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Article: 腕時計は“買った瞬間”が一番の価値ではありません

腕時計は“買った瞬間”が一番の価値ではありません

こんにちは。ベルモントルの妹尾です😊

本日の動画では、「腕時計は“買った瞬間”が一番の価値ではありません!」という内容で解説して参ります。

多くの方は、購入した時の価格やリセールを基準に時計を見てしまいがちですが、本当に良い腕時計は、むしろそこから時間をかけて魅力が深まっていくものだと思っています。

使い方や経年変化、そして持ち主との関係性によって、その時計の見え方は少しずつ変わっていきます。

今日は、そうした“時間とともに育つ価値”について、ベルモントルの考え方をもとにお話ししていきます。

ベルモントルでは、価格だけではなく背景や佇まいも含めて腕時計を選びたい方に向けて、公式LINEで一般公開前の新着商品や入荷予定品をご案内しています。

こうした時計選びに共感してくださる方は、概要欄から公式LINEのお友達登録をよろしくお願い致します。

それでは話を進めて参ります。

 

 

なぜ多くの人が“買った瞬間がピーク”だと思ってしまうのか

多くの方が「時計は買った瞬間が一番価値が高い」と考えてしまうのには、理由があります。

それは、私たちが日常的に接しているものの多くが、“購入した瞬間がピーク”になるものだからです。

例えば家電や車は、買った瞬間が最も新しく、そこからは使うごとに価値が下がっていきます。

腕時計も同じように捉えてしまうのは、自然なことだと思います。

さらに近年は、SNSやYouTubeで「いくらで買って、いくらで売れるか」という情報が非常に多くなっています。

その影響で、本来はもっと多面的に見るべき時計が、「価格の上下」という一つの軸だけで語られることが増えてきました。

結果として、“買った瞬間がピークで、あとはいくらで売れるか”という見方が当たり前のようになってきています。

ただ、ここに一つ大きな誤解があると思っています。

それは、腕時計は本来「使い捨てられていく道具」ではなく、「時間を重ねながら価値が変わっていくもの」だという点です。

特にヴィンテージモデルであればあるほど、その個体が持っている雰囲気や状態、そしてこれまでの経過が、徐々に魅力として積み上がっていきます。

新品のような“完成された状態”がピークなのではなく、そこからどのように時間を重ねていくかで、その時計の見え方は大きく変わっていきます。

つまり、時計を「買った瞬間がピーク」と捉えるか、「ここから価値が育っていくもの」と捉えるかで、その後の楽しみ方も、選び方も、大きく変わってくると考えています。

では次に、価格ではなく、時間とともに変わる“見え方”という価値ということについて解説して参ります。

 

 

価格ではなく、時間とともに変わる“見え方”という価値

では実際に、腕時計の価値はどこにあるのかというと、単純な価格だけでは測れない“見え方の変化”にあると思っています。

同じ時計でも、買った直後と、数年後では印象が変わることがあります。

最初は少し控えめに感じていたデザインが、使い込むうちにしっくりくるようになったり、あんまり出番のなかった一本が、気づけば一番手に取る存在になっていたりします。

これは実際に腕時計の外観が物理的に変化するのもそうですし、時間が経過することで自分の見え方が変わってくるといった、主観的な感情もそれに含まれます。

これは単に慣れという話ではなく、その人の生活や感覚と腕時計が少しずつ馴染んでいくことで生まれる変化です。

さらに、経年による小さな変化も無視できません。

ケースのわずかな擦れや、文字盤の色味の変化、光の反射の仕方など、時間を経た個体にしか出てこない表情があります。

新品の整った状態にはない、少しずつ積み重なってきた時間の経過が、その時計にしかない魅力として現れてきます。

こういった要素は、購入時の価格にはほとんど反映されません。

しかし実際には、その後の使い方や時間の経過によって、その人にとっての価値は大きく変わっていきます。

だからこそ、時計は「いくらで買ったか」よりも、「これからどう付き合っていくか」で見え方が変わるものだと思っています。

価格はあくまで一つの指標に過ぎませんが、時間をかけて変わっていく見え方は、その人だけが感じられる価値です。

言い方を変えるのであれば、視聴者様がその腕時計に対して与える自分で見つけた価値ということです。

この違いを理解しているかどうかで、時計との関係は大きく変わってくると思いますね。

では次に、5年後、10年後に魅力が増していく時計の共通点ということについて解説して参ります。

 

 

5年後、10年後に魅力が増していく時計の共通点

では、時間とともに魅力が増していく時計には、どんな共通点があるのでしょうか。

まず一つは、デザインが流行に強く依存していないことです。

その時代だけのトレンドに寄りすぎたものは、一時的には新鮮に見えても、数年経つと違和感が出てくることがあります。

一方で、長く残っている時計というのは、派手さよりもバランスや比率が整っていて、時間が経ってもちゃんと整っています。

特に小径のドレスウォッチなどは、その傾向が強く、服装や年齢が変わっても自然に馴染み続けます。

もう一つは、素材や作りがしっかりしていることです。

ケースの仕上げや文字盤の質感など、細かい部分の積み重ねが、時間が経ったときの印象に大きく影響します。

最初は分かりにくい部分でも、使い続ける中でその差がはっきりと現れてきます。

そして意外と大きいのが、“余白”のある時計であることです。

デザインが詰め込まれすぎていないものは、使い手の生活や時間の経過によって、その人なりの意味が乗っていきます。

要するに、その余白という空間に自分の心を埋めることが出来るということです。

逆に最初から完成されすぎているものは、その先に変化が生まれにくいです。

つまり、時間とともに魅力が増していく時計というのは、最初から強く主張しすぎるものではなく、使う人と時間によって完成していく余地を持っているものだと思っています。

こういった視点で時計を選ぶと、「今どう見えるか」だけでなく、「これからどう見えていくか」という楽しみが生まれてきます。

いつも言ってることですが、ヴィンテージウォッチってのは育てるものです。

では次に、いい状態を保つことで“次に繋がる価値”になるということについて解説します。

 

 

いい状態を保つことで“次に繋がる価値”になる

ここまでお話ししてきたように、時計は時間とともに魅力が増していくものですが、その前提として大切なのが「状態を保つこと」です。

いくら良い時計であっても、扱い方やメンテナンス次第では、印象は大きく変わってしまいます。

例えば、定期的なオーバーホールを行っているかどうか、無理な研磨を繰り返していないか、日常の保管環境が適切か。

こういった積み重ねが、その時計の“次の価値”に直結していきます。

ここで重要なのは、「高く売るために大切にする」という考え方ではなく、「この時計を良い状態で次に渡せるかどうか」という視点です。

この意識があるかどうかで、扱い方は大きく変わります。

たとえば、少しの傷を過剰に消そうとして研磨を重ねてしまうと、ケースのエッジが失われてしまい、結果として本来の魅力が薄れてしまうことがあります。

一方で、適切なメンテナンスを行いながら自然な経年を受け入れている個体は、時間を経てもその時計らしさがしっかり残ります。

つまり、価値というのは“その時の価格”だけで決まるものではなく、どう扱われてきたかという履歴によっても大きく変わっていきます。

そしてその履歴は、次の持ち主にしっかり伝わります。

だからこそ、時計を所有するというのは、自分のためだけではなく、「次に繋げるための期間を預かっている」という感覚に近いと思っています。

ベルモントルにおける腕時計に対しての考え方は、こちらの動画の中で修理や研磨などに触れながら解説しておりますので、気になる方はこちらの動画もご覧ください⬇️

こういった視点で時計を扱うことで、結果としてその個体の価値は守られ、さらに深まっていくのだと思いますね。

では次にリセールではなく“受け継がれる前提”で持つという考え方ということについて解説して参ります。

 

 

リセールではなく“受け継がれる前提”で持つという考え方

ここまでお話ししてきた内容を踏まえると、時計との向き合い方も少し変わってくると思います。

一般的には、「いくらで売れるか」というリセールの視点で考えることが多いですが、それだけで時計を見ると、どうしても短期的な判断になりがちです。

相場が上がるか下がるか。

今売るべきか、持ち続けるべきか。

こういった判断軸は分かりやすいので、リアルバリュー層、ブレイキングダウン層、ノーボーダーダオ層にはぴったりだと思いますが、弊社の動画をご覧になってる方はそんな短絡的な見え方ではないと思います。

もっと言ってしまえば、こう言った価値観を持ってる方は、それは腕時計じゃなくてもヴィンテージのジーパンでも、ワインでも価格が動けばなんでも良いわけです。

一方で、今この動画をご覧になられてる方は、もっと洞察力が深い方々だと思います。

文化や歴史的な商品として腕時計をご覧になられているはずです。

そういった価値観を持つことは大切なのですが、そこからさらに「この腕時計を次にどう繋げるか」という視点で考えると、持ち方が変わってきます。

自分が楽しむ期間の中で、どういう状態で保つか。

どんな時間をこの時計と過ごすか。

そして、次に渡すときにどんな形で残っているか。

こういったことを考えるようになります。

この考え方を持つと、価格だけではなく、その時計が持っている本来の魅力や背景に目が向きやすくなります。

結果として、選ぶ基準も変わります。

“売りやすい時計”ではなく、“長く残る時計”を選ぶようになります。

そして不思議なことに、こういった視点で選ばれた時計は、結果として価値が大きく崩れにくいことが多いです。

これは、意図してリセールを狙っているわけではなく、「長く残る前提で選ばれている」からだと思います。

つまり、リセールを目的にするのではなく、受け継がれる前提で持つことが、結果として価値を守ることにも繋がっていきます。

この順番を間違えないことが、時計との良い付き合い方だと考えております。

では次に、だからベルモントルは“資産としての時計”をすすめない!ということについて解説します。

 

 

だからベルモントルは“資産としての時計”をすすめない

ここまでお話ししてきた通り、腕時計には価値があります。

ただその価値は、「いくらで売れるか」という短期的な資産とは少し性質が違うものだと思っています。

もちろん、高額な買い物である以上、リセールを全く考えないというのも現実的ではありません。

実際に、多くの方が少なからず「将来どうなるか」は意識しているはずです。

ただ、それを最初の基準にしてしまうと、本来の魅力を見落としてしまうことが多いです。

「値段が落ちにくいから選ぶ」

「売りやすいから選ぶ」

こういった基準だけで選んでしまうと、その時計と長く付き合うことが難しくなることがあります。

一方で、背景や造形、そして時間とともに変わっていく見え方に惹かれて選んだ時計は、自然と長く手元に残ります。

そして結果として、その時計は丁寧に扱われ、良い状態で次に繋がっていきます。

ベルモントルとしてお伝えしたいのは、腕時計は「価格上下の役割しか与えられない資産として持つもの」ではなく、「価値を感じながら持ち、その価値を次に繋げていくもの」だということです。

その過程の中で、結果として価値が保たれることはあります。

ただ、それはあくまで結果であって、目的ではないと思っています。

いつも言ってることですが、ちゃんと腕時計を腕時計として使ってあげて、役目を終えてくれた時に売却したら、結果的に買い値と同じくらいか少し高くなってたね。

くらいの認識で留めておいて欲しいです。

要するに、リセール狙いで腕時計を購入しない方がいいですよ。って話ですね。

だからこそベルモントルでは、「資産になるからおすすめです」という提案はしていません。

それよりも、「この時計はこれからどういう見え方をしていくのか?」「どういう時間を一緒に過ごせるのか?」という視点でお話ししています。

その方が、長く見て満足度の高い選び方になると考えているからですね。




腕時計は、買った瞬間に価値が決まりきるものではなく、そこからどう時間を重ねていくかで見え方が変わっていくものだと思っています。

もちろん価格は大切です。

ただ、それだけで選んでしまうと、その時計が本来持っている魅力や、これから先に育っていく価値を見落としてしまうことがあります。

大切なのは、この時計とどう付き合っていくか、どういう状態で保っていくか、そして次にどう繋げていくかです。

ベルモントルは、時計を“買って終わりの物”ではなく、“ここから価値が深まっていく存在”として今後ともご提案していきたいと思っています。

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