Article: 50代から腕時計を趣味にするのは遅すぎるのか?
50代から腕時計を趣味にするのは遅すぎるのか?
こんにちは、ベルモントルの妹尾です。
本日の動画では「50代から腕時計を趣味にするのは遅すぎるのか?」という内容で解説して参ります。
腕時計って、みんながそうってわけではありませんが、昔から好きだった方が多い趣味ですよね。
20代で初めてロレックスを買って、30代で何本か増えて、40代になる頃には腕時計についてある程度詳しくなっているって方もいらっしゃいます。
ですが、これは腕時計に興味がある人の話です。
よって、視聴者様の周りには腕時計の話をしても全く伝わらない方がたくさんいるはずです。
ですので、そもそも論として腕時計の話をいきなり振ってそれが通る人(だからちゃんと腕時計について話せる人)ってのは、せいぜい50人に1人程度だと思います。
なので50代になってから腕時計に興味を持つと、
「今から始めても遅いんじゃないか」
とか、
「周りの腕時計好きは何十年も見てきているから、今さら入っていきづらい」
みたいに感じる方もいると思うんですよ。
でもそれは日本人の全人口からすれば、圧倒的に少数であり世間的に見れば、50代であっても知らない・・・・というのが普通です。
なので私は、腕時計に関しては50代から始めても全然遅くないと思っています。
むしろ50代だからこそ、若い頃より選びやすい部分もあります。
ただし、
「50代だから高い腕時計を買えばいい」
という話ではありません。
今日は、
なぜ50代からでも遅くないのか。とか
50代だからこそ選びやすい部分はどこなのか。とか
そして、今から始めるならどういう始め方がいいのか。などなど
この辺りをベルモントルの妹尾さんと一緒に順番に見ていきましょう。
それでは早速話を進めてまいります。
50代から始めるのは本当に遅いのか?
まず最初に、そもそも腕時計趣味に「始めるのが遅い」という考え方があるのかってことから考えてみましょう。
例えばスポーツだったら、若いうちから始めた方が有利なものはありますよね。
プロを目指すなら、10代からやっていた方がいいでしょうし、楽器なんかでも、子供の頃から続けている方の方が技術は高くなりやすいでしょう。
でも腕時計って、別に誰かと競争する趣味ではないんですよ。
腕時計を100本持っている方が偉いわけでもないですし、リファレンスを全部暗記している方が上というわけでもありません。
時々、自分だけの自慢話をしてくる人に遭遇することがあると思うんですが、そう言った人も少数なので安心してください。
20年間集めている方に、5年で追いつかなければいけないわけでもないんですね。
まず、ここを最初に分けた方がいいです。
腕時計の趣味って、知識量を競うものではなくて、自分が興味を持った腕時計を調べたり、実際に身につけたり、機械やデザインの背景を知ったり、そういうことを楽しむものです。

だったら、
50歳から始めようが、
60歳から始めようが、
別に問題ないですよね。
むしろ今まで腕時計に興味がなかった方が、ある日突然、「あ、この腕時計いいな」と思う瞬間があったのであれば、そこが視聴者の方にとっての始め時です。
実際、腕時計って入り口もかなりバラバラなんですよ。
車が好きで機械式腕時計に興味を持つ方もいれば、ファッションから入る方もいらっしゃいます。
仕事で役職が変わって、少し良い腕時計が欲しくなる方もいます。
親が使っていた腕時計を見て、昔の腕時計に興味を持つ方もいます。
つまり、20代で始めることが正解という趣味ではないんですね。
ただ、50代から始めると不利な部分が全くないかというと、そこも違います。
長く見てきた方の方が、昔の価格も知っていますし、市場の変化も知っています。
ヴィンテージについても、実物を何百本、何千本と見てきた経験は大きいです。
これは今から一気に埋められるものではありません。
でも、別にそこを埋める必要もないんですよ。
腕時計店を始めるわけではないですからね。
自分が買う一本について、必要なことを知れば十分です。
そう考えると、50代からでも問題なく楽しめる趣味だと言えます。
では次に、50代の方が、むしろ腕時計を選びやすい部分もある!という内容で解説して参ります。
50代の方が、むしろ腕時計を選びやすい部分もある
50代から腕時計を始めるメリットとして、かなり大きいのが、「自分が何を好きで、何を必要としないのかがある程度分かっていること」です。
これって結構大きいんですよ。
若い頃って、腕時計に限らず、周りの評価に引っ張られやすいじゃないですか。
有名だから欲しい。とか
人気だから欲しい。とか
友人が持っているから欲しい。とか
SNSでよく見るから欲しい。とか
もちろん50代になれば周りを全く気にしなくなるという話ではないですよね。
ただ、20代の頃よりは、かなり自分の評価軸にウエイトを高めた状態で選べるはずです。
自分が何にお金を使いたいのか。とか
自分はどういう物を長く使う傾向にあるのか。ってところはもうすでにある程度理解してあると思います。
逆に、何を買っても結局使わなくなるのか。
こういう経験が積み上がっていますよね。
これ結構大事なんですよ。
何を不要としているかが分かってないと、膨大な情報量の海を彷徨うことになってしまうんでですね。
例えば腕時計でも、大きくて存在感のあるモデルを見て、昔だったら格好いいと思ったけど、今の自分は毎日着けるならもう少し小さい方がいい。
とか。
機械式腕時計は魅力的だけど、毎朝時間を合わせるのは自分には面倒って感じるだろうし、だったらクオーツの方が合っているだろうなぁ。
とか。
金無垢に憧れはあるけど、実際に先方にも会うことが多いし、主張激し目はいやらしく見えるから毎日使うならステンレスの方がいいかなぁ。とか。
もちろん、金無垢の時計って凄くかっこいいし普段からベルモントルの動画を見てる方は、そこは卒業してあると思います。
今回の動画か50代から腕時計を趣味にする方に向けてなので、50代の方であっても腕時計に慣れてないとやっぱり最初の頃は金無垢をいやらしく感じてしまうものだし、皆さんもそうだったと思うんですよ。
こういう判断って、知識というより、これまで自分が物を買ってきた経験から出てくるものなんですよね。

そしてもう一つ50代から始める上で面白いのが、一度ハマっちゃうと、一気に増えていく方もいるはずです。
最初に一本買いますよね。
すると今度は、
「これは仕事で使いやすいけど、休日にはもう少し違う腕時計が欲しいなぁ」ってなるもんなんですよ。
さっきの先方の方と会うことが多いから、ステンレスがいいよなぁ・・・・からそこまで時間をかけずに金無垢の良さに気がつく方もいますからね。
次に革ベルトの腕時計を買ったら、今度はブレスレットの腕時計も欲しくなります。
ステンレスを持ったら金無垢にも興味が出てきます。
現行モデルを買ったら、今度は昔のヴィンテージが気になってきて、さらに調べていくと、ロレックスだけではなくカルティエもパテックもオメガも意外にいいんじゃん。
という感じで、どんどん興味の範囲が広がっていくんですよね。
腕時計って一つ知ると、そこから別のものが見えてくる趣味です。

だから50代から始めたからといって、「もう年齢的に2本、3本あれば十分でしょう」
という話にはならないです。
むしろ50代の場合、若い頃より自由に使えるお金が増えている方もいます。
子育てが少し落ち着いていたり、住宅ローンの負担が以前より軽くなっていたり、仕事でもある程度収入が安定していたりですよね。
もちろん全員ではありませんが、20代、30代の頃よりも、趣味にお金を使いやすくなっている方はいるでしょう。
そこに腕時計の面白さを知ってしまったら、10本、20本と増えていくことだって全然不思議ではないんですよ。
そして、50代って言っても視聴者様が想定するよりもかなり若いです。
サザエさんの波平は明らかに見た目年齢は70代ですが、今の50代の方ってかなり若いですからね。
波平は54歳らしいのですが、今を生きる50代の方はあの世界に当てはめればマスオさんみたいなもんでしょうね。
そう言った若いお客さんが多いのがヴィンテージウォッチを販売している私の率直な感想ですね。
ただ、ここで先ほどの話が生きてくるんですね。
今を生きる50代の強みは、見た目は若いですが経験も豊富なので、自分が何を好きなのか?を比較的判断しやすいことです。
例えば、ただ人気だから買うのではなく、「自分はクロノグラフよりシンプルな3針の方が好きだな」
とか、
「金無垢も格好いいけど、自分は結局ステンレスを一番使うな」
とか、
実際に何本か所有していく中で、自分なりの基準ができてくるはずです。
その基準ができると、同じ10本を持つにしても、なんとなく増えてしまった10本ではなく、それぞれに買った理由がある10本になっていくんですよね。
まぁ、最初から100%自分の想い通りのコレクションを完成させれるかっていうと、そう上手くはいかないんですが、精度が高い状態で選べるはずなので、15本買って10本の精鋭を残せる感じだと思いますね。
なので、50代から腕時計を始めるからといって、最初から本数を絞る必要はありません。
一本で満足する方もいれば、そこから何十本と集める方もいますし、どっちかっていうと後者が多いです。
それも含めて趣味ですからね。
大事なのは、年齢に合わせて本数を決めることではなく、自分が何に興味を持つのかを知りながら楽しんでいくことです。
繰り返しになりますが、楽しめればそれでいいんですよ。
では、実際に50代から始める場合、最初の一本をどう考えればいいのか。
次はそこを具体的に見ていきましょう。
50代から始めるなら、最初から高い腕時計を買う必要はない
腕時計に興味を持ち始めると、最初に考えるのが、「いくらくらいの腕時計を買えばいいんだろう」
というところですよね。
50代だから、100万円以上。いや300万円くらいか?
ロレックスやパテックくらい持たないと。
ついついこういった50代に相応しい。
この相応しさを基準にしがちです。
ですが、こういう基準で考える必要は全くありません。
年齢と腕時計の価格って、本来関係ないですからね。
まず考えた方がいいのは、「自分はその腕時計をどう使いたいのか」です。
いつも話していますが、使うシーンがイメージ出来てないと案外着用するシーンが減るんですよね。
毎日使いたいのか。とか
仕事中心なのか。とか
休日だけなのか。とか
今持っている腕時計とは違うものが欲しいのか。とか
そもそも腕時計を一本も持っていないのか。などなど
ここによって選ぶものはかなり変わります。

そして、最初は新品から入るのが王道だと思いますが、新品だけを見る必要もありません。
現行モデルの新品には、メーカー保証がありますし、状態について神経質にならなくてもいいという安心感があります。
一方で中古なら、現行モデルでも価格を抑えられる場合があります。
そしてヴィンテージになると、今の腕時計にはないサイズやデザインが選べます。
ただし、正直に言えばヴィンテージは最初の一本として少し難しい部分もあります。
同じモデルでも、
文字盤の状態が違うし、ケースの状態が違うし、ブレスレットの状態も違うし整備状況も不明ってものも普通です。
なので、価格だけを見て買うと、後から修理費が掛かったり、そもそも修理してくれる店じゃなくて、修理するお店を探すのがストレスになったりと、理想とした腕時計のある人生とは違ったりすることもあります。
だから最初の一本こそ、ネットで型番だけ決めてしまうより、できれば実物を何本か見て店主の方と話して購入する方がいいですね。
これはベルモントルでもよくお話ししていますが、画像で見て格好いい腕時計と、自分の腕に乗せて気に入る腕時計って、必ずしも同じではないんですよ。
サントスが欲しくて来店したけど、実際に着けたらタンクの方が良かったとか、逆も普通にありますからね。
同じモデルでも、サイズ違いで印象が変わることもあります。
なので、50代から始めるのであれば、「最初から正解を当てよう」
と考えなくて大丈夫です。
流れとしては
まず何本か見る。
🔽次に
実際に着ける。
🔽次に
自分がどこを良いと感じたのか確認する。
🔽次に
そこから一本選ぶ。
この順番だと失敗は減らせると思います。

そして一本買って使ってみると、また見え方が変わってきます。
もっと薄い方が自分の好みみたいだ。とか
日付はいらなかった。とか
革ベルトが思っていたより使いやすかった。とか
やっぱりブレスレットがいい。などなど
こういうことって、
実際に所有しないと分からないんですよね。
だからまずは購入しないと始まらないんですよ。
腕時計趣味は、最初の一本で完成させる必要はありません。
一本使った経験が、次の一本を選ぶ基準になっていきますからね。
ここをしっかり理解していれば、選ぶのも触るのも試着するのも楽しくなると思いますよ✨
腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。
その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。
店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。
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