です。
この「数が増えない」という特徴も、昔10万円だった腕時計が今では大きく価値を上げる理由の一つです。
では次に、「人気ブランドが価格を押し上げる理由」ということを解説します。
人気ブランドが価格を押し上げる理由
腕時計の価格を考えるときに、やはり大きく影響するのがブランドの存在です。
同じ時代に作られた腕時計であっても、ブランドによって市場での評価は大きく変わります。
例えばロレックスやパテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、そしてカルティエのように、長い歴史を持ち、多くの人に知られているブランドの腕時計は、世界中で需要があります。
つまり欲しいと思う人が、日本だけではなく世界中にいるということです。
こうしたブランドの腕時計は、コレクターだけでなく、ファッションとして楽しみたい人や、初めてヴィンテージの腕時計を買う人など、幅広い層から関心を集めます。
その結果、需要が大きくなり、市場での価格も上がりやすくなります。
また有名ブランドの腕時計は、そのブランドの歴史やストーリーも評価の対象になります。
長い歴史の中で生まれたデザインや技術が、多くの人に魅力として受け止められているのです。
このように、ブランドの知名度や歴史、そして世界中に存在する需要が重なることで、腕時計の価格は少しずつ押し上げられていきます。
昔は10万円ほどで購入できた腕時計でも、ブランドの価値が高く評価されることで、廃盤になったモデルでもあっても、ブランドパワーの底上げと同時に全体相場が上がります。
では次に、「なぜ同じ腕時計でも価値が大きく変わるのか」ということを解説します。
なぜ同じ腕時計でも価値が大きく変わるのか
ヴィンテージの腕時計を見ていると、同じモデルであっても価格が大きく違うことがあります。
見た目が似ている腕時計でも、数倍の価格差がつくことも珍しくありません。
これはヴィンテージの腕時計の特徴でもあります。
その理由の一つは「コンディション」ですね。
腕時計は日常で使われる道具ですので、長い年月の中で傷がついたり、壊れているパーツがあったりなどします。
そのため、できるだけ当時の状態を保っている腕時計ほど評価が高くなります。
もう一つ大きいのが「文字盤」ですね。
ヴィンテージの腕時計では、文字盤がオリジナルのまま残っているかどうかが非常に重要になります。
長い年月の中で文字盤が交換されている場合もありますが、オリジナルの状態を保っている文字盤は、コレクターから高く評価されることが多いのです。
さらに、付属品の有無も価格に影響することがあります。
当時の保証書や箱などが残っている場合、腕時計の背景がはっきりするため、価値が高く評価されることもあります。
先週ご紹介させて頂きました、オイスターパーペチュアルデイト Ref.1500もそれに含まれますね。
まだ、こちらの素晴らしいアートを形成したオイパペの動画をご覧になってない方は是非ともこちらもご覧くださいませ⬇️
このようにヴィンテージの腕時計は、単にモデル名だけで価値が決まるわけではなく、状態や文字盤、付属品など、さまざまな要素が重なって価格が決まっていきます。
そのため、同じ腕時計でも大きな価格差が生まれることがあるんですね。
では次に、「コレクターが価格を動かす仕組み」を解説します。
コレクターが価格を動かす仕組み
ヴィンテージの腕時計の価格を考えるときに、もう一つ重要な存在がコレクターです。
腕時計というのは単なる日用品ではなく、コレクションの対象として集めている人が世界中にいます。
こうしたコレクターは、ただ腕時計を使うために買うのではなく、そのモデルの歴史やデザイン、希少性などに価値を感じて集めています。
例えば同じブランドの中でも、特定の年代のモデルや、特定の文字盤を持つ腕時計など、細かいポイントに注目して探している方も多いです。
そのため、コレクターの間で人気が高いモデルは、市場に出るとすぐに買い手がつくことがあります。
欲しい人が多い一方で、数は限られているため、自然と価格も上がっていきます。
さらに近年はインターネットの普及によって、世界中のコレクターが同じ市場で腕時計を探すようになりました。
以前であれば地域ごとに分かれていた市場が、今では一つにつながっているような状態です。
その結果、人気のある腕時計には世界中から需要が集まり、価格が押し上げられることがあります。
こうしたコレクターの存在も、昔10万円だった腕時計が今では100万円になるような現象を生み出す、大きな要因の一つになっていると言えると思います。
例えば、こちらのオーガニックタンクは私が2020年に購入した時には20万円程度でしたが、今は120万円になっています。
では次に、「皆様が最も気になってるであろう腕時計は投資商品なのか」について解説します。
腕時計は投資商品なのか
昔10万円だった腕時計が、今では100万円になることもあると聞くと、「腕時計は投資になるのではないか」と考える人もいるかもしれません。
実際、ここ数年は腕時計の価格が上がるニュースなども多く、資産としての側面が注目されることも増えています。
ただ、腕時計を純粋な投資商品として考えるのは、少し難しい部分もあります。
これまでの動画で何度も話してきましたが、資産は資産で時計は時計です。
私は36歳なので、かなり良学長の影響を受けていますが、学長の言葉を引用するのであれば、保険と投資は別物です。
ということですよね。
株式や不動産のように、必ず価値が上がると保証されているわけではありませんし(株も不動産も価値が上がるのは一部ですが)、時計も人気の変化によって価格が動くこともあります。
あと、なんと言っても資産になるかどうかを第一に考えて時計を買うことほど虚しいことはありません。
そうなってくると、もはやサナエトークンだけ保有していれば、将来は安泰でしょう。
とはいえ、腕時計には他の商品とは違う特徴があります。
それは「楽しみながら持てる」という点です。
実際に腕に着けて使うことができますし、デザインや歴史を楽しむこともできます。
このように考えると、腕時計は投資というよりも、まずは楽しむためのものとして選び、その結果として価値が上がることもある、という考え方の方が自然なのかもしれません。
いつも言ってますが、手放すときに最終的には資産になってたんだねぇ。
程度でいいと思いますね。
では次に、「これからも腕時計の価格は上がり続けるのか」ということについて解説します。
これからも腕時計の価格は上がり続けるのか
昔10万円だった腕時計が、今では100万円になることもあると聞くと、「これからも腕時計の価格は上がり続けるのだろうか」と考える方も多いかもしれません。
確かにここ数年はヴィンテージの腕時計の価格が大きく上がり、市場全体が注目されるようになりました。
ただし、すべての腕時計の価格が必ず上がり続けるわけではありません。
市場には様々なモデルがありますし、人気のブランドやモデルの変化、その他にも景気の影響によって価格が動くこともあります。
そのため、短い期間で価格を予想することは決して簡単ではないと思います。
大枠としては、2025年から明確に小さい時計の方が人気になっていますので、ここから10年くらいはドレスウォッチの方が求められるのではないかなぁと考えています。
ですが、これも所詮は私の個人的な考えなので、それってあなたの感想ですよね。程度で聞き流してください。
一方で、長い視点で見ると、ヴィンテージの腕時計全体には一つ大きな特徴があります。
それは、基本的に新しく作られることがないという点です。
過去に生産されたものが市場に残っているだけですので、数が急に増えることはありません。
そして時間が経つにつれて、状態の良い腕時計は少しずつ減っていきます。
そうなると、残っている個体の価値が見直されることもあります。
ですので将来の価格を断言することはできませんが、腕時計という文化が続く限り、長い時間の中で、ベースは底上げされるはずですし、価値が評価され続けるモデルはこれからも出てくるのではないかと思います。
腕時計は単なる道具というよりも、長い時間の中で価値が見直されていく存在なのかもしれません。
しかし、それを資産として見ているのであれば、数字の増減はしっかり見えていても、あなた様の持っている腕時計の本来の価値が見えなくなってしまうかもしれませんよね。
純粋に見ているだけで楽しいですし、工芸品を腕につけるという行為は人生の質を向上させてくれます。
今日の話を聞いて、腕時計の世界に興味を持っていただけたら、とても嬉しく思います。