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Article: 若い時に似合わなかった腕時計が、40代になると似合う理由

若い時に似合わなかった腕時計が、40代になると似合う理由

こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では「若い時に似合わなかった腕時計が、40代になると似合う理由」という内容で解説して参ります。

腕時計を長く見ていると、以前はまったく興味がなかった腕時計が、ある年齢になって突然良く見えることがあります。

例えば、小径のドレスウォッチや金無垢、少しクラシックなロレックスやカルティエなどですね。

20代の頃には「自分にはまだ魅力が分からない」「少し地味に見える」「そもそも眼中にない」と感じていたのに、40代になって改めて腕に載せてみると、不思議なくらい自然に馴染むことがあります。

これは単純に、年齢を重ねて好みが変わったというだけではありません。

腕時計そのものは同じでも、着ける側の服装や顔つき、雰囲気、そして物を見る基準が少しずつ変わっているからです。

ですので今回は、「40代になったらこの腕時計を着けるべき」という話ではなく、なぜ若い頃には似合わなかった一本が、年齢を重ねることで自然に良く見えるようになるのか。

今日はその理由を4つの視点から一緒に見ていきましょう。

それでは話を進めて参ります。

 

 

若い頃に「似合わない」と感じる腕時計には理由がある

まず最初にお伝えしたいのが、「似合わない」という感覚は、腕時計そのものだけで決まっているわけではないということです。

例えば20代の頃に、小径の金無垢ドレスウォッチを腕に載せたとします。

腕時計単体では格好いいと思っていても、自分が着けた瞬間に「何となく違うな」と感じることがあります。

金無垢が派手に見えたり、ケースが小さすぎるように感じたり、クラシックなデザインが少し年上向けに見えたりすることがあったんではないでしょうか。

私はやはり20代はまだまだ、金無垢は自分には似合わないって思ってましたもんね。

ただ、これはその腕時計が本当に似合っていないというより、腕時計が持っている雰囲気と、その時の自分との間に少し距離がある状態なんですよね。

20代であれば、普段着ている服もカジュアルな物が多いですし、スニーカーやデニム、Tシャツといった服装が中心の方も多いと思います。

そこに突然、薄型の金無垢ドレスウォッチを着けると、腕時計だけが少し違う方向を向いているように見えることがあります。

また、若い頃は腕時計に対して分かりやすい存在感を求めることもあります。

ケースが大きい。とか

スポーティーである。とか

ブランドが一目で分かる。とか

そういった要素が腕時計の格好良さとして分かりやすい時期もあると思います。

その状態で30mm台前半のシンプルな二針腕時計を見ると、「小さい」「地味」という印象になってしまうことがあります。

でも、その腕時計の価値が低いわけではありません。

まだその腕時計の魅力と、自分が腕時計に求めているものが一致していなかっただけなんです。

カルティエのタンクなども分かりやすい例です。

20代の頃には「自分には上品すぎる」とか「小さいから少し女性的に見える」と感じていた男性が、年齢を重ねてから改めて着けると、むしろその細さや小ささが格好良く見えてくることがあります。

大事なことなので、繰り返しになりますが今まで見えてこなかった、もしくは見えてなかった部分が年齢を重ねたことで見えるようになっている状態んです。

腕時計は変わっていません。

変わったのは、その腕時計を見る側です。

ここを考えると、「昔似合わなかったから、今も似合わない」と決めてしまう必要はないんですよね。

特にヴィンテージ腕時計は、現行モデルより小さく、薄く、装飾も控えめな物が多くあります。

若い頃には物足りなかったその控えめさが、ある年齢になると逆に魅力に変わることがあります。

似合う腕時計というのは、手首の太さだけで決まるものではありません。

その方の服装、雰囲気、そして腕時計に何を求めているのか。

そこまで含めて変化していくものだと思います。

では次に、40代になると「腕時計を受け止める側」が変わってくる!という内容で解説して参ります。

 

 

40代になると「腕時計を受け止める側」が変わってくる

では、なぜ40代くらいになると、以前似合わなかった腕時計が自然に見えるようになるのかって話ですが私は前述した通り一番大きいのは、腕時計ではなく「着ける側の意識」が変わっていることだと思っています。

20代から40代までの約20年間で、当然ながら外見は少しずつ変わります。

顔つきも変わりますし、髪型や体格、選ぶ服も変わってきます。

若い頃には少し着させられていたジャケットが、40代になると自然に馴染むようになったり革靴や鞄も、以前より質が良くて落ち着いた物を選ぶようになります。

服の色も、黒やネイビー、グレー、ベージュといった落ち着いた色が増える方もいると思います。

そういった全体の変化の中で、腕時計だけを20代の頃と同じ基準で考えるかというと、当たり前ですがそうではないはずです。

例えば金無垢の腕時計ですよね。

前回の動画でも話しましたが、店頭でお客様とお話ししていると、40代や50代の男性であっても、「金無垢は自分には主張が強すぎます」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

大体の場合は、やっぱり私にはちょっと主張が激しいと思います。ってなりますし、そりゃあ気持ちの準備もないままに着用してもそうなるのは仕方のないことです。

ですが、少数ではありますが、実際に腕に載せていただくと、「思ったより普通ですね」とか「意外と馴染みますね」と反応が変わることがあります。

私は、40代くらいになれば、多くの男性にとって金無垢は決して特別すぎる素材ではなくなってくると思っています。

もちろん、40歳になった瞬間に誰でも金無垢が似合うという意味ではありません。

ただ、顔つきや服装に年齢なりの落ち着きが出てくると、金無垢の華やかさを自然に受け止められるようになることがあります。

つまり、以前は腕時計だけが少し大人っぽかった状態から、自分自身の雰囲気が腕時計に近づいてくるんです。

これは小径腕時計でも同じです。

20代では30mm台前半の腕時計を着けると、「小さすぎる」と感じていた方が、40代になると「このくらいの方が上品でいい」と感じることがあります。

手首の太さが急に変わったわけではありませんよね。

歳を重ねるにつれて、腕時計を見る基準が、「大きく見えるか」から「全体に馴染んでいるか」に変わっているんですよね。

若い頃は腕時計単体の格好良さを見ていたのが、年齢を重ねるにつれて、シャツの袖口との関係や、ジャケットを着た時の収まり方まで見るようになる。

そうすると、以前は地味に見えた薄型腕時計が、急にちょうど良くなってきます。

ですので40代は、新しい腕時計を探すだけではなく、昔一度候補から外した腕時計をもう一度見てみるのにも面白い時期だと思いますね。

では次に、「地味」に見えていた腕時計こそ、実は"上級者向け"だったという内容で解説して参ります。

 

 

「地味」に見えていた腕時計こそ、実は"上級者向け"だった

先ほど、金無垢や小径の腕時計が40代から似合いやすくなる!という話をしましたが、ここでもう少し踏み込んで考えてみましょう。

それは、なぜ「地味」に見える腕時計ほど、若い頃には評価しづらく、年齢を重ねてから初めて魅力に気づくのか、という理由についてです。

これはなんとなく分かって頂けると思いますが、派手な腕時計、大きな腕時計、ブランドが一目で分かる腕時計というのは、正直に言うと、誰が見てもある程度の魅力が伝わりやすいんですよね。

サイズ感やロゴの主張、素材の輝きといった要素は、腕時計への知識がなくても、直感的に「格好いい」と感じやすい部分だと思います。

一方で、小径のドレスウォッチや、控えめな金無垢の1本というのは、パッと見ただけでは魅力が伝わりにくいものが多いんです。

文字盤の余白のバランスだったり、ケースの薄さだったり、針の細さだったり。

こういった部分の良さというのは、ある程度いろいろな腕時計を見た経験がないと、正直気づきにくいと思うんですよね。

要するに分かりやすい時計の対局には、審美眼が必要な時計が存在するということですよ。

派手な腕時計はその瞬間から魅力が分かるもので、控えめな時計はその魅力を解釈するのに時間がかかる腕時計ということです。

20代の頃は、まだこの"解釈する"経験値が少ないので、どうしても分かりやすい魅力の方に惹かれてしまうのは、自然なことだと思うんですよね。

ですが年齢を重ねて、色々な腕時計を見たり、実際にいくつか着けてきたりする中で、このを解釈する力が少しずつ育っていきます。

冒頭で触れた通り、年齢を重ねるごとに少し質の良いものに触れていくことで、それが養われていってるはずなんですよね。

そうすると、以前は「地味」としか感じられなかった一本の中に、実はものすごく考え抜かれたバランスがあることに気づけるようになるんですよ。

たとえば金無垢のヴィンテージドレスウォッチであれば、ケースの厚みと文字盤の色味、針の長さのバランスが、驚くほど緻密に計算されていることがあります。

これは、一目で「かっこいい」と感じるタイプの魅力ではなく、知れば知るほど「よくできているな」と唸ってしまうタイプの魅力なんですよね。

だからこそ私は、地味に見える腕時計ほど、実は"上級者向け"なんじゃないかと思うんですよ。

分かりやすさで勝負していない分、その価値に気づくには、こちら側にもある程度の経験や視点が必要になってきます。

逆に言えば、そういった腕時計の魅力に気づけるようになったということ自体が、その方の中で審美眼が育ってきた証拠なのかもしれません。

40代になって金無垢や小径の腕時計が気になり始めたという方は、腕時計を見る力そのものが、しっかりと育ってきているということなんですよね。

では次に、腕時計への評価は、自分の成長より遅れてやってくる!という内容で解説して参ります。

 

 

腕時計への評価は、自分の成長より遅れてやってくる

ここまで、なぜ地味に見えていた腕時計が40代になると似合うようになるのか、その理由をお話ししてきました。

最後にお伝えしたいのが、腕時計に対する評価というのは、自分自身の成長よりも、いつも少し遅れてやってくるものなんじゃないか?ということです。

どういうことかと言いますと、人は一度「これは自分には似合わない」と判断すると、その記憶を意外と長く持ち続けてしまうんですよね。

20代の頃に金無垢を試して「派手だった」。とか

小径の腕時計を着けて「小さすぎた」。とか

カルティエを見て「自分には上品すぎた」。とか

こういった判断は、その瞬間の自分にとっては、間違いなく正しい感覚だったはずです。

ただ問題は、その後の10年、20年で、自分自身は確実に変わり続けているのに、腕時計に対する評価だけが、その時のまま止まってしまうことなんですよね。

服装も、顔つきも、物を見る経験も、少しずつアップデートされているのに、「この腕時計は自分には似合わない」という判断だけが、長い間、更新されないまま残ってしまうパターンは結構あると考えております。

これはある意味、自分の成長のスピードに、評価がまったく追いついていない状態だと思うんです。

だからこそ私は、一度「似合わない」と感じた腕時計であっても、それを最終的な判定にしてしまう必要はないと思っています。

その判断は、あくまでその時点での自分が下したものであって、今の自分にそのまま当てはまるとは限らないんですよね。

腕時計は、何年も、時には何十年も付き合っていくものだからこそ、こちらの成長に合わせて、評価をアップデートしていく機会が必要です。

この動画ももしかしたら、そのアップデートのきっかけになってるかもしれませんよね。

そこで見えてくるのは、腕時計が変わったわけではなく、ようやく評価が、今の自分に追いついてきたという瞬間なのかもしれません。

 

 

腕時計というのは本来、値段やブランド名だけでは、その一本が本当に納得できるかどうかは、決まらないんですよね。

その一本が持つ背景まで見えてきたときに、初めて「これだ」と思える自分の一本に出会えるんですよね。

店舗は表参道駅から徒歩2分の場所にあるので、雨の日でもほとんど濡れずにお越し頂けます。

ベルモントルでは、そうした背景や佇まいも含めて腕時計を選びたい方に向けて、公式LINEで一般公開前の新着商品や入荷予定品をご案内しています。

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