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Article: 1986年製 ロレックス デイトジャスト Ref.16018、金無垢×ボイラーゲージの魅力を語る

1986年製 ロレックス デイトジャスト Ref.16018、金無垢×ボイラーゲージの魅力を語る


こんにちは、ベルモントルの妹尾です。

本日の動画では「1986年製 ロレックス デイトジャスト Ref.16018、金無垢×ボイラーゲージの魅力を語る」という内容で解説して参ります。

今日ご紹介するのは、ベルモントルに新しく入荷したロレックスのデイトジャスト、Ref.16018です。

シリアルナンバーから1986年製と判断できる個体で、ケースは18Kイエローゴールドの無垢素材、そして文字盤はボイラーゲージと呼ばれる非常に希少なデザインが採用されています。

ロレックスの金無垢デイトジャストというと、オーソドックスなバーインデックスや、ローマ数字の文字盤を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

ところがこの個体は、圧力計のような無骨な目盛りと、ブレゲ数字のインデックスを組み合わせた、現代のロレックスには存在しないヴィンテージらしい異端の文字盤を持っています。

金無垢の存在感と、ボイラーゲージという計器美が融合したこの一本、今日は細部まで丁寧にご紹介して参ります。

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それでは話を進めて参ります。

 

Ref.16018とは何か?歴代デイトジャストの中での位置づけ

まず最初に、Ref.16018がデイトジャストの歴史の中でどういう位置づけにあるモデルなのかをお話しして参ります。

ロレックスのデイトジャストは1945年に誕生した、ロレックスの中でも最も歴史の長いモデルの一つです。

オイスターケース・パーペチュアル機構・デイトジャスト機構というロレックスの三大発明すべてを搭載した腕時計として登場し、以来80年以上にわたって作り続けられてきました。

その長い歴史の中で、デイトジャストは素材・文字盤・ムーブメントのバリエーションを広げながら進化を続けてきたんですよね。

Ref.16018が製造されていたのは、1977年頃から1988年頃にかけての約10年間です。

この時期のデイトジャストは、Cal.3035という同じムーブメントを搭載しながら、素材別に4つのラインナップで展開されていました。

ステンレス無垢のRef.16030、ステンレスとイエローゴールドを組み合わせたコンビモデルのRef.16013、ステンレスとホワイトゴールドのコンビモデルのRef.16014、そして今回ご紹介するRef.16018、18Kイエローゴールド無垢モデルです。

この4つはいわば同世代の四兄弟といえる存在です。

この中でRef.16018は、最上位素材を使ったモデルとして位置づけられていました。

ケースもベゼルももすべてが18Kイエローゴールドという、デイトジャストのラインナップの中で最も贅沢な仕様を持つモデルだったんですよね。

そして1988年に後継モデルのRef.16238が登場したことで、Ref.16018の製造は終了します。

後継のRef.16238ではムーブメントがCal.3035からツインブリッジ仕様のCal.3135へと変更され、風防も強化プラスチックからサファイアクリスタルへと進化しました。

つまりRef.16018は、プラスチック風防を持つ最後の18KYGデイトジャストという、デイトジャストの歴史における一つの区切りを担ったモデルでもあるんですよね。

よって、18Kモデルのデイトジャストの中で、綺麗な個体を見つけやすいのがRef.16018と言えるでしょう。

今回ご紹介する個体はシリアルナンバーから1986年製と判断でき、Ref.16018の製造終了まで残り2年というタイミングで作られた、最終期に近い個体です。

 

 

18KYGというケース素材が意味すること

次に、この腕時計のケース素材である18Kイエローゴールドという素材について、お話しして参ります。

そして、ここまでの話を聞いてる方の一部では、こんな疑問を持たれた方もいらしゃるのではないでしょうか?

『あれ、この頃の18Kモデルってデイデイトに与えられてるんじゃなかったっけ?』ってですね。

現代のロレックスにも18KYGモデルは存在しますが、実は4桁にも5桁にもこんな感じで18Kモデルは存在しています。

4桁デイトジャストはRef.1601に集約されていますが、次期型の5桁リファレンスからは16018として、別ラインで展開されることとなりました。

製造が1986年製なので、今から40年前に製造された個体です。

となるとRef.16018が持つ金無垢と、現行品の金無垢とでは、手に取ったときの印象がまったく異なります。

当時のロレックスのケースは現行品と比べてより肉厚で、素材そのものの重厚感が強く感じられます。

ヘッドだけ手の平に乗せても、なかなかのずっしり感がありますからね。

これは製造工程や仕上げの方法が異なることに加え、当時のロレックスが採用していたケースの設計そのものが現行品とは異なるためです。

手に乗せた瞬間にずっしりとした重さを感じるこの感覚は、ヴィンテージの18KYGならではのものだといえます。

そしてもう一つ重要なのが、希少性という観点です。

デイトジャストのラインナップの中で、18KYG無垢モデルはステンレスモデルやコンビモデルと比べて製造本数が圧倒的に少なく、市場での流通量も限られています。

また次の見出しで詳しく触れるんですが、この18Kケースにボイラーゲージってのが激レアじゃないですか。

これがこの個体の素晴らしいところなんですよね。

ステンレスのRef.16030は今でも比較的手に入れやすいモデルですが、同世代の18KYGであるRef.16018は市場に出てくる機会が少なく、状態の良い個体となるとさらに出会いにくいです。

素材としての価値と希少性が重なることで、Ref.16018は同世代のデイトジャストの中でも特別な存在感を持っているんですよね。

では次に、ボイラーゲージダイヤルという希少な文字盤!という内容で解説して参ります。

 

 

ボイラーゲージダイヤルという希少な文字盤

この個体の魅力を語る上で、文字盤の話は外せません。

今回のRef.16018に採用されているのは、「ボイラーゲージ」と呼ばれる非常に希少な文字盤です。

ボイラーゲージという名前は、工業用の圧力計、いわゆるボイラーの圧力を測るための計器に似た見た目から来ています。

文字盤の外周に沿って配置されたレイルウェイと呼ばれる細かな目盛り、そしてその内側に配されたブレゲ数字のインデックス。

この組み合わせが、ロレックスのデイトジャストの中でも他に類を見ない、オシャレで個性的な表情を文字盤に与えているんですよね。

ロレックスというブランドが持つ「堅牢で実用的な腕時計」というイメージと、この計器的な文字盤のデザインは非常に相性が良く、手に取った瞬間に他のデイトジャストとはまったく異なる空気感を感じさせます。

さらにこの文字盤は「ステラダイヤル」と呼ばれるエナメル調のラッカー仕上げが施されており、表面に独特の艶と深みがあります。

一般的な印刷仕上げの文字盤とは異なり、角度によって光の反射が変わり、見る方向によって異なる表情を見せてくれます。

この艶感は現代のロレックスの文字盤では再現できないものであり、ヴィンテージのステラダイヤルが持つ最大の魅力の一つだといえます。

ボイラーゲージダイヤルには、ホワイト・アイボリー・ブルーという複数のカラーバリエーションが存在します。

今回の個体はもともとアイボリー系の文字盤で、その温かみのある色味が18KYGのケースと非常に良く調和しています。

このアイボリーの落ち着いた上品な雰囲気は、金無垢との組み合わせとしては最もバランスが良いカラーだと言えるでしょう。

落ち着いた大人の印象を与えてくれるはずです。

そして最も重要なのは、このボイラーゲージダイヤルは現代のロレックスには存在しないということです。

1980年代後半にRef.16018の製造が終了した時点で、このデザインも姿を消しています。

どれだけ技術が進歩しても、この時代にしか作れなかった文字盤というものが存在であり、ボイラーゲージダイヤルは、新品では2度と手に入らないという意味でも、この個体の価値を大きく高めている要素の一つなんですよね。

では次に、Cal.3035というムーブメントの意味!という内容で解説して参ります。

 

 

Cal.3035というムーブメントの意味

次に、この個体に搭載されているムーブメント、Cal.3035についてお話しして参ります。

Cal.3035は1977年から1988年にかけてロレックスが製造したキャリバーで、デイトジャストに初めてクイックセット機構を搭載したムーブメントとして知られています。

クイックセット機構とは、リューズを操作するだけで日付を素早く送ることができる機能のことです。

それ以前のデイトジャストは、日付を変更するために針を何周も回す必要があり、実用上の不便さがありました。

4桁デイトジャストは、1日進んでしまったらそれを合わせるのに感覚的には最速でも5分くらいかかりますからね。

相当面倒ですよ。

Cal.3035の登場によってこの問題が解決され、デイトジャストはより実用的な腕時計へと進化したんですよね。

また、Cal.3035はロレックス初のハイビートキャリバーとしても知られています。

それ以前のCal.1570が毎時19,800振動だったのに対し、Cal.3035は毎時28,800振動へと大幅に引き上げられました。

振動数が高くなることで、腕の動きに対してより細かく反応できるようになり、精度の向上につながっています。

当時のロレックスが精度と実用性の両立という観点で、このムーブメントに注いだ技術的な意欲が感じられるんですよね。

そしてもう一つ、Cal.3035という時代が持つ意味として重要なのが、プラスチック風防との関係です。

Cal.3035を搭載したデイトジャストはすべてプラスチック風防を採用しており、後継のCal.3135搭載モデルからサファイアクリスタルへと変更されています。

プラスチック風防は傷がつきやすいというデメリットがある一方で、独特の柔らかな光の透過性があり、文字盤の見え方がサファイアクリスタルとは微妙に異なります。

ヴィンテージ愛好家の間では、このプラスチック風防越しに見える文字盤の表情こそが、この時代の腕時計の魅力の一つとして高く評価されているんですよね。

Cal.3035はその後Cal.3135へとバトンを渡し、1988年以降のデイトジャストに搭載されていくことになります。

Cal.3135はツインブリッジ構造を採用してさらに耐久性を高めた優れたムーブメントですが、一方でCal.3035が持つヴィンテージとしての時代的な背景と、プラスチック風防という組み合わせが生み出す独特の雰囲気は、Cal.3135搭載モデルでは再現できません。

では次に、実際に着用してみた感想である実機着用レビュー!という内容で解説して参ります。

 

 

実機着用レビュー

ここからは実際に、この個体を手首に乗せてみた感想をお伝えしていきたいと思います。

まず手に取った瞬間に感じるのは、重さです。

18KYGの無垢素材ということもあり、ステンレスモデルと比べるとずっしりとした重みがあります。

ただこれは不快な重さではなく、むしろ手首に乗せた瞬間に「18Kのしっかりとしたものを持っている」という感覚を与えてくれる重さです。

高密度の金属が持つ独特の質感というものがあって、ステンレスとはまったく異なる存在感を手首の上で感じさせてくれるんですよね。

ケースサイズは36mmです。

現代の腕時計と比べると小径に分類されますが、実際に手首に乗せてみると、このサイズ感が非常に絶妙だということがわかります。

大きすぎず小さすぎず、手首にすっと馴染んでくれます。

特に18KYGという素材の持つ存在感があるため、36mmというサイズでも腕元での主張はしっかりとあります。

むしろこのサイズだからこそ、18KYGであっても品格のある、上品な雰囲気が生まれているともいえるんですよね。

文字盤の見え方についてもお伝えしたいと思います。

実際に手首に乗せて腕を動かしながらボイラーゲージダイヤルを眺めると、写真で見るよりもはるかに立体感と奥行きがあることに気づきます。

アプライドインデックスのボイラーゲージが、煌びやかに輝いてくれるんですよ。

これは本当に贅沢ですよね。

ステラダイヤルの艶感は光の当たり方によって表情を変え、屋内では落ち着いたアイボリーの色味が上品に見え、自然光の下では文字盤全体がふわりと輝くような感覚があります。

レイルウェイの細かな目盛りとブレゲ数字の組み合わせが、実際に手首の上で動いている状態で見ると、写真とはまったく異なるダイナミックな印象を与えてくれるんですよね。

アイボリーってこういった18Kゴールドのケースとかなり相性が良くてですね、物凄く上品に整えてくれるので、これは自分でも良くぞ仕入れた!と感心してしまいますよね。

そしてフルーテッドベゼルについてです。

18KYGのフルーテッドベゼルは、光を受けるたびにギザギザの刻みが煌めき、文字盤との間に独特のコントラストを生み出します。

ステンレスのフルーテッドベゼルとは煌めき方がまったく異なり、金ならではの温かみのある輝きがあります。

手首の上でさりげなく、しかし確実に存在感を放つという意味で、このベゼルの存在はこの個体の魅力を大きく高めている要素だといえます。

全体的な印象としては、「主張しすぎないのに、確実に目を引く」という一言に尽きます。

派手さとは異なる種類の存在感、これがRef.16018であり、ベルモントルで取り扱うのに相応しい腕時計の本質ではないでしょうか。

ではいつも通り、最後に、ベルモントルとしての視点をお話しして締めくくりとさせて頂きます。

 

ベルモントルの視点、なぜ今この一本なのか?

今回ご紹介したRef.16018は、ベルモントルが取り扱う腕時計の中でも、特に「出会いにくい一本」という位置づけにあります。

これもパテックのカラトラバステンレスモデル同様に、昔から仕入れたかったモデルなのですが、マネーパワーが足りずに何度も見逃してきました。

よって今回の仕入れが出来たのは本当に嬉しかったですよね。

18KYGのデイトジャストという時点ですでに市場での流通量は少ないのですが、そこにボイラーゲージダイヤルという希少な文字盤が加わることで、その出会いにくさはさらに高まります。

同じRef.16018であっても、バーインデックスやローマ数字の文字盤を持つ個体と比べると、ボイラーゲージダイヤルの個体は市場に出てくる機会が圧倒的に少ないです。

さらに状態の良い個体となると、探しても簡単には見つからないというのが実態です。

この個体を仕入れた2つ目の理由は、スペックの希少性だけではありません。

1986年という製造年、18KYGが持つ重厚な存在感、ボイラーゲージダイヤルが醸し出す計器的なオシャレさ、そしてプラスチック風防越しに見えるステラダイヤルの艶感。

これらすべてが一つの個体に凝縮されているとき、この腕時計はスペックを超えた「物語を持つ一本」になると感じています。

ロレックスのデイトジャストというと、今でも世界中で最も多く所有されている高級腕時計の一つです。

街中で同じモデルとすれ違うことも珍しくありません。

しかしこの個体に関しては、同じものを持っている方とすれ違う可能性はほぼないといえます。

18KYG無垢×ボイラーゲージダイヤル×1986年製という組み合わせは、世界中を探しても同じものが二つと存在しない、唯一無二の一本です。

ベルモントルでは、価格や希少性だけで腕時計をご案内することはしていません。

ただこの個体については、希少性と物語と佇まいのすべてが高い次元で揃っている一本だと感じています。

ロレックスのデイトジャストという誰もが知るブランドとモデルでありながら、誰も持っていないものを選びたいという方に、これ以上ない選択肢になるのではないでしょうか。

この腕時計に興味をお持ちの方は、是非、青山の店舗にてご覧ください。

実際に手に取っていただくと、今日の動画でお伝えしきれなかった魅力をさらに感じていただけると思っています。

本日は「1986年製 ロレックス デイトジャスト Ref.16018、金無垢×ボイラーゲージの魅力を語る」という内容で解説してまいりました。

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